本作に一年近くお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
途中から感想返信が滞りましたが、全感想に目を通して心の養分にし、『ここすき』機能で此処に反響があったのか、と楽しみながら完結出来ました……『水星の魔女』本編からもう1年、時間の流れは早いものですねー。
『Q.これはガンダムか? A.ガンダムです』はどういう経緯で思いついたのか、今となっては思い出せないのですが……本編2話のガンダム裁判で着想を得たんだと思いますね!
旬のネタは旬の内に書き殴れ! 勿論、当初の想定は本編に入ると同時に完結する一発ネタ、短編想定です。11話程度で終了するハートフルなギャグでした。でした(過去形)。
5話の最後に意味深にνガンダム及びアムロに対する私的な感想を零したのが運の尽き。何か設定が勝手に生えてきたよレベルのお労しい過去が! いや、設定していて超楽しかったけd
ちなみに『頭アナハイム』が辿った宇宙世紀においてボッシュ・ウェラーは存在しません。作者はコイツに関して『GジェネF』での間接的知識しかありませんし、後から勝手に設定が増やされる典型的扱い辛いキャラ認識だったので。
……作中に登場しないガンダム作品は、作者が履修してないか、出すと都合が悪すぎたか、作者の好みに致命的なまでに合わなかったかの3択だぞ!
ちなみに、9話で挿入された唯一のアンケート、∀ガンダムを造るか、ターンXを造るかの2択。感想返しで述べた通り、ターンXだと遊び心が皆無になるので問答無用で月光蝶ルートで完結でした。
最初に想定したEDが、デリング総裁に危険分子としてヴァナディース機関と同じように排除される(排除されるとは言ってない)でしたので。
完全新作の連載中のアニメを同時進行で書いていくなんて無謀な真似、途中で設定破綻が起きて当たり前のように自壊する未来しか見えなかったのですが、当時の作者はアクセル全開で地獄に突入していきましたね! 馬鹿なのかな? 救いようのない馬鹿なんですね!
確か2~3回ぐらい致命的な設定齟齬が生じた気がします。グエルくんが強くなりすぎてエアリアルのガンビットを2つ切り払ったのがもっともやばい処でしたね! 重要部分は無事だったという事で誤魔化しましたが。
あと、シャディク関連で一話丸々ボツにした事もあったり。9話で一通り人物像を把握したと思ったら10話で吹っ切れて本業のテロリストに注力とか、そんなの予想出来なかったっすよ……!
スレッタに関しては、主人公なのにもっとも詳細不明な人物だったので、描写する事に細心の注意を常に払っていた事を覚えています。
なお、作中において筆が乗るのは常に、ベネリットグループ上位企業の代表達が出揃うガンダム裁判だったりします。デリング+御三家が愉快すぎて非常に書きやすかったです。何でだろー?
彼等の反応を書きたいがばかりにグエルくんがとんちき機体と『決闘』し、『頭アナハイム』がプレゼンテーションを行い、デリング総裁にガンダム認定されて廃棄処分という黄金の流れ。こんなに彼等が登場している『水星の魔女』二次小説は他に無いでしょう! いや、連載中に同作の観覧は絶対にしないので解らんけど。
ただでさえリアルタイム更新は難がありますが、第二の試練として、シーズン1とシーズン2の間の3ヶ月程度の空白期間がありました。
アニメ本編で『やめなっ、さい!』しておいての空白期間は鬼畜の所業か!?と思いましたね! リアルタイムで1~2日更新していたのに全然最新話まで追いついてませんでしたが。
確か12月上旬にコロナでぶっ倒れて、色々大変だったなぁと他人事のように思います。後遺症が無かった事が幸いでしたが。
此処らの期間で、作中での方向性を決めた、最重要事項が発生しました。
主人公の『頭アナハイム』が作中で株式会社GUNDARMの紹介PVを観覧した事により、PVでMS宣伝するという発想を得た事です。
これによって、『彼』が体験した過去の宇宙を開示する機会が生まれ、ミオリネとグエルが『彼』の過去を深掘りする機会を得られたのです。これが無ければ、誰も『彼』を理解出来なかったEDでした(なお、余りにも情報開示しすぎていたのは大体『迷子』の仕込み)
つまり、あの『がーんだむー、がーんだむー、希望のひかりぃ~』のトンチキPVが救いようのないバッドエンドを覆したのだよ!(ナンダッテー)
……作者は物語の結末を超大まかに構築し、当初想定した(バッド)エンドを覆せるか否かで物語の結末を決めています。なんで当初想定するのがバッドエンドかって? 其処は作者の心の中の『虚淵玄氏(妖精さん)』が呟いている……!
