ガンダムビルドダイバーズフリューゲル 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
まあ、そんな話はさておき久しぶりの更新です。今回は久しぶりにレンの再登場です。最終決戦に向けて突っ走りますのでよろしくお願いします。それでは、どうぞ。
カラスマside
あれから、レンがフォースメンバーに加入した事により、フリューゲルはシグレが抜けた事を少し引きずりながらもバトルではそこそこ安定した成績を保っていた。
実は、レンは敵戦力の分析とか作戦立案などがかなり上手くシグレの代役を完璧に務めている。
まあ、バトルの腕はめちゃめちゃ弱いが…………そこはまあ、ジュピターさんを主力メンバーにすれば問題ない。
「誰がクソザコのザコソルジャーだって?チンパンスレイヤー。僕は控えめに言ってザッパーザクくらいの強さはあるぞ」
こいつ………心の中を見透かしやがった……!!ニュータイプか!?
「お前ら僕をナメてるようだからここらで目に物見せてやる。ジュピター、あれ使っていいか?用意してあるんだろ?」
レンがニヤリと笑いながらそう言った。
「ああ、G−ORTな………持ってきてるぜ。なら、今からお披露目とするか………」
ジュピターさんもレン同様ニヤリと笑い、二人が同時にログアウトして10分後くらいに戻ってきた。それも、レイドボスクラスのフルスクラッチ巨大モビルアーマーをGBNに持ち込んで………
「どうだ!!!これが僕とジュピターの悪ふざけと根気と持てる制作技術全ての結晶、G−ORTだ!!!!!」
レンが巨大モビルアーマーに組み込まれたレギルスホワイトキングのコックピットからそう言って俺達を威嚇した。
それは、巨大な蜘蛛のような姿で各脚ごとに大型Iフィールドジェネレーターを持ち、無数のメガ粒子砲を備えたバケモノだった。(あとで聞いたが、総制作期間は5ヶ月以上だとか………)
「へぇ~、いいオモチャ持ってるね。それ、貰うよ」
突如、どこからともなくそんな声がした。片時も忘れやしないこの声は………まさか………サタケ??
G−ORTのコアユニットからレギルスホワイトキングが強制的に弾き出されてコントロールを奪われる。
「クソッ!!返せよ!!それは僕とジュピターのだ!!返せよォォォォォ!!!!!」
レンは泣き喚きながらレギルスホワイトキングをG−ORTに向かわせていくが、一瞬でメガ粒子砲の光に呑み込まれて撃墜された。
「サタケ!!!テメェまた性懲りも無く!!!」
クロが怒りを剥き出しにして吠える。
「おっと、せっかく新しいオモチャを手に入れたのにすぐ壊されちゃたまらない………君達の相手はこいつらだよ」
そんなサタケの声とともにG−ORTは姿をくらまし、それと入れ替わりに8人のダイバーが現れた。使用機体はルブリスウル、ルブリスソーン、ファラクト、ダリルバルデ、シュバルゼッテ、ゲイルストライクガンダム、レジェンドガンダム、バンシィ。
8機は一斉に襲いかかる。
「ヒャッハー!!!みんなぶっ壊してやる!!!」
先陣を切ったダリルバルデがクロのブラックエンドフィアーズと切り結び、膠着する。
カラスマside 終
クロside
「流石にジェターク系の機体はパワーがすげぇな………だが………」
俺はフレキシブルブースターアームとオプションで追加されたサブアーム2つに装備したザクマシンガン2丁、ザクバズーカ、対艦ライフルを至近距離で撃ちまくる。
ダリルバルデはアンビカーで防御するが、間に合わずに直撃を受けた。
「喰らえや!!ファンネル………!!!」
6基のファンネルによる集中砲火、確実に倒したはずだった。しかし………、
俺が見たのはダルマ状態になったダリルバルデの手足が瞬時に再生した姿だった。
「まさか………、ブレイクデカール!?根絶されたはず!?」
「そのまさかだ!!!」
ダリルバルデはファンネルに撃たれ続けながらもイーシュヴァラを展開して俺に狙いを定めた。
俺はザクマシンガン2丁、ザクバズーカ、対艦ライフルを駆使して何度もイーシュヴァラを撃ち落とすがそのたびにイーシュヴァラもまたダリルバルデの背中に再生して再び展開される。
「ハハハハハハハ!!圧倒的だぜ新型ブレイクデカールは!!!」
「ダァ〜〜!!チートうぜぇ!!!」
俺は最高速度でダリルバルデに突っ込みイーシュヴァラを振り切り、ファンネルでダリルバルデの頭部と手足を破壊した。
「無駄な足掻きを………」
すぐに再生するが、頭部を失ってる間は視界が制限されている。それが狙いだ。間合いは充分………ここだ!!!
