進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼- 作:キラトマト
#52 新章開幕
「さぁ……始まるぞ、新たな戦いが」
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「ふぅ〜食った食った〜」
学校帰り、友人であるユージと共にラーメン屋で腹を満たしていたカミナガは最近流行っている病気のことについて話していた。
「知ってっか〜お前、近頃なんか病気流行ってるらしいぞ〜」
「珍しいねカミナガ。君がニュース見るのなんて。明日は台風かな?」
「は!? てんめぇこんにゃろ」
いつものようなやり取りが終わり、彼は会計をする為にスマホを取り出す。
「!?」
すると突然、周囲の景色が変わる。辺りの建造物は全て破壊されており、廃墟としか思えない景色になったのだ。
「は!? え!? どういうことだ!?」
「へぇ……おもしろそ」
金髪糸目の青年は自分の胴体から腰にかけて着けられた装備を見て言った。
「あんた……一体誰だ?」
「俺はイルガ……おっとぉ、悠長に話している余裕はなさそうだ────よっとっ」
自らをイルガと名乗った青年はカミナガを抱えて腰に付けられた装備からアンカーを射出、その場から退避する。
「はぁ……はぁ……」
突然ジェットコースターのような勢いがカミナガの体を襲う。彼は先程まで自分がいた場所を振り返る。すると巨大な人型の怪物が大口を開けて立っていた。
「ヒッ、な、なんだこいつ!?」
「ゆっくり話している時間は無いから言うよ! アイツらは巨人! 人を食う! だから逃げる! 以上!」
「食うのか!?」
「その腰の装備で飛ぶんだ! 早く!」
使い方は何故か頭の中に染み付いていた。しかし、方向を誤ってしまい、巨人の方へと突っ込んでいってしまう。
(まずい……死ぬ……!! は? え? こんなところで? いや、これは夢じゃねぇのか? 一回死んでみるか? いやでももし現実なら……いいや……まだだ!!)
「うぉぉぉおおおおおお!!!!」
カミナガは巨人の頭を両手で鷲掴みにし持ち上げる。そしてそのまま地面にたたきつけた。
「嘘でしょ!?」
巨人は消滅こそしなかったものの、活動を一時停止する。するとまたもや周囲の景色が変わり、彼の意識は戻るのであった。
「大丈夫? 突然倒れたから今は店の事務室で寝かせてたんだけど」
「え……」
(あ……やっぱ夢か……)
「はぁ〜〜」
彼は心底安心したように思い切り溜息をつき全身を脱力させる。
「どうしたの? 怖い夢でも見たの?」
「ん? あぁ……ちょっとな」
「まぁ、そんなことよりお代は払ってあげたから、貸し1ね」
「あーっ!! そうだそうだ! じゃあもうこれで返すからいいか!?」
そう言ってスマホを開き、電子マネーでユージのアプリに送る。
「ん、ありがと」
しかし、次の瞬間カミナガの顔は青ざめるのであった。
『貴方は、人を食う巨人をご存知ですか?』
進撃の巨人のキャラで腕力のみで巨人を持ち上げるキャラと言えばあの人しかいませんよね!?
グリュックに魅力は感じますか?
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感じる
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感じない