4月に入り、シーズン2開幕! 空白期間を何とか持ちこたえた作者は公式から怒涛の勢いで供給を受け、怒涛の勢いで今作でのプラント・クエタ編を書ききり、最大風速の爆弾をさくっと投入。抑え役のデリングがいなけりゃそりゃそうなるよな、と。
なお、隠し設定で、既に『アナハイム・エレクトロニクス』社はベネリットグループの株の過半数を単独で保持している。この宇宙の人間は『アナハイム』社を手遅れになるレベルまで肥え太らせ過ぎたのだった。
この時点で既に、ランブルリングでシャディク一党をお片付け(限界までオブラートに包んだ表現、包まないと『鏖』、生身の状態の『彼』を暗殺しようとするシャディクガールを問答無用で撃ち殺したり、殴り殺す事になっていた)、実戦出力で乱入してくるソフィ&ノレアには、ランブルリング(レイド戦に仕様変更)で出していたハシュマル&プルーマの大群+イレギュラー抹殺用の無人機『ナインボール・セラフ(ガンダム世界仕様)』という完全な消化試合(クソゲー)だった。『天使』って悪魔より怖い。
――ただ、客観的に見て、それって物語として面白いのか?という疑問が過る。
余りにも規定ライン過ぎるし、見どころは容赦の無い残虐要素のみ。
シャディクが目的を諦め、せめてシャディクガールが生き残らせる為に脇目も振らずに逃走を選択するにしても、既に排除対象としてロックオンしている『彼』が見逃す訳が無い。
そもそもプラント・クエタ編の時点で本編ルートがほぼ潰えている。……何でグエルパパ生き延びてるの? 本来なら、背中を撃ってきたグエルパパを返り討ちにし、それをグエルが直接目撃して『頭アナハイム』vsグエルの死闘。グエル撃破され、フォルドの夜明けに回収されて本編通りに地球ルートという――実に宇宙世紀の流れを組んだ――本筋だった筈のプランがあったが、いつの間にかグエルパパ生き残りやがったぞ。……あれ、作者、また正体不明のスタンド攻撃受けてね? グエルが父殺しをしないとかいう割りと致命的な原作改変、何故許容したのだろう?
あれこれ迷走している内に本編アニメ完結。いやぁ、予想外にも綺麗に終わりましたね。もっと悲惨な事になると覚悟してましたが、良い意味で裏切られました!
一視聴者としては大変喜ばしく、概ね満足な結末だったのですが、作者としては少し物足りないという酷い感想。宇宙議会連合もぽっと出で印象薄く、パーメット関連で開示されている設定情報が少なく、もっとこう凄惨な全面戦争状態に陥るのかなぁと思ってましたがそうはならず――。
細かい不満点と言えば――最終決戦に乗るガンダムが無いのは困るが、それでも一人の大人としてキャリバーン(即死量産機)をスレッタに押し付けるのは筋が違うのでは?
――グエルがパイロットの夢を捨てて、ジェターク社を守るという選択はそれはそれで美しいですが、なんかもにょもにょする。
――何でもシャディクに罪を押し付けて終わるのは正直どうかと――いや、作中でトップレベルに酷い目に遭わせている作者が言うのもなんですけど。
――地球で『血染めのユフィ』再現するのは構わないし――あの時のミオリネには正直興奮した――のだけど、その責をミオリネに全部背負わせるのは少々酷なのでは?
