side綾華
ユカさんから呼び出しを受けて私たちは妖精王の森に向かいました。
ユカ「実は森の中に不審者がいるんだよね・・・」
フォレス「でも森の中にいるってことは悪人じゃないってことだよね。」
ユカ「そうなんだけど・・・」
男性「あーあぁ~!!」
ターザンみたいな格好した男の人が蔓を使って木へと飛び移っていた・・・
ユカ「怪しいでしょ?」
タツコ「確実にヤバい奴じゃん。」
綾華「うるさいですね・・・」
ぼたん「馬鹿っぽそう・・・」
男性「待てい君たち!とう!」
男は降りようとしたけど・・・
男性「降りれない・・・」
じゃあそんなことしないでください。
ユカ「あの、貴方突然この森に住みはずめましたけど誰なんですか?」
拓「あぁ、君が妖精王の娘さんか!俺の名前は拓(たく)!ジャングルで暮らす野生的な男ターザンに憧れてここで過ごしていたんだ!」
綾華「じゃあずっとこの森にいたってことですか?」
ユカ「先週くらいに現れましたよね。」
一週間前!?
ぼたん「最近じゃないですか!」
拓「実は俺は最近までサラリーマンをしてたんだ。大都会、コンクリートジャングルでね!」
フォレス「なんかうまいこと言い始めた・・・」
タツコ「聞いてないのに・・・」
拓「俺のサラリーマン人生は順調だった・・・しかしそんなありきたりな人生が嫌になってスーツを脱ぎ捨て本物のジャングルにやってきたんだよ!」
ここ結構都市化してるところもあるからジャングルっては言えませんよ!?
ユカ「最近ではアフリカの原住民にも電話を持ってるところもあるしサラリーマンがいきなりアフリカとか行ったら普通に死ぬから賢明とはいえるけど・・・」
意外と慎重派だった・・・
拓「そうしてここで見つけたんだ・・・本物の自由を・・・あぁあ~!」
うるさい・・・
ユカ「でもちゃんとお父さんか私に許可取ってくださいね。」
拓「それはすみませんでした・・・」
タツコ「意外と素直だった・・・」
拓「お詫びにウチに招かせてくれ。木を使って家を作ったから。」
こうして私たちは拓さんの家に行くことになりました・・・
sideユカ
拓「ここで採れた木の実と・・・あたりめとたこわさをどうぞ!」
明らかに森のお店で買いましたね・・・
フォレス「これ本当にターザンの生活なの!?」
拓「妖精王の森が便利すぎてついつい買っちゃうんだ!ここにビールを流し込めば・・・あぁあ~!」
飲み始めた・・・
ユカ「取りあえずちゃんと申請はしといてくださいね。森には麻薬狙いの盗賊も偶に出ますからいざというときに知らないと守れません。」
拓「わるかった・・・ここを追い出されたらまたサラリーマンになるしそれを考えたら・・・あ・・・あぁぁああああ!!!」
タツコ「なんか別の悲鳴になってる!!」
綾華「まじで嫌気がさしてるんですね・・・」
拓「戻りたくなーい!!」
わかりましたから・・・
ぼたん「でも拓さん、このままじゃ真に野生児になれたとは言えないんじゃないですか?」
確かにシディさんと比べたらね・・・
拓「うーん確かに・・・君たち一週間後また来てくれないか?その時には真の野生児になると約束しよう!」
ぼたん「偉いです!!」
ユカ「応援してますよ。」
拓「あぁあ~!」
フォレス「ビール飲みながらだけど信じていいの・・・?」
sideフォレス
一週間後・・・
拓「私は気付いてしまった・・・どう考えてもサラリーマンの方が向いている!」
やっぱり諦めた!
拓「というわけで早速妖精王の森の企業の面接を受けて内定を取って新しい名刺を作ったぞ!」
ユカ「この人意外と営業や経理もできて優秀なんですよね・・・」
そうなんだ・・・
ぼたん「でもそう決めたなら私たちは応援します!」
綾華「妖精王の元でならきっと生かせますよ。」
拓「ありがとう!」
タツコ「じゃあ新しい仕事に向かって決意の雄たけびをどうぞ!」
拓「うおおお・・・あぁぁー・・・」
やっぱり嫌なんじゃん・・・