進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼- 作:キラトマト
#104期訓練兵、露天風呂に入ろう
2年目の冬、グリュックたち訓練兵は露天風呂に来ていた。
「憲兵でも滅多に来れねぇらしいぜここ!」
なんてグリュックがうんちくを披露する。調査兵団に入る彼にとっては関係の無いことなのだが……。
「はっ、興味ねぇよ温泉なんかよ、それよりも訓練だ訓練!」
表面上ではそう言ってスカしてるジャンだが……。
「あぁ〜〜、生き返る〜」
入った途端にそんなこと言って、力が抜けすぎて溺れかけてしまうジャン。
「あばっ、ぼぼぼ!?」
「おいジャン! 何やってんだよ!?」
エレンが慌ててジャンの手を引っ張りあげた。
「バカかお前! 死に急いでんじゃねぇ!」
「っ、悪ぃ……」
流石のジャンも今回は悪態は付けず、少し小さめの感謝をしてから再び湯に浸かった。
「ん? どうしたんだコニー。もうちょっと浸かっていけよ」
急に出ていったコニーにグリュックは問いかける。
「んあ? いやよぉ、掛け湯してねぇことに気付いたからしなきゃなって」
「……?」
(どういうことだ? 掛け湯って浸かる前にやる奴だよな? 入った後に浴びても掛け湯にはならないはず……あそっか)
「バカだったな」
ボソッと言った言葉に、一同は静かに笑いを堪える。なんたって岩を挟んだ隣には女性陣が浸かっているのだから。
「ねぇミカサ! ミカサのタイプってどんなのなの?」
そんなミーナの問いにミカサは即答した。
「どんなのって、エレンだけど」
「あ、あはは……やっぱりそうだよね……」
想像はしてたとはいえ、相変わらずのエレンLOVEっぷりにもはや感心を覚えるようになってきた104期女性陣たち。
「じゃあアニは?」
それに便乗してハンナもアニに聞いた。
「そういうアンタは……ってフランツがいたね。……私は……自分の意思がちゃんとあってカッコつけない人かな」
「え〜誰のこと〜?」
アニとしては嫌いな人物を言っただけなので、そんな人いないだろと腹を括っていた。
「てか、アニってけっこースタイルいいよね!」
「は?」
「だってすっごい胴も引き締まってるし、足もすごい筋肉付いてるし!」
「だったらミカサの腹筋だってすごくない?」
なんて、本人は蚊帳の外のところで話題にされていたのだった。
「なぁグリュック、お前好きな人とかいんのか?」
「どうした突然」
そんなジャンの質問が本当に突然すぎたため、少し笑いながら返事をし、彼は頭を抱える。
「……まぁ、強いて言えば、強いて言えばだぞ?」
「わーったから言えって」
「……ナナバさん」
「はぁ? 誰だよそれ」
そんなジャンの問いに、ライナーは覚えていたようでナナバについて簡単に説明する。
「あんとき来てくれた調査兵団の人か!」
エレンも言われたら思い出したようで、そんな声を上げる。
「でもまぁ、生きてっといいけどなその先輩」
「ジャン……言葉には気をつけようよ」
アルミンが諌めるが、グリュックはなんの疑いも無い目でこう言った。
「絶対に大丈夫だよ。だって前任の団長の無茶な突撃にも生き残ってるんだからさ」
「前任って……エルヴィン団長の前ってこと?」
「あぁ、アルミン、今の団長は君と同じで頭がキレる。だから絶対に生きてる。……と思う」
「はっ、結局理想かよ。……まぁ、生きてっといいな」
ジャンも人が死ぬことはなるべく避けたいのだろう。
「つかジャンは誰なんだよ。好きな奴」
「俺は……言わなくてもわかんだろお前なら」
(あー……ミカサか。でもミカサってエレンのこと……)
「ま、聞かないでおいてやるよ。じゃあアルミンは?」
「じゃあって……僕は別にいないよ。ならエレンはいないの? 好きな人。小さい頃はそんな話全然しなかったけど」
「はぁ? いねぇよ。好きなやつなんて」
「あぁそうかい。お前はそんなこと考えてるうちに巨人殺すことばっか考えてっからな」
「んだと? お前だって内地行って甘い汁吸う方法ばっか考えてんじゃねぇか!」
「まぁまぁ2人とも、風呂で喧嘩はやめて?」
またもやアルミンが諌める形となってしまった……。
女湯覗く展開したかったけど104期そういう子おらんから無理だった。感想くれると嬉しいです。辛口がいいです
グリュックに魅力は感じますか?
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感じる
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感じない