すごろく場から戻ったら、ゲームクリアされてた 作:フライングトースター
どうにか更新したい!と思いながら、はや2月末・・・
遅筆で誠に申し訳ない。
アンケート機能使ってみました。よければ押してみてくださいね
~雨の祠~
「そなたがエニクスという若者じゃな。
竜王を倒すため、旅に出たという話はわしも聞いておる。
だがのぅ、竜王はとてつもない魔物じゃ。みすみす死地へとそなたを行かせることは出来ぬ。
そこで、じゃ。かの存在に挑む前に、わしから試練を課そう。
アレフガルドのどこかに〝ぎんのたてごと″という遺物があると聞く。
それを持ち帰ったとき、そなたを勇者と認めよう―――
なんじゃと?既に持っておる?
ほほう、これが〝ぎんのたてごと″―――なるほどのう、そなたにはどうやら資格があるようじゃ。
エニクスよ、わしは長い間待っておった。
そなたのような若者が現れることを・・・!
このまま竜王を放置し世界が闇に覆われれば、いずれ人々の心は荒んでしまうであろう。
それだけはくい止めねばならん。
そなたにこの〝あまぐものつえ″を託す。これを持って、雨と太陽が合わさる場所へ行くのじゃ。」
~精霊の祠~
(さて、エニクスの旅は進んでいるでしょうか・・・き、気になりますね。また覗いてみましょう)
(・・・ラダトームの町ですね・・・まさか)
「あら貴方、この前のステキな人ね。私、今日も着いていっちゃおうかしら!」
<●> <●> ジー
「おはよう ございます。
ゆうべは おたのしみでしたね。」
(全く、なんてことでしょう!純朴な若者だと思っていたのに、いつの間にか・・・あ、あんなプレイまで―――は、破廉恥な!)
(し、しかし。見るところ旅は順調な様子。太陽と雨を集め終え、まもなく私の所に来るでしょう。少しばかりの息抜きは認めましょう)
(全ては精霊の導きのままに―――)
わたくしはローラ。ラダトームの姫です。
このアレフガルドの地は長い間平穏の時を歩んでいました。
しかし、ある時。闇より現れし〝竜王″と名乗るものがその平穏な時を壊したのです。
竜王はラダトームの城を襲い、〝ひかりのたま″とわたくしを奪い魔の島へと降り立ちました。
あの者は〝ひかりのたま″の魔力でかつてそこにあったという魔王城を築き、そこを根城としました。
竜王曰く〝ひかりのたま″は元々彼の血族の持ち物だった、とのこと。
そのことをとある存在に教えられ、奪いに現れた。
彼の主張は理解できます。しかし、そのやり方は到底許されるものではありません。
彼はわたくしを竜王の子孫の誰かしらにあてがい、妃にするつもりのようでした。
当然わたくしは反発しました。妃などならぬ、強いる気ならば舌を噛んで死ぬ、と。
結果、どことも知れぬ洞くつに幽閉され、強大なるドラゴンを見張りに付けられました。
頭を冷やせ、という事なのでしょう。
数日おきに、〝まおうのつかい″はわたくしの返事を聞きに来ました。
わたくしの答えは常に「否」です。
保存食と水を置いて去っていく恐ろしき姿に、早く助けが来るのを願わずにはいられませんでした。
お父様お兄様・・・またはまだ見ぬ勇者様。早くわたくしを助けてください―――
そしてあの日。
わたくしは『彼』と出会ったのです。
『彼』は凄まじい技をもって竜王配下のドラゴンを倒し(ついでに扉を巻き込んで壊し)、わたくしを救いに現れました。
説教?おほほ、何のことでしょう。可憐で心優しいわたくしがそんなことをするわけないじゃありませんか。
―――コホン。
『彼』はロトの絵巻に出てくるような顔をした青年でした。
人のような、そうでないような。
勇者のような、そうでないような。
善のような、悪のような。
そんな、つかみどころがない人物でした。
ともかく、わたくしを助けに来たというのは真実なようでした。
『彼』を勇者様、と呼ぶのは少し抵抗がありましたけれど。
しかし、本人はそう呼ばれると嫌そうなので、遠慮なく勇者様と呼んであげることにしました。
お姫様抱っこを要求すると嫌がり、勇者様呼びをすると嫌がり。
わたくしはそんな『彼』が嫌いではありませんでした。
彼の言動からは、勇者ロトに対する嫌悪。ラダトーム王家に対する嫌悪。そのどちらも感じられましたけれど。*1
では、何故わたくしを助けに現れたのでしょう?
勇者でもなく、王家に対する忠実さもない『彼』は、一体何者なんでしょうね?
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