まほプリ結晶狩人:長番外編 閃乱忍忍忍者大戦ネプテューヌ-少女達と結晶の狩人の響艶-   作:ドッカン

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十九ノ巻

拠点へ向かうと、ブランがオレの部屋になる客室へ案内してくれた。久しぶりに布団で寝たぜ.......そして翌日

 

ブラン「スチーム・レギオンの動きはどう?本拠地は分かったの?」

 

いきなり城での話し合いが始まった。少し眠い.........

 

イストワール「本拠地はあの空中戦艦自体です。そして、おそらくステルス、隠れる機能があります。それ以外にあの大きさを見失う訳がありません」

 

ハイパージャマーとかミラージュコロイドを使ってるのか〜いや、厳密には違うだろうけども

 

イストワール「また、新たな動きとしては『忍スタグラム』という、SNSコミュニティを作り、宣伝している模様です」

 

忍スタグラム?インスタグラムなら知ってるが........

 

飛鳥「に、忍スタグラム?って何ですか?とってつけたような『忍』。それなのに気になってしまう.......悔しい」

 

一馬「オレの世界でも、インスタグラムってのがありましてね......まぁやってないから詳しくないけど」

 

イストワール「会員制で、スチーム・レギオンに加わった者だけが見られる情報もあるようですが、詳細は分かりません。そして加わる忍者はいるようです」

 

一馬「そいつら馬鹿だろ」

 

ノワール「どっかで聞いた手口ね........餌で釣って人を集めコミュニティを作る、後から追加でお金を取って儲けるやり方でしょ」

 

そんなのだったら直ぐにそのコミュニティ抜けるわ、脅しがあっても真っ向からぶつかってやるさ

 

イストワール「事実、スチーム・レギオンに人が集まってます。基本的に忍者は各国が抱えていますが、流派を抜けてしまえば鞍替えは可能です」

 

一馬「アホらし、プライドが無いのかそいつらは......」

 

雅緋「確かに、くだらんな。その程度で抜ける奴らなど、何百集まろうと相手にならん」

 

ベール「あある姫が拐われたのは関係あるのでしょうか?基本的には集まってくるのを待つスタイルで、無理やり連れて行かれたのは初めてですね」

 

一馬「あのクソ野郎の独断じゃないかな?」

 

焔「いや、そうとも言い切れん。スチーム・レギオンは人を集めてるんだろう?伝説の巫女の血を引くあある姫が加わればさらに集まる。どうだ?」

 

雅緋「伝説の巫女、か。話には聞くが、私からすればだからどうしたという話だ。もし、あある姫が向こうに付いたら焔は移るのか?」

 

焔「それはない。自国ならともかく、よく知らない他国の姫のために国や仲間を裏切れん。姫って特別な力があるんだろ?そっちならどうだ」

 

一馬「え、あある姫って特殊能力があるんですか?」

 

ユウキ「うん、仮想幻影(ビジョン)って言って、姫の周囲の景色を別の場所に映すってだけで、それに身体に負担があって、長くは使えないんだ」

 

一馬「へぇ〜」

 

ビジョンって名前からして未来予知かと思ったが、違った.......要は体力を消耗するテレビ電話か......

 

ベール「スチーム・レギオンは『超忍者大戦』の宣戦布告の時に科学力で似たような事をしていましたし、特別必要としているとは思えませんが.......」

 

オレがここへ来る前にそんな事があったのか.......

 

イストワール「もし力が目当てだとしたら、伝説の巫女の血筋たるゆえん、もう一つの力かもしれません」

 

ユウキ「姫のもう一つの力.......あー、昔いた悪鬼を退けたって力のことかな。姫のそんな力、私も見たことないけど」

 

ネプテューヌ「ユウキちゃんも見たことない秘密の力!?きっと、怒りと共にスーパーあある姫に」

 

一馬「そんな超サイヤ人な力は無いだろ」

 

ネプテューヌ「超サイヤ人?よく分からないけど.......あ、じゃあアルティメットな魔法が使えたりするとか?」

 

魔法......アイツら元気かなぁ

 

イストワール「残念ながら、力の詳細は分かりません。伝わっているのは、ユウキさんの言った悪鬼にまつわる伝承のみです。かつて、この幻影夢忍界は、強大な悪鬼の脅威に晒されました。シェアは枯れ、忍者は力尽き、あらゆる国が滅亡するところでしたが、それを倒したのが『魂波源流斎(こんぱげんりゅうさい)』と『伝説の巫女』です」

 

ノワール「魂波源流斎って、魂波流の始祖の名前よね」

 

イストワール「はい。波戸ノ国と武威ノ国には深い関係があり、その時から二国は同盟国なのです」

 

そんなに昔から同盟なのか........

