進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼- 作:キラトマト
「起きろ! ガビ! 立つんだ! ウド! 待つんだ!」
ガビはコルトに手を引かれ起き上がった。そしてウドは一人の調査兵が連れ去ったゾフィアを追いかけようとする。
「ウド!!」
逃げ惑い、押し寄せる民衆。彼は突き飛ばされ、蹴られていく。
「あぁああぁ────」
飛び散った岩片を盾にコルトとガビは隠れる。裏でウドがどんな目に合ってるかはわかっているが、出ていく訳には行かないのだ。
「あぁああぁああ────あっぁああぁぁああああっあぁ」
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ウドは死んだ。連れ去られたゾフィアを追ったせいで、逃げる人たちに踏みつけられて。だから私は島の悪魔が持っている機動兵器を殺して奪い取って、敵の飛行艇に乗り込んだ。その時ファルコまで着いてきたのは訳分からなかったけど。
「ッ!!」
持っていたライフルで、敵の心臓を狙い打つ。よし、一人殺せた。次。
「────サシャ!?」
「────ッ!!」
敵の兵士に撃たれそうになるのを、ファルコが私を押し退けて逸らす。
「サシャ!!」
「オイ!! サシャ!! しっかりしろ!!」
「……オイ!!」
「うるさいなぁ……もう……ご飯は……まだですか……? 」
「止血だ!!」
「は、はい!」
「穴を塞ぐんだ急げ!!」
「サシャ! 島まで耐えろ!!」
「……に、く」
ヤツら会話なんてほぼ聞こえず、私たちは島の悪魔共に徹底的に痛めつけられた。
「こいつらロボフさんの立体機動装置で飛び乗ってきやがった……外に投げる。それでいいな?」
私たちの頭を鷲掴みにし、悪魔は言った。
「……子供を空から投げ捨てれば……この……殺し合いが終わるのかよ……」
そいつは私たちの方に近寄ってきた。
「ガビ! よせ!!」
もういい、言ってやる、ファルコに止められても、思ってること全部……この悪魔共に。
「触るな悪魔!! 私達は負けてない!」
「そいつをどうする気だ、ジャン!?」
「ジーク戦士長が残した意思は、同胞が引き継ぐ!! お前を呪い殺すのは真のエルディア人だ!! 私を殺した後首謀者に伝えろ!!!」
「……今から合わせてやる」
「……!?」
「そいつに同じことを言ってやれ」
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「サシャが……撃たれたって……? もう飛行艇に乗ってたはずだろ?? 冗談キツイって……」
「乗り込んできた……少年兵に撃たれて……もう……助かる見込みは……」
俺は走り出した。
「おいサシャッ! 肉はどうすんだよ! なぁっ! 帰ってニコロさんの料理食うじゃなかったのかよッ! おいッ!」
「……」
サシャは何も言わない。
「お前の帰り待ってんだよあいつは! だからぁ!!」
「もういい……もういいだろ」
「いいわけないだろコニー!! 撃った奴は……まだこの船にいるのか?」
「あぁ……あの部屋にな……」
また走った。少年兵、という言い方に引っ掛かりを覚えるも、それでも撃った奴の顔を確認しないと気が済まなかった。
「……あぁクソ……」
なんてことだ……クソ……こんなことがあっていいのか……?
「なんで……この子達がここに……」
「こいつらはロボフさんの立体機動装置を使って乗り込んできたんだ」
「……そうか」
でもファルコの方は何故だ……? あの子はそんなことをするようには見えないけど……。
「……こっちに来い」
俺は心を鬼にしファルコを連れていく。
「なぁ……君は……なんでここに来たんだ?」
「え……?」
「あの女が行ったから、着いてきたのか……?」
「……はい。……というか、貴方は一体なんなんですか?」
「いや……少し君達戦士候補生を見ていてな……それで君が……ファルコ君があんなことをするはずがないって……思ってな」
「そう……ですか」
会話もそこそこに、グリュック達調査兵団はパラディ島へと帰還した。
感想くれると嬉しいです。辛口がいいです
グリュックに魅力は感じますか?
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