ユカの日常   作:ikkun

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三枚の葉っぱ

side綾華

今日は山登りに来ていたのですが私たちは山小屋に泊ることになりました・・・

 

ユカ「いや~今日は疲れましたね!」

 

タツコ「楽しかったよね!キノコ狩り!」

 

フォレス「やっぱり山といえば山菜やキノコよね!」

 

綾華「そうですね・・・」

 

ユカ「松茸やエノキ、ゲッコウダケ、しめじも取れたし大満足の成果ですね!」

 

タツコ「運動にももっとこいだよ!」

 

フォレス「今度はカゲチヨ先輩たちやミキさんにキモ4も誘って行こう!」

 

綾華「どうでしょうか・・・」

 

ユカ「綾華さっきから機嫌悪くないですか?」

 

タツコ「しんどいの?薬飲む?」

 

フォレス「もしかして私たちがガンガンと山奥に入っていたせいで夜中まで遭難するは途中で変なキノコ食べて幻覚が見えて透明人間の亜種の獣に突っ込むはで民家が無ければどうなってたかわからないから機嫌が悪いの?」

 

そうですよ!家主のお婆さんが優しくなかったらどうなっていたことやら・・・

 

綾華「大体フォレスとユカが山のことバッチリっていって奥に入って行くから・・・」

 

ユカ「いや~途中まで道は覚えてたんだけど幻覚のせいでね・・・きのこはフォレスが選んだんだし・・・」

 

フォレス「ごめん・・・あのキノコの知識はうろ覚えだったから食べれると思って・・・」

 

まったくもう・・・

 

タツコ「私からしたら綾華が幻覚に罹った瞬間いきなり好戦的になって叫び声を上げながら透明人間の獣に突っ込んで行ったことに戦慄したけどね~」

 

ユカ「獣メチャクチャ怯えてましたね・・・」

 

フォレス「余裕で勝つからすごいよね。」

 

う、うるさいですね!

 

お婆さん「ふぇふぇふぇ、家には連絡しておいたから今日はここに泊って行きなさい。」

 

綾華「本当にありがとうございます!」

 

本当にこの人は救世主様ですよ!

 

綾華「親切な人で本当に良かったですね・・・」

 

しゃりしゃり・・・

 

タツコ「なんか変な音がするけど・・・金属がこすれる音みたいなのが・・・」

 

ユカ「これは包丁を研いでる音ですね。」

 

フォレス「私たちの取ってきたキノコを料理してくれるとか?」

 

あれ幻覚見る奴も混じってるから取り除かないと・・・

 

タツコ「それにしてもキノコ料理にあんな念入りの包丁研ぐ必要あるかな?」

 

綾華「そういえばお兄様から三枚のお札という話を聞いたのですがある小僧が山で迷子になるですけど夜になってお婆さんに止めてもらうんです。」

 

フォレス「今の私たちと一緒ね。」

 

綾華「そう、だけどそのお婆さんは怖い山姥で夜中に包丁を研ぐ音が聞こえてくるんです・・・その後小僧は三枚のお札を使って逃げるって話で・・・」

 

あれ?皆がいない・・・

 

sideユカ

 

ユカ「綾華!遅いですよ!」

 

綾華「置いてかないでくださいよ!っていうか今の話聞いて怯えすぎじゃないですか!?」

 

何言ってるの!

 

タツコ「こんな山奥に山小屋がある時点で疑うべきだったんだよ・・・」

 

フォレス「あのおばあさんは山姥だよ!」

 

綾華「似てる話があるってだけですよ・・・」

 

お婆さん「あれ~?どこいったの?」

 

お婆さん・・・いや山姥の声が・・・

 

ユカ「すごい親切そうな声ですね・・・」

 

タツコ「本当に山姥じゃない・・・?」

 

 

綾華「ほら心配されてますから早く・・・」

 

お婆さん「どこ?おーい・・・どこに逃げた!クソガキどもー!!!」

 

ん?

 

山姥「いーひひひ!!絶対に捕まえてやるぞ!」

 

髪の毛が逆立っていて料理の長さじゃない包丁を持ってる上に鬼女を思わせる鋭い眼!完全に異宙人の山姥だよ!

 

ユカ「とにかく逃げましょう!」

 

私たちはすぐさま距離を取ります!

 

タツコ「ここまで来れば大丈夫かな?」

 

ユカ「いえ、山姥は生まれたときから老人だけど山のことは直感的にわかるうえに狼男並みの身体能力を持ってるから少しでも近づかれたら気配を探られますね・・・」

 

倒せはしますけど帰り道が分かってない以上体力の消耗は避けたいですね・・・

 

タツコ「山姥って昔話だと人間食べるイメージあるけど私たちも食べられるのかな!?」

 

フォレス「私は小さいし小骨だらけだから食べにくいのに~!」

 

フォレスはもう食料になったときの言い訳考えてる・・・

しょうがないですね・・・

 

ユカ「実はお父様から力のこもった三枚の葉っぱを預かってたんです!」

 

綾華「流石は妖精王様!抜かりないですね!」

 

タツコ「三枚のお札みたい逃げるってことだね!」

 

じゃあ一枚目使うよ!

 

綾華「確か一枚目だと代わりに喋って山姥を惑わしてくれるんでしたね。」

 

葉っぱ「わっちの名前はユカともうします。ごきげんいかがどすか?」

 

何で京都弁!?

 

タツコ「確かに優雅で丁寧な感じ出てるけど!?」

 

綾華「確実にバレますね・・・」

 

山姥「おや~?こっちから妖精の京都弁が聞こえたぞ。」

 

なんかバレてないみたいだね・・・

 

フォレス「いや!位置バレちゃったじゃん!」

 

sideフォレス

 

フォレス「取りあえず葉っぱ置いて逃げたからしばらく惑わしてくれるけど・・・」

 

綾華「取りあえず二枚目使って逃げる準備をしましょう・・・」

 

タツコ「確か二枚目は川が出て山姥が流されるんだよね?」

 

葉っぱだと何が起こるの?

 

ユカ「あ、木の実の皮がめくれてく!」

 

フォレス「栗のいがと皮もめくれてくってかわはかわでもそっちの皮!?」

 

綾華「確か三枚目は火が出るはずですけど・・・」

 

ユカ「飛ばされたみたいですね・・・」

 

マジですかー!!

 

綾華「私にも実は伝説の三個の氷っていうのがあるんですけど・・・」

 

なんか役に立たなそうだね!?

 

山姥「とか言ってる間に捕まえたー!!」

 

ぎゃぁあああ!

 

タツコ「食べないで―!!」

 

山姥「は?食べる?何言ってるの?」

 

綾華「だってお婆さん山姥で私たちを食べようと必死に追いかけてきたんじゃ・・・」

 

山姥「ありゃ人間や他の異宙人が私たちの姿みて勝手に噂しただけさ!食事は人間と同じもの食べてるよ!」

 

フォレス「じゃあ必死に追いかけてきたのって・・・」

 

山姥「お金払わずに逃げるからだよ!このご時世で唯で泊めるわけないだろう?」

 

あそこ民宿だったの!?

 

山姥「私たち山姥は山のことは直感的にわかるからね。キノコなんかの山の幸を鑑定したり民宿で稼いでいるのさ。ほら!一人3000円」

 

なかなか厳しいお値段・・・

 

ユカ「結局三枚のお札(おふだ)じゃなくて三枚のお札(おさつ)で助かったってことですね。」

 

おあとがよろしいようで!

 

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