がっこうぐらし!女教師で全員生還EDを目指すだけ   作:鮪薙

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(琴音先生に設定が生えたので)初投稿です


5日目【ワンワンワン放送局準備中】~5日目【お昼】

皆に地下の存在を明かして、そこにある物資と主目的だった通信機器を回収したのでワンワンワン放送局の再開の目処がついたゲームの実況の続き、もう始まってる!!

 

 放送室にて地下から持ち帰ったのとシェルターから持ってきてた機材を琴音先生と犬山お姉さんの二人であれこれ接続してる場面から再開です。

 

 まさかこの形でも【機械修理】が適応されるとはなぁ。お陰で犬山お姉さんの好感度を稼げてるので良いのですが、あとレベルアップ分のポイントもどうしようか悩んでます。

 

 でもこれはキープでもいいかな、戦闘関連は要らないって言いましたがもしかしたら取るかもしれないですからね。

 よし、犬山お姉さん、こんな感じでどうっすかね?

 

「んじゃ、ちょっとテストしてみようか」

 

 彼女がテストをしてる様子を眺めてますが、これってどのくらいまでワンワンワン放送局の放送って届くんでしょうかね。

 

 一応、重要拠点っぽい学園の地下にあったんですし、たいして届かないとかは無いとは思うんですがね。

 

 それにシェルターからの放送でも学園まで届いたのを考えれば、もっと遠くだってあり得なくはないですし……あっ、これもしかしてランダル側が受信する可能性あるのでは?

 

「ここから?あぁ、そうか、このマニュアルにランダルの連絡先があったから機器からも指定してあっても不思議じゃないもんね」

 

 そうなんですよね、まぁだから何かこちらから出来ることがあるのかと言われるとないとしか言えないんですけど。でも向こうからすればここから救難信号じゃなくても生存者が居ると分かる信号みたいなものですし、もしかしたらランダルコーポレーションからアクションがあることも考えないといけないかもしれませんね。

 主に落ちて校舎と【かれら】を燃やすために現れた救助ヘリとか、まぁこれは原作知識があるプレイヤーしか知らないので、ヘリ云々はキャラたちは話してませんよ?

 

「うーん、つまり琴音的にはワンワンワン放送局が誰かしら、例えば自衛隊とかへの救難信号になり得るかもってこと?」

 

 仮にそうだとしても、相手側に琴音先生達を救助するだけの余裕があるとは思えないですけどね~。実際、ここだけの話じゃないんですし、自衛隊とか他所に救助に向かう余裕なんて全くとは言わなくとも無いでしょうし。

 ともすれば、もう暫くは学園で籠城戦ですよ。

 

「はぁ、せめてここらへん以外の情報とかが入れば、もう少し今後の計画も建てれるんだけど、テレビもパソコンも、手持ちの携帯電話も使い物にならないから集まらないからなぁ」

 

 現代社会の脆い点が思いっきり出てますね~。まぁ、だからこそワンワンワン放送局をやって希望と音楽を流し、ワンチャン外から情報が来たり、救援が来たりを期待するしか無いんじゃない?

 という事で、通信機器の具合はどうなのよ、DJお姉さん?

 

「完璧、これなら今直ぐにでも放送が流せる。まぁでもやるとしたらいつものように17時からの方がいいか、シェルターに居る時もその時間だったから、聞く方もそれで周波数合わせるかもだから」

 

 ヨシ!(るーちゃん猫)これで今後は17時になればワンワンワン放送局のコマンドが選べるようになり、生放送を聞いたり、ゲストとして犬山お姉さんと会話したりで一人もしくは二人の正気度を高く回復できるように、更に共演した人との好感度も稼げるようになりました。

 また、ワンワンワン放送局内で小イベントも起きることもあったりするので、あのランダムイベントが起きた時は救助しに行くと何かと助けになるんですよね。っとと?誰かがこっちに来て、あっ

 

「琴音さん、犬山さん、佐倉先生がお昼が出来たから来てくださいと」

 

「お、もうそんな時間だった?意外と調整に時間がかかってたみたいだね」

 

 意外と機材が複雑なのと、犬山お姉さんも琴音先生もスキルと知力はあるけど本格的な事は初めてだったにプラスして休憩を挟みながらだったので結構時間が過ぎてしまったようですね。

 二人が籠もってる間に、めぐねえ達はバリケードの更なる強化や図書室から授業イベントのための本などを回収してたみたいです。

 

 呼ばれたのなら向かいましょう。思えば、めぐねえの料理は初めてでは? ふふん、ならば料理レベル2の琴音先生が彼女の料理の腕を見てあげようじゃないですか。人のことを散々疑いの目で見てきたのだからそれ以上の物が出来るってことなんですよね、めぐねえ!!

