豊富な物資に二人の救出者、そして胸焼けをしそうなくらいに【かれら】が居るモールにいざ鎌倉なゲームの実況の続き、もう始まってる!!
駐車場からモール内に侵入したところから再開です。早めに来たのでワンチャン、【かれら】が若干は少ないかなとか期待しましたがいつものモールでした。モールのスポーン判定って時間関係ないんですかね。
って、やべ、琴音先生の正気度が減り始めた?るーちゃんお留守番心配カウンターの減りではないって事は【かれら(小学生)】か!?
はい、確認しました居ますね。このキャラのデメリット部分を腐らせないようにするためなのか、実は一部建物とイベントの【かれら】のスポーン内容が変わってるようで【かれら(小学生)】が出てくるんですよね。いらんことを……(憤怒)
数自体は相当少ないから一気に削れることは無いのが救いですが、どんなに数が少なくても琴音先生には脅威なのには違いないので、とりあえず視界に入れないように動かしたいところ。
ですがそれはそれとして、食材売り場組とドラッグストア組に別れて動きましょう。めぐねえとゆきちゃんは医療品頼むぜよ。
「それはいいけど、顔色悪いわよ、大丈夫?」
カンの良い教師は嫌いだよ……嘘だよ。なぁにちょっと小さいのが見えてまた正気度減らしただけだからヘーキヘーキ。
それよりも早く行動を起こすべきと促し、その際、十分に物資を集めたらまたこの場所に集合することを伝えてから、くるみ姉貴と共に食材売り場に向かいます。
数は居るには居るけど疎ら、あとは【かれら(小学生)】との不意な接敵に気を付けながら処理しつつ集めていきます。
狙うは保存が効く物、缶詰めにドライフルーツ、干物の類いもありですね。
冷蔵されてたのは干物と言えど危険になってますし冷凍も既に溶けて変わらない可能性があるので止めておいた方が無難、じゃあどれが良いんだよってなりますが答えはこれ、真空パックされてるやつです。
これなら常温でもまだ腐ったりはしておらず、持ち帰り冷凍なりすれば暫くは大丈夫なので数集めて置けば、食卓に焼き魚を追加することが出来ます。
ふむ、思ったよりも干物はありませんね。ですがまぁ主目的の缶詰めなどは十分、手に入ったのでヨシとしましょう。まだ余裕あるし、あとは嗜好品も見てみま、あっ、やべ。
「話には聞いてたけど、実際に見るとかなりキツいな……琴音先生は大丈夫、じゃなさそうだな」
欲を出し過ぎました。まさかお菓子売り場に【かれら(小学生)】が居るとは、不意だったのと前回見てから日付が空いてるから正気度の減りがキッツいなおい、仕方がありませんがるーちゃんに献上するお菓子は諦めて撤退を……くるみ姉貴?
「あたしがやる。全部任せっきりってのはかっこ悪いだろ?」
くるみ姉貴!! 何だよその乙女を落とせそうな表情しやがって、しかしプレイヤー的には【かれら】と違い【かれら(小学生)】は他のキャラで札害しても正気度の減りが琴音先生よりは断然マシとは言え大きいので無理する必要はないんですけど。
彼女は止まるつもりないですねコレは、あっと、先生は後ろを見てましょう。他者で札害の場合でも、その瞬間を見たら、正気度が下がって精神にデバフが付いちゃいますから、本当に面倒だなこの先生。
今更【かれら(小学生)】には後れを取るわけもなく排除。音だけなら多少の減少で済むので終わったのを確認してから振り向きますが、流石のくるみ姉貴も通常の【かれら】とは違う感覚に渋い顔してますね、本来は大人たる先生がやるべきだったのに任せてすまんな……
「自分でやるって言ったんだから気にしなくていいって、それよりも今後も小さいのはあたしに任せてくれよ。代わりにデカいのとかは任せるけど」
それは任せておきなさいな、とは言うけどくるみ姉貴は大人の【かれら】も三体くらいまでなら単騎でも無傷で滅して来るので正直なところ、琴音先生よりも強いのは秘密だぞ。
まぁ、集団戦に限れば琴音先生も彼女より大立ち回りは出来ますけど、そこまで囲まれてたら色々と詰みなのよ。
などと話してたら動画では集められるものは集め終わった感じですね。二人とも大容量リュックサックがパンパン間近なのでドラッグストアに向かっためぐねえとゆきちゃんの二人と合流するために立体駐車場に戻りましょう。
