お手紙を風船と鳩二羽で飛ばして、ヘリ召喚の儀式は終えてから学園にて初めてのワンワンワン放送局を始めたゲームの実況の続き、もう始まってる!!
ワンワンワン放送局の締めの挨拶を犬山お姉さんがしてる光景を流しながら再開です。いやぁ、大人三人によるフリートークは最高でしたね……
「どんなに辛い日々でも、希望と音楽をお届けするよ!じゃあ、また明日!……ふぅ、おつかれ、二人とも」
「はぁ~、あ、あれで良かったのよね?」
「バッチリバッチリ、やっぱり複数人でワイワイやるのは楽しくていいね。本当、あの時に琴音と由紀ちゃんが来てくれて良かったよ」
途中からめぐねえも人が変わったかと思うくらいに喋り始めて、結果として初回にしては大成功と言える放送になったと思うからなぁ。
お陰で二人の好感度が一気に上がり、正気度も回復してますね。まぁ正気度に関しては二人よりも琴音先生が回復してるって方がありがたいですけど。
それと昨日から何かと好感度を稼げていたので犬山お姉さんが気の合う友人の立ち位置になりましたね。
これ、どっかで酒を仕入れて大人三人の飲み会見てみたいな、絶対に愉快なことになるぞ。
お、犬山お姉さんが外で見てたゆきちゃん達に声を掛けて入ってきましたね。その間に犬山お姉さんは後片付けをするらしく、彼女たちの相手は琴音先生とめぐねえで行いますか。
三人のトーク、どうだったよ?
「良かったと思いますよ。見てるこっちも楽しくなれるくらいには」
まさか初めの感想がみーくんからとは思わんだ。しかも辛辣要素が無い……これは、デレじゃな?
「人がまるで辛辣なことしか言わないって感じに反応されるとちょっと傷付きますからね?」
むむ、それは申し訳ないと謝ります。そうだよね、みーくんだって根は優しい娘だから、なんか絡みにくいとかマイナスイメージを持たれるのは嫌だよね。
分かるよ、琴音先生も第一印象は常に最悪を走り抜けるからね……
「それとこれは別問題かと」
やっぱ、みーくんは厳しいな! じゃあ、りーさんとるーちゃんにも聞いてみますか。どうだった、琴音先生達による痛快トークは?
「なんだか琴音さんの素が見れた気がして私は凄く楽しかったですよ。ね、るーちゃん」
「うん、だからわたしもワンワンワン放送局に出てみたい、りーねえ!」
ほほう、出演に意欲的なのは良いですね。少し前にも言いましたがワンワンワン放送局は生放送を見ても正気度が回復しますが、出演なら更に正気度が回復し、共演者と好感度も稼げて一石二鳥ですからね。
因みにこの出演に制限はありません、なんだったら太郎丸も誰かと一緒ならばここに来れますし、なのでるーちゃんも出演してラジオデビューも夢じゃありません。
「ことねえ達のを見てたら、あたしもちょっと気になるんだよな」
「楽しそうだったよね、ああやって話せるか分からないけど、出てみたいってのは分かる。美紀とだったら話せるかな、私も」
「え、私も!?あ、ま、まぁ、誰かとなら別にいいですけど」
「って言っても同時に出れて二人だろ?あとは順番待ちだな」
この流れならジャンケンとかどうですかねぇ?その場合、直感がめちゃんこ高いゆきちゃんは余裕の一抜けをしそうですけど。と言うか、そのゆきちゃんは何処に? さっきまで放送室に居たと思ったんだけど。
って、放送室の隅に居ました。しゃがみ込んで何かを作ってるのか手を動かしてるけど、丁度見えない位置故に分からぬ、へい、何してるんだい?
「ふふ、平等に出演チャンスを作るためのアイテムを作ってたのだ!じゃーん、くじ引き!!」
「……で、誰が引くんだ、由紀」
「あ……えぇっと、出演者に引いてもらおう!という事で、はい、めぐねえ、ことねえ!」
明らかに考えていなかったのが見てわかりますが、触れないでおくのが大人の醍醐味、それにこの形式なら直感による無慈悲なジャンケンよりはもっと平等ですね。
では、めぐねえと同時に引くとしましょうか、じゃあいっせーの!
