がっこうぐらし!女教師で全員生還EDを目指すだけ   作:鮪薙

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(正直、9日、10日、11日を保たせるだけのネタが今現段階で浮かんでないので)初投稿です


小イベント Part7

【ワンワンワン放送局!ゲスト みーくんとチョーカーさん】※犬山お姉さん視点

 

琴音にお酒呑ませるとどうなるんだろうなぁとか考えつつ、今日も元気に

 

「ねぇねぇ、誰か聞いてる?こちらは巡ヶ丘ワンワンワン放送局、この世の終わりに生きてるみんな、元気かーい!」

 

 今日のゲストは美紀ちゃんと貴依ちゃん、この二人が絡んでるところってあまり見たことないけど、なんだろう、この拠点に移してから凄く普通なラジオが出来る気がするのよね。

 

「最早言うまでもないけど、今回も二人のゲストに来てもらってるよ~、ほい!」

 

「直樹 美紀です、えっと、あまりトークは得意じゃないですけど、頑張ります」

 

「あ、柚村 貴依。私もそんなに得意じゃないけど、まぁ、頑張る」

 

 聞けば、図書室で今日のために話題探しをしてたらしいけど、見つからなかったというか、なんかバタバタしてたみたいで探せなかったらしい。

 

 けど、安心してくれ二人とも。これでも平和な世界だった頃からDJしてたんだ、場の盛り上げくらいは容易いってもんよ!

 

「さて、世界がこんなになって一週間と一日、この生活の中で二人は何かコレって本当に大切なことだったとか、モノだったんだなぁって感じたことはない?」

 

「大切な……そうだな、私は友人かな。由紀が生きてなかったら私もここまで頑張ろうとかは思ってなかったかも」

 

「友人、そうだよね。友人に限らず誰か大切な人とか、知り合いとかが生きてるってだけでも心の持ちようが変わるよね」

 

「私は、確かにそれも大切だとは思います。けれど、この状況だからって何もかもを諦めて、ただ生きていくだけになってしまっても駄目なんだって思いました」

 

 美紀ちゃんのその言葉には不思議な説得力があった。なんだろう、多分、モールに圭ちゃんと太郎丸だけで籠もって過ごしてた時にそういうのを話してたのかな。

 

 だからだろうか、美紀ちゃんはその事を話してる時、チラッと圭ちゃんの方を向いた。そうか、きっとそれは圭ちゃんから教わったことなんだね。

 

「そうだね、ただ生きてるだけじゃ、私達も今こうして出会ってラジオしてなかった気がするよ、ね、貴依ちゃん」

 

「だな、私も来ヶ谷先生に助けられる前とか死にたくないって本気で思って個室に籠もってたし、その御蔭なのかは分からないけどさ、何が何でも生き抜いてやろって思えるんだよな」

 

「まぁ、世の中には生きていくだけじゃなくて誰かを守ろうとしてるくせに、自分を蔑ろにする大人も居るみたいですけど」

 

 お、今向こうの琴音の表情がピクって動いた。にしても美紀ちゃんの琴音への辛辣っぷりは見てて飽きないなぁ、決して嫌ってるとかじゃなくて心配してるからこそ、辛辣気味に言って知ってもらおうってことなんだろうし。

 

 それにこの子達の言う事はご尤もなのよ、あいつは本当に……

 

「ま、そのへんは追々ってことで。そろそろゴキゲンなナンバー一発目いってみよー!」

 

「じゃあ、これとか?」

 

 渡されたCDの曲は今まさに話してた、生き抜くという決意を歌ったものだった。

 

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システムメッセージ

【犬山 なぎさ】【直樹 美紀】【柚村 貴依】三人の絆が深まり、正気度が回復しました。

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【みんな幸せな時間】※ゆきちゃん視点

 

今日の遠征、もとい遠足でことねえ達がジュースとかを持ち帰って来て、だから夜ご飯はその持ち帰ってきた物を飲みながら楽しい時間にすることに!

