ユカの日常   作:ikkun

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ハイスペックが宿題を解くと

sideユカ

私は森で事務作業をしていたのですが・・・

 

社長「すまない、ユカくんはいるかい?」

 

何故か取引先の社長がやってきた・・・

 

ユカ「今日はどういうご用件で?」

 

社長「君と友達でこれをやってもらいたいんだ。」

 

これって夏休みの宿題・・・?

 

社長「実は父と子で絆を深めるために海外旅行に行くことになってね。それだけ幅広い事業を展開している妖精王の森ならば宿題の代行サービスもしてくれると思ってね。」

 

ユカ「社会問題になってるサービスはやってませんようちは。」

 

社長「頼むよ・・・褒美は出資だけでなくて息子を婚約者にするのはどうだろうか?」

 

イヤですよ!私の婚約者はヨ―メイちゃんです!!でも取引先の人だし・・・

 

ユカ「・・・わかりました。」

 

side綾華

ユカ「というわけで私たちで宿題をすることになりました。」

 

タツコ「なんで私たち指名されたの!?」

 

綾華「多分私たちがもう宿題終わっていることをどこからか知ったんでしょうね・・・」

 

フォレス「個人情報把握とか怖すぎでしょ!」

 

ユカ「あの人せこい取引しか持ち込んでこないしセクハラするし息子をやけに婚約者に押してくるしもう最悪なの!」

 

それは気の毒に・・・しょうがないですね。

 

綾華「なら私たちが本気でやりましょう。」

 

フォレス「え!?」

 

タツコ「それって相手の思うつぼなんじゃ・・・」

 

綾華「私たちが本気で小学校の宿題をやる・・・面白そうじゃないですか。」

 

ユカ「綾華・・・うん!私たちの本気を見せちゃおう!」

 

まずは算数の宿題ですか・・・

 

タツコ「懐かしい・・・文章問題だよ!」

 

160円の物差しと130円のノートを500円で買ったときのおつりは・・・普通に考えて式は500ー(160+140)=だけど・・・

 

綾華「それじゃ小学校の学習指導要領でしかありませんし・・・」

 

フォレス「ここは高校生の本気で2次方程式で解くわよ、より論理的になるわ。」

 

タツコ「つ、使う余地ある!?」

 

ユカ「無理やり生み出すの、それもまた学問の意義ですしね。ここの問題には微積分を使いましょう。」

 

タツコ「世界一遠回りな計算ね・・・」

 

大人は遠回りする生き物ですから大丈夫ですよ。

 

ユカ「そしてここの問題には有限単純群の分類定理を証明しつつ解きましょう。」

 

タツコ「NH〇の番組で見たけどそれって15000ぺージ定理の証明にかかるんじゃないっけ・・・」

 

だったらコピー用紙を張り付けましょう。

 

sideタツコ

瞬く間に算数のドリルが広辞苑並みの分厚さになっちゃった・・・

 

ユカ「つぎは国語だけど・・・」

 

フォレス「どうやって本気で解く?」

 

そうだ!

 

タツコ「日本人の心・・・筆で解いちゃおう!」

 

綾華「ナイスアイデア!私とタツコで分担して解きましょう!」

 

ユカ「あとは文体は草書体で書いて教養アピールをしておきましょう!」

 

どんどんアイデアが湧いてくる!

 

タツコ「社会は・・・右ページで右翼よりの思想を、左のページは左翼よりにするのはどうかな?」

 

ユカ「そうすることで解くだけでなく社会に一石投じられるわね・・・天才ね!」

 

フォレス「丸付けするときいろんな国歌が流れるわね・・・」

 

あとは読書感想文と自由研究か・・・

 

綾華「読書感想文は・・・時代劇でもやってる源氏物語にしてみますか。できる限り恋愛模様にかんする感想を入れましょう。」

 

同性愛や代わりに育てることで他の恋人に似た面影を思い浮かべる源氏・・・まさに恋愛の多様性を感想にできて大人な感想文になりそうだよね!

 

ユカ「自由研究は・・・リーマン予想の解決のための歴史と現状の証明とかどうかな。」

 

綾華「数学の未解決問題に真摯に取り組む・・・最高の研究ですね。」

 

フォレス「出せば小学校飛び級ね!」

 

タツコ「退学させられそう・・・」

 

そうして私たちはどんどんと宿題を解いていった・・・

 

sideユカ

社長「ユカさん。宿題を取りに来ましたよ。」

 

まさか9月1日の朝にくるとは・・・

 

社長「ギリギリまで時間はあったんですからできましたよね?」

 

綾華「えぇ、自由研究は苦戦しましたけどおかげで最高の研究になりました。」

 

社長「ありがとうございます!それでは学校に持って行きますね!」

 

ー小学校ー

 

先生「宿題を回収します!」

 

息子「ふふふ・・・きっと余裕で解けてるはず・・・」

 

先生「国語の宿題・・・全然読めない!!」

 

息子「えぇ!?」

 

先生「数学の宿題も分厚いし社会は思想が強くて怖い!!読書感想文は妙に生生しいしどういう教育されてるの!?」

 

息子「なんなのこれ~!!」

 

ーしばらくしてー

 

社長「なにしたんですか一体!?」

 

ユカ「私たちは本気でやっただけですよ。」

 

社長「ぐぅぅ・・・」

 

先生「あの・・・」

 

社長「!?な、なんでしょうか・・・」

 

先生「実は自由研究が凄い完成度でしてね・・・これはお子さんが自分で?」

 

社長「あ、あ~そうなんですよ。」

 

先生「なるほど・・・だとしたらこれは推薦しないと!」

 

社長「え!?」

 

先生「数学の未解決問題をここまでまとめているとは!すぐに数学者たちを集めて発表しなくては・・・」

 

社長「も、もうやめてくれ~!!」

 

社長はしばらく寝込むことになった・・・

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