そして『水星の魔女』を通して得た気づきもあります。作者の価値観は旧来の宇宙世紀の悲劇的で救いようのない流れで固定されており、悪い意味でそれが忠実に強く出ているのが『頭アナハイム』です。
価値観の差異から生まれるギャップがこの作品における最大のギャグ要素ですが、古い価値観のまま物語を蹂躙しては老害の誹りを免れないでしょう。
――内に溜まった不満点をことこと煮込み、古い価値観から新しい価値観へと一足先にアップデートした結果、古い価値観として打ち倒す対象が主人公の筈の『頭アナハイム』となります。ラスボス変更のお知らせ。いや、最初からラスボス系主人公だったけど。
ただ、この段階では既定路線(鏖ルート)を変えられず、『彼』の真実に作中で1番迫っているミオリネとグエルでも届かない。残念ながら情報が足りず、間に合わない。
という訳で『オメェの出番だ『迷子』!』でした。作者恒例の『超越者』級キャラ。ご都合主義の『機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)』は多用すべきではないですが、そんなSAN値チェック1d100の人外に一個人として認識されるレベルまで『彼』の好感度を稼がないと登場しない隠しキャラとして存分に運用する事に。……あれ、どうしてこの時点でハッピーエンド前提になっているのかな? やっぱり作者、スタンド攻撃受けてね?
とは言え、現状の『彼』を一体どうやって打倒出来るだろうか?
ベネリットグループ内で御三家が結託しても一蹴出来るレベルの単独トップ勢力。政治&軍事面においても隙無し。誰だこんなギャグみたいなチート設定にした野郎は! 作者だった!
という訳で最初から最も弱くなるレギュレーション、最大の弱点として用意しておいた『決闘』での決着に。『迷子』由来の永続的発狂の殺人衝動持ちなので、相手を殺せないというだけで著しく弱体化します。
――アニメ本編で、スレッタがパーメット・9(推定)を発動時に、パーメットに焼き付いたと思われる死者との交信が行われてましたが、研究員であり、オペレーターのナイラ・バートランの登場により、作者の中で「あれ、パーメットに焼き付いた=GUND-ARMパイロット関連以外でもいる?」と深く疑問に。
ばぁばことカルド・ナボならGUND-ARMに乗った事があると言われても不思議ではないが、オペレーターがそうかと問われれば疑問符が残る。
開示されていない隠し設定があり、パーメットに焼き付いていない死者も見えるようになるとしたらと都合良く独自解釈――ニュータイプ能力が損なわれた状態の『彼』でも、最初から付き添い続けた『先輩』の存在を漸く認知出来るという流れに繋がりました。後は本編通りです。
最後に、『主人公』の隠し設定。コンセプトは悪意あるニュータイプ。
本編で一度も登場していないが、一応名前はある。あるが、その名前で呼ぶと問答無用で好感度が下がる。非常に面倒臭いヤツ。
血の繋がった肉親は、血が繋がっているだけの赤の他人扱いなので、単なる赤の他人よりも輪をかけて辛辣。この世に産み落とした事を必ず逆恨みするので、当人の意思とは無関係に必ず母体は死ぬ。故に、どの転生においても必ず家族関係が最初から崩れている。
この宇宙の父が本当に事故死したのか、故意に排除した結果なのかは想像にお任せしますが、作者の都合からも邪魔者扱いなのでどっちにしろ本編中には絶対に存在しない事になる。
あと、他の宇宙の技術を『水星の魔女』の宇宙に適応出来るように勝手に技術調整しているので、「◯◯の技術は設定上こうだから、『水星の魔女』宇宙の◯◯防げないだろう」的な設定齟齬は一切起こり得ない。
ただし、ガンダム宇宙以外の技術はテクスチャが異なる別法則の技術なので、学習していたとしてもガンダム宇宙に落とし込めない。他作品の存在はガンダム宇宙の技術で擬似的に再現したものに過ぎず、ほぼ必ず外装だけ再現した中身別物となる。
……こんなところかな? 此処まで本作を読んで貰い、誠にありがとうございます。
次回作は完全未定ですが、また皆様と楽しい時間を過ごせる事を楽しみにしております。それではー!