 

 ん~、このジュースも瓶に入ってたからきっと高いやつなんだろうなぁ、て思いながらめぐねえたちの方を見れば

 

「な、なぁ慈、まだ続くかそれ」

 

「続きます。いつか絶対に説教してやろうって思ってましたので」

 

「やれやれ、酒が入ると何時もコレだ。酔うわけでもないのに、酒を理由にあーだこーだって」

 

 気付けば四缶目のビールを手に持ちながらめぐねえがことねえに説教をしてる。でもめぐねえが言ってることはみんな思ってたことだし、それに今のことねえの顔、凄く楽しそうなんだよね。

 

 今までと違う、本当に楽しんでるって感じ。

 

「今のことねえの表情、柔らかくなってるよね」

 

「えぇ、やっと休めてるって感じがしてます。昨日とかも、夕食中でも真剣な表情で外とか見たりしてましたから」

 

「寧ろ夕食の時間でも警戒してた琴音がおかしいんだって」

 

 そうそう、いっつもご飯食べてるのに外の音を聞いたり、少し音がするとお箸を止めちゃうし、全然ご飯の時に休めてるって気がしなかったんだよね。

 

 けれど今はそんな感じじゃなくて、めぐねえとのやり取りも顔はウンザリしてるけど声は楽しげに聴こえる、だから

 

「楽しそうだね、ことねえ!」

 

「え、これが?いやいや、説教されるのは楽しくないからな、由紀」

 

「そうかなぁ?だって、今のことねえの雰囲気、柔らかいもん、ね、るーちゃん」

 

「うん!放課後とかでみんなと遊んでた時のことねせんせーに戻ってる気がする!」

 

 なるほど、ことねえは子供達と遊んでる時はこんな雰囲気なんだ。あ、るーちゃんのコップが空になってるから注いであげるね~

 

「あ、それと琴音、今日から暫くは夜の見回りは外れてもらうわ」

 

「……は?」

 

「それと寝床は放送室へ移すことに決定してるし、寝る前にはなぎささんが持ち帰った睡眠導入剤の服用を忘れないでね」

 

 ん? ことねえ今日からこっちで寝るの? あぁ、そう言えば悪夢を見るとかで寝れてないんだっけ、それならまたりーさん達と一緒に寝たら改善するかもね。

 

「良かったね、るーちゃん、ことねえが今後は一緒に寝てくれるって」

 

「ほんと!?」

 

「え、あ、いや、けど見回りの人数は……」

 

「それは私達が担いますから、来ヶ谷先生が心配しなくても大丈夫ですよ」

 

「おう、ローテンションを変えるくらい訳ないな。元々、こっちは余裕があったし」

 

 ふふふ、どんどん抜け道が塞がれていくぞ、ことねえ~。でも本当に今までずっと無茶してるし、あの『雨の日』とかがまた起こるかもって考えたらことねえには夜はゆっくりしてもらうのが良いのかもしれない。

 

 日中はその分、頑張れば大丈夫だって! そうじゃないかなって思うんだけど、どうかなりーさん。

 

「そうね、由紀さんの言う通りだと思うわ。勿論、琴音さんの意志も尊重したい気持ちはありますけど、コレ以上の無茶は見てて辛いだけです」

 

「うっ、むぅ……」

 

「悠里さんにそこまで言わせるくらいには貴女はボロボロなのよ、分かったなら頷く!」

 

「あぁ、まぁ、分かった。悪いな、負担を増やすようで」

 

 ことねえ、負担って言うけどコレは違うよ。皆で考えて、決めたこと、ことねえが皆を守りたいって考えるみたいに私達だって皆を守りたい、その『皆』にはことねえも混ざってるってだけ。

 

 はっ! せっかくの美味しいご飯とジュースの楽しい夜ご飯なのに真面目な空気になっちゃってるよ! これはよろしくない。

 

「それよりも、ことねえってお酒どのくらい大丈夫なの?」

 

「この人、私を酒豪だ何だって言うけど、自分だって変わらないのよね」

 

「え、マジ?」

 

