ガンダムビルドダイバーズフリューゲル   作:ポメラニアンドロイド初号機くん

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ついに2章開始です。まだまだ構想は細かいところを詰めてる段階ですが、このエピソードは以前から考えていたので投稿します。今回はサブタイ通り、原作でもおなじみチャンピオンのクジョウ・キョウヤが活躍するかも?って感じです。
それでは、どうぞ。


2章 逆襲のサタケ
DAY1 大晦日恒例GBN紅白戦〜クジョウ・キョウヤのバッキャロー!!〜


サタケ・ショウゴside

 

僕が逮捕される事は、ハッキングの事がバレた時遅かれ早かれ既に予想できてたからまだいい。けど僕がどうしても許せないのは、フリューゲルの連中だ。

どうせ逮捕されるなら最後に僕を都合よくこき使ったGBNの運営の奴らに一泡吹かせるつもりだったのに………奴らは僕の邪魔をした。実に胸くそ悪い。

奴らの無駄な頑張りをあざ笑うつもりでリアルタイムモニタリングして楽しむつもりだったのに、なんともつまらない事に奴らはあのELダイバーもGBNも両方取りこぼさずに救った…………本当に忌々しきバカどもだよ…………

現実では何の力もないクセにネトゲの中だからってイキりやがって…………!!

これじゃあ僕は道化じゃないか…………憎イ憎イ憎イ憎イ憎憎イ憎イ!!!!!!!!!

拘置所にいる間、僕の頭の中はそればかりだった。

そんなある日、変化が訪れる。

 

「出ろ、保釈だ」

 

どうやらお父様が保釈金を支払ってくれたらしい。お父様は僕を冷ややかな目で見るだけで何も言ってはくれなかった。

この人は昔からそうだ………世間体ばかり気にして、僕の事をちゃんと見ようとしない。だが、今はそれよりもフリューゲルの奴らへの復讐だ。保釈されたとはいえ無罪放免ではない。公判が始まるまでに奴らの大好きな世界、GBNをめちゃくちゃにしてやるよ………僕はそのあとどうなってもいい。

さて、まずは何から取り掛かろうか?

 

 

サタケ・ショウゴside 終

 

 

 

カラスマside

 

GBNの年末、それは大晦日に行なわれる超大規模勢力戦の「GBN紅白戦」無しには語れない。

参加したダイバーは基本フォース単位で(上位ランカーは個人参加する場合もある)軌道エレベーターの防衛をする白組側と軌道エレベーターを制圧する紅組側のどちらかに割り振られる。今年はAVALONがオフェンスの紅組に、第七機甲師団がディフェンスの白組に割り振られた。ひとまず安心だ。

どちらに入るにせよAVALONと第七機甲師団が手を組んだら勝てる訳がないから。

 

 

今回の割り振りは、

紅組が………

AVALON

BUILD DiVERS

百鬼

虎武龍

エトセトラ………

 

って感じで、白組が…………

第七機甲師団

フリューゲル

BUILD DIVERS

夜半の蒼月(ルナティクス・ブルー)

アダムの林檎

月夜の狐火団

SIMURGH

エトセトラ…………

という感じになった。新旧ビルドダイバーズの対決とか面白すぎだな。今回のバトルも楽しみだ。

 

「久しぶりじゃな、カラスマ♡」

 

「おっ………負けヒロインじゃないか……久しぶり」

 

「負けヒロインと呼ぶでない!!」

 

ミカゲ、容赦ない……まあ今はミカゲの方が強いからな。

 

「ヨヅキがいるなら心強いな。それはそうと、この夜半の蒼月(ルナティクス・ブルー)というフォースは初めて見る………誰か知ってるか?」

 

夜半の蒼月(ルナティクス・ブルー)はわっちの師匠、クロツキ様のフォースなのじゃ。現GBN個人ランク2位の現人神じゃぞ」

 

「そりゃあスゲ~、いつか戦ってみたいな」

 

「カラスマ、悪い事は言わん。クロツキとは関わらない方がいい」

 

ジュピターさんがいつになく真剣にそう言った。

 

「そんなにヤベー奴なんですか?」

 

「ああ、奴は大規模なバトルイベントになるとほぼ毎回、チャンピオンを執拗に追い回しバトルを挑む。その実力はチャンピオンでもまともに戦えば無傷では済まないくらいだ。巻き込まれたくなければ関わらない方がいい」

 

想像以上にヤベー奴だった…………まあ今回は味方だから大丈夫か?

