ガンダムビルドダイバーズフリューゲル 作:ポメラニアンドロイド初号機くん
それでは第六話、どうぞ。
「この前のバトランダムだが、お前らたるんどる!!」
ジュピターさんは激怒した。
なんか某文学作品の書き出しみたいになったけど、実際にあった事だ。そして今全員抜き打ちで修行する事になってる訳だが、その内容は………
量産型キュベレイ12機とキュベレイ(ハマーン機)撃破というファンネル地獄のクリエイトミッション………
これだけは声を大にして言わせてもらいたい。
「んなもんできるか!!!」
もうこれ以上ないくらいのクソゲー無理ゲー理不尽ゲー。なんというかヤタガラスの反応速度が俺に追いつかなくなっているし、それ以前にあのファンネル地獄をどう生き残ればいいのか。
そうこうしているうちに35戦目。
四方八方からファンネルの火線が降り注ぐ。そろそろパターンも読めてきた。ファンネルは一撃の威力は低い。ゆえにだいたい最初にバックパックのメインスラスターとか脚とかを狙って行動力を削ぐような攻撃パターンが多い。とりあえず目に見えたファンネルの軌道を予測して置きビームとビームガンの迎撃で破壊。あとはひたすら致命傷になりうる攻撃を回避して、これを繰り返す事でファンネルの数を減らす。
ずっとファンネルを破壊していたらついにファンネルの方位網が手薄になり穴ができた。
ウェポンスロットからビームブレードを選択、両手に持ちキュベレイ達を次々撃墜、そして……
「貴様の命、貰った!!」
ハマーンのセリフを引用しつつキュベレイ(ハマーン機)を撃破。
「終わったか……二度とやりたくねぇなこんな理不尽ミッション」
とりあえず、今後の課題はヤタガラスに変わる新しいガンプラと、それが完成するまでの繋ぎとしてヤタガラスの強化だな。
シグレ・ソウスケside
後から聞いたら他のメンバーはだいたい量産型キュベレイ12機とキュベレイ(ハマーン機)のクリエイトミッションだったらしいが、俺の課題はサイコガンダム相手に友軍のネモ部隊の損耗を抑えながらサイコガンダムの撃破という内容だった。
これがありえんくらいの無理ゲーで、ネモが20機破壊された時点で損耗率甚大で強制ゲームオーバーなのに味方のネモが勝手にサイコガンダムに向かって行く。最初の内はなんとかカバーしようとしてたが、ネモ部隊は理不尽に撃墜されていく。
続けて挑戦する事56戦目、
「クフフフフ………ハハハハハハ……全部ぶっ壊してやる……」
そろそろメンタル的にヤバい感じのテンションになってきた。
ああ、もう細かいこだわりなんてどうでもいい。
「クフフフフ……EXAM………」
ミッション開始早々にEXAMを起動して最速でサイコガンダムに接近、あらかじめ抜刀していた振動式対装甲ブレード「幻夜」で加速を乗せて右足を切断。バランスを崩したサイコガンダムを切り刻むのはもはやナイフでステーキを切り分けるくらいに簡単だった。
ミッションクリア。
「そうか、強くなりたいならばこだわりを捨てろという事か……」
ジュピターさんの言わんとする事が言葉ではなく感覚で理解できた。
シグレ・ソウスケside 終
サヤside
高台に陣取り、次々と現れるステルス機体を狙撃する。
イフリートナハトとか目視で補足できる奴ならまだいいけどミラージュコロイドとかハイパージャマー持ちも混ざっているので面倒。時には接近を許してしまう事もあったけどそういう相手は何回もトライして敵のポップ位置を把握、登場と同時に狙撃。だいたい68回くらいでクリアできた。
このミッションは間違いなくクソゲー。二度とやりたくない。
サヤside 終
クロside
俺の課題はエピオンとかゴッドガンダムとかバエルみたいな近接特化機体との一対多数での戦闘。得意の斧捌きをさらに磨き上げろという事らしい。どの機体にしてもブラックエンドのジャイアントヒートホークの方が間合いが長い。だから俺はそんなに苦労しなかった。後々、他のメンバーはジュピターさんの修行をクソゲーとか言ってたけど、俺は楽しかった。
クロside 終
ジュピターside
結局、課題をクリアできたのはカラスマとシグレ、クロ、サヤだけだった。今後はこいつらがフォースの主力となるだろう。カラスマはまだまだ伸びしろがあるし、シグレはフォース全体のバランス調整役から戦線維持までなんでもできる。クロはこと近接戦闘での斧捌きだけ見れば実力はSランク相当。あいつに正面から勝てるダイバーはなかなかいない。サヤは今回の課題で高い狙撃能力を発揮した。
こいつらは今後の成長が楽しみだ……
ジュピターside 終
以上、修行回でした。カラスマの新ガンプラも登場フラグ立ったし、ヤタガラスが次回から強化されたりと今後の予定は盛りだくさんですが、頑張って書いてくつもりです。