がっこうぐらし!女教師で全員生還EDを目指すだけ   作:鮪薙

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(ワンワンワン放送局をワンワン放送局と間違えて覚えてたので)初投稿です


四日目開始~四日目【リバーシティ・トロン到着】

りーさんとのイベントも無事に済んだし、小イベントでワンワンワン放送局の周波数も獲得できて色々順調なゲームの実況の続き、もう始まってる!!

 

 いつものように四時間睡眠でめぐねえと交代して早朝からみんなが起き始める時間まで見回りと見張りをしてた琴音先生を映しながら再開です。

 それにしても小イベントでワンワンワン放送局の話が出て手間が省けたのは素直に嬉しい、今後はこの周波数にしておけばいつでも聴けます。

 何気に正気度の回復数値はかなり優秀な放送局なので暇な時は流し続ける勢いでいいと思います。

 

 因みにこのワンワンワン放送局にレアイベントがあるんですよね。まぁ自分もそれに遭遇したの数回程度くらいなので、このプレイで流れるかどうかコレガワカラナイ、起こったらラッキー位に考えて、昨日のレベルアップ分のポイントを使って何か取りましょうか。

 

 当初は【料理Lv2】のつもりでしたが【運転Lv2】にしようかな、今日はモールに出る予定ですし、ただめぐねえカーとの移動を考えたら使うのかは微妙な所になりますが。

 

 うーん、とりあえず【運転Lv2】にしちゃいましょう、【機械修理】も取ってから使った記憶がなくて同じ運命を辿るかもしれませんが役立つかもしれないし(震え声)

 

「あ、おはようございます。琴音さん」

 

 おっす、りーさん、めぐねえと同じで朝早いねって呼び方変わってる? どうやら昨日の一件で好感度の段階でも上がったのでしょうね。

 

 勿論、悪いことではありません、これが異性だったらここからまた調整やら気を付けないと行けませんが同性ですし。

 

 だから、交流に遠慮なんてしないぜ!へい、りーさん、朝食作るなら先生が手伝いますぜ

 

「でしたら、丁度いい機会ですし料理を教えましょうか?」

 

 おっ、これは好感度が一定以上かつ対象スキルを会得してる場合に発生するイベントですね。

 キャラから教わることでそのスキルのレベルを一つ無償で上がり、更に好感度が上がり、正気度も回復と至れり尽くせりなものです。

 

 勿論、断る理由なんてありませんし、りーさんに教わりましょう。ポイントカツカツ先生にはありがたい話ですしね。

 

 ではでは、琴音先生がりーさんから料理を教わりながら朝食を作ってるのを流しつつ本日、4日目の話でも、とは言っても前動画で話したように今日はモールに資材および衣服類、医療品等々エトセトラを回収をしつつ、まだ二人一緒に避難してるはずのみーくんと圭ちゃんの救出となります。

 

 一応、昨日の倉庫を漁った結果、バリケードなどに使える資材が心許ないと言うのは分かってるので、案は問題なく通るはずなので心配はしてません。

 仮に渋られても衣服とかの問題を理由に出せば通りますし、おっ、無事に料理もレベル2になりましたね。

 

「で、どうだったよ、琴音先生の料理センスは」

 

「悪くないわよ、もう教えることがないくらい」

 

 あ、頭打ちですねこのセリフは、りーさんも料理はレベル2ですから自分以上は教えられないですし当然ですけど。本日は洋風の朝食、だけど卵は大体一週間くらいでもう怪しくなるのでそろそろ卵料理は他の入手方法がなければ見納めになる日が近づいております。

 

「モールに、ですか?」

 

 楽しい幸せな食事なのにコイツ毎回、用事を提示してくるな(他人事)でも時間は有限だから仕方がないと割り切りつつめぐねえに今日はリバーシティ・トロンに資材や衣服、医療品を集めに行きたいと伝えましょう。

 

 食糧や調味料はそれなりに豊富にあったけどさ、衣服とかそういうのはちょっと不安だし、バリケードの強化や補修、武器の制作に使う材料はちょっと心許ないんだよね、と。

 

「そうだよな、あたしらは予備の制服とかで何とかなってるけど、下着や先生たちの服は無いからなぁ。確かに余裕がある今のうちにそういうのをかき集めに行くのはありかもな」