 

 おかしいな、琴音先生が作った朝食よりもめぐねえの昼食の方が圧倒的に正気度の回復が良いし皆の反応も宜しいように見えるんですけど?

 

「いやまぁ、経験値が違うからね。それに貴女のお味噌汁は味が妙に濃かったし、焼き魚も所々焦げてたわよ?」

 

「……まぁうん、ちょっと塩っ辛いとは思った」

 

「あたしはあれぐらいが丁度良いんだけど」

 

「もしかして、かなり雑把に作ったとか言いません?」

 

 みーくんの言葉で判明しましたが料理レベルが2あっても性格とか細かな部分で違いが出てくるんだなこのゲーム、レベル1の時点でかなり大雑把な調理を得意としてた琴音先生だから上がったとしてもその部分が改善されるわけではない。

 それなのに割りと調整が難しい和風料理にした結果、味が濃かったり焦げたりに繋がったと、なるほど……琴音先生、お前もう台所立つな(無慈悲)

 

「いやまぁ、手伝いに入るくらいはしてくれると助かるわよ」

 

「はい、それに琴音さんは手先が器用ですから、練習を重ねれば絶対に上手になります」

 

「一切料理が作れない身からすると朝食の出来でも十分に凄いと思うんだがな、めぐねえのとかりーさんのを食べちゃうと、うんってなる」

 

「わたしは、ことねせんせーの料理好きだよ!」

 

 はい可愛い、このるーちゃんとか言う大天使の生まれ変わりヤバ過ぎるでしょ、分かる? この完成された可愛さ、分かるかい、みーくん?

 

「瑠璃ちゃんが可愛いのは認めますけど、そんなグイグイ押されると引きますよ?」

 

「でも美紀って来ヶ谷さんが見てない時とかにるーちゃんにお菓子を上げたりしてたよね?」

 

 なんだ、君も既に可愛さに堕ちてるじゃないか。お、なんだ急に顔を赤くして、恥ずかしがることはなかろうて、るーちゃんの可愛さの前には全てが等しく無力なのだから。

 

「なぁ、もしかして琴音って美紀ちゃんみたいな性格の子結構好きだったりする?」

 

「そうね、嫌いじゃないとは思うわ。と言うよりも自分にあそこまでズバッと切り込んでくる子が珍しいんでしょ」

 

 犬山お姉さんとめぐねえが何やら会話してますが、特に深刻そうじゃないので気にしなくてもいいでしょ。それよりも昼食を食べて、午後の用事に備えないとな、地下の物資回収もそうですが武器の強化や作成、ワンワンワン放送局に出演など語ることがないだけでやることは常に山のようにあるんですから。

 

「あの、やっぱり私も出なきゃ駄目ですか?」

 

 勿論ダメです、ワンワンワン放送局の一発目は大人たちの賑やかな回にして次回からは生徒たちの更に賑やかな放送にしたほうが食い付きがいいに決まってますからね。

 なので恥ずかしがろうとも引っ張ってでも放送室に来てもらいます、覚悟しておいて下さい!!

 

「覚悟って何よ……」

 

「めぐねえ、ことねえ、楽しみにしてるからね!」

 

「実際、何を喋るつもりなんだ、来ヶ谷先生」

 

 何も考えてないぞ、なぁにその場のノリで意外と喋れるからヘーキヘーキ、犬山お姉さんも適当に話題を振ってくれれば反応を返すから頼むぞよ。

 

「任せな、って言いたいんだけど複数人でのやり取りって久しぶりすぎて感覚を取り戻すのに時間必要かも」

 

 ん? 今のセリフ的にもしかして犬山お姉さんってこの状況になる前からラジオやってたりしたのだろうか? まぁでもあのトークを見るに元々DJでしたとかでも不思議じゃないか。

 

 どうやらこのまま昼食後の食休みで会話が始める感じですね、では昼食後のミーティングなどは次回に回しまして、少々短いですが今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

__________________________________________

 

ちょっとお手洗い行ってくると生徒会室を出た来ヶ谷さんを見送って、ふとそう言えば彼女の事は殆ど知らないな。なんてことを私【祠堂 圭】は唐突に思った。

 