そんなこんなで紅白戦開始時刻になる。

 

 

 

 

 

 

 

戦況は五分五分、ところどころで激しく戦いが繰り広げられていた。シャフリさんとタイガーウルフが乱闘してたり、ビルドダイバーズのリクがオーガと白兵戦してたりマギーさんが不規則なマニューバで敵部隊のガンプラを次々と斬り裂いてたり…………その頃フリューゲルはというと、ジュピターさんお手製の戦艦数隻(プトレマイオス、ドミニオン、ネェル・アーガマ)を持ち込み無双していた。

 

 

「ハーフキャノン砲撃隊、砲身が焼けただれるまで撃ち続けろ!!!」

 

シグレの指揮で戦艦に取り付いたザク・ハーフキャノン部隊総勢20機が苛烈な砲撃を紅組の機体達に浴びせる。その支援砲撃を背にシグレ小隊が進軍する。

 

「次に斬り裂かれたいのはどいつだ…………」

 

最前線を押し上げるはマツダのザクⅡウィステリア。

コスモパックで更に高機動化されたマツダのザクはヒートサーベルとガンブレード式ザクマシンガンを手に眼前の敵を葬り去る。その後ろからガンナーパックを装備したホンダのザクによる援護射撃。フルセイバーパックを装備したミツビシのザク・ハーフキャノンウィステリアもホンダに続き苛烈な支援砲撃を行う。

そしてマツダが崩した敵陣にシグレのアメジスティアーとツーマンセルで斬り込むスズキのアクトザクウィステリア。

充分に敵陣を撹乱したところでシグレ小隊が一旦下がる。打ち合わせ通りだ。

 

「ここからは俺の出番だ!!」

 

バエル・フギン=ヴィゾフニルを加速させて光の翼を展開する。更に敵陣深くに斬り込み、光の翼を盾にしてクロのブラックエンドフィアーズとサヤのソニックスナイパーアドバンス、ユウのイフリートガーネットレイジを戦線投入して波状攻撃。ミカゲは最終防衛ラインに残した。

シグレの作戦は今のところ順調。ここらでクロツキの様子を見ると、アスタロトのデモリッションナイフを持ったシルヴァ・バレトの改造機で大暴れしていた。

なんか、有線式ハンドを上手く活用して腕を伸縮させて自在に間合いを変化させながらデモリッションナイフを振り回してた………更にはインコムで死角もカバー。

クロツキと一緒に行動してるアオイ・ヴァールハイトっていうスナイパーライフル持ちのエアリアル乗ってるダイバーも狙撃しながら周囲の防御と接近した敵の迎撃を全てガンビットだけでやってる。

言葉で説明すると簡単だが、何故それが可能なのかわからない。

 

「ここらでダメ押しだ。ジュピターさん、パーフェクトパックの使用許可を!」

 

シグレがそう言ってジュピターさんの判断を仰ぐ。

 

「パーフェクトパック使用承認。作戦名、夜天の火。決行せよ」

 

プトレマイオスのコンテナからGNアームズタイプDに似た大型支援メカが出てきてアメジスティアーのコネクタにドッキングする。

 

「ネイキッドtoパーフェクト。これがパーフェクトアメジスティアーだ!!」

 

パーフェクトアメジスティアーが全武装を展開した。サイコジャマーにより紅組所属のサイコミュ機体は次々と停止し、ソードビットウェポンとGNミサイルとGNキャノンの雨あられにより他の紅組機もろとも撃墜される。地上にはシアーハートアタックがばらまかれ、紅組の機体にはどこにも逃げ場はない。パーフェクトアメジスティアーは紅組に甚大な被害を及ぼした。

 

「シグレえげつないな………」

 

俺は四剣ノ型で逃げ惑う紅組機体を次々と斬り裂いてそう呟く。

そしてジュピターさんが指揮するドミニオンとネェル・アーガマは既にトドメの主砲発射準備に入っている。現在「第七機甲師団」の精鋭部隊がチャンピオンを足止めしており、この艦砲射撃が決まればいくらチャンピオンの力があっても紅組は戦線を立て直す事は困難。まさにチェックメイトの段階だ。ロンメル大佐がここまで粘ってくれたおかげで今回の紅白戦ではチャンピオンに黒星をつける事ができるかもしれない。

そう思った時の事だった。

遠くで巨大な閃光が一筋。あれはもしや………、リライジングガンダムのグランドクロスキャノン!?

