ガンダムビルドダイバーズフリューゲル 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
その辺は未来の自分に任せるとして、第五話、どうぞ。
シグレ・ソウスケ(リアル)side
「牛あいがけカレーうめ〜」
カレーをがっつくリア友の
俺はこの前のメシを奢る約束を果たす為にす○家に来ていた。ちなみに俺は、高菜明太マヨ牛丼サラダセットにした。
「まあ、この前のバトランダムの残念会も兼ねてって感じだな」
俺は付け合せのサラダにごまドレッシングをかけながら言った。
「いや、あれはシンプルに相手が悪かっただろ……第七機甲師団だったし。これ以上ないくらい完璧にメタられたからロンメル大佐の作戦勝ちだ」
クロは冷静に事実を述べる。
以下回想
シグレ・ソウスケside(回想)
フォース「フリューゲル」結成後、俺達は破竹の勢いで快進撃を続け、上位フォースの一角として数えられるほどに名を上げた。そして、バトランダムミッションに挑んだのだが第七機甲師団と当たる。結果だけ先に言うと、もうわかっていると思うが全力を尽くした上で完敗した。
バトランダムミッション、対戦相手からフィールド、シチュエーションまでランダムに決定されるフォースイベントミッションだ。
俺達の対戦相手は第七機甲師団。フィールドは森林地帯でシチュエーションはポイント戦。相手フォースの機体を1機撃墜ごとに10ポイント、さらに大将機は撃墜で50ポイント。
撃墜された機体は制限時間内なら一定時間のクールタイム経過すれば何度でも再出撃できるルール。こちらの選出メンバーは俺、カラスマ、クロ、サヤ、あと名前忘れたけど元彗星隊のブレイズザクウォーリア乗ってる奴。
ロンメル大佐を見くびっていた訳ではない。対戦相手の徹底した情報収集と対策、あの人の戦い方は充分に理解していたつもりだ。
だけど、その上で勝てなかった。
ロンメル大佐がとった作戦は自機以外をミラージュコロイド搭載機体で固めて広域ジャミングによる通信妨害とレーダーの無効化による奇襲主体の各個撃破。
フリューゲルは個の力は高いがお世辞にもバランスがとれているとは言えない。今までは俺が自機の継戦力を温存しつつ適宜、味方のサポートをして戦線を維持する形だったが、それも完璧に見抜かれていた。ゆえに俺はロンメル大佐に徹底マークされた。
最終的に、どうあがいても逆転しようがないくらいのポイント差をつけられ大敗した。
シグレ・ソウスケside(回想) 終
回想終了
シグレ・ソウスケ(リアル)side
バトル後、ロンメル大佐が俺に向けた言葉は今も心にしこりのように残っている。
「まだあの時の事を気にしているのか。確かにAVALONは強敵だが、負けたからといってそれを自分のせいだと思い込むのは傲慢ではないかね?」
ロンメル大佐の言葉は正しい。だが過去、俺がロンメル隊にいた頃AVALONとのフォース戦メンバーに選出されて、少しでも敵の足止めをしようと焦った挙げ句にEXAMで継戦力をいたずらに消耗してあっけなく、かつ無様に撃墜されたのも事実だ。
その戦いの後、フォース戦選出メンバーの一人と口論して、逃げるようにロンメル隊を脱退した事も。
だが、俺の過去のしがらみなどフリューゲルの仲間には関係ない事だ。俺がEXAMを使う事を拒んだところでそんな物はつまらないこだわりでしかない……
わかってはいるけど、そう簡単に整理できるような感情ならばここまで引きずったりしない。
ロンメル大佐は「誰も君を責めてはいないからまた一から鍛え直す覚悟があるならいつでも歓迎する」とも言っていた。
この先フリューゲルに残るにしても、ロンメル隊に戻るにしても、いつかは気持ちの整理をつけなければならない。
「よし……」
クヨクヨ考えてもしかたない。ひとまずはこの間のバトランダムでの失態をどこかで返上しないとな。
俺はごまドレッシングをたっぷりかけたサラダをかっこみ、さっきから手をつけてもいなかった高菜明太マヨ牛丼を食べ始める。
もうクロはカレーを食べ終わっていてサヤはと言うと、デザートメニューのカットリンゴを食べてた。
シグレ・ソウスケside(リアル) 終
今回はシグレが頑なにEXAMを使いたがらない理由の伏線回収回でした。あと、前回のクロとの約束通りしっかりメシ奢ってます。
戦闘シーンは今回控えめっていうか……ダイジェスト的だったけどもwww
今日は更新が早朝にずれ込みましたがこれにて本日分とさせていただきます。