 知ってるのは小学校の先生をしてて、そこでるーちゃんの担任で、佐倉先生の親友でもあって、笑顔が怖いけど本人的には優しい笑顔のつもりだっていうくらいに何かがズレていて、由紀先輩曰く元不良、そんな所。

 

「あの、佐倉先生、ちょっと聞いていいですか?」

 

 だから親友の佐倉先生に、来ヶ谷さんの事を聞いてみた。そもそも元不良だったのにそこからどうやって先生になろうと思ったのだろうかと。

 

「あぁ確かに気になっちゃうわよね」

 

「正直に言えばあたしも気になる、前に学生時代何をしてたって聞いたら悪い不良を千切っては投げ、千切っては投げを繰り返してたって言ってたから尚の事気になるんだよな」

 

「千切っては投げって、どんな学生時代を過ごしてたのあの人……」

 

 最早、それを聞いてしまうと余計に先生の道に進んだ理由が見えてこなくなる。それはこの場全員、つまり犬山さんも同じのようでちょっと気になるという感じに話を聞く姿勢になっていた。

 

 一方、佐倉先生はそれを聞いて確かに繋がらないわよねと笑いながら言って、それから自分が知る限りの昔話を始めた。

 

「私と琴音が知り合ったのは高校の時。でも入学前から地元じゃ結構有名な不良娘でね、私も初めて遠目で見た時は怖い人だなぁって思って近寄らなかったのよ。まぁでも同じクラスになって早々に嘘でしょって思っちゃったけど」

 

 聞く限り、あの恐怖を煽る笑顔は昔からのようで、そこに近寄りがたい雰囲気も醸し出していたらしい、なので周りに友人などは勿論おらず一匹狼状態だったとも。

 

 だけどある日、教室に来た彼女を見て佐倉先生は悲鳴を上げたとか、いや、教室全体が騒然な空気になったとか。曰く全身ボロボロの傷だらけ、けど本人は一切気にしてない様子で自身の机に座ったとか。

 

「うへぇ、派手な喧嘩をしてきたって感じか」

 

「胡桃さんの言う通り、一人で複数人と喧嘩してきたらしくて、見れば頭からも血を流してるのに処置一つもしてなかったから、流石の私も慌てて保健室に連れ込んだものよ」

 

 そこで話を聞けば、公園で柄が悪い奴らが屯して子供たちが遊べなかったから、そいつらを徹底的にボコしてやったとのこと。どうやら昔から子供好きだったらしく、佐倉先生はそれから彼女がしてきた喧嘩の大元の原因を探ってみれば、出てきたのは

 

「琴音は、常に子供達のために喧嘩をしてたみたいでね。ある時は今のように公園に屯してたのを、ある時は子供たちがよく通う駄菓子屋の近くでカツアゲしようとしてたのを、時には付近に現れる不審者も相手にしたこともあったみたい」

 

「おぉう、まるで漫画とかアニメの筋の通った不良みたい」

 

「みたいというか、そのものだなこりゃ……」

 

「自分の体とか大事にしないのですか、あの人は」

 

 美紀の言葉に、佐倉先生も何度か同じことを言ったのだけど聞かなかったのと返す、それで彼女のことが気になった先生は

 

「少しだけ琴音の家庭環境のことを聞いちゃったのよ、お母さんとかが心配するでしょって、そしたら」

 

『居ない、父さんは蒸発して、母さんは中学の時に過労死、その後は親戚にたらい回しにされて施設で過ごしてた』

 

「おっと、こりゃ重いの来たな。と言うか、本人居ないのに話して大丈夫なの、それ」

 

 犬山さんの言う通り、かなり重いの来ちゃったよと話していいのそれという感情が同時に生まれた。けど佐倉先生はこういう機会でもなければ話さないから平気と返す。もしかしたら少しでも来ヶ谷さんの事を皆に知ってもらいたかったのかもしれない。

 

 また、他の皆の反応も予想外の重さに驚きを隠せていない感じで、特に悠里先輩なんか手を口に当てて目を見開いている程だ。

 

「それで施設で小さい子達の姉役をしてたみたいで、だからこそ子供達が困ってたり苦しんでたりを見過ごしたりは出来ないんだって」

 

 なるほど、それを言われるとモールで救出されてから今日までの行動で大人だからと常に来ヶ谷さんが前に出てた理由がなんとなく理解出来る。

 