それを裏付けるかのようにロンメル大佐率いる第七機甲師団の精鋭部隊が壊滅していた。チャンピオンがフリーになる。

 

「紅組の皆、遅くなってすまない。ここから反撃開始だ!!」

 

チャンピオンが駆るTRYAGE-マグナムがトライスラッシュブレイドを振りかざし、パーフェクトアメジスティアーに迫る。

 

「シグレを守るぞカラスマ!!」

 

クロと俺はチャンピオンの前に立ち塞がった。クロの豪快流麗な斧技と俺の四剣ノ型での連携絶技、更にサヤのダインスレイブカノンによる援護射撃。俺達の連携は間違いなく完璧だった。後で振り返ってみてもそれははっきりと言える。しかし、GBNの頂点に立つチャンピオンはそれを軽々と踏み超えてきた。

クジョウ・キョウヤはサヤのダインスレイブカノンによる狙撃を最小限の動作でかわしつつTRYファンネルでソニックスナイパーアドバンスを撃墜。

更に以前戦った時に一度見て覚えていた四剣ノ型の弱点であるサブアームのパワー不足、その弱点をついてバエル・フギン=ヴィゾフニルを力ずくで斬り捨てて返す刀でブラックエンドフィアーズを斧ごと両断してトランザムバーニングレイジを使用したユウを瞬殺。パーフェクトアメジスティアーに襲いかかる。

パーフェクトアメジスティアーに虚空から出現した巨大なタイタスの拳が振り下ろされた。パーフェクトパックはあっけなく破壊されて、近くに待機していたドミニオンとネェル・アーガマにもTRYファンネルが牙を剥く。

シグレは一瞬早くパーフェクトパックをパージして難を逃れたがドミニオンとネェル・アーガマは完全に破壊された。

 

「「クジョウ・キョウヤのバッキャロー!!!!!!!!」」

 

シグレとジュピターさんの心からの叫びが戦場に木霊する。

そしてチャンピオンが脱出したシグレに狙いを定めた直後、

 

「そこにいたか…………クジョウ・キョウヤぁ!!!!」

 

クロツキがチャンピオンに躍りかかった。

左腕に持ったデモリッションナイフを振るう瞬間に有線式操作のサイコミュ・ハンドで腕を伸ばし、遠心力を活かした鞭のような打撃と腕の伸縮による不規則な間合いの鋭い斬撃、その両方の特性を併せ持つ超絶技巧の一撃はチャンピオンをその場に押し留める。

更に、TRYAGE-マグナムのTRYファンネルにインコムで対抗してTRYファンネルを一切寄せ付けないクロツキのシルヴァ・バレト。あまりにも次元が違いすぎる戦いだ。

 

「ファンネルミサイル、フルバースト!!」

 

クロツキはファンネルミサイルによりTRYファンネルを全損させてTRYAGE-マグナムを追い詰めた。そのままデモリッションナイフを振りかざしTRYAGE-マグナムに斬りかかるクロツキ。

TRYAGE-マグナムはクロツキの斬撃をトライスラッシュブレイドで受け止めてそのまま弾き返した。そしてインコムを警戒しつつクロツキのシルヴァ・バレトが繰り出す間合いを無視した有線式ビームハンドによるデモリッションナイフの攻撃を凌ぐ。

そして防御ついでにサイコミュ・ハンドのケーブルを切断。サイコミュ・ハンドを有線式から無線式に操作を切り替える一瞬の隙をついて接近してトライスラッシュブレイドを一閃し、シルヴァ・バレトの右腕によるロケットパンチを頭部に受けながらもクロツキを倒した。

その後の結果だけ言うと、チャンピオンは機体の頭部が半壊した状態のまま最終防衛ラインを突破して軌道エレベーターを制圧。紅白戦は紅組の勝利に終わる。

今年の大晦日はとても濃い時間として記憶に刻まれた。

 

 

カラスマside 終




ついに2章突入!!新キャラでチャンピオンの最大のライバルを登場させました。ちなみに、クロツキのフォース夜半の蒼月(ルナティクス・ブルー)はクロツキとアオイ・ヴァールハイトのコンビフォースで、その人数の少なさゆえにフォースバトルトーナメントへの参加権を獲得できなくてフォースランキングではあまり名前を見る事がありませんが実力は第七機甲師団以上とも言われています。(←二次創作設定)
更にはクロツキ自身がGBN個人ランク2位。チャンピオンに最も近いダイバーです。
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