sideユカ
色んな戦いを乗り越えてついに異世界の魔王城に来ましたね・・・
綾華「いよいよラスボス戦ですね・・・準備は大丈夫ですか?」
ぼたん「私はこの時のために回復アイテムを残してました!」
フォレス「私はMPを温存してる!」
タツコ「私はレベルが上がった時に新しい魔法を覚えたんだよ!」
ユカ「ラスボスを前にそれは心強いですね。」
綾華「これまでもタツコの魔法に助けられて・・・ないですね!?」
フォレス「大体ユカが一撃で倒してたから気づけなかったけど魔法使いだったの?」
タツコ「まぁ、覚えてても魔法がややこしくて使ってなかったの。」
ぼたん「ややこしいくらいなんですか!」
綾華「ちゃんと使って下さい!」
ユカ「今までどんなものを覚えてるんですか?」
えーっと・・・スーウヴウヴェニヤー・・・?
フォレス「え?ウヴヴ?」
綾華「確かにややこしいですね!!」
ぼたん「この魔法はどんな効果なんですか?」
タツコ「えーっと・・・究極魔法で効果はランダムで良いことか悪いことが起こるかわからないだって・・・」
ユカ「いざというときに切り札ですね。」
フォレス「早速覚えてみたら?」
タツコ「わかった!百回書いて覚える!」
カキカキ・・・
漢字の練習帳みたい・・・
綾華「RPGの魔法を覚えるってこういうことじゃないですよ?」
タツコ「覚えた!これでばっちり!」
綾華「タツコさんの成績で覚えられたかは若干不安ですけど・・・」
タツコ「むっ!だったら唱えてあげる!スーウヴウヴェニヤー!!」
あぁあ!今唱えちゃダメ!
フォレス「攻撃力と降水確率が20%アップした!」
綾華「そんなところにまで効果を及ぼすんですか!?」
タツコ「何が起こるかわからないし。」
ユカ「他になんかいい魔法はないですかね・・・」
あ、このスーウヴウヴェ二アーとか良いんじゃないですか?回復魔法ですし。
ぼたん「これ最初と一緒では?」
綾華「いや最後のヤとアーで全然違います。」
フォレス「そんなちょっと違っただけで全然違う魔法になるんだね・・・」
ユカ「丁度深爪しちゃったから直してくれませんか?」
タツコ「そんなことに効果あるのかわからないけど・・・スーウヴウヴェ二ヤ―!」
違う!アです!ヤは究極魔法!!
タツコ「しまった!!」
綾華「私の素早さがぐっと下がりました!」
ぼたん「そして今日の気温もぐっと下がって寒くなりましたね・・・」
本当にランダムすぎてヤバいですね・・・
綾華「私の素早さを戻してください!!」
タツコ「じゃあスーウヴウヴヴェニヤーだね。」
ウとヴでゲシュタルト崩壊おこしそう・・・
タツコ「行くよ!スーウヴウヴェニヤー!!」
ユカ「だからそれは究極魔法だって!!」
綾華「学習してください!!」
ボンッ!!
ぼたん「どっかの加湿器がぶっ壊れましたね。」
全然役に立ってない!!
フォレス「一番簡単そうなこのホヘミはなに?」
タツコ「えーっと・・・唱えるとどこかのふとんが吹っ飛ぶみたい。」
ダジャレですか!?
綾華「この世界は魔法の役に立つ度がそのまま呪文の難しさに比例するみたいですね・・・」
もう私が一撃でやってやりますよ!!
side綾華
早速魔王戦ですね・・・
ユカ「くっ!先制攻撃が来ます!」
あれ?
綾華「魔王は風邪をひいてて動けないみたいですね・・・」
ユカ「風邪!?」
ぼたん「魔王もひくんですね・・・」
フォレス「魔王は急に雨が降ってきて気温が下がって加湿器も壊れるしで風邪をひいてるみたい。」
全部究極魔法の効果だ!
ユカ「意外と役にたってますね!」
ごごごご・・・
ユカ「やっぱりラスボスは変身しますよね。」
いやこれ・・・
綾華「布団被ってるだけじゃないですか!」
フォレス「でも馬鹿にしてられないよ・・・体が温められて少しは動けるようになっちゃたんじゃない?」
確かに・・・・
ユカ「くっ・・・凄い力で握ってて霊槍じゃ剥がせない!!」
ぼたん「どんだけ剥がされるの嫌なんですか。」
タツコ「こういう時こそ・・・魔法だよ!」
綾華「やめといてください!何が起こるかわからないんですよ!」
タツコ「これでとどめ!!ホヘミ!!!」
ばっ!!
強制的に剥がされた!!
ぼたん「魔王は完全に風邪をこじらせた。魔王をやっつけたみたいですね。」
魔法の力すごい!!