「では次のワンワンワン放送局は、由紀先輩と悠里先輩になりました」
「イエーイ!楽しもうね、りーさん!」
「そうね、何を話すか今から考えないと。るーちゃんも今のうちに考えておいたほうが良いかもしれないわよ」
「二人して繋がりがある娘を引いたわね。くじ引きってそういうのを引き寄せる効果あったかしら」
私もびっくりだわさ。でもまぁこの二人なら上手くやってくれるでしょ、主にりーさんがゆきちゃんのフォローで。
しかし、ワンワンワン放送局を終えてレベルアップしないとは、もうそこまで必要経験値が増えてるのかこの先生は……っと、犬山お姉さんが窓から外を見てますね、つまりそういうことです。近付いて見てみれば下校時間になりゾロゾロと校門から帰っていく【かれら】の姿、何時見てもこの数は慣れないものですよ。
二人して窓を覗けば事情を知らない、みーくんと圭ちゃんも見に来て絶句に近い表情を晒しますね。して、初めて見た感想はどうっすか?
「話には聞いてたけど、凄いとしか言いようがない……」
「これが、先輩たちが言ってた【下校時間】ですか。確か生前の記憶を辿っての行動、ですよね?」
「皆、同じように出ていくんだ、裏門とかには行かないってこと?」
一応、何回か確認してますが裏門からは帰らないし、登校して来ないんですよね。理由は不明ですけど、だから完璧に生前の記憶を辿ってるわけじゃなくて、なんかこう朧気な何かを頼りに動いてるといったほうが正しいのかもしれません。
もっとも明後日に迫った『雨の日』は例外で何処からでも学園の敷地内に入ってきて校内を目指してきますけど。
ともかく、【かれら】が帰ったとなれば我々も行動を起こすことが出来ます。これより地下に残りの物資、主に食糧を二階の食堂と三階の生徒会室の冷凍庫に入れるために回収しに行きますよ。
メンバーは、まぁ琴音先生は確定として、後は割と自由でいいんですけど、めぐねえはどうします?
「ごめん、ラジオで意外と気疲れが大きくて、ちょっと休ませて」
「私ももう少し後片付けがあって……悪い」
ういうい、なら生徒組からですね。こちらからは指定しないので自由に決めていいぞ!
という事でメンバーは【ゆきちゃん】【くるみ姉貴】【りーさん】【みーくん】の原作の学園生活部になりました。りーさんが来るのはちょっと驚いたぞ、るーちゃんが居るからてっきり待機してると思った。
「毎回、待ってるのもどうかなって思って。それに食糧ならその場で見れば今晩の献立も決めれますし、それとるーちゃんは貴依さん達にお願いしましたし」
なるほどな~(AIGS)それじゃまぁ、回収作業に向かいましょうかね。道中なんてカットじゃい、このフルメンバーなら少数の【かれら】なぞ楽勝、一応の注意事項はみーくんにも戦ってもらって【かれら】の殺害に慣れてもらうことを忘れないようにくらいです。
本当なら圭ちゃんにも慣れてもらいたいですが、まぁ最悪、明後日までに終わらなくてもその時はバリケード越しに手製槍でチクチクしてもらうだけでも構いません。とか言ってる間に午前ぶりの地下避難区域に到着、では各員は散開して色々と回収を始めてくださーい
「よぉし、良いもの見つけてくるよ!」
「食料庫はここね。琴音さん、入れるのを手伝ってもらえると助かります」
「あぁ、触りてぇ、目の前にあるのに、ぐぅ……」
「どうせ、取り出せても誰も扱えないんですから行きますよ胡桃先輩、私たちは残ってる医療品とかを見てきますね」
でもくるみ姉貴の気持ちは分かるよ。目の前に軍用のかっこいい銃があったら触りたいし構えたいよね。でもね、そこを開ける鍵を持ってると言われてる教員【かれら】って毎回ランダムだから見つかる可能性って物凄く低いんだよね……
だから今回もショーケース越しに見るだけなんだ。さて、りーさんの方はどうかな、献立に最近困ってるって話だし、それを解消してくれるものがあると良いけど
