ゴジラ・アースに転生したので色んな侵略者から地球を守ろうと思います   作:アメコミ限界オタク

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今回のオチ、人によって賛否両論激しいかも。


第二十話

 

「行けーっ!進めーーっっ!!」

 

「ふははははは!!怪物の頭もなかなか快適じゃないか!」

 

頭の上でマイエンジェル白い娘とあの雷神ソーがテンション爆上げで盛り上がってる。

 

まさかこの世界にあのアベンジャーズの雷神ソーがいるとはな……。このリハクの目を持ってしても(以下略。

 

チタウリがいる時点でもしかしたら……と思っていたが、しかし、この状況でソー以外のアベンジャーズメンバーはどこでなにをしてるんだろう。

 

俺が知らないし見てないだけで、プライマーや他のエイリアンとの戦場で戦っていたんだろうか。だとしたら1洋画ファンとしては相当勿体ないことをしたな。生のアベンジャーズアッセンブルを見逃したのは生涯ものの後悔になる。

 

まあいいさ。今は、とにかくロキを片付ける方が先だ。

 

「ロキィィィィィーー!!!」

 

GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!

 

ロキに向けた叫びは大気を震わせる咆哮に変換される。

 

肝心なロキといえばさっきまで街で一番高いビルの屋上にいたのに、今では影も形も見当たらない。どうせ逃げたんだろう。逃がしはしないが。

 

「ふん!ふっ!はあっ!!やった、できたっ!」

 

ところで、俺の頭の上でさっきから白い娘がなんかやってるんだけど、なにしてるんだろう。

そしてなんか一段落着いたっぽい。マジでなにしてたんだろう。

 

「なにをしていたんだ?」

 

ソーも気になってたのか、俺の代わりに聞いてくれた。助かる。

 

「この石の使い方を覚えてたの!もう使いこなせそうだから大丈夫!」

 

スペースストーンの使い方を独学で学んでいたようだ。映画のサノスはガントレットを使って即座に覚えていたが、この子の場合はインフィニティウルトロンのようにスーツに填めて使っている。使い方の感覚はガントレットとは違うんだろう。しかしストーンの知識もないのに、これほどの速さでストーンを使いこなせるとは……やはり天才か。

 

「それじゃ、私ちょっとアスガルドの兵隊さん捕まえてくるね!大丈夫!殺したりはしないからっ!」

 

じゃーね!とだけ言って、白い娘は瞬間移動で消えた。速い。

 

視線を頭の上から都市の方に変えれば、白い娘が洗脳されたアスガルド兵やEDF兵士を相手に大きな人並みの高速移動に加えて、ストーンの力をフルに使った瞬間移動や念力で無双ゲー並みの大立ち回りを繰り広げてるのが見える。

 

もうあの子ひとりで良いんじゃないか?

 

「もうあいつひとりで良いんじゃないか?」

 

考えることは同じなのか、ソーも俺と同じ事を言い出す始末。良くねえよ、まだラスボスのロキが控えてるよ。

 

「なら俺は、あの鉄の人形と戦艦を片付けるとしよう」

 

ソーがハンマーで指したのは、コンバットフレームとアスガルドの空飛ぶ軍艦だ。

雷を纏って飛んでいくソーを、コンバットフレームの粒子ビームと軍艦の機銃が迎え撃つ。

 

ひとりになった俺は、電磁場をレーダーの代わりに使ってロキを探す。

 

どこだロキ……………………見つけた!!

 

 

街から逃げていくEDFのトラック。その荷台に座るロキを発見した。アベンジャーズ1の冒頭でシールド本部を陥落させて脱出するシーンのやつだこれ!!

 

 

「逃がさん!貴様だけは絶対に逃がさんぞ!!」

 

 

ズシン!ズシン!!ズシン!!!

