sideユカ
よし今日はなにしようか・・・
綾華「皆さん!マラソンしましょう!」
え?
フォレス「マラソンってただ走るだけのあれ?」
綾華「そう!」
タツコ「あの何も面白くないやつ?」
綾華「そう!体力つけるためにやりましょう!!」
ぼたん「あの嫌な学校行事一位にランクインするあれ?」
綾華「そうです!42.195キロ走りましょう!」
まさかのフルマラソン!?
ユカ「やるわけないじゃないですか!!」
綾華「くっ・・・やっぱり駄目ですか・・・」
ぼたん「っていうか何でいきなりマラソン?絶対運動目的じゃないですよね・・・」
綾華「実はある名作を見ていっぱい汗をかきたくなったんですよ。」
名作?走れメロスとかですかね?
綾華「それがこれ!ちからたろうです!」
フォレス「何それ?」
綾華「ちからたろうはあかたろう呼ばれていてお爺さんとおばあさんが自分の垢をこねて作った人形が大活躍する話なんです!」
それってもしかして・・・
綾華「だからみんなで沢山汗をかいて垢を出してちからたろうを作ろうと思いまして!」
ユカ「何で私たちも巻き込むんですか!!」
タツコ「せめて自分だけでやってよ!!他人に垢渡すとか嫌だよ!!」
綾華「私は雪女ですから運動で体温上がったら解けちゃうので・・・」
悲しい事情・・・
sideタツコ
ごしごしごし・・・
ユカ「なんか綾華がものすごい勢いで消しゴムをこすってるけど何あれ・・・」
フォレス「なんか垢で人形作るの諦めて消しゴムのカスで作ってるみたい・・・」
練り消し!?
綾華「よし!できた!これが私の練り消し人形!その名もネリ!動いてみて!」
いやそんな都合よく生命が宿るわけ・・・
ネリ「うー!」
・・・・・
全員「動いた!!?」
タツコ「本当に動いちゃったよ!?」
綾華「うーん・・・いざ動くと己の才覚に恐怖を覚えますね・・・」
ナルシストだね・・・
ネリ「うー!うー・・・うー!!」
なんか言ってる・・・
ユカ「作ってくれてありがとう。これからは綾華に忠誠を誓うって言ってる。」
流石覚の能力持ってるだけあって翻訳もお手の物だね・・・
綾華「やっぱりユカは凄いですね。私は全然わかりませんでした。」
生みの親がそんなどうどうとわからないって言ってて大丈夫かな・・・
sideフォレス
綾華「よし!帰りましょうかネリ!」
ネリ「うー!」
ユカ「はいって言ってますね・・・」
ネリ「うー!」
ユカ「帰ったらおやつに新鮮な消しゴムのカスよろしくって・・・」
綾華「了解です!」
フォレス「最近ネリに夢中ですっかり他の人と遊ばなくなったわね・・・」
ちょっとだけ心配・・・
ユカ「皆助けて・・・綾華に通訳として無理やり雇われて数日間泊まり込みなの・・・!!」
前言撤回・・・・すぐになんとかしないと・・・
ネリ「うー・・・」
side綾華
あぁああ!!?
フォレス「どうしたの?そんな絶望的な顔して・・・」
綾華「ネリがどこかに行ってしまいました・・・」
タツコ「ええ!?」
ぼたん「心配ですね・・・」
でも部屋にこんな手紙が…
ユカ「えーと何何・・・ご主人様、僕ばっかりに構って最近孤独になっていたのに気づきませんでしたね。僕は作られた生命体・・・もう自分の足で立ってこの世の中を生きてみたくなりました・・・これからはご主人はご主人の人生を仲間を大切にしてくださいだって・・・」
そ、そんな・・・うぅぅぅ・・・
ユカ「ネリは私たちに気を使って出ていったんですね・・・」
タツコ「悪いことしたかも・・・」
フォレス「でもしっかりしてそうだったしきっと大丈夫よ!」
そうですね・・・いつでも帰ってきてください・・・それまで消しゴムのカスはストックしておきますから!