青いスライムと地球   作:A-10

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まだ期末あるし多分失踪すると思います


昔、三上悟という男が刺された

昔と言っても10年ほど前

 

ある男が通り魔事件に巻き込まれ刺されるという事件が発生した

いや…厳密には刺されてはいない

 

当時着ていたスーツとシャツにのみ傷が付き、その傷の大きさにあった分の大量の血も付着していた

 

だが、男…三上悟には傷の一つも付いてはいなかった

 

その場にいた目撃者十数名の証言によると三上悟はたしかに刺され、地面に倒れたという証言が取れた

 

ただその後の出来事が不可思議であった

 

犯人はすぐさま何処かへと走り去りそして直後に謎の青髪の少女?が現れたそうだ

 

何処からともなく瓶を取り出し瓶の中身を地面に倒れた男に振りかけ近くにいた三上悟の後輩である田村真に何かを話し直ぐに何処かに消えたそうだ

 

東京のど真ん中なだけに監視カメラも大量に存在していたがそれにも関わらず()()の映像も残されていなかった

 

それこそ、付近にいた数十人ものいずれもが全く同じ証言をしているにも関わらずである

 

ドライブレコーダーにも摩訶不思議な青髪の少女を写そうとした携帯のカメラにも写っていなかった

 

警察はこれを集団ヒステリーによるものであると考えた

しかし、それでも不思議なことは残されていた

 

刺されたとされている三上悟に傷はないのにナイフとスーツ、シャツには確実に失血死するほどの量の血が付着し、倒れていた地面には血溜まりどころか血の池と呼べるほどの血液が残されていた

 

警察がこれを調べるとナイフに付いたものも地面溜まっていたものも病院で三上悟から採血した血液と合致した

 

対して三上悟は完全な無傷であった

 

現に経過観察として一日病院で療養したあと翌日帰宅その次の日には勤めている会社に出勤していた

 

血は確かに三上悟のもの、しかし無傷

確実に失血死する量の血、しかし2日後出勤

少女が現れ瓶の中身を振りかけた、しかし一切の物的証拠が存在しない

 

犯人は?

消えた

 

警察はこの通り魔事件は解決できないと考え、半ば迷宮入り事件と化そうとしていた

 

2年後事件は急展開を迎える

 

犯人が警察署へ直々に出頭したのだ

その時の犯人の様子は想像を絶する様子であった

髪は白く肌はまるで100歳を超えているかのような状態であり、服は着ておらず目は虚ろであった

 

犯人は警察署に着くと当然すぐさま取り押さえられ第一声にこう言ったという

俺を殺してくれ…、と

 

取り押さえた警察官は耳を疑ったがとにかく全裸である以上公然わいせつ罪であるため連れて行かれ取り調べが行われた

 

明らかに精神的に異常な状態であったため薬物検査が行われたが白であった

 

そして取り調べが行われたが最初の3日は殺してほしいというだけで取り調べにならなかった、4日目に悪魔に連れさらわれ罪を償わされたと話したものの当然納得するわけもなかった

 

5日目にようやく2年前の通り魔事件は自分がやったという言葉が飛び出した

 

警察は全く無関係に思える無駄足ばかりを踏まされてきたあの事件を半信半疑ながら残されていたナイフから検出された指紋と男の指紋と比較してみた

 

結果はこれまた合致した

 

警察は困惑した

 

一切関係ないように見えるこの男に急激に変化した通り魔事件

だが誰も死んでもいないし傷もつけられていない以上どうしようもなかった

 

ただ、当時持っていた?とされるナイフは刃渡り11cmと銃刀法違反であるためとりあえず逮捕された

犯人がナイフを持っていたところは監視カメラにもしっかり映っていたからである

 

なお当の三上悟はこのとき元気に出勤していた

 

 

それからおおよそ8年ほどたち

事件もおおよそ解決という形となった

 

かなり無茶苦茶事件であったが、指紋が決定的となり懲役3年または執行猶予5年の判決が言い渡された

誰も傷ついていないからである

 

 

 

 

まだ青い髪の少女は見つかっていない




田村真(まこと)って勝手につけました
判決のところも適当です
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