なんか真っ当にコミュ上げをしてるけど、このゲームそれで皆の正気度とかを回復させるものだったわと6日目にして思い出すゲームの実況の続き、もう始まってる!!
ゆきちゃんとりーさんがゲストのワンワンワン放送局を見学しながら再開です。そう言えば、ゆきちゃんはなにか喋ること決めてる的なことを言ってなかったけど、大丈夫なんかな
「由紀のことだから、出れることが楽しみすぎて考えるの忘れてた説ある」
「普通に有り得そうで笑えるなそれ」
チョーカーさんとくるみ姉貴がかなり容赦ない言葉に苦笑い。そんなまさかまさかと思いたいけど、ゆきちゃんだからなぁ。でもりーさん居るから何とかフォローしてくれるでしょという信頼もあるからヘーキヘーキ。
放送が始まって数分経ちましたが、ねぇ、ワンワンワン放送局って料理番組とか、生活に役立つ豆知識を紹介するラジオだっけか。
「急にジャンル変わったとか言われても納得出来る気がしますね」
「なんだっけ、昔の番組とかで豆知識を紹介するのあったらしいじゃん、それみたい。でも私達も覚えておいた方がいいかも」
因みにですが、この時にりーさんが話している豆知識とかはゲーム内でも役立つものになってるらしいです。
また、こうして他キャラが知識として知ってると役立てて活用してくれたりします。
中には節約術と自前のスキルで正気度の回復量そのままに消費物資を減らすとかの芸当をしてくれるようになるとか。
「にしても、りーさんって本当に家庭的ってか家事とか料理の知識量がスゴいよな」
「あのね、りーねえはお家でテレビ見てるとよくノートにその事が書いてるの!」
主婦かな? でもその光景がプレイヤーにも、琴音先生達にも簡単に想像できるからなぁ。精神的に安定してる彼女をお嫁さんに出来る世の男性はかなりの勝ち組だって、それ一番言われてるから、なぁ、くるみ姉貴!
「でもよ、りーさんって旦那を尻に敷きそうだよな」
の、ノーコメントでお願いします。こういうのはほら、めぐねえとかチョーカーさんとかに聞くといいよ、うん。琴音先生にはちょっと難しいお話かなぁって
「いや、私もノーコメントだよ」
「琴音、困ったら私に振る癖は治ってないのね」
「いや、絶対にそうだって。りーさんあれで、結構ほら、我が強い感じあるし……」
ん、急にくるみ姉貴が黙り込んで冷や汗かいてますね。あ、りーさんが何故か琴音先生を見て微笑んでる、今はゆきちゃんが犬山お姉さんと賑やかトークしてるので少しの暇って感じですかね。るーちゃんも抱えて、一緒に手を降っておきましょうか。
向こうも軽く手を振り返してからまたラジオに意識を戻しましたね。それで、くるみ姉貴は大丈夫かい?
「きょ、今日の夕飯、出てくるかな、あたし」
「缶詰と乾パンは出てきそう」
「後でちゃんと謝っておくべきだと思いますよ、先輩」
どうやら、先程の微笑みは余計なことを言ってたくるみ姉貴への牽制だったようですね。牽制でとどめを刺すとか何処の无二打の使い手かな? まぁあとは大人しくワンワンワン放送局でも眺めてましょうね。
にしても本当にりーさんのお料理番組みたいな感じで終わったな。なんか他の場所に居てコレを聴いてる生存者とかが出来たらやりたいから生き残りたいとかいう希望抱いてくれそう、音楽を流すよりも効果がある……?
