ゴジラ・アースに転生したので色んな侵略者から地球を守ろうと思います   作:アメコミ限界オタク

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今回は深夜テンションで一気に書き上げたからご都合主義の塊と化してる件。


第十八話

 

 

 

プライマーとの戦争が始まってから要塞化がなされた難攻不落の都市。街自体がひとつの巨大な軍事施設と呼んでも差し支えないほどの堅牢さと武装を誇る。

 

そして駐屯兵はEDFの最高戦力であるストーム1~4のいずれかのチームが必ず駐留しており、ビークルも最新鋭のコンバットフレームエイレンⅣやプロテウスを最も多く保有する、質も数も世界有数の軍が24時間体制で警備している。

 

 

その街がロキの手により、攻撃から1時間も経たずに陥落した。

 

 

大都会の交差点に突如として開いた未知のエネルギーで構成されたゲート。そのゲートを通ってやってきたのは我々人間と全く変わらない姿をした知的生命体。つまり、プライマーよりも遥かに人間に近い存在だ。最も、彼らの残虐性は人間に似ても似つかなかったが。

 

「ハッハッハッハ!浅ましく愚かな地球の民よ!諸君の正当な王であるアスガルドの神であるこのロキの前に跪けるのは、諸君らの身に余る幸運だと知るがいい!」

 

黄金でできた鹿の角を模したヘルメットを被るロキと名乗る男。

彼の前には数万人のアスガルド兵と、街に駐留していたEDF兵士数千人、そして数十万の街の住民が膝を着き、頭を垂れている。

 

彼が率いるアスガルド軍は既に侵略した街を手中に納め、街にいたEDFの兵士は全員が殺されるか捕虜となった。

 

民間人の中にも果敢に抵抗する者がいたが、彼らを見せしめとして処刑してからはロキに歯向かうものはいなくなった。

こうしてロキは瞬く間にほとんど血を流すことなく、都市ひとつ分の領土と人質を手にしてみせた。

そしてロキは捕虜にした地球人たちの中から多少は有能な者を選別し、セプターの力で洗脳する。兵士はコンバットフレームのパイロット、そしてフェンサーを全員洗脳した。

 

EDFの歩兵隊が使う実弾銃は下調べ通りの威力だった。

アスガルドの技術で作られた防具で守られ、そして強靭な肉体には傷ひとつ与えることが出来なかった。だが何事も例外はある。

 

フェンサーとコンバットフレームが使う兵器はアスガルドの戦士にすら傷をつけ、何人かは致命傷を負い、あるいはそのまま命を落とし、ヴァルハラへと消えた。

故にロキは地球最強の兵士とその兵器を手駒に加えたのだ。

爆撃機対策のために街と人を盾にすることも忘れずにいる。

 

例の白いフェンサーも、山のようなケダモノも、もはやロキの敵ではない。

 

「さあ、来るがいい。小娘め」

 

ロキは不敵に笑う。その目はこちらへ向かい、真っ直ぐに飛んで来る白い閃光をしっかりと見据えている。

 

そしてロキは黄金の王座ごしに背中に控える男に語りかける。

 

「兄上、出番だぞ」

 

雷神は無言のままハンマーを回転させると、白い閃光へ向かって飛ぶ。そして彼の背中が空に消えてから数秒の間をおいて爆発と衝撃、そして稲妻が地上と上空に無数の闘争の華を咲かせる。

 

ストーム1と雷神が描く、闘いの華。どんな芸術品よりも美しい共演の華だ。

 

「ふん、小娘の割にはなかなか大したものだな」

 

 

宇宙に6個しか存在しないインフィニティー・ストーン。そのひとつであるスペース・ストーンを持つ雷神は、ストーンの力を抜きにしてもアスガルド最強の戦士であり、宇宙でも最強クラスの超人だ。そして、彼が持つハンマーもまたアスガルド最強。

決して砕けることも破壊されることもなく、持つ者に嵐と雷を意のままに操る力を与える宇宙最強の兵器(オメガ・ウエポン)のひとつ。

そのハンマーにロキの魔術で空間を司るスペース・ストーンを組み込んだそのハンマーは空間と稲妻を意のままに操る力を持つ。

 

「見た目は私たち人間と変わらない。でも生身で空を飛ぶなんて……!」

 

相手は身長2m強の大男。とはいえ、メカゴジラで戦うにはあまりにも小さすぎた。

腰部プロトン・ミサイルと肩部ミラージュ・レーザーを同時に発射するが、相手は生身で音速以上の速度で飛び回る人型のエイリアン。

 

誘導性能が高く、速度も速いミサイルは悉くがかわされ、稲妻で迎撃され、器用にミサイル同士を空中で衝突させられて回避される。

 

最も厄介なのは、ハンマーから繰り出される稲妻だ。

 

『ダメージ、想定の400%です』

 

