がっこうぐらし!女教師で全員生還EDを目指すだけ   作:鮪薙

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(予約投稿のつもりが間違えて即日投稿をして削除してから再度予約投稿したので)初投稿です


四日目【モールからの帰宅】~四日目突発イベント【ワンワンワン放送局】

みーくんと圭ちゃん、そして何故か逃げ出しておらず圭ちゃんの腕の中に抱かれている太郎丸と無事に合流できたけど琴音先生がみーくんから開幕十割を喰らったゲームの実況の続き、もう始まってる!!

 

 無慈悲な言葉の刃が琴音先生を襲って、先生の精神がダウンしたところから再開です。

 

 最近知ったのですが皆から怖い言われてる笑顔を浮かべても特に悪影響がないのって『子供好き』の効果らしいですね(調査不足)それは置いておき、見ろよなぁ!この琴音先生の無惨な姿をよぉ!!

 

「えっと、あの、ごめんなさい」

 

「あ~まぁ、初対面で見せられたら、ああ言う反応になるから仕方ないって。あっと、自己紹介しないとだよな。あたしは恵飛須沢 胡桃」

 

「丈槍 由紀!あ、あと、ことね先生は優しくて強い人だから大丈夫、わたしが保証するよ」

 

「佐倉 慈、教師よ。それと彼女は気にしなくても大丈夫、いつもの事だからね。ほら、いつまでも凹んでないで」

 

 めぐねえが微妙に優しくない不具合。まま、えあろ(寛容)こんなことで再起不能になってたらキリがないので先生には復活してもらい、自己紹介をしておきましょう。これでも小学校の先生してるんやぞこちとら、オッケー、その意外そうな表情も想定内だよ。

 

「一から十まで意外の塊みたいな人。【直樹 美紀】、二年です」

 

「美紀、さっきから来ヶ谷さんに遠慮無さすぎない?美紀と同じ二年の【祠堂 圭】です、助けに来てくれて本当にありがとうございますって、あ、太郎丸?!」

 

「ワン!」

 

 お、なんだワン公もとい太郎丸よ。ゆきちゃんじゃなくて真っ先に先生の所に来るとは、もしかして慰めようってのか? 良いやつじゃないか。

 

 やっぱ動物は見た目よりも本質を見るんやなって、にしても可愛いなこの毛むくじゃら。ところでなぜ君は逃げ出さずにここに居るんや? アニメ版設定だとしても、このタイミングで太郎丸を探してってイベントが起こるはずなのですが。

 

「太郎丸が、あんなに早く誰かに懐くなんて」

 

 なにやら、みーくんが驚いてますね。あっ、もしかして自分に懐くのに時間が掛かったのにとかそういう? それでちょっと妬いちゃってます?

 

 みーくんは確か犬好きですもんね。これは良い反応が見れそうなので太郎丸を抱いてドヤッてやりましょう、ほら、(先生の腕に抱かれて落ち着いてる太郎丸を)見ろよ見ろよ。

 

「え、ドヤられた。いや、私にも懐いてますから、まるで懐かれてないみたいな風に見ないでください」

 

「でも太郎丸を拾った最初は、美紀が抱こうとすると逃げてたよね」

 

「圭!?い、いや、あれは太郎丸も奴らから逃げてきて警戒してた時期だったから」

 

 え~、本当でござるかぁ?(KJRU)さっきから口数も多いから図星なんじゃないの?ほれほれ、敗北を認めた方がええで、みーくんよぉ

 

「ことね先生がスゴい笑顔でみーくんを見てる」

 

「(みーくん?)てかなんで煽ってんだよ、先生」

 

「子供相手に何を大人げないことをしてるのかしら貴女は」

 

 ちゃいます、これは場を和ませるための行動ですとか答えつつステータス見たのですが、気付けば正気度が半分以下になってましたね。

 なので自分を鼓舞するためにみーくん相手に煽ったりドヤったりしてたみたいです。決してみーくんに開幕十割を貰ったから反撃したというわけではない、コレだけははっきりと真実を伝えたかった。

 

「なんだか、面白い人達で良かったね、美紀」

 

「そうなんだけど、釈然としないこの気持ちはどうすれば……」

 

