ガンダムビルドダイバーズフリューゲル   作:ポメラニアンドロイド初号機くん

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今回は森の中でキャンプしてジビエでバーベキューなワイルド&飯テロ回です。VRMMOの中でジビエって時点で色々謎ですが、詳しくは本文へ!!
では、どうぞ。


GBNサマーキャンプフェス!!!〜森の中のBBQはほんのりジビエ風味〜

カラスマside

 

フォースフェスに参加するのははじめてだが、俺もフリューゲルを結成した頃から一度は参加してみたかった。そして本日、今年の夏のフォースフェスは、森の中でのキャンプがテーマのようだ。

現実でのキャンプならそこまでテンションは上がらないがこれはGBNのイベント………しかも今回は一部イベントバトルミッションありのフェス、いったい何が待っているのやら。

今からテンションが高まる事この上無し。それは俺だけではなかったようでクロは本格的なコーヒーセット用意してたりサヤは角砂糖とコーヒーフレッシュ買い込んでたし、シグレはイベントバトルを想定してアメジスティアー用の装備の最終確認してた。

そして極めつけは………何故か一緒に行動しているモルゲンアウトとアカリさん。

 

「なんでしれっと一緒にいるんすかね?別にいいけど………」

 

またもやシグレ家全員集合。なんか、もはやフリューゲルでフォースフェスに参加というより、シグレ家のキャンプにフリューゲルとモルゲンアウトがお邪魔しているような気がしてきた。

 

「堅い事言うなや。袖すり合うも他生の縁、昨日の敵は今日の友……ってな、知らんけど!!」

 

妙に爽やかな空気感を漂わせてるキメ顔のタクロウ。地味にイラッとした。

 

「家族でキャンプなんて何年ぶりでしょうか………コウスケさんはいつも家でグータラしてるかガンプラ作ってるかどちらかなので………ボクも楽しみです」

 

「グッハァ…………!!!」

 

あわれコウスケ氏、私生活のダメ大人っぷりを晒され大ダメージ………

そんなこんなで騒がしいGBNのサマーキャンプが幕を開けた。

 

 

フェス会場は広大な森林地帯。どこか見覚えがあるような………

 

「………って、ここ俺がサタケの事件の時更地にした森だ…………」

 

なんとなく罪悪感…………

 

「え、カラスマがこの森林地帯を更地に?ウソやん、流石にワイは騙されへんで」

 

タクロウ、疑ってるところ悪いがマジなんだよ………

 

「いや、マジだ。カラスマの必殺技ならこの森林地帯くらいは軽く焦土にできるぞ。アタシが断言する」

 

ジュピターさんも太鼓判を押す災害級ダイバー。まさしく俺の事だ。

 

「まあ、カラスマだからな」

 

「………カラスマだから仕方ない………」

 

クロとサヤも概ね同意。

 

「え?ウソやん??ウソって言うてくれや!?今日のフォースフェス大丈夫かいな………!?」

 

「大丈夫だよ。俺がそんな風になんでもかんでも片っ端から消し飛ばす破壊神みたいに見えるか?」

 

「カラスマ先輩は以前、緊急時だったとはいえ気軽に災害級の必殺技を使おうとしてましたけど………」

 

悲報、カラスマ・ユウゴ破壊神認定。しかもよりによって後輩のユウに。

否定できないのが悲しいところだ。認めたくないものだな、若さ故の過ちというものを………

 

 

 

そうこうしているうちに、今回のフェスのイベントミッションが発表された。

内容は、「森林隠れ鬼〜迷彩ザクを捕まえろ〜」と本フェス目玉のイベントバトルミッション、「ハンティングゲーム」だ。

どちらもスコアに応じたメダルを獲得でき、獲得したメダルは最終的に食材アイテムと交換してバーベキューを楽しむ事ができる粋な仕様。

とりあえずクロ、サヤはザクのガチ勢なので他のフリューゲルメンバー何人かとユウを連れて森林隠れ鬼に。シグレ、ミカゲ、俺、モルゲンアウトとアカリさん、シグレ小隊をはじめとした残りのフリューゲルメンバーはハンティングゲームに参加する事にした。

 

 

カラスマside 終

 

 

