ユカの日常   作:ikkun

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家具を買いに

sideユカ

綾華のお兄さんに私たちは呼び出されてご飯を食べていた・・・

 

ユカ「すみません、お父さん留守なこと多いのでごちそうになっちゃって・・・」

 

綾人「いやいや綾華と君たちは親しいと聞いてるからぜひね。」

 

綾華「もう、お兄様ったら・・・」

 

タツコ「和食美味しい~!!ウチはいつもお母さんが料理すると骨付き肉やたまにサラダが出る程度だしお父さんも肉好きだから魚なんて久しぶりだよ!」

 

フォレス「どんな食生活よ・・・まぁ私もきのことか山菜ばっかりだから嬉しいかも。」

 

ぼたん「そっちも凄い個性的な食生活ですね・・・でもお刺身とか久しぶりですし嬉しいです!」

 

本当に豪華な和食で嬉しいですね~!

 

綾人「実は君たちを呼んだのには他にも理由があってね。実は家具が古くなってきたから買い換えたいと思ってたんだ。」

 

タツコ「確かにこの机も年季は言ってるもんね・・・」

 

ユカ「でも家具買うのに何で私たちを?綾華だけでも大丈夫じゃ?」

 

綾人「実はうちの近くにあるのは狐の家具屋さんという狐の異宙人が営んでる山奥の店なんですが・・・狐の異宙人以外だってバレたら大変なことになるんです・・・」

 

え?

 

綾人「家具を作るときに使う丸ノコで追いかけてくるから綾華が普通に行ったら危険すぎる。」

 

フォレス「よくその店潰れないわね!?」

 

綾人「だからその家具屋に行くときは変化のできる異宙人と一緒に行かないといけないんだ。ユカちゃんは変化ができるだろ?」

 

まぁできますけど・・・

 

綾華「だから童話の手袋を買いにみたいに私の手を狐の手に変化させてください!」

 

フォレス「手袋を買いに?」

 

綾華「新見南吉の童話で森の子狐が人間の町に手袋を買いに行くんですが人間に酷い目に逢わされるのを恐れて母親が右手だけ人間に変化させてくれるんです。私も入り口の陰に隠れて買いますから!」

 

わかったよ・・・ごちそうのお礼もあるし。それ!

 

ボンっ!

 

ぼたん「本当に綾華ちゃんの右手が狐になった!」

 

タツコ「右手だけだと気持ち悪い・・・」

 

じゃあ行きましょう!

 

sideタツコ

 

ということで店の前に来た・・・

 

綾華「じゃあ狐のフリして手だけを見せて・・・あのすみません。テーブル売ってくださいコン・・・」

 

いや狐の異宙人だからって安直すぎでしょ!

 

狐異宙人「ん?コンなまり・・・狐のふりしてる他の異宙人みたいな喋り方だ!」

 

綾華「嘘!バレました!」

 

狐異宙人「もしかして本当に・・・?」

 

ギュイィィン・・・!!

 

丸ノコ持ってきた!?

 

ユカ「す、すみません、信じてください!」

 

綾華「ほら!こんなに狐!」

 

綾華ちゃんが右手を出す!

 

狐異宙人「本当だ・・・狐の手だ。失礼失礼。では早速家具を作りますね。」

 

綾華「ちゃぶ台からお願いします。」

 

狐異宙人「素材は何が良いですか?」

 

ぼたん「素材を選べるんですね。」

 

狐異宙人「えっへん!オーダーメイドが売りですから!」

 

差別してる割にはサービス精神あるんだね・・・いや客層を絞ることでよりいいサービスを提供できてるのかな?

 

綾華「どんな素材があるんですか?」

 

狐異宙人「えーっとですね・・・木とかガラスとか・・・狸の骨とかですね。」

 

フォレス「狸の骨!?」

 

ユカ「っていうかガラスの机も珍しいですよ!」

 

狐異宙人「え?狐なのにライバルの骨に驚くかな・・・?ひょっとしてあなた達・・・違う異宙人では?」

 

ブウウン・・・・!

 

エンジン作動し始めた!

 

綾華「ひぃいい・・・でもそれだけは絶対嫌です・・・とりあえず狐ではありますから!」

 

狐の異宙人「すみません。」

 

手を見せれば信じてくれるね・・・

 

綾華「取りあえず普通の奴をください・・・」

 

狐の異宙人「うちで普通というと・・・ダイアモンドですね。」

 

高額商品!?

 

綾華「買えますけど和室にあいませんよ・・・」

 

流石お嬢様!

 

ぼたん「すごすぎる・・・」

 

狐の異宙人「そうなんですね!しかしそのミスマッチさも逆にお部屋を映えさせるかもしれませんしお客様のようなエグゼクティブな方にはピッタリだと思いますよ?」

 

綾華「すみません・・・ウチは変わってまして詫び錆びを重視するんです・・・」

 

狐の異宙人「そうなんですね・・・じゃあもちばちゃほいほいなんてどうですか?」

 

ユカ「何それ?」

 

狐の異宙人「え?知らないなんてありえなくない!?まさか本当に偽物!?」

 

ギュウウン!!

 

タツコ「わー!知ってます知ってます!」

 

狐の異宙人「じゃあそれにしますね!」

 

すっごい不安・・・

 

side綾華

 

狐の異宙人「もちばちゃちゃぶ台・・・できましたー!」

 

これが・・・って

 

ぼたん「結局狸の骨じゃないですか!」

 

ユカ「しかもノー加工!頭蓋骨そのままじゃないですか!」

 

タツコ「丸ノコこういう時使わないでどうするの!?」

 

綾華「作り直してくださいよ!」

 

私は左手を扉から出す!

 

ユカ「綾華ちゃん!手が逆!?」

 

あ!

 

狐の異宙人「そ、その手はお前・・・雪女だな!周りにいるのは妖精に竜!」

 

ば、バレてしまいました・・・

 

ユカ「これはその・・・」

 

狐の異宙人「あははは!すみません。初めからわかってましたよ。」

 

そうなんですか?

 

綾華「そういえば手袋を買いにでも狐ってバレるけど売ってもらえるんですよね。」

 

フォレス「でもどうしてバレたの?」

 

狐の異宙人「腕の狐と人間の境目部分がキモイからね。」

 

見た目気にせずに全身にすればよかったですね・・・

 

まぁなんとか話してもらって家具を作って貰えることになりました・・・

 

ユカ「丸ノコ裁きは一流でしたね・・・」

 

綾人「でももう少し冒険してもよかったんじゃないか?ダイアとか。」

 

綾華「あそこで買い物するのメチャクチャ大変なんですからね・・・」

 

綾人「でも家電も買い換えたいですね・・・」

 

え?

 

タツコ「ここで近いところって言ったらゴリラの電気屋さんだよね?」

 

ユカ「じゃあ全身ゴリラに変身させるね。」

 

それだけは勘弁してください!

 

 

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