「いいか、ビールで幾らでも大丈夫なのと、ウイスキーとかを空けようが大丈夫なのはレベルが違うって話になるんだ」

 

 もしかして、めぐねえって何でも大丈夫な感じなの!? まさかのカミングアウトに思わず皆の視線がめぐねえに集まる。

 

 そのめぐねえは6缶目のプルタブを開けながら、少し恥ずかしそうに目を逸らしてた。

 

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システムメッセージ

【学園生活部】の士気が大幅に向上、正気度が大幅に回復しました。

 

【来ヶ谷 琴音】が夜の見回りから外れました。

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【家族みたいに一緒にぐっすり?】※りーさん視点

 

就寝時間少し前の放送室で私は少しソワソワしてた。とは言ってもまだ起きてる皆にバレるような態度は表に出してるつもりはないけど、美紀さんが気付いてたこともあるし、どうなんだろうか……

 

 それは今は置いておこう、それよりも、こうも展開が早く回ってくるとは思ってもなかったわ。いえ、そうじゃない、これはあくまで琴音さんの精神的状況を考慮しての話、けれど、まぁ。

 

(ふふ、やっぱり嬉しくは思っちゃうわよね)

 

 ふぅ、それを顔に出す訳にはいかないからグイッと自分の両頬を手で抑えながら思考を落ち着かせる。琴音さんの酷くなってしまった睡眠障害の話は聞いてて、それを聞いた時、私は何を考えてたかすら忘れてしまうくらいにはショックを受けてたと思う。

 

 それから、今日、胡桃さんからあの人は私達を守るために、自分を捨てていると言う話を聞いたと言われて、一瞬だけ黒い衝動が生まれかけたのを無理やり殺したのも覚えている。

 

(やっぱり、早急に琴音さんに想いを話すべきかしら……そうすれば、少しは無茶を抑えてもらえるかもしれないし)

 

 出来れば、そんな形で家族という言葉を使いたくは無かったが本音。でもそんな贅沢なことを言ってる暇はないのかもしれないと私は考える。

 

 けれど、出来ればやりたくない。もっと自然に、いえ、何を言ってるのかしら私ったら

 

(家族になりたいだって、私の我儘じゃないの)

 

 お母さんもお父さんも、親戚も誰も居なくなって、私達姉妹のこれからを考えたら浮かんだのが琴音さんに【お義母さん】になってもらう考え。

 

 何処まで行っても、どんなに綺麗事を並べても、結局は私達のための我儘に過ぎない。それでも、琴音さんの負担を軽くしてあげたいというあの気持ちだって勿論本物、お義母さんとあの人を頼るのならば娘として私はあの人を支えてあげたい。

 

(うん、これは本心よ。私だって、そんな我儘になったつもりはないですし)

 

 なんて、誰に言い訳してるのだろうか? はぁ、と隣でぐっすり眠っているるーちゃんの頭を撫でながらため息が漏れ出てしまうと

 

「どうした、りーさん。ため息なんて」

 

「……琴音さんの事でね。睡眠導入剤に頼らないといけないくらいになってたなんて思わなくて」

 

「来ヶ谷先生、大丈夫って感じが日を追うごとにしなくなるよね」

 

 圭さんの言葉に、私は頷くことしか出来なかった。なんて返せば良いのか分からなくなったというのもある、言われれば確かにそうだ、一日、一日、と超えていく度に琴音さんの表情から余裕というものが消えていたような気さえする。

 

 何より、ここ最近であの人の怖いと定評されるあの笑顔を見た記憶がない、笑うには笑うのだがどれも力のない、相手を安心させるつもりの笑顔なような気さえしてしまう。

 

(もっと早く気付けたってことよねそれ)

 

 後悔が心の中に巣食い始める。お義母さんと思いたいなんて美紀さんに言ってたくせにこれだ、こんなんじゃ……

 

「おっすって、お前らまだ寝てなかったのか?」

 

「ことねえに寝る位置を教えるために起きてたんだって、えっとほら、りーさんの隣」

 