 

ネプテューヌ「えっ、てことはわたし達も伝説の忍者じゃん!伊達に女神を名乗ってなかったんだね」

 

ブラン「わたし達は別に子孫とは限らないわ、流派を受け継いでるだけで、あある姫は正統な血筋よ」

 

イストワール「悪鬼を退けるほどの力を持っていたのは確か、その力が何だったのか、受け継がれているのか。そちらも調べてみましょう」

 

飛鳥「でも、姫を拐っていたのは妖壺太夫だったよね。スチーム・レギオンと手を組んだって言ってたけど.......」

 

ブラン「互いに利用し合ってるとも言ってたわ」

 

ユウキ「元々妖壺太夫は姫に惚れてて、何度も狙ってたから、目的が一致したんだろうね」

 

確かにハネムーンとかほざいてたからな.......アイツは許せねぇぜ!

 

一馬「ますます許せねぇ......」

 

雪泉「えぇ、なんと卑劣な.......好きだからと言って拐うなど許せません。私なら相手のことを探り、趣味、思考、欠点まで調べ好きになってもらうよう努力します。それが愛です」

 

一馬「雪泉さん、それ完全にストーカーです」

 

雪泉「そうなのですか?」

 

一馬「えぇ、完璧に」

 

雪泉「そんな......」

 

ネプテューヌ「えーと、結局さ、次ってわたし達何すれば良いの?いーすんの調べ物を待つだけなら、人数も増えたし、だらだら話さない?」

 

お気楽だな......

 

ブラン「次どうするかをみんなで考えてるのよ。今情報を整理せずにいつするの」

 

すると警報みたいな音が鳴りだした

 

一馬「警報!?」

 

飛鳥「何この音?.......あ、みんな外!スチーム・レギオンの船です!」

 

オレ達は外を見た、上空を見ると、スチーム・レギオンの船が浮いていた。まともに見るのは初めてだが、かなりデカいな

 

ユウキ「へぇ、あれが......随分大きいんだね。少し前には何もなかったのに、急に現れるんだ」

 

ノワール「遠くてよく分からないけど、前に見た時と様子が違うわね.........なんか光ってるわよ」

 

本当だー光ってる

 

すると巨大な映像が現れ、その映像にはヨウ=ゲイマとテツコが映っていた

 

ヨウ=ゲイマ「ごきげんよう!波戸ノ国の大名イストワール、と言ったかな。及び同盟国のNINJA連合の諸君とアンノウン。そこからでも見えるだろう?ミー達のマザーシップ、スチーム・ノヴァだ」

 

テツコ「説明は私がします。今、このスチーム・ノヴァの砲塔、ノヴァジェネシスにエネルギーを充填中です。狙いは、波戸ノ国を中心とした幻影夢忍界全土。充填が終わり次第発射します」

 

よくベラベラと喋る.......挑発か?

 

ヨウ=ゲイマ「黙って撃っても良かったが、砕頭流が奇襲だけと思われるのは、アウトオブマインド!NINJA連合諸君とアンノウンにも起死回生のチャンスを与えよう」

 

テツコ「さぁ、最後の戦いを始めましょう」

 

そして映像が消えた

 

イストワール「あれはおそらく罠でしょう。あえて通告してきた以上、間違いなく待ち伏せしているはずです。ですが、あそこにあんなものを残しておくわけにはいきません。なんとしても総力を結集して止めなくては。幻影夢忍界全土.......波戸ノ国が撃たれる前に!」

 

ユウキ「私は行くよ!姫があそこにいるかもしれない!」

 

ベール「姫がいるかは半々と言ったところかしら。ですが、待っているだけでは姫は取り返せませんし、半分の可能性に賭けるべきだと思いますわ」

 

ブラン「そうね、行きましょう。この状況も考え方を変えればチャンスよ」

 

ノワール「ええ、敵の本拠地を探す手間が省けたじゃない!これでこっちから攻められるし、後悔させてあげましょう」

 