「コレ見て下さい琴音さん、冷凍されてるステーキのお肉です。こっちは温めるだけで作れる肉じゃが、こっちのは冷凍処理されたコロッケにメンチカツ、トンカツも。様々な惣菜と言うべきでしょうか、とにかく完成品が冷凍処理されて保管されてますね」
つまり、ここにあるの全てを持ち帰って冷凍庫に入れておけば、それらが毎晩食べれると。15人で一ヶ月の量だし、贅沢に使いすぎなきゃ余裕、これはお宝の山ってやつですね。
「じゃがいもとかの野菜もかなりありますね、ただやっぱり卵だけは……もう、今残ってるのも明日明後日が限界なので、それを超えたら卵料理は暫くお預け、ですね」
それはしゃーなし、それにここにあるので皆がまた大満足な食事が出来るなら無問題ってやつですよ。
じゃあ冷凍品もあるのでさっさと撤収を開始しましょうか。これらが溶けたら大惨事ですし、お、ゆきちゃんは丁度帰ってきましたね、なにか良い物はあったかい?
「うーん、犬山お姉さんの所で拾った無線機と、なんかカッコいいゴーグルが付いたヘルメットだけかなぁ」
高性能無線機と、これはナイトビジョンゴーグルですね。どちらもレアドロップに属するアイテムなので相変わらずゆきちゃんの直感によるアイテム捜索は優秀です。
これ以上は今回は望めない感じですし、そこのショーケースに張り付いてる、くるみ姉貴、帰るよ~
「何とか、何とかならないか、ことねえ」
(なら)無いです。もしかしてみーくんの言葉も聞かないでずっと、そこに張り付いてたのかミリタリー大好き少女は……あ、でもリュックサックはみーくんと同じくらいにパンパンなので仕事はしてたみたいですね。
「どうやっても、無理か」
「無理だって言ってるじゃないですか、もう、子供じゃないんですから」
みーくんが呆れてますね。今までは【かれら】を相手にしても怯まずに薙ぎ倒してたのもあって子供っぽい姿に困惑を隠せてない感じもありますが、けどあれでは梃子でも動かないとか言い出しかねないので、りーさん、お願いします。
「胡桃さん、今日の夕食はステーキですけど、まだ帰らないつもり?」
「ほら、帰るぞお前ら」
「掌返しってああ言うのを言うんだね、今理解したよ」
目の前の触れないで見ることしか出来ない物よりも、確実に食べれる肉のほうが大事、はっきり分かんだね。手段は少々強引でしたがくるみ姉貴も正気に戻ることが出来たので帰るとしましょう、途中で二階の食堂の冷凍庫に今晩使わないものは全て入れておくのを忘れずに、忘れると悲惨なことになりますし。
そして生徒会室に帰宅、いやぁ中々の収穫で満足満足、あとはりーさんがステーキを焼いてる隣で野菜のソテーとかを手伝いで作ればいいですかね。
「くれぐれも、味は少し薄めでお願いしますね」
おう、任せてくれや。だが調理風景はバッサリと切らせてもらう、途中でくるみ姉貴が焼かれていくステーキを前にキラキラした瞳で見てきたり、るーちゃんに野菜のソテーを摘み食いさせようとして、りーさんに怒られたり、それを見た犬山お姉さんに笑われたりしながらも無事に完成。
出されたこの生活中、一番の豪華な夕食に全員が言葉を失っております。誰だってこうなる、私だってなるわ、避難生活中にこんなもん出された日には。
「食って、良いんだよな?」
「当然です」
くるみ姉貴が我慢の限界が来てるので、では琴音先生が代表していただきますを宣言してあげましょう。ふふ、コレ絶対に旨い肉だ……と毎度おなじみの幸せな食事風景を流しつつ、本日の残りは就寝と夜間見回りだけとなりましたので、今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
え、今日からは生徒組も夜間見回りに参加するって? 琴音先生的には大丈夫言いたいけども、自分たちで考えた結果と、なら頷くしかねぇな!