 拠点まで抱えておいてくれ、今ここでは晴らすことは出来ないから。え?原因は先生だって、だからあれは場を和ませるための演技だって言ってるじゃん。

 

 それよりも太郎丸も既にここに居るなら、コレ以上ここに長居する必要はないので帰り道で適当にバリケードや武器制作に使える資材を回収しつつ、ドッグフードとか犬用のトイレシートとか回収して、ワンチャン狙っての電化製品売り場を見て帰るぞよ、相変わらずやること多いなここ(今更)

 陣形は同じく、先生が前、くるみ姉貴が右、めぐねえが左、他三人はその中心の疑似インペリアルクロス。本当なら後方警戒も入れたいけど、みーくんも圭ちゃんも今合流したばかりで正気度は不安しか無いから戦闘には出せません。

 

「あ、先生、そこ危ないかも」

 

 ゆきちゃんレーダーに引っ掛かるとは哀れよのぉ、いい奇襲だな、感動的だな、だが無意味だと角待ち【かれら】が出てきたと同時に右手のネイルハンマーを贈呈、脳天一撃だったのと【喧嘩慣れ】の所為で返り血を普通よりも浴びてしまうが気にする余裕もなく、返す刀で琴音先生の危機察知が拾った前方へシャベルの剣先をシュート! (【かれら】の喉に)超、エキサイティング!! どうよ、ドヤって煽るだけの先生じゃないんだぜぇ?

 

「……あ、はい、凄いと思います」

 

「表情を変えずに倒しちゃった」

 

 めっさドン引きされてて悲しいぞ、まぁそりゃそうか、恐れもせずに【かれら】二体を返り血も気にせずに倒して、その姿のまま話しかけられれば。とりあえず衣類売り場から持ってきておいたタオルで返り血を拭けるだけ拭いておきましょうか、じゃないと二人の正気度がストレスでマッハ不可避、只でさえ低い正気度を更に削る要因が先生になるとか洒落になりませんし。

 

「大丈夫ですか、二人とも」

 

「ま、今の今まで避難してたんだから奴らと戦うなんて想像もしてなかっただろうからな。けど、これからはこうなると思う、厳しいけど、慣れてくれとしか言えないんだ」

 

「私もまだ慣れてないけどね……」

 

 寧ろ琴音先生が慣れすぎてる疑惑があるってそれ一番言われてるから、だからまぁすぐに慣れろとは言いませんと伝えつつ進軍。イベントが進んだ所為か、帰り道に配置されるように【かれら】がスポーンしてますが、ゆきちゃんレーダーと琴音先生の危機察知の前には無力。慎重に、されど急ぎつつ進み、ドッグフード等もきちんと回収してから駐車場に戻ってこれました。

 え、電化製品売り場で無線機はどうしたんだって? 当然ながら出ませんでしたが?

 

 端っから期待なんてしてなかったから良いんだよ、それに乾電池とか懐中電灯、手回し発電機(レア)とかが手に入ったから無問題、さっさと帰ろうぜって、ゆきちゃんなにしてるん?

 

「確かそろそろ、ワンワンワン放送局が流れるなぁって、ちゃんと音量は低くするから流して良い?」

 

「低くするなら、構いませんよ」

 

 めぐねえが許可出したんなら自分は何も言わないっす、しかしもうそんな時間だったか、思ったよりも長居してしまいました。まぁ、るーちゃんお留守番心配による減少はりーさんとチョーカーさんが居るので全く気にならないし、【かれら(小学生)】による減少もギリギリ許容範囲、ワンワンワン放送局を聴きながらのって琴音先生バイクだから聴けないじゃん、こっちでも流せねぇかな。

 

「このラジオって、どこかで誰かが?」

 

「一人っきりでな、出来るなら迎えに行ってやりたんだが何処からってのが分からなくて」

 

「こうして放送してるということは、決して誰にも会いたくないとかではないと思います。それでいつかは住所を言ってくれるのではと期待して毎日流してるのですが」

 

 言ってくれないんだよなぁ。これにはゆきちゃんもどうにか出来ないかなと心配そうな顔をするレベルで一人で盛り上げて、音楽流して、終わりを繰り返すだけ。正気度とかは回復するけど、コレ流れなくなったら一気にデメリットが発生しそうなので若干困ってたりします。