ユウside

 

 

視界の端で何かが動いた。目を凝らすと、周囲の風景に紛れてはいるが、隠しきれない光るモノアイ。

 

「いました。ザクです!!」

 

「「いや、あれはザクじゃない。ボルジャーノン(だ)………」」

 

クロ先輩とサヤ先輩が同時にそう言った。

確かに近付いたら機体名はボルジャーノンと表示された。

 

「…………どこが違うんですか?」

 

「よく見ろ。モノアイレールの正面が若干広いだろ?」

 

「今、ホバー移動で逃げた………ザクは普通、ホバー移動できない………」

 

「じゃあ向こうの開けた場所にいる3体のザクは………」

 

「「迷彩柄に塗ったオリジン版高機動型ザク。たぶん黒い三連星仕様」」

 

「今飛んで逃げたサイコザクは…………?」

 

「「サイコザクのバックパック背負ったボルジャーノン」」

 

「今、ガンダムいましたよね!?」

 

「「あれはパーフェクト・ガンダム。ガワがガンダムなだけで中身はザク」」

 

「……………………」

 

全部正解でザクを捕まえまくるお二人。先輩方がいればこのミッションは余裕なのは確かだけど、なんでお二人はあれを見分けられるのか私にはさっぱりです…………

 

 

ユウside 終

 

 

カラスマside

 

 

「ミカゲ、そっち行ったぞ!!!」

 

「OKだ………カラスマ」

 

鹿型のイベントエネミーガンプラ、「ザ・ディアー」にアーマーペネトレーターを振りかざし迫るミカゲだが、ザ・ディアーは角の辺りに装着されたハンドガンを乱れ撃ち迎撃する。

ミカゲは機体をスライディングさせてハンドガンの射角の取りにくい位置に潜り込み、新武装のマルチプルシールドアームズをシザーモードに可変させてザ・ディアーの頭部を挟み込み首チョンパした。

ザ・ディアーは撃破時のメダル獲得数が多く、その分強いので戦果としては上々。

というかこのザ・ディアー、明らかに某鹿のゲームっぽい挙動しているけどさては運営、ウケ狙いだな?

 

「イノシシ(型MA)とニワトリ(型軽MA)が大量、ザ・ディアーが21機か………そっちはどうだ?シグレ」

 

俺は森にシアーハートアタックばら撒いて、逃げ惑うイベントエネミーを高台からイフリートイェーガーのライフル(←シグレ命名:フルート)で狙撃しているシグレに通信を繋ぐ。

 

「ボンバー猟とは楽しい物だな、………というのは冗談で良いニュースと悪いニュースがある」

 

「良いニュースは?」

 

「こっちの戦果は充分、予想より早くそちらに合流出来そうだ」

 

「じゃあ悪いニュースってのはなんだよ」

 

「やたらめったら強いイベントエネミーがそちらに接近中。何発か狙撃したけどほとんど効いてないぜ。たぶんレアエネミーかもしれない」

 

「噓だと言ってよバーニィ!!」

 

「悲しいけどこれ戦争なのよね〜」

 

「任務了解……自爆する」

 

「するなwww」

 

シグレとふざけたガンダムトークを交わしながら辺りを警戒する。そして、それは現れた。

ボリノーク・サマーンがベースの熊型MS、機体名は「モリノーク・マサーン」

モリノーク・マサーンは素手で木を薙ぎ倒しながらこちらに向かってきた。

 

「ミカゲ、俺が前衛にまわる。サポート任せた!!」

 

俺はバエル・フギン=ヴィゾフニルを駆りモリノーク・マサーンの前に躍り出た。

モリノーク・マサーンは鋭い爪のある腕を無造作に振り回す。

俺は四剣ノ型の構えで的確に防ぎ受け流し反撃する動作を四本の腕を複雑に連携させて繰り出した。

その隙にミカゲがアーマーペネトレーターで強襲。しかしモリノーク・マサーンの装甲にはほとんどダメージがない。

 

「ふむ、装甲は硬いが俺が対応できない程のパワーでもない。いくら装甲強度が高かろうがこのまま耐久すれば勝てる」

 

「そんな事してたら日が暮れますよ?ボクはそんなに待つのは嫌です………」

 

