ガンダムビルドダイバーズフリューゲル   作:ポメラニアンドロイド初号機くん

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お久しぶりです。今後の展開やエピソードとかはなんとなく考えていたのですが、エピソードの投稿順や細かい部分を考えていたらこんなに遅くなりました。まあもともと読者少ないからいいけどwwww(自分で言ってて少し凹みました……)
それはそれとして、本作品はGUNSTAで投稿しているガンプラとの連動企画なので新しいガンプラをなかなか作れなかったというのも理由の一つです。不用意にオリジナル機体とか出すといずれリアルでその機体を制作する事になるかもしれないので……
まあ個人的な話は置いといて、第十話、どうぞ。


第十話 「貴様のバエルはバエルではない!!」〜キリギリス・マクド襲来〜

この頃フリューゲルはフォースランクもどんどん上がり、上位フォースとして注目されるようになってきた。だからなのか、なかなかに変な奴……いや、個性的なダイバーに目をつけられた。しかも俺を名指しで。

 

「私はキリギリス・マクド、カラスマ・ユウゴ!!貴様のバエル・フギンを私はバエルとは認めない!!」

 

ナンダコイツ?なんかバッタ目キリギリス科キリギリス属の昆虫と某有名ハンバーガーチェーンの関西方面での略称を悪魔合体させたマクギリス・ファリドのそっくりさんがなんか言ってる……

 

「貴様のバエルからはアグニカの魂を感じない。バエルに銃など不要!!」

 

なるほど、ガチ勢のバエリストか……

 

「お前も似たようなものだろ」

 

シグレが呟いた。やかましいわ。

 

「我がバエル・フギン=ホワイトレイヴンが貴様を否定する。勝負だ!!」

 

キリギリス・マクドは早口でそうまくしたてた。そこにギャラルホルン軍服のダイバーが割って入る。

 

「うちの准将が失礼しました。俺達はフォース「鉄血兵団」、そして俺はミツルギ・カミーチェ」

 

「ご丁寧にどうも。俺はフリューゲルのリーダー、クロ。とりあえずそちらのリーダーはフォースバトルを所望という事で大丈夫か?」

 

クロは興奮気味のキリギリス・マクドを無視してミツルギと冷静に話している。

 

「はい。フリューゲルとは一度戦ってみたかったので。ルールはフラッグ戦を希望します」

 

「OK。始めようか」

 

バトルの申請が通ったタイミングでさっきまでマギーさんの店に入り浸ってたジュピターさんが戻ってくる。

 

「アタシがいねー間になんかおもしれー事になってんな。観戦観戦っと……」

 

いつの間に用意したのかジュピターさんはポップコーンとコーラまで買って来ていた。ちょっとした映画鑑賞の気分?アステリアと一緒に観戦を始めた。

 

 

バトル開始

 

「クロ、ザクⅡブラックエンドアクセル。Go to hell!!」

 

「ミカゲ、ブラッディフレームツェペシュ。出撃する」

 

「サヤ、ザクⅡソニックスナイパー。駆け抜ける……」

 

「カラスマ・ユウゴ、バエル・フギン。飛翔する!!」

 

「シグレ・ソウスケ、イフリートナハト・アメジスティアー。参る!!」

 

フィールドは火星の荒野。選出チームは現時点でのフリューゲルベストメンバー。フラッグ機はクロのブラックエンドアクセル。事前にうちのメンバーどうしで話し合った結果、鉄血兵団とは正々堂々、正面から戦う事にした。そして、キリギリス・マクドと一騎打ちさせてほしいとも頼んだ。

確かにキリギリス・マクドは変人(←お前が言うな byシグレ)ではあるが、本気で俺と戦いたいみたいだから、それを無下にはできない、というか俺がそれをしたくない。

だから、正面から戦って、勝つ。俺のバエル・フギンで。

戦闘開始すぐにバエル・フギンに向かってくるキリギリス・マクドのバエル・フギン=ホワイトレイヴン。バエル・フギンのコピーだけあってミノフスキーウイングや脚部ハンターエッジはしっかり取り入れているが、より原型のバエルに近付ける為に手持ち武器はバエルソードのみ。アグニカの力の象徴としてどこまでも無駄を削ぎ落とした機体。

 

「カラスマァァァ!!!」

 

キリギリス・マクドのバエル・フギン=ホワイトレイヴンはバエルソードを抜き放ち、加速しながら間合いを詰める。

俺もバスターライフルとガンブレード型ビームライフル「バルムンク」を捨ててバエルソードを構えた。

 

 

クロside

 

鉄血兵団は名前通り鉄血系ガンプラで固めたチーム構成。

ミツルギの4足型グレイズ、グレイズタウロスを筆頭にフラウロス、キマリスヴィダール、バルバトスルプスレクスという感じの機体選択だった。というかミツルギ……そこはヘルムヴィーゲ・リンカーじゃねぇのかよ……

全機鉄血系って事は、ナノラミネートアーマー標準装備か……

 

「くっそ、ファンネル使っても意味ねぇなこれは……」

 

「ならこんなのはどうだろうか?」

 

シグレはそう言ってアメジスティアーの左腰に付けたスローネツヴァイのGNバスターソード?のような武器を左手に装備した。

 

「GNバスターソードライフル……まあ、今回は叩き斬るだけだけどな。とりあえずバルバトスは任された」

 

シグレはバルバトスルプスレクスと正面から斬り合い始める。

 

