ゴジラ・アースに転生したので色んな侵略者から地球を守ろうと思います   作:アメコミ限界オタク

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すっごい今さらだけど短編タグ外して連載にした方がいいかな。
ビジョンズオブマリス、とある配信者の小隊にお邪魔したり最高に楽しんできたで。

特殊タグ初めて使ってみたけど失敗してもうたorz……。
多分自分じゃ気付くのに数週間かかってた思うので指摘してくれた方ありがとうございます。



第二十五話

 

 

 

ストームチームがアスガルド軍と合流して数分後、ストーム1という対侵略者用最終決戦兵器(人類の切り札)の怒涛の進撃は止まらず、ワールドシップの心臓へとバルガの鉄拳と怒れる雷神の鉄槌が下された。

 

『ワールドシップ……全機撃墜!やりました!』

 

『みんな良くやってくれた!我々の勝利だ!!』

 

無線の向こうでは指令部も興奮のまま叫ぶ。

それに釣られるように、ストーム隊もまた、勝鬨を挙げる。

 

「やったぞーーー!!!」

 

「人類は勝ったーーーー!!」

 

「俺たちの勝ちだーー!!!」

 

心臓を失ったワールドシップが勝鬨をかき消す轟音を立てながら崩壊し、骨や肉の装甲が船内に向けて……つまり、ストーム隊やアスガルド軍に向かって落ちていく。まるでティラニッドたちの最後の抵抗とでも言うように。

 

「ッッ! 転送します!」

 

誰よりも先に事態を把握したストーム1は瓦礫の下敷きになりかけたアスガルドの兵士や仲間たちを次々と地球へ向けて転送する。目的地の座標は当然、EDFの基地だ。

 

「危ないぞストーム1!! ぬんッッ!!」

 

転送作業に集中していた彼女は、自分に向けて落ちてくる山のように巨大な肉片の対処に遅れるが、ソーがすかさず電撃を放ち、肉片を消滅させる。

 

「ありがとうソー!次はあなたの番、あなたで最後よ!」

 

ストーム1はそう叫ぶと、ソーの返事を待たずに彼を転送する。

 

「次!ゴジラ!」

 

そこで彼女はようやく気付いた。

 

「あれ? ゴジラ……ゴジラ、どこ?」

 

ゴジラ・アース、不在。

 

 

 

 

 

ティラニッドとの戦いが終わってもう1月経つ。ワールドシップを破壊して宇宙に消えたゴジラは未だに戻ってこない。

 

「大将~、そんなに空ばっか見上げてもやつは戻ってきやしねえって」

 

大尉の部下がそう言うと、

 

「好きにさせておけ、ストーム1はゴジラを気に入っていたからな」

 

と大尉が返す。

 

市街地を不法占拠したプライマーのエイリアン部隊を片付けると、砲撃で平らになったビル街があった場所から私は空を見上げていた。

 

別に意識してやってる訳じゃない。ゴジラがいつ帰ってくるのか気になって、気付いたら無意識にやっているだけ。

 

パワードスケルトンに胸に埋まったスペースストーンの力で近縁宇宙の捜索を試みたけど、結局彼は見付からなかった。

 

ソーはその横でハンマーをジャグリングのように軽く放りながら私に問いかける。

 

「あの怪獣……名はゴジラだったか。やつは君のなんだ?」

 

「大事な人」

 

即答。当然だ。

 

「種を超えた愛、というやつか? 他の地球人が犬や猫を愛しているように君は怪獣のことも愛しているということか」

 

私はよくその辺の犬や猫を撫でているし、ソーも私が犬猫を撫で回しているのを見かけて声をかけることがある。

 

「…………。まあそんなところね」

 

実はちょっと違うんだけど、私はソーの言葉を肯定しておく。後ろの方で女性隊員たちがソーを見てキャーキャー言ってる。でも私にはソーのどこがそこまで素敵なのかわからない。

 

そして私を睨むな。ライバル視するな。

ソーは私のこと興味無いし私もソーには興味無いから。

 

 

 

 

 

宇宙空間をクルクルクルクルと、延々と回転しながら漂い続けてどれくらい経ったんだろう。

 

数日?数週間?数ヶ月?もっと長いかも。

 

ゴジラの視力でも太陽系が見えなくなるくらい遠くになると、時間の感覚がどんどん曖昧になっていく。

 

内臓無いから腹も減らないし、エネルギーを消耗した疲れもあって寝て起きてを繰り返してはいるが、一向に状況改善の策も兆しもない。

 

スペースストーン所有者となっている白い娘に迎えに来て貰えれば良いのだが、彼女は今どこにいるんだろ。

 

