進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼- 作:キラトマト
「……奴らに、俺たちの助け、必要あるか?」
外に出た時には既に
「何で……ジークがここに……!? リヴァイ兵長が奴に自由を与えるはずがねぇ……おい……兵長とハンジさんはどうなった?」
すると、塀の上であぐらをかきながらイェレナは答えた。
「ジークに敗れたと見るのが妥当でしょう」
は……? 兵長が? そんなわけねぇ……よな?
「……そんな馬鹿な……!」
アルミンはこれ以上誰かが口を開く前に俺たちのほうを振り返って言った。
「残念だけど仕方がない! ジークとエレンが世界を救うためだ! 僕達もイェーガー派に加わり2人の接触を支援しよう!」
あれ? イェレナが急に近づいてきて……ああ!!
「え?」
「ヒッ」
凄い顔をしてイェレナがアルミンの顔を覗き込んでいた。そして彼女はすぐにいつもの表情に戻る。
「エレンとジークを助けて下さい。信じてますよアルミン」
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一方、コルトとガビはファルコ救出の為マーレ軍とは別れて行動していた。
「飛行船が……」
「ちょっと……何この鉄パイプ」
ガビはコルトの抱える対巨人ライフルを見ながら言った。
「よほどうなじの芯を捉えない限り巨人を殺すのは困難らしいが、一応持ってきた」
「「!」」
「兵士がでてきた……」
ワインを含んでしまった兵団上層部がライフルを持ち、マーレ軍に対抗していたのだった。
「あ!」
「「あ!」」
その中にファルコの姿を発見した彼ら、そしてファルコは両者ともに声を上げる。
「どうした?」
「……」
角から見ているガビとコルトを目にしたナイル、急いで物陰に隠れる2人だったが見つかってしまう。
「兄……です」
「……そうか」
「くっ……戦るしかない」
コルトはライフルをリロードする。そしてナイルはコルトの腕を勢いよく掴み、他の兵士に声をかけた。
「俺はこの捕虜を民家に拘束してくる!!」
「!?」
「!」
「……悪魔……」
「コルト……待って!」
戦闘態勢に入るコルトをガビが引き止める。
「……!」
「……」
「子供が来る場所じゃない。家に帰るんだ」
そう言ってファルコの肩に手を置く。
「ナイルさん……ありがとう」
近くにあった民家に一旦避難した彼らだったが、そこで外からブラウス厩舎の人達の声が聞こえるのに気づいた。
「こっちなら、火が回ってきません」
先頭にはニコロが自衛用にライフルを持って歩いていた。
「そうやけど、出口は炎で塞がれてしまっちょる」
「……戦闘が終わるまでこの辺りに隠れるしかありませんね……」
「ミアとベンも逃げ出せたんかねぇ……」
「あん2人なら大丈夫やろ。たくましいなき」
そんな言葉に心を動かされ、ガビは外に出ようとする。しかし……。
「どうしてお姉ちゃんを殺した奴のことなんか……心配するの?」
「……っ」
「私は許せない、殺してやりたい」
彼らが通り過ぎた後に、コルトが促す。しかし動く様子のないガビにファルコが声をかける。
「悪魔なんて居なかった……この島には……人がいるだけ。やっと……ライナーの気持ちがわかった……私達は……見た訳でもない人達を全員、悪魔だと決めつけて、飛行船に……乗り込んで……ずっと同じことを……ずっと同じことを、繰り返してる……」
「……」
「ごめんねファルコ……あんたはわかっていたのに……巻き込んで……」
するとファルコは、重い口を開き、秘密を告白する。自分がレベリオ襲撃の一因となってしまったことを。
「……そう」
「あとお前が好きだ」
「え……?」
「お前に『鎧の巨人』を継承して欲しくないから戦士候補生になった。俺と結婚してずっと幸せでいるために、お前に長生きして欲しかった」
「……」
コルトとガビは顔を見合わせる。ファルコは頬を赤くして押し黙ってしまう。
「何……言ってんの……?」
「俺は巨人になっちまうかもしれねぇから……もう……言い残すことはねぇ……」
涙ぐむファルコの腕に付けられた黒い腕章を、ガビが引きちぎる。
「行こう!!」
「お前が脊髄液を飲んだことをジークさんが知れば、『叫び』を阻止できるかもしれない」
「…………うん」
感想くれると嬉しいです。辛口がいいです
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