 

「言われると医療品も決して潤沢ってわけじゃない、私も来ヶ谷先生の案には賛成」

 

「今、琴音さんの言葉で思い出したけど購買にも生理用品は無かったから、この人数だともう底が尽きるわ」

 

「それじゃあ、遠足だね!」

 

「えんそくー!」

 

 勝ったな、モール行ってくる。そしてノリノリなるーちゃんには悪いが君を連れていくのは無理や、るーちゃん護衛付きのショッピングモールとか難易度爆上がりとかの言うレベルじゃなくなるんですはい。

 世の中には居るんでしょうけどね……私には出来ないから彼女にはお留守番を頼みましょう、あとは誰にしようかな

 

「ぶー、わたしも行きたいなー」

 

「駄目よ、琴音さんを困らせちゃ、それにお姉ちゃんも一緒に留守番しますからね」

 

「あ、私も待機でいいよ、ちょっとまだ外は怖いんだ」

 

 ふむ、【るーちゃん】は当然として【りーさん】と【チョーカーさん】が留守番組、二人とも戦えないわけでもないし、半安定化されてる二階までの移動しかしないでしょうから問題ありませんね。

 こちらは残りのメンバー【琴音先生】【めぐねえ】【くるみ姉貴】【ゆきちゃん】、大人が全員、出払ってしまうことが琴音先生的には不安要素になりそうだけど、抑えてもらいましょう。

 

「それじゃあ、朝食後に一度、一階の倉庫を確認後、出発しましょうか」

 

「クッキーの材料くらいはあると良いが」

 

 そう言えば、昨日の小イベントでそんな話も出てましたね。この手の約束イベはきちっと遂行すると上がる好感度は馬鹿にならないんですよね。

 今回のはりーさんが着いてくると言っても、それほど特に難しい感じもないですしカットで良いな! はい、楽勝でした、クッキーどころかホットケーキミックスもあったとかこの高校なんだよ。

 

 とりあえず、三人に留守番を頼み、私達もリュックサックやカバンを持ってそれぞれ行動開始です。まぁ昇降口から出ないで二階で見つけた避難はしごを利用して駐車場直通なので【かれら】との接触はほぼないんですけどね!

 2日くらい振りだな、我がバイクよ、ん? どうしたのかな、チラチラとバイクを見つめてるくるみ姉貴よ

 

「え、あ、いやぁ、な?」

 

 はっはーん、なるほどそういうことか、乗るかい?(イケボ)別にいいんだぜ、このタンデムシートにくるみ姉貴を乗せてもよぉ

 

「っ!い、良いのか?」

 

 キラキラした瞳で見つめられたら断れるわけ無いだろぉ? ほら、この誰のか分からないけど半ヘルメットを付けて、流石にノーヘルはめぐねえにも怒られるしプレイヤー的にもリスクありすぎてやりたくなんで。

 

 既にめぐねえカーに乗り込んでた、ゆきちゃんがいいなぁ~と言ってますが君も機会があれば乗せてあげるよと答えておきましょう、その次がいつかは私にも分かりませんが。

 

「準備はいいわね、それじゃ、行くわ!」

 

「しゅっぱーつ!」

 

「やべぇ、なんかすっげーワクワクする!!」

 

 しかしまぁ、琴音先生もくるみ姉貴もシャベルを背負ってのバイクだから不良感増々だなぁ。あ、移動自体はルートを暗記してますので大丈夫、地図だけ見ても通れる道に事故車が転がってて通れないとか初見では迷いますが、封鎖されてる通路は全て固定なので一度覚えてしまえば楽勝になります。

 

 一応、今の琴音先生なら【運転Lv2】があるのでその事故車を勢いよく飛び越えて近道とかも出来ますが、めぐねえ達が置き去りになるのでやりません。

 さて、そろそろ例のイベントが来る当たりですね

 

「あ、琴音先生、止まってくれ!」

 

 くるみ姉貴からの頼みが来たので後ろのめぐねえ達に分かるようにハンドサインで止まることを伝え、バイクをとある家の前で止めましょう。

 とある、なんて言いましたが視聴者兄貴たちには分かると思います、そう、くるみ姉貴の家です。彼女はその玄関を見て悩んでるみたいなので待ってるから行っておいでと背中を押してあげましょう。

 

「うん、ごめん、ちょっと見てくる」

 

 ……背中を押したとか言ったけど絶望の現実に突き落としたとも言われそうだなコレ、帰ってきたら大人らしく何とかしよう(無計画)あ、帰ってきましたね、表情は吹っ切れたって感じでヘルメットを被ってタンデムシートに座ってきましたが、琴音先生には分かるんだぜぇ?