 まぁ流れなくなるのなんて原作通り、高校脱出後の話なのでまだ大丈夫だとは思うんですけど、それを考えると住所を言ってくれるのって相当先、しかも一度場所を知ってれば大丈夫ではなく、このDJのお姉さんがいるシェルターは数か所からランダムに配置されて、しかも住所を聞くというフラグを踏まないと出現しないので、マジでどうすることも出来ないという。

 

『今日は、音楽を流す前に少しだけ募集のお話。毎回一人でやってるんだけど、ちょっと最近、ゲストを呼びたいなって思ってるんだ』

 

 おい待て、この流れは記憶にあるぞ。てかそうか、太郎丸捜索のイベントがない理由はもしかしなくても、このイベントが挟まってたからってことか!?

 

『だから、もしコレを聴いて一緒にラジオを盛り上げたいってリスナーが居たら、今から言う住所に来てよ、お茶とお菓子も用意してあるからさ!』

 

「っ!丈槍さん、ダッシュボードにノートとペンがあるから取り出して下さい」

 

「ら、ラジャー!」

 

 キタキタキタキター!まさかのレアイベント【ワンワンワン放送局のゲスト募集!!】を引きました。本来であればワンワンワン放送局の住所を得られるのは高校脱出後、しかもその時には感染してて手遅れ、と言う原作の流れになる彼女ですが、このイベントが起きた場合に限り救うことが出来ます。

 ただ発生条件はワンワンワン放送局を流した際に完全ランダムで発生なので、出ない時は本当にでないイベント、私も数度しか聞いたことないですし。

 

 勿論ながらそんなレアイベントでしか救えないキャラを全員生還に含んでるわけ無いですが、聴いたのなら話は別です、急遽予定を変更、めぐねえ達はみーくんと圭ちゃんを連れて帰宅して下さい。

 琴音先生はバイクを飛ばして、その住所に向かいます。

 

「え、一人で行くつもり?それは危険すぎるわ」

 

「じゃあ、わたしが付いていくよ!」

 

 え、ゆきちゃんが!?ほら、くるみ姉貴もいや駄目だろって顔してるじゃん、ここは彼女に……あ、いや、でも会話となったら彼女が居てくれたほうが円滑に進みやすいのを考えると、ゆきちゃんは選択肢としては十分ありでは?

 

 もう時間的に【かれら】も少なくなるし、不必要な戦闘とかもするつもりないし、暗闇でも問題なく発動するゆきちゃんレーダーあるし、あれ、行けるじゃん。ゆきちゃん、乗りな!

 

「やった!」

 

「マジかよ、琴音先生?」

 

 大マジだよ、それにバイクなら【かれら】も簡単に振り切れるし、寧ろ車移動のそっちにくるみ姉貴が居た方が安心だと伝えながら、ゆきちゃんにくるみ姉貴が使ってた半ヘルメットを投げ渡しつつ自分も急ぎフルフェイスヘルメットを被って出発準備をしましょう。

 その際に『巡ヶ丘高等学校』の水道水を入れたペットボトルがあることを確認しておきます、これがこのイベントでは重要になりますので。今回はそもそもにして遠征の時の事故防止に三本ほどリュックサックに忍ばせてるので問題ありません。

 

 ゆきちゃんもタンデムシートに乗りましたね、頼むからしっかり腰に掴まっててくれよ~。んじゃ、ちょっくら救ってくるわ。

 

「行ってくるね、みんな!あ、たかちゃんとりーさんとるーちゃんに謝っておいてほしいかなぁ」

 

 ゆきちゃんの言葉で気付いたけど、これ絶対に怒るよね。だが人命には変えられないってことで言いくるめといてよ、めぐねえ!

 

「わかったけど期待しないでね、それと琴音、気を付けて行くのよ。何かあれば全員が悲しむんですからね、丈槍さんもです」

 

「まだお礼も言えてないんですから、死なないでくださいよ」

 

「圭と同じ、気をつけて」

 

「琴音先生が早々後れを取るとは思えないけどさ、絶対に帰ってきてくれよ」

 

 勿論だと答え、出発しましょう。さて、何処に出現したかなっと……え、近っ、これ移動は全カットでいいな? もしコレが初めからスポーンしてたら小学校からの移動中に見えてたわ。

 

 という事で豆腐型シェルターに全カットで到着し、DJお姉さんに会う所で今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 ……え、君、前回と名字違わない?