俺は必殺技を叩き込んだ。
「
スラスターの加速をフルに乗せた斧による全身全霊の回転斬り、その一撃は迷いなくアンビカーごとダリルバルデのバイタルパートを叩き潰し断ち斬った。
クロside 終
サヤ&ミカゲside
「ほらほらほら、逃げなきゃ落としちゃうよ〜〜。キャハハ!!!」
ルブリスウルがガトリングを乱射しながらガンヴォルヴァとの連携による波状攻撃でミカゲを追い詰める。
「カノってば容赦な〜いwww」
「リノだって楽しんでるじゃん」
「え〜?だってスナイパーを見たら徹底的にマークしろって言うし〜」
ルブリスソーンを駆るダイバー、リノとルブリスウルを駆るカノの双子は以心伝心の連携とガンヴォルヴァの波状攻撃でサヤとミカゲを圧倒していた。
「全く………ブレイクデカールとやらで再生するのはわかったが、まさかガンヴォルヴァまで再生能力を持っているとは………最悪だ、どうせならカラスマと組んで戦いたかった…………」
「同感………こっちだってヤンデレ放火魔とじゃなくてクロと一緒に戦いたかったのに……」
ミカゲのブラッディフレームツェペシュに向けられたビームを左肩のIフィールドジェネレーターで防御しながらサヤがそう呟く。
「なかなか気が合うな………ところで芋砂、私がガンヴォルヴァとメスガキ双子を数秒引き受けると言ったら、どうする?」
「芋砂言うな………2発で充分………」
「決まりだな………」
ミカゲとサヤはアイコンタクトを交わし、サヤのソニックスナイパーアドバンスが一気に加速して前に出る。
「何何〜〜〜?玉砕覚悟??」
「哀れ〜〜〜。無様〜〜」
カノとリノによる苛烈なビームの雨あられをIフィールドで耐えながらサヤは機体を前進させ、立ち塞がるガンヴォルヴァをラプターレッグブースターのクローで引き裂き殴りつけ蹴散らした。そうしてミカゲから注意をそらし、そして………、
「よくやった…………
ミカゲが必殺技を放つ。
辺り一帯を黒とピンクの2色に揺らめく炎が包み込む。
「ぐぅ………流石にこのダメージは…………!?」
「再生が追いつかない………」
リノとカノの機体はガンヴォルヴァもろとも再生する端から焼かれて継続ダメージを受けている。
敵対者だけを焼き尽くす炎の中、その影響を受けていないサヤは恋獄大炎照の炎を目くらましに、既に射撃態勢に入っていた。
「トランスポート・バレット…………」
サヤの放った2発の弾丸はワームホールに吸い込まれて消えた。その直後、カノとリノの前にワームホールが出現する。
「「!?」」
二人はすぐさま回避したが、今度は二人の背後にワームホールが出現して、その機体のバイタルパートを背後から撃ち抜いた。
「嘘………なんで………??」
「確かにかわしたのに………」
ルブリスウル、ルブリスソーン、両機撃墜。
サヤ&ミカゲside 終
ジュピターside
レジェンドとシュバルゼッテとバンシィが同時にアタシに向かってきた。
レジェンドはビームライフルでドラグーンを1つ残らず撃ち落とした後バイタルパートにも1発撃ち込み仕留めた。
シュバルゼッテはガーディアンのビームを装甲で受けながら間合いを詰めてバイタルパートをビームソードで突き刺し。
その後アタシは怒りに任せてバンシィの両腕を引き千切りバイタルパートが潰れるまで殴った。
「聞こえているだろサタケ!!!アタシはレンを泣かせた貴様を絶対に許さねぇ!!!」
アタシは虚空に向けて叫んだ。
ジュピターside 終
カラスマside
俺はゲイルストライクと何度も斬り結ぶ。何度か腕や脚を斬り落としてやったが、奴はそのたびに斬られた部分が再生して埒が明かない。
その上、このゲイルストライクはブレイクデカールのせいか俺のバエル・フギンと同等の機動力を発揮している。
それだけでなく手数で不利なのを理解して四剣ノ型の間合いに入らず常に死角に周り攻撃を仕掛けてくるし、機動力が同等と言ってもゲイルストライクの方が小回りが効く分俺が不利だ。
だが、クロツキとの戦いを経て改良したバエル・フギン=ビヨンドは伊達じゃない!!