 

一歩一歩大地を揺らし、フォースターバルガを蹴飛ばし、無人のビルを体当たりで破壊し、俺はロキを追いかける。

 

洗脳されていても元々の人格は消えず、恐怖も感じるんだろう。

洗脳された兵士たちでさえ、接近する俺の姿を見ると一目散に逃げて道を作る。

俺はその道を走り抜けてロキが乗ったトラックを追いかける。

 

「おのれ、ケダモノめ!!これを受けてみろ!!」

 

トラックの荷台からロキがビームを乱射するが、全く効かない。杖に使われているマインドストーンの力は元々精神や心を操るためのもの。戦闘には向いていないんだろう。

 

「来るな、来るな!私を誰だと思ってる!!私はアスガルドの王!全能の神であるロキだぞ!!来るな、来るんじゃない!!全能の王が命じているのだ!!私のそばに近寄るなぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」

 

うるさいなぁ。

 

げし。

 

トラックを指先で軽く小突いて横転させると、運転手とロキが死にかけという有り様で這い出てくる。

 

その様子を見て、なんかデジャブを感じる。なんだっけこの感覚。

 

そうだ、子供の頃にデカイ石を引っくり返したら石の下にダンゴムシを見つけた時だ。あの感じと似てるんだ。

 

疑問が解けて良かった~、すっきりしたぜ。

 

「おい、貴様!このケダモノめ!!この私を下等な虫けらに似ているだと!?貴様は何様のつもりだ!!」

 

なんで俺の心分かるんだよお前は……ああそっか、セプターあるから考えてること読むくらい簡単か。

 

「じゃあ、これから俺がどうするかも分かるよね?」

 

「ひっ……やめっ、私を誰だとむぎゅっっ」

 

ドオオオオオン!!!

 

ビルよりもデカい尻尾を体重の重みだけで軽くロキに叩きつけてやる。普通なら死んでるが、一応相手は人外の超人種族だ。これくらいなら平気だろう。

 

尻尾を退かしてやれば、その下では虫のように、あるいはギャグマンガのようにアスファルトに埋まって気絶するロキがいる。

完全にオシャカになってるので、これくらいで良いだろう。

 

ロキをつまみ上げると握っていた杖が折れて、中身のインフィニティストーンが俺の手と融合した。

 

「え!?あれ?!ちょっとちょっと!!」

 

突然のことに手をぶんぶん振って石を取ろうとするが、完全に融合してるのかどうにもならず、俺の掌ではマインドストーンがオレンジ色に輝く。ストーンの光はやがて収まると、加熱した飴が溶け落ちるように俺の体に吸収されていき、完全に肉体と同化する。

 

 

「えええええ!!!」

 

困惑するが、ロキのこともある。

 

ロキを摘まんでその場を立ち去り、白い娘とソーの二人と合流してみれば、既にこちらの戦いも終わっていた。

 

白い娘はEDFとアスガルドの歩兵隊をひとり残らず捕縛し、ソーは軍艦とコンバットフレームの大半をスクラップに変えていた。

 

奇跡的強さによる手加減により、この二人に倒された兵隊からは死者はひとりも出ていない。

 

「ゴジラー!ロキを捕まえたのねー!」

 

「二人とも良くやってくれた、礼を言うぞ」

 

『おう、このくらい簡単よ!』

 

俺の口から出た返事はいつも通り、ゴジラ声帯を通して鳴き声に変換……されなかった。

信じがたいことに、なかなかのイケボがゴジラ声帯を通して空気を振動させた。

 

「え……今、誰が喋ったの……?」

 

「俺ではないぞ……誰の声だ?」

 

『………俺、喋れるようになったみたい』

 

「「喋ったああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」」

 

 

【速報】ゴジラ・アースに転生した俺氏。インフィニティストーンの力で人語を話せるようになる。

 

 





ゴジラ・アース
マインドストーンを同化吸収した結果、人語を話せるようになる。
本人は喋ってるつもりだが実際は口の動きや意志に応じて念を飛ばす念話みたいなもの。
他にも色々と新しい能力が開花してるが本人にまだ自覚はない。
白い娘=ストーム1であることをまだ知らない。
作者の中ではなにをしても許されるチートキャラ一号。

ストーム1
瞬間移動と念力で無双する。
シャベッタァァァァァァァァ!!!状態。
作者の中ではなにをしても許されるチートキャラ二号。

ソー
ハンマーを取り戻した結果、軍艦とコンバットフレーム相手に無双する。
同じくシャベッタァァァァァァァァ!!!状態。


ロキ
虫扱いされた挙げ句、尻尾叩きつけを食らって生きてるけど虫の息になる。
ギャグ補正があるから生きてた。
ギャグ補正が無ければ死んでた。
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