「り、りーさん。すみませんでした」
「あら、どうしたの?急に謝るなんて」
「ふひぃ、ラジオって楽しいけど意外と疲れるんだねぇ」
くるみ姉貴がりーさんに謝罪してるのはまぁそっとしておき、これからの予定を。後数分もすれば下校時間なので、そのタイミングで二階のバリケード補強、及び三階から二階、二階から一階に繋がる階段に簡易トラップを設置して明日に備えます。
その際に間違いなく【かれら】と接触することになると思いますので圭ちゃんにある程度撃退してもらい、慣れてもらうことを忘れないようにしましょう。そうすればほぼ全員が慣れたことになるので迎撃戦の効率が大幅に上がります。
本来ならりーさんも、なんて思ってたのですが彼女は覚悟完了したからなのか【かれら】への攻撃に抵抗がなくなってるんですよね。まぁ手間が省けると考えれば非常にありがたいので問題視しませんけど。
「お、帰ってるな」
「つかさ、あの数って何処から来てるんだろうな」
メタ的に言えばその辺からポップしてるんですけど、現実目線から見れば不可思議極まりないですよね。まぁ積極的に倒してるわけではないので、その辺が来てるってことなんでしょう。
【かれら】の殲滅は故意感染とか、街の掃除屋ルートでもないとやれませんし、やるメリットも殆どないのでやりませんけど。琴音先生でやろうとかしたら【かれら(小学生)】と目と目が合う瞬間、正気度が刹那で消えていくことになりますし。
それは置いておき、さて二階のバリケード補強作業行くぞお前ら、圭ちゃんは改良型手製槍を持ってくるように、あと、めぐねえと犬山お姉さんはトランシーバーを常に携帯、それとどっちかがここに残って欲しいかな。
「分かったわ、じゃあ私が今回は待機で良い?」
「ういうい、んじゃ私と琴音、あとは圭ちゃんと、残りはどうする?」
「あ~、私は居残りが良いかなぁ~」
「私も少し休みを貰っていいですか?」
ワンワンワン放送局に出ると、どうやら確定で次の行動は休みになるみたいっすね。んじゃ、めぐねえとゆきちゃん、りーさんとるーちゃん、それと太郎丸が待機。それ以外は補強素材を持って二階に出撃!
おっと、琴音先生は道中で簡易トラップを設置することを忘れないよう、その際にここに設置したから気をつけてと伝えるのも忘れないようにしましょう。
偶に忘れると誰かが引っ掛かって余計なダメージを受けることになりますからね。では二階でも犬山お姉さん先導でチョーカーさん、くるみ姉貴、みーくんの三人でバリケードを一階への階段に簡易トラップを琴音先生がまた行うので護衛を圭ちゃんに頼みましょう。
「うわ、来た……」
っと、やっぱり二階でバリケードの補強作業は音が響くので直ぐに【かれら】が来ますね。大丈夫、圭ちゃん、落ち着いて槍を構えてくれ、前衛は先生が張るから圭ちゃんには指一本触れさせへんからな。
とりあえず、圭ちゃんの間合いに入ったら彼女に一撃入れてもらい、追撃で琴音先生がネイルハンマーを振るって倒す。この流れを数度やれば慣れてくれると思います。
「ふぅ、いざ相対してみると結構怖い……」
まぁ初めてはそんなもんよな。さて、じゃあ琴音先生は作業を再開するから警戒頼むよ、圭ちゃん!
「う、うん。任せて」
まぁ後はさっき映した流れが繰り返されるだけですので特に語ることもないですし倍速じゃい! しかし初日に拾ってから使い続けてるのにまだ耐久値が半分以上を残してるなこのネイルハンマー、流石リーチ以外は優秀な武器だ。
因みになのですが、このネイルハンマー、医者のキャラクターが持つと威力が上がる不可思議効果があるらしいです、なんででしょうね(すっとぼけ)
《こちら、なぎさ。琴音、聴こえる?》
おや、二階で作業中の犬山お姉さんから通信が来たので聴こえてると答えます。何か問題が起きたという感じじゃない、あぁ、なら作業が終わったって内容かな?
