異世界灯台守の日々   作:くりゅ~ぐ

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第117話 だからそう言う話じゃねーんだよ!

 

ん? 茶が美味いな、風が窓から入り微かに吹き抜けて行ったが少し温もりを感じた。

 

昼になって気温が上がったかな?

 

「そう言えば手間賃だが一人につき大銅貨五枚だが、大銅貨で渡した方が良いかな? それか半銀で?」

 

「そうですね、出来ればそうして頂きたいですが大銅貨百枚になりますね‥‥ 半銀は希望者が居るか聞いてみないと分かりませんね‥‥」

 

「大銅貨も百枚位ならある、半銀も二十枚はあると思う。だが半銀はこの辺りでは使いにくいから、希望者は少ないだろうがな」

 

「それはありがたいですね、希望者が集まり過ぎて選ぶのに難儀しそうです」

 

この辺りでは銀貨は主に貯蓄用にしてる奴が多い、

半銀もそうしてる奴は多いな。

 

大体だが普段使いは大銅貨位までだ。

 

行商人から買うにも大銅貨を使っての買い物が多く、銀貨何て滅多に使わない。

 

そう考えればこの前来た自称行商人の銀貨三枚と大銅貨二枚のヘアブラシは中々の高額商品ではあったな。

 

アマンダもアレは前々から気にはなって居たが高額過ぎて手が出ない物だと言って居た。

 

アレを贈り物にするのはアマンダは嫌がるだろう、

贈り物にするにしてもよっぽどの事が、理由がいる、でないとアマンダの誇りを傷付ける事になる。

 

理由も何も無しで渡す等もっての他だな。

 

奴から値引きさせて買ったし、アマンダにはかなりオマケして貰ってるから割引しての交換はアマンダも納得はするだろう。

 

「守長さん、こちらから持って行く道具は包丁とまな板で宜しいですか? 他に持って行く物はありますか?」

 

「あー‥‥ そうだな、包丁は使い慣れた物がいいな、灯台にも人数分以上の数はあるが使い慣れた包丁を持って来た方がいいな、まな板は別に要らない、灯台のを使えばいい、それと道具はそれでいいがパンは持って来た方がいいな、揚げ芋の供給が追い付くなら手伝いに来た女衆も食べて貰ってもいいがパンがあれば最悪腹ペコで仕事する事も無いだろうしな」

 

「ええ、食事持参は当然ですね、契約に食事は入って無いのですから」

 

「契約には入って無いが考慮出来る状況なら食事補助もする、だが期待はしないでくれ」

 

「ええ勿論です、ありがとう御座います、それと送り迎えと言いますか荷物持ちに男衆も何人かそちらに送りたいのですが宜しいですか?」

 

「良いんじゃないかな、その男衆は荷物持ちではあるが護衛でもある、そうだろ? それに男衆の顔見せって意味も含まれてるか、だがその男衆には手間賃は出さんぞ」

 

俺の言葉にフィグ村の村長が苦笑して居る、

少し明け透けに、ぶっちゃけ過ぎた気がしないでもないが事実だからな。

 

女衆だけで送り込むのは多少は不安なんだろう、

祭りで酒も入ってる訳だからな。

 

幾ら交流のある友好的な隣村であっても万が一の事がある。

 

それに嫁入り前の若い娘が十人も行くんだ、

この村長の対応は間違って無い。

 

うん、酒が入ると色々な事があるからな、

例えばケンカとかケンカとかケンカとか、

実際去年の祭りでは揉め事が起きてしまったし、

男衆を付けるのは当然の備えだ。

 

「勿論ハルータ村の事は信用して居ますよ、ですが荷物持ちと言うのもありますし、守長さんが言われたようにフィグ村の男衆の顔見せと言う意味もあります、それとその男衆の手間賃を請求するなんて厚かましい事は致しませんよ」

 

「分かった、その辺りも含めて村の責任者(・・・)には伝えておくよ、当日は頼むぞ」

 

カレンに伝えれば大丈夫だろう、

事後承認だが問題無いな、その辺りも含めて俺には権限はあるんだからな。

 

後は手伝いに来る女衆の食事もパンさえ持参させれば問題無い、そうだな祭りなんだ、チーズ位は出そうじゃないか、うん、チーズなら喜ばれるだろう。

 

「守長、少し良いかな?」

 

「何だじい様、何か気になる事があるのか?

なら遠慮せず言ってくれ」

 

「うん、この村から来る男衆だがまぁ何と言うか、顔見せだけでだな、基本的にはハルータの女衆に声もかけんし当日は行動も起こさん、そうだな村長?」

 

「勿論そうですがね、あの‥‥ 何か問題が?」

 

ん? 何を心配してんだじい様は?

 

何かあんのか?

 

「じい様さっきも言ったが遠慮せず言ってくれ、何か懸念が、問題があるのか?」

 

てか又言いにくそうな顔して、まぁ俺に対してでは無いな、フィグ村の村長に確認してるし。

 

もしかしてフィグ村の男衆に問題がある奴が居て、それでかな?

