ユカの日常   作:ikkun

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ゾンビに憧れる少年

sideユカ

 

タツコ「ん~ないな~・・・」

 

ユカ「本当に異宙で幻と言われる本なんてあるの?」

 

タツコ「昔家の物置にあるの見かけたんだけどな~・・・」

 

ユカ「いつ頃ですか?」

 

タツコ「生まれたての頃。」

 

昔すぎでしょ!?

 

ユカ「その作品に有情解放戦線も登場してたかもって言うから期待してきたのに!」

 

タツコ「本当に見たんだから幻の名作・・・しぼりたて醤油伝説。」

 

ユカ「駄作感MAX!!」

 

タツコ「おかしいな・・・あ!昔のアルバムだ!」

 

あぁ・・・掃除してるときにアルバム見つけて見入ってしまうのはあるあるですよね・・・

 

タツコ「うわー!懐かしいな・・・」

 

ユカ「いつの写真なの?」

 

タツコ「ユカが転校してくる少し前なの!」

 

へぇ~・・・三人で仲良さそうって・・・

 

ユカ「一人ゾンビっぽい人いますよ!?」

 

タツコ「ンビ山のこと?」

 

凄い名前ですね・・・

 

タツコ「ンビ山はゾンビに憧れててね・・・異宙に転移したんだからゾンビもきっといるって信じて疑わなかった純粋な男なの・・・」

 

まぁ、カゲチヨさんもいますしあながち間違いではないですね・・・

 

ユカ「それに映画ゾンビをはじめとした名作もありますしね。」

 

タツコ「ユカが来る前に転校しちゃったから知らないけど本当にゾンビが好きだったの。たぶんカゲチヨさんの村にいったら自ら嚙まれに行くようなそんな情熱あふれる男なの・・・」

 

それは不謹慎だからやめた方が良いですよ・・・

 

ー回想ー

 

タツコ「おーい!ンビ山!」

 

ンビ山「なに?」

 

もう一人のちゃんとした人間がンビ山!?

 

タツコ「またゾンビに憧れてボロボロの服を着てるの?本当にゾンビが好きなんだね!ね?橋本!」

 

橋本「全くだぜ!」

 

橋本の方がよっぽどゾンビっぽいですよ!

 

ー回想終了ー

 

タツコ「本当に楽しい毎日だったな・・・あの頃はフォレスとぼたんさんと予定合わない日は三人で遊んだの・・・橋本の吐き出す毒を避ける遊びとか。」

 

橋本絶対アンデット系の異宙人ですよ・・・

 

sideタツコ

 

タツコ「というわけでンビ山に会うためにショッピングモールにやってきました!」

 

カゲチヨ「何で俺まで・・・」

 

ユカ「タツコがンビ山に本物のゾンビを見せたいからって・・・」

 

カゲチヨ「俺が来たら幻想壊れないか?」

 

再生能力見せたら喜んでくれるよ!

 

ユカ「でも何でショッピングモール?」

 

タツコ「ンビ山はゾンビに憧れてるからショッピングモールに立て込んでるの!」

 

カゲチヨ「確かに映画とかではショッピングモールは出てくるけどよ!」

 

でも今日はいないみたいね・・・

 

ユカ「雰囲気変わっちゃててあっても分からないんじゃない?」

 

タツコ「そんなことないよ!ンビ山に会えば一発でわかる!カゲチヨさんがヒビキさんとシロウさんを見間違えないように!」

 

カゲチヨ「すげぇ自信だな・・・」

 

私たちは親友なの!

 

タツコ「でもどこを見てもンビ山はいないみたい・・・」

 

カゲチヨ「いや!向こうにいるの写真の奴に似てねぇか?」

 

はははまさか・・・ゾンビに憧れてたンビ山があんな綺麗な服着てるわけないでしょ?

 

ンビ山「お前・・・もしかしてタツコ?タツコじゃないか!」

 

そ、その声はまさか・・・

 

タツコ「ンビ山!?」

 

ユカ「顔で気づいてくださいよ!」

 

カゲチヨ「服で認識してた時点で不安な友情だな・・・」

 

そんなこと言ってる場合じゃないよ!

 

タツコ「どうしちゃったの!?そんなきれいな服着て!ゾンビに憧れてたあなたはどこに行っちゃったの!?」

 

ンビ山「俺もう・・・ゾンビなんて好きじゃないよ・・・」

 

な、何で!?

 

ンビ山「俺・・・転校先で無視されててさ・・・ゾンビに憧れて腐った匂いのする香水をつけてたら誰も寄ってこないんだ・・・」

 

カゲチヨ「そりゃそうだろ!」

 

ンビ山「運動会のリレーでゾンビらしくゆっくり歩いたらものすごいブーイング!」

 

ユカ「当たりまえです!」

 

ンビ山「もうゾンビなんて嫌いだよ!」

 

タツコ「馬鹿!そんなことでゾンビが嫌いなんて言うな!」

 

ドゴッ!

 

私はンビ山を思いっきり殴った!

 

ンビ山「ぐはっ!いてぇ・・・何するんだ!」

 

タツコ「これはあの頃一緒にゾンビごっこをしてた橋本の分!」

 

ドガっ!

 

タツコ「そしてこれは世界中のゾンビ好きの分!」

 

そしてこの尻尾の一撃が・・・

 

タツコ「ユカちゃんとカゲチヨさんの分だー!!」

 

ズガンっ!

 

ユカ・カゲチヨ「私(俺)たち別に怒ってないのに!」

 

ンビ山「くそ・・・特に最後の一発が痛いぜ!!」

 

ユカ「私たちのことを見てる!?」

 

sideユカ

 

ンビ山「ともかく!俺はゾンビに興味なんてないから!」

 

タツコ「昔はあんなにゾンビが好きだったじゃん!思い出してよ!あの頃のアンタはゾンビが好きすぎてかくれんぼしても車の後部座席にしか隠れなくてすぐ見つかってたよね・・・」

 

カゲチヨ「確かにあるけどよ!」

 

ンビ山「車がない時は病院や保健室のベットの裏にも隠れたっけ・・・」

 

ユカ「捕まりますよ・・・?」

 

ンビ山「あの頃は楽しかったな・・・」

 

楽しかったんですね・・・

 

ンビ山「ありがとうタツコ!俺またゾンビのこと好きになれるかもしれない・・・」

 

カゲチヨ「まぁ仲直りできてよかったな・・・」

 

ンビ山「カゲチヨさんもありがとうございます!早速再生能力見せてください!」

 

カゲチヨ「キラキラした目!いっちょやるか!」

 

ンビ山「あぁ・・・でも橋本とも一緒に見たかったな・・・」

 

ユカ「出た橋本・・・アンデット系の異宙人・・・」

 

ンビ山「橋本がアンデット?アイツは全く別の異宙人だよ!格好を見ればわかるしあの本にも出てくるはずだぜ?」

 

ユカ「どんな本なんですか?」

 

ンビ山「しぼりたて醤油伝説だよ!」

 

あぁ!読んでみたいですね!!

 

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