メカゴジラの制御AIは被弾時に敵の攻撃の威力と被弾部の装甲の状態からダメージを計測、ダメージコントロールを行うことで被害を最小限に済ませる。

 

今回の場合、敵の稲妻攻撃を通常の落雷現象の威力を元にして計算してダメージコントロールを行う。

そして、敵のハンマーが繰り出す稲妻は通常の落雷の4倍の威力を持つ尋常でないエネルギー量を秘めていた。

 

「どんな威力なのよ!!」

 

避雷針システムが正常に稼働したにも関わらず、メカゴジラの装甲の一部が電気熱で溶解したが、それは大したダメージでないことが救いだ。

 

「そんな攻撃が―――私に通じるかああああ!!!」

 

『プロトンスクリームキャノン、出力400%』

 

『安全装置解除』

 

『発射』

 

お返しとばかりにスクリームキャノンを見舞う。

 

そして雷神はそのビームに対してハンマーを構えて制止。すると、何も無い空間に裂け目が生まれ、プロトンビームを飲みこんでかき消した。

 

「そんなっ……ちぃっ!!」

 

度肝を抜かれるストーム1だったが、彼女の危険予知能力が大音量で警笛を鳴らす。

瞬時の判断でメカゴジラのブースターと斥力装置をフルパワーで稼働させてコンマ一秒後には上空1000mの高さまで上昇する。

 

そしてそのコンマ2秒後、さっきまで彼女がいた場所をプロトンスクリームキャノンが直撃し、バンカーバスターを超える威力で地盤を抉る。

ほっとしたのも束の間、雷神がスペース・ストーンの力でワープ、メカゴジラの頭の上に出現。

 

渾身の雷撃を籠めたハンマーを全力で振り下ろす!!!

 

厚さ1メートルのメカゴジラの外壁装甲の一部が破壊され、コクピットが覗けるようになる。

 

「クソッ!落ちろ!」

 

300mの機械の獣が身をよじるが、雷神は壊れた装甲の破断面にしがみついて耐える。

 

パイロットに止めを刺すべく、ハンマーに稲妻を貯める。

 

緊急脱出(イジェクト)!!!」

 

ストーム1が叫んだ瞬間、メカゴジラの頭部装甲が吹き飛び、コクピットシートごとストーム1が射出される。パラシュートが開いたシートを乗り捨てると、ストーム1はスケルトンのブースターを起動する。

 

「かかってこい!ここからが本番だ!!」

 

一騎討ちに挑む彼女に対し、雷神は正面から挑む。ストーム1は雷神に向かって電刃刀を振り下ろす。

 

そのエネルギーの刃をまともに喰らえば、雷神の身体にも傷がつくだろう。しかし相手がそれをまともに喰らってくれる筈がなく、ハンマーで打ち消された。

お返しと言わんばかりに電撃が返ってくるが、ブーストで回避。その勢いのままブースターを吹かし、雷神に向かって突撃する。

 

「落ちろおぉぉぉぉぉ!!!」

 

電撃を至近距離からまともに食らう。が、ストーム1のスケルトンは以前のエルギヌス戦で電撃で破壊された際、電撃対策の改修が施されている。

1発だけなら、どんな電撃であろうと耐えられるプロフェッサー直々に設計された特別製だ。

 

ならばこれはどうだ!とばかりに雷神はハンマーを投げつける。

 

ストーム1は投げられたハンマーを受け止めると、逆にそのハンマーを豪快に投げ返す。

 

身動きの取れない雷神の腹にハンマーが直撃する。そして雷神はハンマーの力に抗えず、更に上空に吹っ飛ばされる。

 

その時、不思議なことが起こった。

 

彼女の手元に、何故かたった今、投げ返したばかりのハンマーがテレポートして戻ってきたのだ。

何が起こったのか、そもそもなぜ敵の武器が自分の手元に戻って来るのか。

そんなことはどうでもいいと、頭の隅っこに追いやる。

 

「よろしくね、ハンマーちゃん」

 

彼女がハンマーにそう言うと、ハンマーに刻まれたルーンが返事をするように光る。

 

その時、ストーム1はなぜかハンマーに秘められたスーパーパワー、そしてその力の使い方を完全に理解した。

 

「私の勝ちだ」

 

勝利を確信した彼女はハンマーの紐を持つと、手首のスナップで回転させる。

そしてタイミングを見極めてリリース&キャッチ。慣性の法則に従い加速する。

 

雷神は拳を固め、ストーム1を迎え撃つべくパンチの体勢を整える。ストーム1は彼に向けて一直線に飛ぶ。

 

「これで終わりだーーー!!」

 

そしてふたりの拳とハンマーが交錯する瞬間、ストーム1の姿が消える。そして次の瞬間には雷神の背後に出現する。

 

スペース・ストーンの力を使ったテレポートだ。

 

「終わりだ!!」

 

無防備な頭に全力でハンマーを振り下ろす。

 

ゴオオオオオオン!!!