無事に戻ってればいいですがと少々心配ではありましたがどうやら先に戻ってたみたいで、ゆきちゃんが琴音先生とくるみ姉貴を見て嬉しそうな笑顔を浮かべながら走ってきました、コケるなよ~
「子供じゃないんだから~、おぉ、大量だね」
「その分、奴らも多かったけどな。そっちはどうだっためぐねえ」
「こっちは不気味なくらいに居なかったわね。物資も全くという訳ではないけど、大半は残ってたのよね」
めぐねえ達が不思議がってますが、割りとこの日数ならありえない話ではないです。と言うのもこの時点でみーくんと圭ちゃん残して生存者全滅してますし、ホールは【かれら】フェスティバルですしで中々近寄ろうという生存者が居ないようなんですよね。
恐らくはモールに来る想定がされてるのが『雨の日』以降でそのタイミングで物資補給をするから無くならないようになってるんだと思います。
なので来れるなら早期に来ると物資が大量でほくほく顔になりながら帰宅できますよ。とは言っても【かれら】の数は据え置きなので油断してると遠征組が全滅とかもよくある話ですけど。
さて、夜になる前にモールから出たいのでめぐねえカーに一度荷物を積めてから別のリュックとカバンをそれぞれ装備、今度は衣類の調達と二人の救出、これは可能ならですが無線機を調達したいと思います。
家電売場でレアドロするらしいんですよね、しかも高性能なのが。どうして家電売場にあるんだとか疑問がありますがランダルコーポレーションが絡んでるなら、この状況になったあとの連絡手段の確保とかでしょう。
まぁレアドロなのでツモれないことを前提にしますけど~、じゃあみんな行くぞー。階層を登る手段は現状だとエスカレーターを使うか、駐車場の階段を使うの二択、正味どっちもどっちなので扉を開けるという行為がないエスカレーターを使いましょう、現状把握がし易いですし。
先ずは数が少なくなってきた防犯ブザーをゆきちゃんに投げてもらい、【かれら】の気をエスカレーターから別の方向に向けてから駆け上がります。途中で気付いてくる奴も居ますがそれは琴音先生かくるみ姉貴かめぐねえが即座に撃退、小さいのがちょくちょく見えますがってクソ、くるみ姉貴頼んだ!
「任せな!」
視界外から突然現れるんじゃねぇよバーカ!!!正気度がまた減少しましたが、今ので目的地まで来れました。とりあえず一息ついてから下着や肌着を中心に集めてもらいましょう、何が来るかはプレイヤーには分かりませんがめぐねえも居るし変なのは来ないやろ。
因みに琴音先生をここでオートにして衣類集めに放り込むと長ズボンと長袖の服、それとジャケットを中心に集めてきます。バイクに乗る都合でスカートはまず着ないし集めてきませんね。っと衣類集めが終わったようですね。
一度集まってからめぐねえからこれからどうする?と聞かれますのでこのまま上まで見に行ってみようと言いましょう。
もしかすると生存者が居る可能性があるなら上階ですしと
「それもそうね、コレだけ大きいところなら誰かは居るかもしれないか」
「そんじゃ、もう少し探索してみるか」
「あっ、そう言えば、さっき避難所って書かれた紙を見た気がするな」
どうやら先程の衣類集め中に見つけてたみたいですね。彼女の案内でそこに行けば避難所という文字の下に矢印が書かれている紙、少々血が付いてますがこれは【かれら】が触れた跡ですね。
それに気付いた、くるみ姉貴が不安そうな表情をしますが、血はまだ新しい感じがするので間に合うかもしれないと行動を促しましょう。
場所は一つ上の階の奥、バックヤード区画に到着したのですが出迎えたのは若干壊れてるバリケード、あれ……まだ『雨の日』は迎えてないからここに大挙として押し寄せては来てないはずなのですが。
でも若干だし、もしかして数体がスポーンしたか?
「バリケードが……」
「なぁ、奥から音がしないか?でも何だこの音、引っ掻いてる感じでも歩いてる感じでもねぇな」
「もしかして、誰か戦ってたり?」
めぐねえ、絶望するのはまだ早い! ゆきちゃんの言葉が全てかもしれんやろと鼓舞しつつ更に奥に警戒しながら急ぎましょう、すると見えてきたのは一つの扉を叩く【かれら】が三体、小さいのは確認できず、それと、ん~?
