ガンダムビルドダイバーズフリューゲル 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
まだまだ頑張って書いていきますので、ここまでついてきてくれてる貴重な読者の皆さんは今後もよろしくお願いします。では、どうぞ。
カラスマside
9月。オフ回をする、という話がGBN内で出てきた時は楽しみではあったが………なぜにこうなった………行き先が鹿児島で、しかもまたもやシグレ家全員集合のちょっとした旅行になるなんて誰が予想しただろうか。
話は少し前に遡る。オフ回の話題が出た辺りの事だ。
ジュピターさんの家が鹿児島でそれなりの広さもあるからそこに集まろうって話になって、シグレやクロ、サヤは大学生だけど俺とミカゲとユウは高校生だから保護者としてコウスケ氏とアカリさんが来る事になって、今に至る。
色々あってコウスケ氏の運転する車でユウとミカゲと俺、鹿児島にあるジュピターさんの屋敷に到着。シグレとクロとサヤ、あとオフ回参加の元彗星メンバーは現地集合。まあだいたい大学生ばかりだからバイト代でなんとかしたらしい。
あと意外だったのがシグレ小隊のスズキ、本名
その他にもシグレ小隊からファッションヤンキーのホンダ(本名
全員集まったところで、屋敷のインターホンを押す。
「おう。開いてるから適当に上がれよ」
リアルでも変わらずなんとも男前すぎるジュピターさん。言われた通り屋敷に上がった。アステリアとアルテミスにも会いたいしな。
「フリューゲルのみんな……来てくれたんだね……」
「お待ちしてました」
モビルドール姿のアステリアとアルテミスが俺達を迎えた。
「おう!!来たぜ。今日はアステリアとアルテミスのガンプラの制作計画も考えてきたんだ」
クロは元気よく応える。
「みんなよく来たな。アタシは
リアルでのジュピターさんは銀髪でなくて黒髪なだけでGBNのアバターそのまんまだった。
そうか、本名から「星」と「木」の字を取って木星、でジュピターなのか……
「みんな腹減ってるだろ?本場の鶏飯とか、鹿児島特産のグルメを色々用意してあるぜ!!」
流石ジュピターさん、準備がいい。
「ゴチになります!!」
俺達は迷わずメシにする事にした。
黒毛和牛に黒豚、薩摩揚げに鶏飯とか色々食べて腹も膨れたところでみんなガンプラを並べ始める。
「カラスマのバエル・フギン、イカれた作り込みだな………HGバエルをベースにフルメカニクス並みのガンダムフレームとかありえん……外装とかほぼフルスクラッチだろこれ」
「そう言うマツダのザクもなかなかだよ。RGをベースに外装をオリジン版ザクにして、装甲も徹底的に軽量化して……」
バトルジャンキーのマツダとしばしガンプラを見せ合う。
「私のブラッディフレームももっと作り込んだ方がいいのだろうか………今の性能でも不満はないのだが………フム……」
マツダとはけっこう気が合いそうだ。その後ろで話に入っていけないミカゲが何か呟いている。
「「よし、バトルしようぜ!!」」
マツダと俺が同時にそう言った。まさかのハモりだ。
「カラスマ……本当にバトル好きだね……」
「バトルの時のカラスマさんは本当に生き生きとしてるよね」
呆れ気味のアステリアとフォローしようとするアルテミス。
「悪いがここにはアタシが練習用に使ってるGPデュエルの筐体しかないぞ。GPデュエル用のガンプラと一緒に奥の部屋にある」
ジュピターさんがそう言って1つの部屋を指差した。
「「上等だ!!スクラップにしてやらァ!!」」
俺とマツダが同時にそう答えた。
「ワ〜オ……血の気多すぎねぇ?」
クロが呆れていた。その直後、
「うるさいぞ………どこぞのガンプラ馬鹿どもが。僕は眠いんだ……」
そんな子供の声に振り向くと、その偉そうな口調とは不釣り合いな10歳くらいのショタがいた。誰?