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世界がこんな事になり、その日を生きるのも大変で、食糧や電気、水などをやり繰りするような日々。
そんな日々だった私達、だけど今の前で自分が焼いているその存在を見て、思わず
「避難生活中、ですよね。私達って」
「言わんとしてることは分かる。私だって地下にこんなのがあったとは驚きだからな」
隣で野菜のソテーを調理している琴音さんの言葉に頷きながら焼かれていくそれ、地下避難区域の食糧庫に保管されていた冷凍処理が施されていた【ステーキ】を見つめる。
少し焼いただけでも分かる、これは良いお肉だと。はっきり言おう、地下のあの空間で冷凍保存されて良いようなお肉じゃないと、もっとこう、それ相応のお店で出すようなやつだと。
「あ~、駄目だ。この匂いは空きっ腹に響きすぎる……」
調理してる目の前で胡桃さんがそんな事を言っているが、実際その通り過ぎて私も辛い。何が辛いって、コレの他にも冷凍保存されてたコロッケやメンチカツ、肉じゃがやジャーマンポテトなどを毎回調理するのだから、その匂いはダイレクトに私に届く。
つまみ食いとか許されるならしたいけど、そんな事は私自身が許さないのでぐっと堪える。そんな私の様子を見てなのか、琴音さんが
「キッツいよなぁ。ほら、あそこで由紀なんかは貴依に絡んで我慢してるし」
「や~め~ろ~」
「お肉の、お肉の焼ける音と匂いが、私の食欲を暴走させるんだよ!」
あのままだと、貴依さんの腕が噛まれるのも時間の問題ね。とは言っても焼き時間が変わるわけでもないから、どうすることも出来ないのだけどって
「琴音さん、るーちゃんにソテーを味見させちゃ駄目ですからね」
「おっと、バレちまったからお預けだ、瑠璃」
「ん~、ざんねん……」
「あっははは!琴音も悪いやつだねぇ」
何やってるのかなぁ。なんて思いながらも多分、今の私の表情は笑っていると思う、だってなんだか家族のようなやり取りをしてるのだもの。
少し前もお母さんが調理してるのをこうして隣で手伝っていた、それと今の光景が被る。被って、また笑みが溢れてしまう、違うとすれば私がメインで、
(っと、まだそこに思考を持っていくのは早いわ私。焦り過ぎは駄目だ、駄目なのよ)
一度、暴走しかけた思考をリセットする。いけない、今朝のことがあったからちょっとタガが外れ掛けていたのかもしれない、今はこのステーキを人数分を焼き上げて、琴音さんが作った野菜のソテーを添えれば出来上がり。
うん、こうして見ても避難生活中の食事じゃないわね……なんてことを思いながらテーブルに並べて、炊いた白米も並べてから、琴音さんの挨拶で夕食が始まり、るーちゃんのを彼女が食べやすい大きさに切ってあげてから、私も一口
刹那、口の中に広がったのは肉の旨味と肉汁、これが冷凍保存されていたお肉なの!?と叫びたくなるのをお肉と一緒に飲み込んでから
「美味しい……」
「これ、地下に逃げようとした奴らが食べるものだったってマジ?」
「マジマジ大マジ、マニュアル通りならそうだろうさ」
これだけじゃない、あのコロッケとか肉じゃがもそうだったと考えるとなんて豪華な地下避難の食事だと思いたくなる。だがあの閉鎖空間で缶詰とかだけとかだったら精神が持たなくなるのは間違いない。
食事というのは心も満たされなければならないのだから、同じものを食べ続けるよりも、毎回違う美味しいものを食べたほうが精神衛生上、凄く良い。
「寧ろ、コレくらい豪華なものじゃなければ、あの地下避難区域で一ヶ月も厳しいと判断したってことじゃないですか?」
「その考えはあるかもしれないわね。私達だって、この三階だけで缶詰しかありませんってなったらキツイでしょ?」