「犬の鳴き声?どこからだろ」
「あの扉の先に感じるが、あいつらが執拗に扉を攻撃してるってことはそういうことだろ、何時でも出れるぞ、琴音先生」
「私も行けます、同時にでいいですよね」
琴音先生による単騎駆けでも構わないのですが、二人がそう言うなら三位一体で行きましょう、ゆきちゃんはすまんがちょいと待機な。
扉に集中してる【かれら】に三人で慎重に近寄ってから、くたばれオラァ!! しまった、二人がシャベルで倒したのなら琴音先生もいつもの癖でネイルハンマーじゃなくてシャベルにすれば良かった。
「いや、気にする所そこかよ、今の掛け声だろ普通」
「ちょっと攻撃的すぎないかしら今のは、扉の先に居る生存者が怯えるわよ」
「は、はは」
ゆきちゃんからフォロー無しで曖昧な笑みを浮かべられるとか琴音先生の心がボドボドになるから止めてもらいたい、と言うかビビられてるかどうかなんて今から琴音先生自身がノックして確認すればいいだけだし、それではみーくんと圭ちゃんとのご対面の場面を流しながら今回は、え?先生は下がってろって?いや、ここは自分がこのスマイルで安心させるべきだって。
「良いか、あたしらは慣れてきたから大丈夫なだけであって、初対面にその笑顔は凶悪なんだ、そこはどうか理解してくれ琴音先生」
「貴女、高校の時に初対面の子供に思いっきり泣かれたこと忘れたの?」
「うーん、ことね先生の笑顔は悪いとは思わないんだけどなぁ」
ちくしょう、くるみ姉貴とめぐねえは馬鹿だぁ(涙声)まぁはい、今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
__________________________________________
何が起きたか、はっきり言えば今でも理解しきれてない。ただ分かるのは出来の悪い映画みたいなことが目の前で起きて、逃げた先でも同じことが起きて、この一室に閉じ籠もってると言う事実だけ。
避難先に居たグループと合流できたけど、結局は壊滅してから来たここで、私も、圭も笑わなくなって、ただこの空間で生きるだけの日々、どちらかが先に空気に耐えられなくなる日が来るなんて考えるまでもなかった。
「クゥーン……」
救いとすれば【太郎丸】が居ることだろうか、お陰で少しだけは空気が軽くなってはいた、だけどそれもそろそろ限界だ。
唐突に圭が立ち上がり、扉を抑えているダンボールとかを退かそうとするので、思わず駄目だと止めるが
「じゃあ、美紀はこのまま生きてるだけでいいの?私は、やだよ」
「だからって、ここから出てってどうするのさ……どこに行っても結局は」
「そうじゃないかもしれないじゃん!!!」
急に叫ばれて私は目を見開きながら驚いてしまった。いや、圭も驚いてる様子を見るに向こうだって叫ぶつもりはなかったと思う、それに今の状況で声を張り上げるということは
「っ!?」
「圭、扉から離れて」
「ウ゛ゥ゛……」
カリカリと奴らが扉を引っ掻いた、そして次にはドンドン!と叩き付ける音に変わる。ここに居るのがバレたんだと気付くも、じゃあどうすればと言われてもこの扉が破られないで向こうが去ってくれることを祈ることしか出来ない。
気付けば圭は太郎丸を抱えて私の隣で縮こまって、私はそんな圭を抱き締めながら震えて祈る。けど音は何時まで経っても止まず、寧ろ増えた気さえもしてしまい、終わるんだと絶望的な考えが頭を過った瞬間。
「邪魔だオラァ!!」
「へ?」
擁護しようのない殺意が溢れてる叫び声と打撃音がしたと思えば扉を叩く音は聞こえなくなった。代わりに扉の向こうで誰か、多分複数人が話し合うような声が聞こえて、私がそっと扉に耳を付けてみれば
「それじゃ、私が呼ぶぞってなんだ胡桃」
「先生、厳しいこと言うけどめぐねえに任せた方がいい、絶対に」
「私が応対しますから、琴音は下がってて下さい」
「どういう意味だそれは、さっきの掛け声で怯えさせたって言うなら私が謝ったほうが」
揉めてる……?え、なんで誰が呼ぶで揉めてるのこの人達、そんな会話の内容に混乱が頭を占めて、思わず圭の方を見てしまうがそもそも会話を聞いてないので、どうしたのかと首を傾げられるだけ。
これ、こっちから出た方が良いのだろうかとすら思ってしまうが、流石にそれは無警戒が過ぎるとその考えを追い出していると
「良いか、あたしらは慣れてきたから大丈夫なだけであって、初対面にその笑顔は凶悪なんだ、そこはどうか理解してくれ琴音先生」
「貴女、高校の時に初対面の子供に思いっきり泣かれたこと忘れたの?」
「そういや、みんなして怖いって言ってたな……」
「うーん、ことね先生の笑顔は悪いとは思わないんだけどなぁ」
笑顔が、怖い?聞こえた声は全て女性だけど、その一人、琴音と呼ばれてる人の笑顔はもう一人子供っぽい声の人以外からは不評らしい。どんな凶悪な笑顔だというのだろうかと逆に気になってしまうと思ってるとコンコンと奴らには出せないリズムで扉がノックされてから
「もう安全よ、少し話がしたいのだけど出てきて貰えるかしら?」
さて、どうしよう。今度ははっきりと声が聞こえたので圭の方を改めて向けば、力強く頷かれる。相手が安全かと言う心配はある、だけどさっきの圭の言葉が頭を過り、そして決意した私は扉をそっと開けてみれば、外に居たのは優しそうな感じだけど持っているシャベルを見るにここまで戦ってきたのかと意外に思える女性と猫耳の帽子を被った同じ学校の制服を着ている女の子、その隣にシャベルを持っている制服の少女。
最後に彼女たちの奥で立っていたライダースジャケットを着ている茶髪のシャベルを地面に突き立てている女性、その人が私と視線があったと思えばニコリと、あ、うん、これは駄目だ、怖い
「えっと、その、奥の人は良い人って判断で良いんですよね」
「あ、ことね先生が膝付いちゃった」
うん、多分、私たちは凄く良い人たちに出会えたんだな、若干投げやりな思考だが私は胸を抑えて膝をついてしまっているその人を見て思わず微笑んでしまったのは悪くないと思う。
ともかく、こうして私たちは救われた、もし彼女たちが来るのがもう少し遅かったら……いいや、たらればは考えないほうが良いか。
みーくんを書くのが想像以上に難しいと思った(小並感