 

とは言えそんな奴が居たとしてもこの村長は送っては来ないだろう、フィグ村の村長はアホには見えない、まともそうだしこの一年で聞いた評判は悪くなかった、寧ろ評判は良かった。

 

ハルータ村の自称村長とチェンジしたい位だよ、

マジで交換してくれないかなぁ‥‥

 

「あー 村長、フィグ村に対しても、フィグ村の男衆にも含む所は無いし誤解せんで欲しいのじゃがな、うちの村にはまぁ色々あってだな‥‥」

 

「おいじい様、歯切れ悪いな、気い使ってんのは俺も分かるし、フィグ村の村長もそう思ってると思うぞ、言ってみろ」

 

「うん、まぁ何だ、アマンダがおるじゃろ、アマンダを見て暴走っちゅーんかまぁ言葉は悪いがいらん事をじゃな‥‥」

 

「・・・」

 

ああそうか、我を忘れて迫ってアホな口説き方や無理に口説く奴が居るかも知れないって事か。

 

うん、だからフィグ村の村長に言いづらいし、

ついでに釘を刺させる様にって事かな?

 

しかしじい様よ、何故俺をチラチラ見る?

 

てか俺にも何か気を使ってるよな?

 

アマンダとは確かに仲は良いが俺の女って訳じゃ無いんだぞ、何で俺に気を使いチラチラ俺を見るんだ?

 

「ああなる程 なる程、アマンダさんですね、

この村にもその美しさは聞こえて来てますよ、

そうですね、念の為に良く言い聞かせておきましょう」

 

じい様の心の中の事はとりあえず置いて置いて、確かにいらん事をするアホが居ないとは言い切れ無いな、実際つい最近も対応5の時にガジラのアホがいらん事をして、まぁ途中で強制的に離してあのアホにはお仕置きしたからな。

 

本当、美しさは罪だな、だがそれはアマンダのせいでは無いんだがな。

 

美しさに引かれて、いや、惹かれて寄って来る奴が悪いんだからな。

 

 

「所で守長さん、手伝いに送る女衆、若い娘達ですが守長さんはどの様な娘がお好みで?」

 

「ん? 何でだ? 俺はハルータ村の男の若い衆では無いのだが?」

 

「ええ、そうですが今はハルータ村に住んでらっしゃるから一応はハルータ村の一員ではあります、ハルータ村でもそうでしょうがこの村でも守長さんは人気がおありですよ」

 

「いや‥‥ 俺は若くも無いし、今は結婚する気は一切無いから別にいい、そうだな世辞として受け取っておくよ」

 

「いえいえ本当の事ですよ、守長さんが村に買い出しに何度か来られた時に女衆、特に若い娘達の中で評判になってます、私の娘も守長さんの話をしていますし‥‥ 親としては少々妬いてしまいますよ」

 

そら官吏だし、将来性も甲斐性もあるしとでも思ってるんだろう。

 

官吏は給料も良いからな、それに安定性もある。

 

前世で言うなら親方日の丸なんだ、

そら射止めたら玉の輿と思えるんだろう。

 

実際は左遷され飛ばされた訳だがそれでも官吏は官吏だ、安定性はあるし給料も良いからな、それが独身で若い、いや、若く見えるだけで実年齢は三十前のいい歳したギリギリおっさん未満な訳なんだが‥‥

 

狙い目って思われてんだろうなぁ。

 

「あー 遠慮しとくよ、俺はいい」

 

「家の娘は美しいですよ、今はまだ九才ですが村でも評判の美形です」

 

いや、そーゆー問題じゃ無いんだよ!

 

九才って、美しいとか美しく無いとかそんな問題じゃねーよ、まだ子供じゃないかよ。

 

てかコイツ親バカか?

 

うん、親バカだわ、てか知らんわ、

そんな子供を勧めて来るなよな‥‥

 

「いや‥‥ 遠慮しとくよ」

 

「何故です? 本当に美しいのですが、何かご不満でもおありですか?」

 

「まだ九才だろ? それはちょっとな、将来、そうだな、後十一年程歳を重ねてからだな」

 

「しかし今でも十分私の娘は美しいですよ、将来も必ず美しく、ええ! 今より更に美しくなるでしょう」

 

だからそう言う話じゃねーんだよ!

 

九才のガキは無理だって言ってんだ。

 

この親バカ‥‥

 

てかアレか?

 

この世界はどうしても俺をロリコンにしたいのか?

 

この世界は俺とロリが結ばれる事を望んでるのか?

 

それがこの世界の望みなのか?

 

ふざけんなや!

 

俺はロリコンでも無いし、ロリと結ばれる事なんかねーよ。

 

もしそれが、それをこの世界が望むなら全力で抗ってやる!

 

ふざけやがって、こんだけロリが寄って来るってもうこの世界がそうであれと望んでいるとしか思えない。

 

何の呪いだよ?

 

例え世界がそうであれと望んでも俺は抗い続ける。

 

そう、俺の戦いはこれからだ!

 

 

 

 

うん、何か打ち切り漫画の最終回みたいだな、

てか大人の魅力溢れた女が寄ってこないかなぁ‥‥

 

変態じゃ無い、大人の色香のある魅力溢れたおっぱい大きい女が良い、本当人生ってままならんわ。

 

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