 もしかして先生になった理由もそこにあるのかなと続きを聞こうとするのだが、そのタイミングで生徒会室の扉がガラッと開かれて

 

「慈、人の過去をベラベラと喋るなっての」

 

「ごめんなさい、でも皆が気になるって言うから」

 

 言葉ではそう言っているが本気で謝ってるというよりも親友同士特有のよくやる会話みたいなものを感じ、もしかしてと気付く、佐倉先生って

 

「よく来ヶ谷さんの昔話を他人にしたりしてます?」

 

「えぇ、勘違いされやすい琴音のフォローとしてね、じゃないとこの人、印象を変えようともしないし」

 

「さ、最近はどうにかしようとはしてるから、ほら、笑顔で接したりとか」

 

 あぁ、それで初対面の相手には絶対に笑顔なんだ。けどそれがあまりに逆効果なのが悲しい話である。そして本人が毎度ツッコまれてるのに諦めてないのは最早どうしたら良いのかという域まで達しているのかもしれない。

 

 けど、話を聞いて来ヶ谷さんは、確かに漫画とかアニメの筋の通った不良みたいで、今だとヒーローみたいな大人かもしれないけど、実際は自分が味わった苦しみを子供達に味わってほしくなくて身体を張る大人なんだって言うのが分かった。

 

 分かったけど、それはそれとして、どうして小学校の先生になろうと思ったのかと聞いてみれば

 

「ん?あ~、確か卒業間近で進路をどうするかって時に慈に誘われたんだよ」

 

「誘われた?」

 

 思わず疑問を口にしてしまった。先生って誘われてなる職業だっけ? いや、でも担任に憧れてっていうのもあるし誘われても間違いじゃないかな?

 

「そう、誘われた。その時になっても進路が決まってなくてな、それで自分も先生を目指すから貴女もそうしたらって」

 

「だって、琴音は結構、頭が良いし子供がそこまで好きならいっそ小学校の先生でも目指した方が貴女の将来になるって思ったから、実際その通りでしょ?」

 

「その通り過ぎて、あの時の慈は人の未来でも見たんじゃないかって疑うレベルだよ」

 

 こう聞くと佐倉先生が来ヶ谷さんの親みたいなこと言ってるなぁと割と失礼なことを思ってしまうがそれくらい何だかやり取りが自然で、この時の来ヶ谷さんはとても気楽に会話してるんだろうなって感じ取れるくらいだった。

 

 そこで思い出した、るーちゃんから聞いたのだが来ヶ谷さんは彼女を事故に遭いそうになったのを救ったとか、実際どんな感じに救ったのかと聞いてみれば

 

「散歩してる時に帽子を追って車道に飛び出そうとしてる瑠璃を見つけてな、しかも反対から車が来てるのが直ぐに分かったから走って瑠璃を抱えたんだがギリギリ避けるの間に合わないなって思って、ぶつかりに行った」

 

「はい?」

 

「瑠璃が怪我しないように抱えて、車に向かって転がりながらぶつかって何とかした、我ながら上手く行ったと思ったんだが、腕に罅が入ってて駄目だったかぁって落ち込んだな」

 

「スタントマンみたいなことを素人がすればそうなるって」

 

 え、マジで?と悠里先輩を見れば、頷いてから、思えばあの時の行動すら自分のこと全く考えてなかったと言葉にする。尤も来ヶ谷さんの行動がなければ今ここにるーちゃんが存在しないことになるのであの時は家族総出で感謝をしたらしい、らしいが

 

「琴音、貴女って人は……」

 

「あの時、るーちゃんを助けてくれて感謝してます。してますがそれはそれとして自分の命は大切にするべきだと私は思います」

 

 佐倉先生の呆れ気味の視線と、悠里先輩の懇願にも聞こえる言葉に来ヶ谷さんはバツの悪そうに視線を私達に向けるが、悠里先輩の言葉通りだと無言で答えられ、また視線を動かして

 

「さて、昔話はここまでにして午後のミーティングしよか」

 

「ことねえ、無理やり話題を変えるのは良くないと思うよ?」

 

「止めてやれ、ゆき。琴音先生も逃げたい時くらいあるってもんだ」

 

 逃げ方があまりに雑だと思うんだ、私は……




設定は生やすものだってTRPGで習った。

あと10人って会話回そうとするとやっぱ、つれぇわ……(NCT
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