進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼- 作:キラトマト
#21 祖国への帰還
調査兵団に追い詰められたライナーだったが、ジークと車力の巨人により、際どいところで窮地を脱する。
「ライナー、お前は運が良かったな」
「戦士長、話している時間はありません。既に巨人が周りをうろついています」
その後、ライナーたちはシガンシナ区を離れ、ウォール・マリア南東に向かった。果てにある海岸を目指して。
「帰るぞ、ライナー、俺たちはこのまま海岸に向かう……と、言いたいところだが、もう少しばかり戦わないといけないようだ。道中をウロウロしてる巨人まで向こうに連れ帰るわけにも行かないだろ?」
ライナーは十分とは言えないまでも多少は回復したとはいえ、ジークは満身創痍だ。
「俺たちは3人、しかも手負いだ。切り抜けられるか……? 仕方ねぇ、俺の巨人を使うしか……」
ライナーは巨人化し、辺りの巨人を倒す。
「で、どうだった、ライナー? このパラディ島で過ごした日々は」
「……まるで地獄でしたよ。本当に……クソみたいな毎日だった」
「……ふーん。まぁ、お疲れさん」
「それよりも戦士長……アニとベルトルトはもう……助けられないんでしょうか」
「今それを気にする余裕はないだろ? 俺たちは鎧まで失う訳にはいかないんだから」
「そう……ですね」
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ライナーたちは目標地点に到達し、迎えの船を待っていた。
「ここまで来れば合流地点は目の前だ。後は迎えの船を待つだけだが……」
「……! 巨人発見、接近してきます。戦士長、迎え撃ちましょう!」
「だな、巨人を連れて合流する訳にもいかないし、ここで倒しておかないとな」
「ッ、ピーク!!」
すぐ横では、車力のうなじが食べられそうになっていた。だがしかし、車力から出てきたピークは再度巨人化、その爆発で巨人は跡形もなく吹き飛んだ。
「ああクソ!! 倒しても倒してもキリがないな、ここらでいいだろライナー、さっさと船に乗るぞ」
ジークはそう司令し、車力に乗って2人は船まで急いだ。
「……逃げきれたんでしょうか」
「……の、ようだな。さて、帰るとしようか。我らが『故郷』へ」
ライナーが空を見ると、歓迎するかのように鳥が何羽も舞っていた。そんな遠くも、近くもない過去をマーレの自室で振り返っていたライナーは、「ブラウン副長!」という呼び声とともに立ち上がり、部屋を出た。
「そりゃ……見極めるためさ。私たちの中から……次の戦士を」
各々の目的を果たすため、集う戦士たち。彼らを見た島の悪魔たち────物語の舞台は、海の向こうへ
次回 #22 戦士と悪魔
感想くれると嬉しいです。辛口がいいです
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