「キツイな、食事ってのはそれくらい大事だ」
美紀さんの言葉に佐倉先生と琴音さんも同意する。私もその意見には同意だ、だがそれでじゃあ許せるかと言われると話は別である。
「美味しいのを食べてるのに、なんか皆が難しい話してるね、るーちゃん」
(モグモグモグ)
「もう、美紀はいつも難しいことを考えるなぁ、今はこのステーキを楽しもうよ」
「そうそう、ステーキがコレだけ美味しいなら、他の料理も美味しいんだろうからね、楽しみだよ」
確かに、難しい話をしてステーキが冷めてしまっても勿体ないとそこからはただ楽しい雑談をしながらの食事に切り替わる。
だが美味しいということはそれだけ食事の速度も早い、気付けば全員のお皿の上は空になっていて、だけど満足そうな表情を浮かべているのを見て、やっぱり食事はこうじゃなくてはと思ったりした。
「あ、そうだ、めぐねえ達に言うことあったんだ」
「言うこと、ですか?」
食事も終わり食器などを洗っていると胡桃さんが、そんな事を言う。どうやらあの話をするつもりらしい、それは
「いやさ、今って夜の見回りは大人だけでやってるじゃん?それをあたしらも手伝いたいって話」
「……いや、だがな」
「まぁまぁ、ちょっと話を聞いてみようよ、琴音」
琴音さんが予想通り断ろうとするが犬山さんがそれを止める。外から来たからこその彼女は私達のこともよく理解しようとしてくれているので、無闇に止めるのは良くないと考えたのだろう。
今はそれがとてもありがたい、それは胡桃さんも思ったようで犬山さんにお礼を言ってから。
「確かにことねえの言い分も理解できる、けどさ、こうして共同生活してるし、その中でずっとそれを頼りっぱなしってのはどうかなって思うんだ」
「まぁ私や美紀は昨日からだけど、それでも昨夜の皆の意見には賛成してる」
「つまり、これは恵飛須沢さんたちで決めたこと、だと?」
佐倉先生の言葉に返事したのは洗う手を一旦止めた、私。これは昨夜、琴音さんが魘されて起きて、見回りに出ていった後にるーちゃん以外の実は起きてた全員で決めた話、だから
「はい、私の言葉としては、共同生活、つまりは家族、みたいな感じで過ごしてるのに任せっきりはどうかなと思ったのと。私達だって高校三年、美紀さんと圭さんはひとつ下ですが、もう子供と言う年齢のつもりではないですから」
「私だって、夜の見回りくらいは出来るからね!」
「そうそう、この状況下で守られてばっかってのも、悪いしさ」
「何かあった際の事を考えたら、私達も手伝いに入るべきだと、判断しました」
グイグイっと一気に意見を言っていく、どれも間違っていないことなので琴音さんは物凄く悩む姿を見せる。もしかしたらこれが負担になってしまうかもしれないが、それでも私は彼女の手伝いに入りたかった。
どうだろうか、そんな空気が漂うも最後には分かったと頷いて
「ただ条件が一つ、生徒だけの組は作らない。常に私か慈、なぎさの誰かが一緒にやること、それなら、頼もう」
勿論それはみんな同意する。流石に生徒だけは出来なくはないが不安が強くなってしまうからね。でもこれで琴音さんを夜でも寝れなくても休んでもらうことが出来るようになる、聞けば四時間寝たらあとはずっと起きて見回りと見張りをしてたと佐倉先生からは聞いていたから。
だから、ちょっと琴音さんには強引かもしれないけど、彼女が休む時間が出来た。ただその事実が今は嬉しくて、それとつい勢いとは言え、琴音さんの前で家族として過ごしてると言ってしまったことにまた笑みが浮かんでしまった。
「……」
その様子を美紀さんが見て、私に疑問を覚えてるなんて全く考えつかないことになってるとも知らずに
みーくんがロジカル思考の所為で気付かなくて良いことに気付きそうになってる!!