《バリケード補強が終わったよ、そっちは?》
予想通りでしたね。こちらも今いる階段に設置したら終了ですのでせっせと終わらせてしまいましょう。
この作業中、数度【かれら】と接敵があり、その都度丁寧に札害していったので圭ちゃんもある程度は慣れてくれました。完璧ではないのが少々不安ではありますが、まぁ明日の防衛戦はバリケード越しなので大丈夫でしょう。
これにて明日の準備は出来る範囲は完了しました。正直に言えばこの時点で生存者10人居るというのが初めてなので難易度の上昇がどの程度なのかが全くわからないんですよね。
【かれら】が攻めてくる数も乱数が悪ければ多くなりますし、コレばかりはもう出たとこ勝負となります、まぁ超えることが出来ない難易度にはならないのは確かですけど。
さて、皆で生徒会室に戻り、全員の好感度と正気度を確認しつつ交流、そして本日の夕食は、お~、ええやん。どうやら卵を使い切るつもりで今日はオムライス、これにはるーちゃんもニッコニコ、その姿に皆も和んでくれて更に正気度が回復と。
かなりいい流れですね、これだけ正気度があれば明日、突然発狂するとかは回避できますし、だけどそれとは別に流れる空気は重くなります、そう、オムライスは卵をそれなりに使う料理、つまりは、そういうことなんやろ、りーさん。
「えぇ、今日で卵料理はお終いとなります」
「さようなら、卵さん」
「まぁ、仕方ないさ、うん」
悲しいけど、これ避難生活中なのよね……なので皆さん味わいながらオムライスを食べていきましょうか。なお、このオムライスも料理バフの効果は優秀なので明日への備えとしては完璧です、流石はりーさんやでぇ。
『ごちそうさまでした』
夕食も終わり、残りは夜間見回り、交代しての仮眠と言う一日の終りのテンプレ映像を流しますかね。お、くるみ姉貴とコンビです、最早何が来ても負けはしないコンビですが、どうやらコミュイベントが発生しましたね。
では、それを流しつつ今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
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今日は、何だかさっさと寝たくなかった。だからあたし【恵飛須沢 胡桃】はまぁ夜間の見回りを一番にやると立候補して、少しでも寝るまでの時間を先延ばしにした。
あ、夕食はキチンとオムライスが出されて割とマジな声でりーさんに感謝したし、もう二度とあんな事は言わないと心に固く誓った。
「こうして、二人で見回りは初めてか」
「だな、にしてもことねえと一緒になるとは思わなかった」
にししと笑いながら言えば、ことねえもニヤリと笑みを浮かべて、お前となら心強いから良いけどなと言われて、ちょっと照れくさくなる。
あたしから見た【ことねえ】は強くて、側に居てくれるだけで心強くて、めぐねえとは違う方向で頼りになる大人。
それと同時に、なんだろうな、不思議と甘えたくなるって気持ちにもさせてくれて、そうだな、言うなら自分の中のこんな姉が欲しいっていうイメージとぴったりなんだと思う。
「それで、なにか悩み事か?」
急な指摘に思わず固まってしまった。悩み事とか言った記憶ないし、一応態度にも出してないつもりだし、どうして分かったんだってことねえを見れば
「眠いのを無理して起きてる感じがして、だから悩みかと思ったんだが、違ったか?」
「うげ、そんな顔してたあたし?」
確かに、少しばかり眠い、けどさっきも言ったけど今寝たら碌でもない夢を見そうで寝たくない。それをことねえに見透かされたらしい。
うーむ、悩みといえば悩み。けどそうだな、ことねえになら話しても良いかなって思い、自分が今日、眠いのを押して一番に立候補した理由を話していくことにした。
「なんかさ、今寝たら、ちょっと嫌な夢を見そうな気がして、何時もじゃないんだけどさ……」
「夢か、まぁ私は毎度のこと魘されてるらしいから、気持ちは分からなくはないがな」