そんな声に振り向くと、アカリさんがギャンスロットを改造したガンプラに乗って現れた。

 

「ギャウェイン………サンライトバーストモード……!!」

 

ギャウェインの両肩にビームマントが形成されて頭部の角から羽飾りのようなビームエフェクトが発生した。

アカリさんが駆るギャウェインは目にも止まらぬ速度でモリノーク・マサーンに接近し、右手に持ったバーストサーベルで装甲の一点のみを乱れ突く。そしてトドメとばかりにバーストサーベルの剣針を装甲表面に突き立て分離して距離を取る。剣針が爆発した。

 

「どうぞ。トドメはお譲りします………」

 

アカリさんはそう言ってまだ倒れないモリノーク・マサーンを指差す。よく見ると、先程アカリさんが攻撃した所の装甲に小さな穴が空いていた。

 

「ミカゲ、アーマーペネトレーター借りるわ」

 

ブラッディフレームツェペシュからアーマーペネトレーターを受け取りバエル・フギン=ヴィゾフニルのパワーでフルスイング。ドリルにより装甲ごと動力部を貫きモリノーク・マサーンは完全に沈黙した。

 

 

「お前ら、そろそろ戻ってこい」

 

良いタイミングでジュピターさんからの通信。

 

「では、ソウスケと合流して戻りましょうか?」

 

アカリさんはそう言ってシグレを迎えに行った。

っていうか、今さらだけどアカリさん強すぎじゃね?

 

 

 

「おっ、なんや。あんたらもモリノーク・マサーン倒したんかいな………やるなカラスマ。ワイのライバルと認めてやってもええで」

 

「えばるなタクロウ。どうせジュピターさんが倒したんだろ?」

 

「ウソやん!?なんでわかるんや…………!?」

 

どう考えてもタクロウのレッドフレームタイプTではモリノーク・マサーンの装甲を突破するにはパワー不足だからたぶんジュピターさんが必殺技の「永劫不壊の絶世剣(デュランダル)」使ってゴリ押しチェストしたんだろうな。

そして、やはりモリノーク・マサーンはレアエネミーだったようでメダルザクザク、最終的なイベントスコアはフリューゲルメンバー全員が余裕で参加できる大規模なバーベキューを開催できるくらいになった。

 

 

 

その後、ジュピターさんはイベントメダルと交換した鹿肉で炊き出しかと思うくらいの大量のカレーを作った。これがまた、鹿肉がクセのないさっぱりした味わいで旨い。

その他にもイノシシ肉のバーベキューは軟骨食べてるのかってくらいの固さで噛みごたえがあり脂の旨味も感じられたし、アカリさんはヤンニョムチキンとポテトサラダを作ってた。更にはシグレ小隊の紅一点、スズキがラム肉でジンギスカン作り始めたりもはやちょっとした料理大会。

ELダイバーだから本来は食事を取る必要がないアステリアとアルテミスもかなり食事を楽しんでた。

というか、めちゃくちゃ食べてる。それもあって大量の食材はしっかり全部消費された。

食後はジュピターさんが焚き火でマシュマロ焼き始めたりクロがコーヒーを淹れてたりジュピターさんに便乗したシグレがマーガリン入りのあんぱんを焚き火で炙りだしたりした。(マーガリン入りのあんぱんはシグレの好物らしい)

最初は「シグレが奇行に走った」とか思ってたけど炙ったマーガリン入りのあんぱんを一個シグレに貰ったら火が通って程よくとろけたマーガリンがパン生地に適度に染み込み、つぶあんとマーガリンが混じり合った最高の味わいでとても旨かった。

その他にもどうしてもコーヒーに大量の砂糖を入れたいタクロウがブラック派のクロと子供舌だの味覚が死んでるだのと言い合ってたり、とても思い出深いサマーキャンプになった。

 

 

カラスマside 終




はい、飯テロ満載ジビエ料理ありのワイルドサマーキャンプ回でした。キャンプにバーベキューも楽しめるGBNは神ゲーですね。
最近ではモルゲンアウトのタクロウが動かしてて楽しいキャラなのでお気に入りです。関西弁口調が少し難しいけどwww
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