雅緋「波戸ノ国の大名様は甘いな。忍にはタダ命じればいい」

 

焔「そういうな、逃げるなんて言わないだけましだ。忍なら売られたケンカは買う、いつでも相手になってやる」

 

雪泉「忍なら正々堂々と来るべきです。人質を取って脅すような行為に正義はありません」

 

飛鳥「ここで逃げるようなのは忍じゃない。私もみんなと同じ気持ち!」

 

一馬「オレは忍じゃないが、向こうから挑発してきたのなら.........へっ、その挑発、乗ってやるぜ!」

 

ネプテューヌ「それじゃいーすん、そういうことだからちょっと行って来るね!今度こそミッション達成してくるから、待っててねー!」

 

イストワール「みなさんありがとうございます。スチーム・ノヴァは北『ニンガジャ森林』の上あたりと思われます。ご武運を」

 

ネプテューヌ「そっち行くよりさ、空から行かない?ねぇ一馬、空飛べる物出せる?」

 

一馬「あぁ、ジェットスライガーにダンデライナー、コアスプレンダー他にも色々ある.........と言いたいが、空から行っても迎撃されるがオチかもな」

 

焔「おぉ、どれも聞いたことがない物ばかりだ。だが襲撃されるのなら危険だな.......」

 

ネプテューヌ「そっか.......じゃあいーすんの言う通り、ニンガジャ森林に行くしか無いね!」

 

一馬「だな、だが、あの装填スピードから察するに........かなりの時間があると見た、だからゆっくり準備しようぜ。まぁゆっくりしすぎなのもアレだが」

 

ブラン「そうね、準備しないとこちらがやられるってこともあるし」

 

ベール「それでは、拠点で準備ですわね」

 

オレ達は拠点へ戻って準備をした........オレの場合はロングソードを装備するだけだけどな。後は丸薬の確認、服装の確認だけ......よし、さーて外へ.....ん?あそこに雪泉さんと雅緋さんとユウキさんがいるな。何か話してるな。少しこっそり聞いてみるか

 

雪泉「素敵ですね。どなたが相手であれ、好きと思えるのは素晴らしい事です」

 

雅緋「それはそうだが........姫と忍では身分が違いすぎないか?」

 

雪泉「ふふふ。身分を越えての好意.....とても素晴らしいと思いますよ」

 

身分を.......そういや、オレ(オタク寄り一般中学生)ってあきこ(金持ちのお嬢様)と付き合ってるんだっけか。それにことは(マザー・ラパーパの力を受け継ぎし者、つまり女神)とも......

 

ユウキ「心配しなくても私達は、姫を助けたら一緒にデートする予定。それぐらい仲良しなんだ」

 

お、女同士で出かけるのってデートって言うのか?男同士は少し.......知っているけど

 

雅緋「デート........姫と忍が.......」

 

雪泉「その実現のためにも、私達も全力で戦わねばなりませんね」

 

ユウキ「雅緋は照れてるんだね。周りのことなんて気にすることはない、大事なのは自分の気持ちだ!」

 

雅緋「まぁ、戦う理由は人それぞれか.......そう言えば聞きたい事がある。ユウキ、もし、もしだ、あある姫に好きな男の人が出来たらどうする?」

 

ユウキ「もし出来たら?そうだなぁ........普通にお祝いするよ。妖壺太夫みたいな奴だったら許せないけどね」

 

雅緋「そうか......そこにいるのは分かってるぞ一馬」

 

一馬「ヴェイッ!?」

 

バレテーラ、まぁ忍者だから朝飯前か。オレは三人の前に出た

 

ユウキ「盗み聞きは良く無いぞーこのこの♪」

 

ユウキさんが頬を突っついて来た

 

一馬「あははは.......」

 

雅緋「そうだ一馬。お前が戦う理由は何だ?」

 

いきなりだなぁ〜

 

一馬「戦う理由ですか?そうですね..........人々の笑顔を守る為、ですかね」

 

世界の平和.......は規模がデカすぎるからな

 

雪泉「人々の笑顔を守る為........素晴らしいですわ」

 

雅緋「あぁ、だがちょっと子供っぽい理由だがな」

 

一馬「子供なので」

 

でも今はこれがオレの戦う理由だ。そしてオレ達はネプテューヌと合流していざ!ニンガジャ森林へ!

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