マインドストーンのテレパシーで彼女を呼べないか感応波的なものを飛ばしてはいるが、そもそも地球がどの方角にあるのかも分からないから迎えはかなり絶望的だろう。

 

とかなんとか言ってたら、ブラックホールに引き寄せられて落下していった。

 

『あ、これスペース………』

 

そこから先は語るも涙、聞くも涙な物語だ。

 

ブラックホールの中はゴジラアースの無敵ボディーがあってもなお地獄。

全身を砕かれ、圧縮され、スパゲッティー型に伸ばされ、ひび割れ、と中々にデンジャラスな空間だったが、それだけ痛い思いをした価値はあった。

 

体はダメージを受けては再生するサイクルを続けるうちに、やがてこの負荷を克服しつつある。圧縮されて再生する過程でブラックホールの中になんか棲んでた結晶型生物と超絶融合合体を遂げてホワイトホールから射出される頃には、新たなるゴジラアースへと超進化を遂げていた。

 

 

進化した知覚能力でホワイトホールから一番近い地球型惑星までの距離を測ってみれば、光の速さで10万年かかるほど遠い。

 

つまり、10万光年の距離だ。

人の一生どころか、数千年数万年は生きられる怪獣でも遠すぎる極大スケールの旅路だが、今の俺にはそんなの大したこと無い。

 

肩から背中上部にかけて生えている巨大なクリスタルが宇宙からエネルギーを吸収し、ブラックホールに匹敵する巨大な重力エネルギーを反転、斥力に変換して推進力にする。

 

宇宙に光る星の点が線に変わり、スターウォーズのハイパースペースジャンプのように加速する。

 

『わははははははは!!!速い!速いぞ!!わははははは!!!!』

 

今の俺は無敵だ!!!

 

そう、今の俺は…………

 

宇宙怪獣王ゴジラアース(スペースゴジラアース)だ!!

 

『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!』

 

 

ここはとある惑星、やがて世界の中心となる地下大墳墓の玉座。

 

突然、宇宙から降ってきた尋常ならざる力の波動は魔導国全域へと広がり、力ある者のみがその波動に戦慄いた。

 

「……この力、これは一体なんだ……?」

 

自室で寛いでいた魔導王は、不運にもその力をキャッチできる強者のひとりだった。

 

レベル100の力を持つ死の支配者でさえ、無いはずの心臓が暴れるように脈打ってると錯覚し、目眩すら覚えるほどの大災害のような力。

 

魔導王もまた、この世界では天災に匹敵する力を誇るが、たった今感じた力の持ち主と比べるのなら、台風と超新星爆発を比べてどちらも同じと言うようなものだ。

 

確かにどちらも同じ自然災害だが、その規模は文字通り天と地の差がある。

 

魔導王は重ねて不運なことに、己の力と他人の力を比較して正確に評価することができた、故に悟った。悟ってしまっていた。

 

 

(こいつと敵対したら……絶対に勝てない!!!)

 

 

恐怖のあまり鈴木悟の素の性格が出てしまうが、すぐさまモモンガ……アンデッドの特性により精神は沈静化。落ち着きを取り戻すが、もし彼に生身の肉体があったら肌は恐怖で粟立ち、滝のように冷や汗をかいていただろう。

 

もし彼が鈴木悟のままであれば、恐怖と絶望からすぐさま自害していたかも知れない。

 

この数分間で何度目かの精神沈静を経て、ようやく落ち着きを取り戻した彼は、直ちに階層守護者全員へ集合命令を掛ける。

 

 

 

 




スペースゴジラアース
スペースゴジラの力を身につけて超絶進化を遂げた怪獣王の強化形態。
(宇宙空間限定で)光の速さを超えた機動力と宇宙エネルギーを吸収して事実上無限の体力を手にしたもはや無敵のゴジラ。
とある地球型惑星に降臨する。
強化を繰り返して身長は500メートルに伸びるが、未だに成長中。
アニゴジのパンフレットだと数億年あればアニゴジ版ギドラと同じステージの進化が出来たらしいからまだまだ強くなる。

とある惑星
ある日、スペースゴジラアースが天から降臨した不憫な星。ギドラやティラニッドの襲来よりはマシ。ファンタジーな世界。

モモンガ/鈴木悟
世界観変わりすぎじゃね?と思って悩んだけど、ゴジラVSナザリックはずっとやってみたかった話なのでどうせならやろうと思ってやってみた。

スペースゴジラアースの降臨を予感してビビりまくる。
ゴジラアース被害者の会に入るか今後の展開による。
最強、チートと名高いことで有名な侵略者軍団だし、ちょっとスペゴジと試合って欲しかった。

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