 

まるで鐘のような豪快な音と共に衝撃が広がる。雷神は白目を向き、彼の意識は刈り取られる。スケルトンの本気に耐えられるとは、これまでの常識からでは考えられないほど頑丈な種族のようだ。

 

しかし、そんな種族であっても、このまま自由落下の状態から受け身すら取れずに地面に叩きつけられればどうなるか。別に死なないだろうが、無事では済まないだろう。

 

邪魔になるハンマーを捨てて、雷神を抱き締めるストーム1。自身の倍はあるだろう巨体に抱きついて絶対に離さないようにする。

ブースターを全力で吹かして落下速度を減速する。

 

「止まれええええ!!あ、ダメ!これ間に合わないかも!!!」

 

地面との距離が近くなる。まだ落下速度は速い。このままではストーム1はペシャンコに潰れる。

 

「止まれええええええええ!!!!!止まってえええええええ!!!」

 

ズドンッッ!!

 

砲弾のような落下音。

ストーム1の努力により、スケルトン着用者がギリギリ生き残れない程度の速さで二人は仲良く地面に叩きつけられる。

 

……そう、ギリギリ生き残れない速さでだ。

 

「んっ……?……あれ?生きてる?」

 

確実に死ぬと思っていたが、身構えていた痛みは無い。

反射的にぎゅっと閉じていた眼を開けると、そこには誇りを取り戻した雷神ソーがいた。

 

「全く、地球人の少女とは剛胆で勇敢なものだ」

 

本来の自分を取り戻したソー・オーディンソン。彼がストーム1を俗に言うお姫様抱っこで受け止めて、命を救ったのだ。

 

「おまけにムジョルニアにも選ばれるとはな」

 

いつの間にか彼女の側にぷかぷか浮いているハンマーちゃん。このハンマーちゃんの名前がムジョルニアのようだ。

 

「では勇敢なヴァルキリーよ、街を取り戻しに行こう」

 

今ここにアスガルドと人類の最強戦士のタッグが……「あっ、ちょっとこの場所まずいかも」

 

ストーム1がナレーションすら食い気味になる勢いで焦ったように口走る。

 

「どうした?」

 

彼女が上空を指差すと、それに釣られてソーも空を見上げる。

 

 

「メカゴジラが降って来てる」

 

 

 





ストーム1
人類最強の肉体と未来予知レベルの危険察知能力とムジョルニアに選ばれる高潔な心を持ち、スペース・ストーンの力をぶっつけ本番で使え、雷神様を相手にタイマンで勝利する偉業を成し遂げる人類最強系白髪碧眼巨乳美少女。
今回でソーにお姫様抱っこされてもときめかない鈍感属性が追加された模様。

EDF6のストーム1ならどれだけ盛ってもいいだろうと思って盛りまくった結果、ほぼメアリー・スーのチートヒロイン化した。


ソー
ムジョルニアで気絶する勢いでぶん殴られたお陰で洗脳が解けた。ストーム1をお姫様抱っこするシーンをゴジラやEDFの兵士に見られたら殺意の波動が押し寄せてくるところだったけど見られてなかったのでセーフ。
ストーム1は戦士として最上級の敬意を払うが、お互い男女の気はない模様。


ムジョルニア(スペースストーン付き)
ソーの愛用する嵐を操れるハンマー。
オーディンの魔法で高潔な魂の持ち主にしか持ち上げることができなくされてる。
ハンマー自体に人格が宿って自力で移動できる。そのため投てき武器にしてぶん投げても呼べば手元に戻ってくる。

このハンマーの力があればソーを抱えて緊急着地ぐらい余裕でできたけど、ソーがストーム1をお姫様抱っこするシーンがやりたかったので出番を削った。
ストーム1はムジョルニアとストーンのパワーを使いこなせる。


ロキ
マーベルコミックとその映画作品に登場する悪役。ソーの義理の弟でなにかと問題を起こすトラブルメーカー。

ベース251がある街を乗っ取るも、最高戦力であるソー、ムジョルニア、スペース・ストーンを同時に失う。
しかもそのことにまだ気づいてない。

まだ気づいていない。


ゴジラ
そろそろ主人公(笑)になりそう。
出番無い系転生チート主人公(笑)



スペース・ストーン
マーベルコミックとその映画作品に登場する宇宙の法則を司る6つの宝石インフィニティー・ストーンのひとつ。
スペース・ストーンは空間を司る力を持ち、距離の制限を無視したテレポートやワープ、強力なサイコキネシス、空間そのものを物理的にねじ曲げたりできる力がある。

他のインフィニティー・ストーンには力・現実・魂・精神・時間を思い通りに操れるストーンがある。

ストーンを全部揃えると指パッチンで宇宙から生命の半分を消し飛ばしたり、宇宙を原子レベルで破壊することも思い通りに作り直すこともできる神のパワーが手に入るよ、やったね!ストーム1!神の領域に片足突っこんでるよ!

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