「レン、起こしてしまって悪いな。今日はフリューゲルのオフ回なんだ」
ジュピターさんがそう言ってショタの頭を荒っぽく撫でた。
「フリューゲル?ああ、サタケの事件の時、僕のパシりに使った奴らか……おかげでGBNへの被害は最小限に留められたし、結果的にサタケは逮捕されたし、まあ…ありがとうと言ってやらん事はない。GBNがめちゃくちゃになったら僕の遊び場所が1つ減る。それは僕にとっても本意ではないからな………」
ショタはとことん偉そうに吐き捨ててそっぽを向く。確かに美少年な外見ではあるが、全然可愛くねぇ………
というか、レン??まさかコイツが?
「か……可愛いです〜!!レンく〜ん!!」
唐突にユウがレンを抱きしめた。
「うっとおしい………」
レンはぼやきながらもされるがままになっている。うん、全然可愛くねぇ。
「可愛くねぇな」
「可愛くねぇ」
「頭は良さそうだけど可愛くない………」
シグレ、クロ、サヤも同意見のようだ。
「フン、別に可愛いと思われようとしてないからな………それと、僕は『頭良さそう』じゃなくて実際、天才だ。子供だからって舐めるな」
ユウを引き剥がしながら機嫌悪そうに呟くレン。
「レンくんもGBNをしているって事はやっぱり、自分でガンプラを作っているんですか?ボクに見せてくれませんか?」
アカリさんが優しくレンに話しかけた。
「よくぞ聞いてくれた………見て驚け!!これが僕のガンプラ、レギルスホワイトキングだ!!!」
レンはドヤ顔で腰のポーチにしっかり収まっているガンプラを取り出した。ポーチ内部には梱包材でしっかりクッションが用意されている辺りとても大事にしているのだろう。
レギルスホワイトキングは白を基調として頭部に王冠のような飾りのあるガンプラだった。見た感じ、完成度はかなり高い。
「レギルスホワイトキングはチェスにおける白のキングがモチーフで更に機体各部のサイコフレームでビットの制御能力を向上させて、関節部分には………」
レンは得意げに語り続ける。なんか偉そうな態度が少しムカつくけど、こうして見るとやっぱり歳相応の子供らしいところあるな。
その後もレンはアカリさんと楽しそうにガンプラ談義していた。
「興が削がれた……なんか今はバトルって気分でもなくなったわ。この続きは後日、GBNでって事でいいか?」
マツダはそう言って畳の上に寝転がる。
「OK。なら俺はクロ達と、アステリアとアルテミスのガンプラ制作計画考えてくる」
アステリアとアルテミスのガンプラはどんなのにしようか?
クロのアイデアは、とりあえずアステリアのガンプラはモビルドール素体を保護するアウターパーツを上から纏ってMSの形にしようという意見だ。という事はガンダムフレーム機体でほぼ確定か?
それなら俺のバエル・フギンの外装と同じ要領で作れなくもない。モビルドール素体用の外装をフルスクラッチすればいい。ただ、問題はアルテミスだ。アルテミスにガンプラのカタログ見せてたら、MSやMAではなく戦闘機に興味を示した。戦闘機………ガンダムフレーム………クリスマスまでには間に合わせないとな………
とりあえず俺達はジュピターさんがコウスケ氏からバトルでぶんどった詰みプラを見ながら考えた。その中で目に止まったのがダブルオーライザーだった。ガンダムフレーム………オーライザー………ダブルオー………いけるかもしれない!!!
カラスマside 終
ジュピターさんこと、星澤木乃の養子。プログラミングやハッキングなどに優れた才能を発揮するギフテッド。知能が高いゆえに他人をナチュラルに見下すちょっと性格がアレな10才児。サタケの事件の際に活躍した謎の人物「レン」の中の人。
以上がレンの設定です。