進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼-   作:キラトマト

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巻きで行く


#44 決戦の灯火

「あれは……飛行艇?」

 

 頼みの綱である飛行船による高高度爆撃が獣の投石により破壊され、絶望の淵に立つ生き残りの者たち。しかし、空に飛ぶ一機の飛行艇を見つけた。

 

「クソッ、もう殆どエンジンが動いていない!!」

 

「飛び降りるぞ!!」

 

「オニャンコポン!! 早く来い!!」

 

「まだだ!! 始祖の真上まで舵を取る!! 俺はその後不時着してみせる! だから確実に始祖の元まで降りろ!! わかったな!?」

 

「ッ────投石だ避けろぉぉぉおおお!!!!」

 

「はッ────!! 掴まれッ!!」

 

「いやがるな……獣のクソ野郎が!!」

 

「向こうから来てくれるとはなぁ!!」

 

「攻撃目標!! 獣の巨人!! これに全ての力を用いて撃滅!! 『地鳴らし』を食い止める!!」

 

 アルミンの叫び、そしてオニャンコポンの指示で俺たちは飛行艇より飛び降りる。

 

「投石ッ」

 

 恐らく戦鎚の能力で作りだしたものだろう。だったら雷槍じゃ迎撃できない……。しかし……。

 

「小さいからぁ!! 行っけぇぇええええライナァアアアアアア!!!!!!」

 

 上空で巨人化の光が、そして轟音が響き渡る。獣を叩き落とし、そしてピークも巨人化する。

 

「鎧の巨人!? 車力の巨人まで……!?」

 

「あれは立体機動装置!?」

 

「まさか!?」

 

「パラディ島敵勢力が!?」

 

「『地鳴らし』を止めに……!?」

 

「……その通りだ!!」

 

 絶対に聞こえないだろうが俺は堂々と宣言しておいた。

 

「兵長獣を!!」

 

「チッ……もうやった。クソ、手応えがねぇはずだ。もぬけの殻なら……」

 

「なら戦鎚のように本体を隠している……」

 

 アルミンが決意するが、巨人の口に絡め取られ、拘束されてしまう。

 

「クソッタレがぁあああ!!!」

 

 その巨人が逃げた道には幾多もの巨人が悠々と立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ###

 

 一方、マーレ軍幹部ミュラー長官は地鳴らしとエレンを見ながら司令塔で指示を出す。

 

「進撃の巨人とパラディ島勢力。交戦していますが……敵本体、進路、速度、変わらずこちらに向かってきます……」

 

「……黙って見ている訳にはいかん」

 

 そう言いミュラーは大砲による迎撃を指示した。

 

「しかし……兵員の大半は飛行船部隊に割かれました。残りの兵員で運用できる大砲は3門ほどしか……」

 

「それが黙って見ていられる理由になるのか? 必死に戦うあの者たちは、一体……何のために戦ってるというのだ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「それにしても巨人の形が変だ……」

 

「無垢の巨人じゃ……ねぇよな……」

 

「どうする!? 雷槍はすぐに尽きるぞ!? ────っていうか!! アルミンは生きてんのかよ!?」

 

「少しでも傷があれば即座に巨人化したはずだ。つまり傷一つなく捕獲されている。だがエレンのケツの方に連れ去られた。無数の巨人に通せんぼされてな……」

 

「だったら!! そいつらをぶっ殺していけば!!」

 

 しかし、その言葉はピークによって遮られる。

 

「……それは無理だよグリュック……敵の正体がわかった……あれは……」

 

「……」

 

「歴代の……『九つの巨人』。歴代の継承者の意識があるかは分からないけど、始祖の力があれば無限に甦らせることができるでしょうね……」

 

「だったら……俺がやる。俺は顎と鎧と女型の相手には慣れてる!!」

 

「グリュック待て!! チッ、俺たちはこっちのヤツらをやるぞ!!」

 

 繰り出される顎の俊敏さを活かした引っ掻きを躱し、ブレードでうなじを削ぐ。

 

「鎧にはなぁ!!!」

 

 雷槍を一本、すると鎧が割れ肉が露出する。その僅かな隙間にもう一本打ち込み討伐する。

 

「あいつ……」

 

「散弾ならなぁ!!」

 

 フロックから回収しておいた銃を女型の目に放つ。その間にピークはエレンの首元に爆弾を仕掛け、レバーを引こうとする。しかし戦鎚により妨害されてしまう。

 

「ただの木偶の坊じゃなぁ!! ────何!?」

 

 突然現れたのは、上半身だけの超大型巨人。あの姿は……ベルトルトか!? 

 

「ライナーッ!!!」

 

 鎧は超大型に掴まれ、食われそうになる。それをジャンが救い出す。しかしライナー、ジャン両者とも立体機動装置が故障してしまう。そしてコニーは意識を失い、リヴァイも疲弊している。

 

「くそがァ!!!」

 

 コニーに近寄る鎧、リヴァイは怪我を押して奴の目を切り裂く。しかしその代わりか左足を食われる。

 

「兵長!!」

 

 それで覚醒したコニーはリヴァイを抱えるがしかし……。

 

「今戦えるのは……」

 

 俺とミカサだけ……。

 

「……クソ。……ミカサ!?」

 

 ミカサが巨人たちの中央に飛び、宣言した。

 

「来い!! 私は強い!! ので!! いくらかかってこようと────」

 

「ミカサ!! あんたちょっと邪魔!!」

 

「え────」

 

「捕まって!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ###

 

 俺たちを助けに来たのは顎の巨人と化したファルコとアニ、ガビだった。俺たちは体勢を整え再度戦闘を開始、その後ミカサがエレンを殺した……らしい。らしいというのは俺が巨人になっていたからだ。その間にエレン(あいつ)は死んだらしい。

 

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こんな結末、納得できない




アニメ勢へのネタバレ防止。次話より新章突入

グリュックに魅力は感じますか?

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