「バエルソードファンネル!!!」
俺はブレードホルダーバインダーに装備された予備のバエルソードを展開、操作してゲイルストライクの四肢を斬り落とした。すぐさま再生してこちらに攻め込んでくるゲイルストライク。
俺はゲイルストライクの動きを予測して、先読みでミノフスキーウイングに搭載されたクスフィアスの砲身を展開して移動先に撃ち込んだ。頭部に命中。
フェイズシフト装甲のせいでダメージはないが続けてバエルソードファンネルで頭部を串刺しにしてしばらくの間視界を奪う。
「ドッズファンネル!!!」
更にミノフスキーウイングのハードポイントに新たに装着したドッズファンネルで両肩のスラスターを破壊、機動力を奪い接近してバイタルパートを一刺し。遂にゲイルストライクを倒した。
カラスマside 終
ユウ&アステリア、アルテミスside
「行けよコラキ!!!」
ファラクトがスタン効果のある電磁ビームを発するガンビット「コラキ」を展開してユウとアステリア、アルテミスを襲う。
「くっ、近付けません…………」
コラキを警戒しながら距離を取るユウ。武器をツインバスターライフルに持ち変えてコラキを撃ち落とそうとするが、そこにファラクトが急速接近してイフリートガーネットレイジに蹴りを入れた。
「ぐぁッ!?」
「弱い…………弱すぎる」
「ユウ!!」
アステリアはGNファングを展開してファラクトに攻撃を仕掛けたが、ファラクトのダイバーはユウを盾にしてGNファングのビーム射撃を凌いだ。
イフリートガーネットレイジは頭部と右腕、左脚を失った無惨な姿で倒れた。
「また………何もできなかった…………」
「ユウ……………ごめん…………そんなつもりじゃ…………!?」
「動揺したな、隙だらけだ…………!!」
コラキがマルコシアス・ムニン=オブリビオンを捕らえる。
ファラクトはマルコシアス・ムニン=オブリビオンの手足を引き千切る。
「痛い!!イタイイタイイタイイタイ!!!!ァァァァァァァ!!」
「やめて…………アステリアを傷付けないで…………」
アルテミスは何もできないままアステリアが手足を奪われるのを見ていた。やがてファラクトのダイバーは放心状態のアルテミスの乗ったオーライザーだけを奪って去って行った。
ユウ&アステリア、アルテミスside 終
クロツキside
「どうやら、一足遅かったようですねお嬢様」
「ああ、そのようだ」
私は手足を失って地面に横たわるアステリアを見下ろしながら呟いた。
「自分の事ばかりにかまけて仲間一人守れない………なんてザマだ!!!」
クロが地面を殴り叫んだ。
「クロは悪くない………サタケは最初からこれを狙っていた。…………虫唾が走る…………」
サヤが静かな怒りをにじませ呟く。
「サタケの奴、何かしでかすとは思っていたが………わざわざ新型のブレイクデカールまで作っているとは………それに、アルテミスを攫って何をするつもりなんだ??」
私には事態がまだはっきりとわからない。サタケがGBNを破壊しようとしているのは確かだが、その行動の動機が理解できない。
「テメェクロツキ!!!遅れてきた上に澄ましヅラして傍観者気取りかよ!!こちとら仲間が攫われたんだ!!何か知ってるならすぐに教えやがれ!!!」
ジュピターさんがクロツキに食ってかかる。
「残念ながらこちらも情報は多くない。後手に回っている状態だ。今のところわかっているのはサタケがGBNに不満を持つダイバーや手っ取り早く強くなりたい阿呆どもにブレイクデカールをばらまいている事くらい………」
その時、GBN全体にオープン回線で通信が流れた。
「ハロー、GBNの皆さん。または、ゲームとプラモしか取り柄のない馬鹿ども。サタケ・ショウマです」
その通信は、間違いなくサタケの声だった。
クロツキside 終
特に話題がないので劇中で新しく登場した必殺技とかG−ORTの解説します。
クロ
剛破烈戦斧
スラスターの加速を最大限に乗せたフルパワーの回転斬り。とにかく高威力でガードごとぶった斬る。シンプルイズベスト。
サヤ
トランスポート・バレット
弾丸をワームホールを経由して命中するまで何度でも追尾させる必殺技。その性質上、対処方法は受ける事を前提とした上でダメージを最小限に抑える以外無し。
G−ORT
元ネタは某型月の物理最強宇宙生物さん。巨大な蜘蛛のような姿で、各脚部ごとに大型Iフィールドジェネレーターと圧倒的な物理強度の装甲、多数のメガ粒子砲、更に隠し機能で機体アビリティにナノスキンが搭載されており装甲が常時微回復する。
その上、脚部装甲の一部がハッチになっており脚部全てのハッチ部分で合計40対のコラキを搭載している。
レンとジュピターさんが「GBNに持ち込めるガンプラのギリギリを攻めてレイドボスみたいのを作ろう」という悪ふざけでガチの作り込みしたモンスターマシン。そんなのがサタケに奪われてこの先どうなる事やら…………