 

「置き手紙だけ書いておいた、もう、行こうぜ」

 

 ではめぐねえに出発の合図をしてからバイクを走らせますが、くるみ姉貴、泣いてええんやで?

 

「え?」

 

 我慢は良くないってそれ一番言われてるから、だから泣くべきそうすべき。

 因みに琴音先生はバイクの運転に集中するし、エンジン音で後ろで何が起きてるかは聞こえない、聞こえづらい! しかもめぐねえ達からもまず顔は見えないのは確定的に明らか。

 

「……ありがとう、琴音先生

 

 くるみ姉貴が何か言ったようですがバイクの音で聞こえなかったことにしてモールまで走らせましょう、少しだけ速度落としても、バレへんやろ(気遣い)

 

 という訳でリバーシティ・トロン、その駐車場に到着! その頃にはくるみ姉貴もスッキリした顔になってて、なんかこう、イケメンになったなって感じする。

 

「へへっ、さぁて、留守番組のためにも戦果を大量に獲得しなきゃな」

 

「お、くるみちゃんが気合十分って感じになってる」

 

「気合を入れるのは良いですが、気をつけて下さい。モール内は今まで以上にいると思いますからね」

 

 そうなんだよなぁ、絶対に【かれら(小学生)】とか混ざってそうだよなと不安に思いながら、キリが良いので今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

__________________________________________

 

その日の朝食の時、琴音先生からの今日はリバーシティ・トロンに向かいたいという提案に全員が賛成だった。

 

 確かに食糧とかは充実してるけどそれ以外は心許ない、特に先生たちなんて服も変えられてないし、あたしらの下着だって購買部には数があったわけじゃない。

 

 それにりーさんの言う通り、生理用品なんて余裕はほぼない状態、ともすれば今こうして余裕がある時に向かって回収するのに反対なんてあるわけなかった。

 

「んじゃ、行くか、胡桃、由紀、慈、準備はいいな?」

 

「万全だ、にしてもこの梯子を見つけておいて良かった、一々階段降りて昇降口ってなるとどうしても奴らと接触しちまうし」

 

「私もオッケー!ふふん、偶々購買にあったの見つけたんだ~」

 

「丈槍さんって、モノ見つけるの上手よね」

 

 確かにゆきは、どこからともなく良い物を見つけてくる、おかげで助かってるから今回のモールへの遠征でも実は何か見つけてくるんじゃないかと期待してたりする。

 

 ハシゴを窓から降ろして、留守番組に言ってきますと伝えてから降りてゆく。駐車場に直接降りれたから、奴らは周りにはおらず直ぐにめぐねえは自分の車に、そして琴音先生はバイクに向かうのだが

 

 やっぱり先生のバイクはカッコいいしデカい、ついチラチラと見てしまっていると

 

「ん、私のバイクが気になるのか?」

 

「え、あ、いやぁ、な?」

 

 バイクの2人乗りってのにちょっと憧れがあって、乗りたいとか素直に言えずにそんな濁すような言い方をしてしまうのだが、先生は何かを察したように近くの誰かのスクーターに掛かってた半ヘルメットを手に取りながら

 

「乗るかい?」

 

「っ!い、良いのか?」

 

「断る理由なんて無いからな、ほら、コレ被っておけ、流石にノーヘルは先生として見逃せんからな」

 

「やりぃ!へへっ、実は憧れてたんだ~」

 

 ヤバい、今の私は琴音先生のあの笑顔も怖くないどころか最高にかっこよく見えちまう、いや、それくらいに興奮してたんだと思う。

 

