ガンダムビルドダイバーズフリューゲル   作:ポメラニアンドロイド初号機くん

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どうも。夜中に執筆してたら朝になっていたキツネスキーです。今回はクロツキのリアルでの素性が判明します。圧倒的な強さと自由さを兼ね備えたクロツキの素顔とは?
それでは、どうぞ。


DAY3 月ノ宮夜狐

シグレside

 

 

俺とシグレ小隊の夜半の蒼月(ルナティクス•ブルー)移籍翌日、俺はいきなりリアルのクロツキに呼び出された。待ち合わせ場所は最寄りのガンダムベース。

何故かこちらの生活圏まで把握されているという事実………背筋がうっすらと寒くなった。

 

待ち合わせ場所のガンダムベースでガンプラを物色していると、

 

 

「そちらはシグレ・ソウスケ様でよろしいでしょうか?」

 

なんか黒髪ショートカットの快活そうな外見とは裏腹に無表情なメイドさんに声をかけられた。

 

「そうですけど………もしかしてクロツキの関係者ですか?」

 

 

「アオイ・ヴァールハイトでございます。月ノ宮 夜狐(つきのみや やこ)お嬢様の従者をしております」

 

月ノ宮グループ、名前くらいは聞いた事がある。日本でも有数の大規模複合企業グループでGBNのスポンサーもしているとか………そんな大財閥のお嬢様がGBNをしているなんて世界は広い。

 

「お嬢様がお待ちです。こちらへ……」

 

俺はアオイさんに導かれるまま駐車場に停めてある黒塗りのリムジンに乗り込んだ。

 

「しかし、クロツキが月ノ宮グループのお嬢様とは……」

 

俺はリュックにしまってあったマーガリン入りのあんぱん(道中、コンビニで買った)をかじりながら、魔法瓶に入れて持参したコーヒーを飲む。

 

「その割にはずいぶんと落ち着いて………いや、むしろくつろいでますね」

 

「まあ、ウチの妹にGBNの垢バレした時よりは驚いてないのは確かだな。実際、GBNでもクロツキの事を『お嬢様』って呼んでたからどこかの名家の出だろう事は予想できてた」

 

「さようでございますか」

 

そうこうしているうちにリムジンは目的の月ノ宮邸に到着した。門をくぐるとそこには………

 

「遅かったな!!!」

 

バァーーン!!!という擬音が似合いそうな某奇妙な冒険風ポーズでたたずむ月ノ宮 夜狐と思われる長い黒髪の低身長サブカルお嬢様(クロツキ(リアルの姿))がいた。

しかも、部屋着か何かわからないけど黒地に白文字で「世界の帝王」と書かれたTシャツ着てる。これが妙に似合ってるのが面白い。

 

「お嬢様、門の前でジョジョ立ちはお止めくださいませ。お客様が困惑されております」

 

「む、確かにジョジョは少しとっつきにくいイメージがあるからな……」

 

「いえ、そうではなくてリアルでは初対面の相手に対してそのテンションはどうか、という話です」

 

「確かにそうだな。それはそれとしてアオイ、シグレをあまり待たせるな」

 

「門の前でジョジョ立ちしてシグレ様を引き止めたのはお嬢様でしょうに………」

 

やっと屋敷に入れるようだ。なんかもう既に疲れた。

 

 

 

 

 

夜狐の部屋はとても広く、大量のガンプラが棚に並んでいて部屋の一角には大きな水槽があってその中にはオウムガイがふよふよ浮き沈みしていた。すげぇな………っていうかオウムガイって飼えるのか………まあ、女子力はゼロだが。

 

「さて、お前を呼んだのは他でもない。サタケが保釈された」

 

「なんだって!?」

 

「あいつの事だからまた何かろくでもない企みをしてそうだが、こちらでもまだ怪しい動きは掴んでいない」

 

「その事をフリューゲルの皆は知ってるのか?」

 

「まだ知らんだろうな」

 

「………」

 

まさか、サタケが帰ってくるとは………しかし、何故夜狐はそれを俺に伝えたのだろうか?

 

「なに、私は今のGBNを維持したいだけだ。その上での障害はできるだけ排除しておきたい、それだけだよ。それに、チャンピオン打倒もまだ達成していないからな」

 

俺の考えを見透かしたように夜狐がそう言った。

 

「OK。なら、せいぜいあんたの強さや技を盗ませて貰うぞ。俺は、カラスマに負けたくない」

 

「それでいい。では早速、バトルだ。ここに練習用に使ってるGPデュエルの筐体がある。私と同じガンプラバカならそれだけでもうわかるだろう?ガンプラは棚にあるのを好きに使え」

 

「OK。イフリートナハトとケンプファーニコイチしていいか?」

 

「構わん」

 

俺はイフリートナハトに簡単なウェポンラックを作りケンプファーの武装を全載せした。セッティング完了。やはり武装はマシマシにするに限る。

早速、バトル開始だ。

 

 

 

 

 

「シグレ・ソウスケ、イフリートナハト驟雨。参る」

 

「クロツキ、ザクⅡシュバルツシルト。出る」

 

 

 

 

クロツキのザクはオリジン版高機動型ザクをベースにサイコザクとニコイチした機体。ザクマシンガンとバズーカを撃ちまくりながら距離を詰めてくる。

 

「接近戦なら望む所だ!!」

 

俺はクロツキのザクがばらまく弾幕を避けながらコールドクナイを投擲してマシンガンとバズーカの銃口に投げ込み、爆発させる。そのまま右手でコールドブレードを抜刀した。

 

「面白い………!!」

 

クロツキは怯む事なくヒートサーベル(グフから流用)を左手に装備して迎撃。

そのタイミングで俺は遮蔽物を利用し一度姿を隠してジャミングを起動した。

ここまでは完全に読まれてるだろうけどこのタイミングで左手にシュトゥルムファウストを装備。死角から撃ち込み、その後左手にジャイアントバズを装備し直す。近接戦闘に対応できる状態を維持したまま射撃も行える態勢で強襲する。

 

「いい戦法だ。だが、まだ私には届かない」

 

そんなクロツキの声が聞こえた次の瞬間、クロツキのザクは右手に素早く装備した予備のザクマシンガンでシュトゥルムファウストの弾頭を撃ち落としジャイアントバズの銃口に弾丸を何発も撃ち込んで破壊して、すかさずコールドブレードで防御態勢に入ったイフリートナハト驟雨をヒートサーベルで両断した。

これが…………世界ランク2位の実力…………最初から最後まで読まれていた。機体の性能も普段のシルヴァ•バレトより数段劣っているはずなのにそれを物ともしない。クロ達には悪いがやはり夜半の蒼月(ルナティクス•ブルー)に移籍したのは結果的には間違いではなかった………

俺はここで、もっと学んで………まだまだ強くなってやる………!!

 

 

シグレside 終

 

 




クロツキ、リアルだとめちゃくちゃ親しみやすい件…………
ちなみに、作中で名前は出てきませんでしたがクロツキの飼ってるオウムガイの名前は「ネモ」です。
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