ユカの日常   作:ikkun

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お寺の法師は意味なし好き

sideユカ

今日はお父様に連れられてカンナお姉さま、フィーアお姉さま、ヨ―メイちゃんと一緒にお寺に来ていました・・・

 

ユカ「お父様今日は何でこんなところに?」

 

クリス「最近お前たちの素行がえげつないくらいに悪いから寺で修業をさせてもらうんだ!」

 

カンナ「え~・・・日曜からすること・・・?」

 

フィーア「そもそもあれは異宙のアイテムのせいでもありますし・・・」

 

クリス「うるさい!それとお寺の修業といえば坊主頭!お前たちも坊主にして尼として修業だよ!」

 

えぇ~!!

 

ヨ―メイ「髪は女の命ですよ!?」

 

カンナ「ヨ―メイちゃんは片目隠してる髪は切って良いんじゃない?」

 

フィーア「そうですそれで勘弁してください。」

 

ユカ「ヨ―メイちゃんが可愛くなるならいいかな・・・」

 

ヨーメイ「ちょっと!何で可愛さ重視と生贄目的で切らせようとしてるんですか!」

 

クリス「修業は見た目からだ!」

 

僧「その通りです妖精王様!そんな派手な格好ではいけません!我々修行僧は控えめな格好をするものなのです!」

 

・・・・・

 

ヨ―メイ「格好は控えめですけど全身の文字が怖すぎます!」

 

カンナ「この人がこのお寺のお坊さんなの!?」

 

フィーア「怖い怖い!」

 

クリス「・・・・・よし!あとはお任せしました!」

 

逃げた・・・

 

カンナ「このくそ親父~!!」

 

僧「私はこの寺で修業しているものだ!今日はお前たちの根性を叩きなおしてやるぞ!」

 

フィーア「ヤバい坊さんが来ちゃいましたよ・・・」

 

ヨ―メイ「っていうかなんで耳以外の全身文字だらけなんですか・・・」

 

カンナ「これはたぶん耳なし芳一だね。小泉八雲の本で有名な琵琶法師が壇ノ浦の戦いで敗れた平家の怨霊に連れ去られそうになるけど全身にお経を書いて防ごうとするけど書いた住職が耳だけ書き忘れてて怨霊に耳だけむしり取られる話だよ。」

 

ユカ「耳だけむしって何したかったんでしょう・・・」

 

ヨ―メイ「つまりあの文字はお経ってことですか?」

 

フィーア「それならまだ理解できますね・・・あのそのお経ってどんな意味があるんですか?」

 

フィーアお姉さまが聞くと・・・

 

僧「あぁ。これに意味などない、そもそもこれはお経じゃないただの線!意味などない意味なしだ!」

 

全員「はぁ!?」

 

僧「申し遅れたな、私の名前は意味なし芳一。意味のないことをするのが好きな意味なし芳一だ!」

 

ものすごく帰りたくなってきたー!!

 

sideカンナ

そうして修業が始まったんだけど・・・

 

芳一「さぁ!まずは足を崩した座禅と滝に打たれる想像をしてもらう。」

 

ヨ―メイ「な、なんて意味なさそうな修業なんですか・・・」

 

芳一「待て。」

 

ヨ―メイ「はい?」

 

芳一「・・・・・」

 

ヨ―メイ「はい?」

 

芳一「呼んだだけだ。意味はない。」

 

何それ!?

 

フィーア「意味ないとかそういうのよりも先に腹が立ちますね・・・」

 

芳一「はぁ~!意味なし~!」

 

うるさい!

 

ユカ「あの・・・このお寺では意味のないことしかしないんですか?」

 

芳一「そうだ!鐘はあるけどならしたことないしエアコンをつけたら窓を開けるし携帯電話は持ってるけど電源は常にオフ!」

 

カンナ「もったいない!」

 

芳一「野良猫出て困るところには水の入ったペットボトルを置いている。」

 

フィーア「え?あれ猫避けの意味ないんですか?」

 

意外とためになることもあるんだね・・・

 

芳一「さぁ!修業だ修業!いや!修業に見せかけた意味のないことをするぞ!」

 

せめて普通の修業にして!

 

sideフィーア

 

はぁ・・・

 

カンナ「お経じゃない文章をお経っぽくごにょごにょ喋る修業させられた・・・」

 

ユカ「雑巾のないエア雑巾がけさせられました・・・」

 

ヨ―メイ「私はペットボトルを置いたりならさない鐘の掃除をさせられました・・・」

 

皆なんてまだましですよ・・・

 

フィーア「私なんて待ってろって言われたら夕方になった!」

 

ヨ―メイ「この寺地獄ですね!」

 

芳一「はぁ~意味なしー!意味のないことは素晴らしいー!」

 

もう限界です!今のうちに逃げましょう!

 

カンナ「いや、このまま帰るのも悔しい・・・いい考えがあるの!」

 

何でしょう・・・

 

カンナ「いや~ありがとうございます!今日の修業丁度お経じゃない文章をごにょごにょ読みたかったんで丁度良かったです!」

 

ユカ「わたしもエア雑巾掛けは運動になりました!」

 

芳一「えぇ!?」

 

効いてますね!

 

ヨ―メイ「私もありがとうございました!鐘を磨いていたら心まで綺麗になったし私の磨いた綺麗な鐘がしばらく美しいままだなんてすばらしすぎます!」

 

フィーア「私も人生について考えることができました!」

 

芳一「ぐぬぬぬ・・・俺のやったことに意味があったのか・・・」

 

まぁ普通に考えたら意味ないと思いますけど・・・

 

フィーア「どうして意味のないことに固執してるんですか?」

 

芳一「それは意味なし芳一に憧れてるからだよ。」

 

ヨ―メイ「でも正しくは耳なし芳一ですよ。」

 

芳一「・・・え?まじで?」

 

カンナ「知らなかったの!?」

 

芳一「じゃあ・・・やってきたことは・・・はぁー!意味なっしー!」

 

ユカ「無駄な時間でしたね!」

 

 

 

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