 だからヘルメットを被り、しっかりと調整をしてからタンデムシートに座れば、フルフェイスヘルメットを被った琴音先生も運転席に座ったんだが、その背中は凄く大きく、頼りになるものだった。

 

「あ!!くるみちゃん、いいなぁ~」

 

「早いもん勝ちだ」

 

「由紀も機会があったら乗せてやるよ、それよりも早く出るぞ、じゃないと慈が怒るからな」

 

「怒りませんけど、恵飛須沢さん、落ちないように気をつけて下さいね」

 

 落ちたら確かに洒落にならないからなと琴音先生の腰にしっかりと腕を回して掴まれば、それを確認した先生がスロットルを回す。バイク特有の重音が響き、隣ではめぐねえの車のエンジン音が、そうすれば奴らはこっちに反応するが

 

「しっかり掴まれ、激しく動くぞ!」

 

「ああもう、これまだローンあるのに!」

 

「めぐねえ……」

 

 めぐねえの悲鳴が聞こえた気がする、窓閉まってるのに……

 

 だけど、流石バイクと車、特に問題なく奴らを避けたり、蹴散らしたりで出発して、思えばこんな事が起きてから久しぶりに街に出たが、分かっちゃいたけど、酷い有様だった。

 

 通路には事故車が横転してて回り道は当然、標識や柱も曲がってたり折れてたり、塀には血が飛び散ってるのも見えた。何が起きたかなんて考えるまでもない、そんな風景を眺めてた時。

 

「あ、琴音先生、止まってくれ!」

 

 その一軒家が見えた時、あたしは反射的に叫んでしまってヤバっと思うけど、琴音先生は何も言わずに停車してくれた。その時に手信号だっけ、それでめぐねえにも伝えたようで後ろでも車が停まる音が聞こえたけど、それどころじゃなかったあたしの耳には届かなかった。

 

 ここは、あたしの家、玄関は閉まってて中の様子は見れない、けど

 

(気配がない、やっぱり……)

 

「胡桃、気になるなら見てきていい、現実がどうであれ何も確認しないよりは良いかもしれないしな」

 

「うん、ごめん、ちょっと見てくる」

 

 琴音先生の言葉には厳しさもあった、自分も分かってる。それでもこの目で見て、現実を確認しようと家に入って、中を少し見て回って、あぁ、とどこか納得してしまった。

 

 自室で枕を抱えて少しだけ目を瞑る、これがもし夢ならと、だけどそんな事しても意味がないと起きてからノートに伝言を残して、家を出てまたバイクのタンデムシートに座り

 

「もう良いのか?」

 

「置き手紙だけ書いておいた、もう、行こうぜ」

 

 あたしがそう言えば、先生はそれ以上なにも聞かずに、手信号で出発をめぐねえに伝えてからバイクを走らせ、けど少ししてから

 

「……我慢しなくてもいいんだぞ」

 

「え?」

 

「今のお前を見てるやつは誰もいないし、何も聴こえない。背中で何が起きていようが、私も気付かない」

 

 それが気遣いだってすぐに分かって、ギュッと腰に掴まってる腕の力を強め顔を背中に埋めてから

 

「_______!!」

 

 声に出さずに大泣きしてたと思う、あの時見たのは絶望だった。家の中は至る所が争ったように荒れてて、お母さんとお父さんの寝室には血がはっきりとこびり付いてたのを見て、理解しちまった。

 

 それでも出てきた感情を押し殺してたのに、先生にはお見通しで、だからこうして泣いている。それを琴音先生は何も言わず、ただバイクを走らせてくれて、気付けばモールの駐車場に到着してて、慌てて涙を拭いていると

 

「スッキリしたか?って聞くまでもないな、背中を貸した甲斐があったってもんだ」

 

「へへっ、さぁて、留守番組のためにも戦果を大量に獲得しなきゃな」

 

「お、くるみちゃんが気合十分って感じになってる」

 

「気合を入れるのは良いですが、気をつけて下さい。モール内は今まで以上にいると思いますからね」

 

 もう十分泣いたんだ、コレ以上は全てが終わったあとだ。愛用のシャベルを握り締めて、あたしらはリバーシティ・トロンに入っていった。




なんか、琴音先生が主人公みたいなことしてる……
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