「ことねえのとは比べ物にはならないと思うけど」
「悪夢に大差なんて無いさ」
その声は何だか凄く重くて、だけど悲しくて、それでいて目を逸らしちゃいけないものを見ていると思わせる声で、あたしは言葉が出ずにことねえを見つめてしまう。
そう言えば、この人が見てる悪夢の内容を誰も知らない。そりゃまぁ、人に話すようなことじゃないから当然なんだろうけど、毎晩毎晩、いや、眠る度に魘されるような悪夢って正直普通じゃない。
だから、あたしは自然と口が動いて自分の悪夢を話していた。そうすれば、ことねえを苦しめているものが聴けるかもしれない、なんて子供らしい考え。
「あたしが見るのってさ、この惨劇が起きた直後のことなんだ」
「美紀が見ることがあるっていうのと近いやつか」
「うん……それでさ、決まって見るのがあたしが【先輩】を殺す直前と直後、はっきりと手に感触が残るくらいリアルでさ、それで目覚めるんだ」
事の始まり、突然起きた惨劇で、あたしを庇って奴らに噛まれた先輩を背負いながら何とかして屋上まで逃げてきたけど、感染してた先輩が【かれら】となり、自分に襲いかかってきたのを近くにあった
まだ事態も飲み込みきれてなくて、頭が真っ白になってて何度も何度も何度も先輩だったものにシャベルを突き立てて、それを泣きながらゆきに止められて、そして目が覚める。
「目覚める直前、もう死んでるはずの先輩と目が合うんだ、けど酷く無機質で、もう生きてないってはっきり分かる目、それを見て目が覚めて……」
「そうか。なぁ、その先輩ってのはお前の恋人だったのか?」
「へ!?あ、コホン、そ、そうじゃないけど、好きだった人ではある」
思わず声を上げてしまったが幸い【かれら】は近寄ってくる気配はないので安堵しつつ、素直に答えてみる。
好きだった、いや、今でも好きだ。その相手を自分の手で、奴らになっててあのままじゃ、あたしが噛まれてたと分かってても、自分の手で殺したっていうのは重くのしかかってきて、夢に見る。
見たくないとは思わなくはない、けどこれは背負うべき罪なのかもしれないって、そこまで話すと
「……そうだな、それに関しては私も強くは言えないからな」
「ことねえが見る悪夢って、もしかして、あたしとか美紀のと同じなのか?」
「あぁ、コレが起きた直後の夢さ。瑠璃を抱えて逃げて、屋上に向かう時に……」
奴らになってた子供を一人、蹴り殺した。急に抑揚が無くなった声で告げられた言葉にどう返して良いのか分からなかった。
シャベル越しにだってあの感触は嫌なものだと理解できるのに、ことねえは蹴り殺したって言った。つまり直接その感触を拾ってしまったってことだ。
しかも、ことねえの子供好きは相当だってのも知ってる。だから、その時のことねえの辛さが想像を絶するものだってのも理解できちまった。
「……ごめん、話したくなかったよなそれ」
「いや、大丈夫だ」
そこから先は聞けなかった。ただ、ことねえは魘される度に謝っているのを知ってるし、嫌だとも言ってるのをりーさんが聴いてたりする。
物語とかで夢の中で殺した相手に呪詛のように恨み言を吐かれるって場面、もしかしてあれをことねえは受けてるんじゃないかって。
けど、このまま沈黙が流れるのは嫌だった、あたしは何か言葉というか話題を探して
「今日、寝たくねぇなぁ」
「それは駄目だろうな、胡桃も私も慈に説教されちまう」
「めぐねえの説教ってさ、凄いこう、あれだよね」
「あぁ、分かるよ、あれだよな」
あれってなんだよと私自身思いながらも、ことねえに伝わったことで思わず笑みが溢れてしまう。
今のやり取りで分かったのは、ことねえもめぐねえに説教されたことが何度もあるってことだ、まぁ理由は察しなくても分かるけどさ。
それからは軽く雑談しながら交代の時間まで見回りをして、あたしは覚悟を決めて横になった……不思議なことに夢は見なかったけど
「私は当然見た」
「ことねえのは根が深すぎるんだよなもう」
二度目の見回りでそんな事を言い合いまた笑い合うのだった。
やっと、序盤の鬼門に進めるんやなって