「OK。なら、俺はミツルギを押さえる」

 

そう言った直後、支援砲撃をしようとしていたフラウロスがマガノシラホコ食らって引き寄せられた後、ミラージュコロイド解除したブラッディフレームツェペシュにアーマーペネトレーターのフルスイングで沈められるのが視界の端に見えた。

続けてソニックスナイパーの新武器、超大型レールライフル「ダインスレイヴカノン」が放った電磁加速を伴うライフル弾がキマリスヴィダールの頭から胴を串刺しにするかのように一撃で貫いた。俺も負けてられない。

 

「ファンネルがなくとも……ドラララドラァ!!」

 

左右のフレキシブルブースターアームでザクマシンガンとザクバズーカを連射しながらフルブーストで間合いを詰め、ジャイアントヒートホークを振りかざす。

ミツルギの4足型グレイズはグシオンアックスを両手で構えて4つの足で踏ん張りジャイアントヒートホークの初撃を受け止めた。

その後、ミツルギはグシオンアックスの鉄球部分のチェーンを射出してジャイアントヒートホークを絡め取る。

 

「それがどうした!!ブロウクン・レフトアーム!!!」

 

俺はジャイアントヒートホークを手放して左腕のパイルバンカーでの攻撃を試みる。

 

「見え見えです……」

 

その動きはミツルギもすでに予想していたようで、グレイズの左腕部に装着された、ヘルムヴィーゲの角を流用したらしいクローでの打突で応戦してきた。

嫌な予感がしたのですぐさま機体の体勢を変えて右肩の装甲、ディフェンシブ・ライトショルダーで受ける。

次の瞬間、コックピットを高圧電流が襲った。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!?」

 

やはり……、電磁クロー!?

 

「さて、チェックメイトです」

 

ミツルギはグシオンアックスを手放し、肩部装甲の裏に取り付けられた鞘からアーマーシュナイダーを抜き放つ。

 

「クロ!?」

 

サヤはダインスレイブカノンを放つが、ミツルギのグレイズは4足獣のような軽やかさでダインスレイブカノンを回避して、アーマーシュナイダーを手にブラックエンドアクセルに迫る。

 

「ところがぎっちょん!!お返しだ……!!!」

 

フレキシブルブースターアームに装備していたマシンガンとバズーカを捨てた代わりにミツルギのグレイズの両腕をつかみ拘束する。

 

「今度こそ決める……ブロウクン・レフトアーム!!!」

 

全身全霊を込めた拳とともに叩き込んだパイルバンカーは確かにグレイズのバイタルパートを捉えた。

 

「お見事……」

 

ミツルギのグレイズが完全に機能を停止した。その直後、シグレのアメジスティアーがミカゲに脚を潰されたバルバトスの胴をバスターソードで薙ぎ、倒したのが視界の端に見えた。

 

「さて、これでひとまずは片付いたが……後はカラスマ次第だな」

 

 

 

クロside 終

 

 

あえて言おう。先程まで俺はキリギリス・マクドを侮っていた。

どう見てもイロモノ枠のダイバーだが、その実力は本物だったのだ。

バエルという機体の特性を理解した理想的にして隙の無い立ち回り、ミノフスキーウイングが生み出す過剰な加速性能を完璧に御する操縦技術、これはまさしくバエルへの愛が為せる業だ。

だが、勝機はある。確かにバエルはバエルだが、バエル・フギン=ホワイトレイヴンはバエル・フギンのコピー。

機体特性の理解度では俺が勝っている。なぜならバエル・フギンはアグニカ・カイエルのバエルではなく、()()()()()()()()()()()()()()()

 

何合目かの剣戟の後、バエル・フギンの両手からバエルソードが弾き飛ばされた。

 

「終わりだ、カラスマァァァ!!」

 

「まだだ……まだ終わらんよ!!ミノフスキーウイング、モードチェンジ!!VL(ヴォアチュールリュミエール)モード!!」

 

ミノフスキーウイングが可変し、ビームリングが機体の周りに発生した。

果たして狙い通り、バエル・フギンが放ったビームリングはバエル・フギン=ホワイトレイヴンの四肢を切断する。

 

「馬鹿な……バエルにそんな機能など……」

 

「当たり前だ……俺のバエル・フギンはアグニカ・カイエルのバエルとは違う、()()()()()()()()()!!」

 

俺は光の翼を展開した突進攻撃で四肢を失ったバエル・フギン=ホワイトレイヴンにトドメをさした。

 

 

フラッグ機はやはりキリギリス・マクドが担当していたようでそのままバトル終了となる。

 

「どうやら私が間違っていたようだ。カラスマ・ユウゴ、君のバエルからはアグニカの魂を感じない、だが、確かにバエルへの愛はある。私はそれを認めよう」

 

「なんかよくわからんけどありがとう……」

 

キリギリス・マクドとなんかよくわからん握手を交わす。

一件落着?って事でいいのだろうか?

その後、キリギリス・マクドと俺はフレンド登録して別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。今回はお騒がせガチ勢バエリストこと、キリギリス・マクドの回でした。このパチモンっぽい名前を考えるのになかなか苦労しましたが結果的にいいキャラに仕上がったと個人的には思っています。
ここらで主人公のライバル枠キャラを登場させようと思ったのが今回のエピソードを書くきっかけですが見事イロモノ枠にwww(反省はしてるけど後悔はしてません)
なんかバエルバエルアグニカとうるせえ話でしたが以上、第十話でした。
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