 

__________________________________________

 

何というか、つい寂しくなったから、そんなことを口走ってしまったと言うべきだろう。

 

 このシェルターの外に居るかもしれない生存者のために、希望と音楽を送るラジオ、【ワンワンワン放送局】を始めてから数日。一人であれこれ盛り上げていた中でふと、誰かと一緒にやりたいなと考えてしまったのが悪かったのかもしれない。

 

「今日は、音楽を流す前に少しだけ募集のお話。毎回一人でやってるんだけど、ちょっと最近、ゲストを呼びたいなって思ってるんだ」

 

 何を期待してるんだかって、言葉にしてから思ったけどここで切るのもどうかと思って続けた。ああうん、心細かったんだろうなって今になってみれば思うよ。

 

「だから、もしコレを聴いて一緒にラジオを盛り上げたいってリスナーが居たら、今から言う住所に来てよ、お茶とお菓子も用意してあるからさ!」

 

 もっと言えば、外に本当に誰か生存者が居るのだろうかという疑問を晴らしたかったというのもあるかも。でも正直、期待なんて殆どしてなかった。

 

 もし誰かが聴いてたとしても、ここまで来る余裕がある誰かなんて居ないって。極端な話になるけど、私以外は皆もう奴らになってるんじゃないかとすら思ったりもした。

 

 だから後はいつものように音楽を流して、聞いてる誰かの希望になるように盛り上がるようなトークを一人っきりでして、いつものように締めをして、ラジオを終える。

 

 終えれば、いつものような静寂がシェルターの中を支配して、明日は何を流そうかなとか考えつつ一日が終わる、その流れが……

 

「え?」

 

 ガンガンとシェルターの入り口が叩かれる音に呆けた声を出してしまった。今の今までそんなことがなかったから尚の事、驚いた。

 

 誰かが来た、それは確かだった。奴らがあのハシゴを登れるとは思えない、なら考えられるのは一つだけ、今の放送を聞いて来た誰かが外に居る。

 

「……」

 

 どうする? 自分で来ないかなんて言った手前、居留守を使うのはどうかと思う、だが外の人物が本当に安全な存在かという不安も決してないわけじゃない。

 

 これでも警戒心ってのを捨てた覚えはない。確か武器になりそうなものは近くに置いてあったはず、それを手に取ってシェルターの入り口に近づけば

 

うーん、ことね先生、返事がないよ?もしかして住所間違えたかな

 

慈が取ったメモだ、間違えたとは思えない、もしかして何処かに出掛けたか?いや、ここのホコリの溜まり具合からすれば出てないと思うんだが……

 

 聞こえたのは少女と女性の声、話の内容的にもラジオを聴いたのは間違いない。それに良くは聴こえないがそれでも悪人って感じの声ではないし、少女を連れてるなら安全だろうと考える。

 

 いや、違うか、もう孤独に耐えられなくなったのかもしれない。ともかく私は返事をするように入り口を叩いて音を出してから、グイッとここに入る時以来のシェルターの扉を開けて、外に顔を出してみれば

 

「あ!!ことね先生、人が出てきた!」

 

「そのようだ、初めまして、ワンワンワン放送局の放送を聞いてやってきた。まぁゲストとしてではなく、私達のところに来ないかという勧誘だがな」

 

 少女の方は確か巡ヶ丘高等学校の制服なのでそこに避難してるのだろうと直ぐに分かった。問題は女性の方、第一印象ははっきり言おう、少女を連れてなかったら即座に扉を締めてたくらいに怖い笑顔を浮かべられた。

 

 その手に剣先から血が滴ってるシャベルを持ってるのも悪いと思う、寧ろその恐怖心を抑え込んで名乗れた自分を褒めたいと思う

 

「初めまして、ワンワンワン放送局、DJの【犬山 なぎさ】、よろしく」

 

 だけどまぁ、久しぶりの人との会話と接触、それが思ったよりも嬉しかったのは素直な感想だった。




オリジナル設定タグはこのために付けたのさ!

あ、因みにワンワンワン放送局のお姉さんの名字も名前も即興で決めました、ワンワンワンだから名字に犬だけは入れようという考えだけです。
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