「どうぞ、あ、睡眠導入剤とお水、それとタオルはここにありますからね」

 

 ありがとと琴音さんが返しながら敷いてある布団に入ってきて、例の睡眠導入剤の箱を手に持ってずっと見つめる。

 

「どうかしましたか?」

 

「いや、これ効くのかなぁって、今まで飲んだことないからさ」

 

「それは、この場に居る全員がそうだと思いますよ?」

 

「けどまぁ、効かないってことは無いんじゃないか? まさか薬局にあったのがプラシーボ効果ですとかは無いだろ?」

 

 確かにそうね。これには琴音さんも真顔になってから箱を開けて指定された数の錠剤を出してからグイッと飲み込んでから

 

「……効くまで、何か話してる?ってあれ」

 

「寝てくれ、横になるだけでも良いから、ってことであたしも寝る、おやすみー」

 

「私も寝ますので、おやすみなさい」

 

「おやすみ、みんなー」

 

「んじゃ、おやすみ」

 

「そうですよ、琴音さん。すぐに効かないからって横にならないのは休まりませんから」

 

 全くこの人はと思いながら私も布団に横になる。その隣に琴音さんも横になってから私と琴音さんの間に居る、るーちゃんの寝顔を見て微笑んでから

 

「あっと、また起こすかも」

 

「大丈夫です。あ、いや、まぁ、流石に前回みたいなことはやりませんけどね?」

 

 今でも思い出すだけで顔が真っ赤になるから困る、あれは本当に我ながら何をしたかったのだろうと今でも疑問に思う。

 

 向こうもそれを思い出したみたいで軽く笑ってから

 

「あれ、似たようなことを慈にもやられたよ、あの時は……あぁ、どっかで派手に喧嘩して学校来たときだったかな」

 

 もう詳細を聞くまでもなく、別に自分がどうなろうと関係ないだろ的なことを言って本気で泣かれたんだろうなと理解できた。

 

 実際その通りだったので私は軽い頭痛を覚えることになる。なんかもう、この人は自分を何だと思ってるのだろうかと本気で疑問に浮かんでしまう。

 

「お願いですから、自分を蔑ろにするようなことはしないで下さい。皆も、るーちゃんも、私だって悲しくなります」

 

「そう、だよな。胡桃にも帰り道に言われたよ。悪いな、私が良かれと思ったことで不安にさせてたみたいで」

 

「本当ですよ、でも分かってくれるなら良いです……あ、あの、えっと」

 

「ん?」

 

 つい、聞きたくなったことが浮かぶが口に出せない、コレを聞いてしまって本当に良いのかと心が聞くのを否定する。

 

 あの日、るーちゃんに約束したあの内容は、そういうことなんですよねという質問を聞きたいという本能を理性が抑えようとして口が上手く動かない

 

「あ、あの、るーちゃんに言った、あの約束は……私達のことをその日まで見てくれるってことなんですよね?」

 

 言ってしまった。こんなの私がただ安心したいだけの押し付けなのに、もし違ったとしても今こうして口に聞いてしまったことで変容させてしまったかもしれないのに、と後悔が混ざり始めるが

 

「……琴音さん?」

 

「すぅ……ん」

 

 こんなベタな展開が許されるのだろうか。いや、まぁ眠れるのならそっちのほうが重要なので良いことなんだけど、少し納得がいかないものを感じる。

 

 とりあえず、私もすぐに寝に入ったのだけれど、琴音さんはそれから四時間で魘されながら起きて、また眠るけど今度は三時間で起きてからは眠らずに横になったまま朝を迎えることになる。

 

 昨日よりは寝れたとは言ってるけど、やはり少しずつ疲れが蓄積されているのかもしれない、そんな感じの目をし始めていた。

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システムメッセージ

【来ヶ谷 琴音】の睡眠障害が若干改善されました。

 

【来ヶ谷 琴音】は『疲労感(小)』になってしまった。

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このデータのめぐねえはどこに行きたいのだろう(他人事)
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