ゆきちゃんの閃きで最終日に有能なトラップが開発されて、簡易トラップも強化済みの物が作れたので生徒会室に戻ってきたゲームの実況の続き、もう始まってる!!
生徒会室にてお茶をしてる場面から再開です。お昼までそこまで時間もないですし、移動しないで発生するコミュイベントがないかでも確認してみましょうかね。
好感度は十分に上がってるのでコミュイベントはどのキャラも発生しそうではあります。寧ろ選択肢が多すぎて迷うのよ、うーん、チョーカーさんかな。
さっき交流しましたし、チョーカーさんもあるコミュイベを起こすと良いスキルを会得してくれるんですよね~、コミュランクも今までの交流で足りてると思うし、ワンチャンありますよ! という事でチョーカーさんの様子を確認してみましょう。
ふむ、アイコンは出てるからイベントはありそうですね。問題はそれがお目当てのイベントかどうか、まぁどっちでも良いや、へい、チョーカーさん、なにしてんだい?
「由紀が太郎丸に遊ばれてるのを眺めてる、ほら」
「にゃはははは、くすぐったいよ~、太郎丸」
どうやら親友が太郎丸と遊んでるのを眺めてたみたいですね。にしても本当に彼女は高校3年生なんですかね?とか思うけど、いざって時は頼りになったり、誰かの支えになったりで大活躍してくれるのを見ると彼女も年相応にしっかりしてるんだなってなります。
寧ろ、この状況下でも日常を呼び起こしてくれる彼女の存在は学園生活部全員の助けになってますしね。これでゆきちゃんも追い詰められる状況になってると、ゲーム的にも詰んでると言わざるを得ないくらいに、余程でもない限りはそうはならないですけどね。
「そうだな。由紀がマジになった日には追い詰められてるようなもんだ……あっと、だからさ、その、改めて言うんだがあの日、助けてくれてありがとうございます」
急に敬語で礼を言われると琴音先生もキョトンとした表情するんだが? それに大人として当たり前のことをしただけだってそれ一番言われてるから、だから気にするなって! それにチョーカーさんが居たことで助かってる場面も多いから先生から礼を言いたいくらいだぞ?
実際、チョーカーさんが居るおかげで編成の幅が広がったり、ゆきちゃんの正気度と精神が安定したりでプレイヤーとしても彼女を助けない理由がないくらいに有能ですからね。このキャラが原作だと既に故人とかマジ? あの世界、厳しすぎんだろ……
「な、なんかそこまで褒められるというか、来ヶ谷先生にそこまで言われるとこそばゆいな」
ほんのり顔を赤くしてるチョーカーさん可愛いっすね。どう思う、太郎丸を抱えながらさっきから二人のやり取りを見てたゆきちゃんや。
「え!?」
「すっごい可愛いよね! たかちゃん、見た目で色々損してるんだよね~」
パンクだもんなぁ、でもゆきちゃんと仲良くしてるから周りからは絶対にいい子だって思われてたと思うんよ。琴音先生は聞くなよ、聞けば悲しくなるだけだからな(威風堂々)
「なんで堂々と出来るんだ……まぁ、なんでって言われても、い、イメチェン?」
「疑問符が付いてる、でもイメチェンって分かる憧れるよね。私もたかちゃんみたいになってみようかな」
「似合わないと思うから止めておけ、由紀はそのままが一番だと思う」
それはそう、でもパンクなゆきちゃんも見たくないと言えば嘘になると言うのが心情、まぁそんな格好に突然なったらめぐねえ辺りがどうしたのかって本気で聞いてきそうだし、誰かの真似するなら、そのめぐねえの姿が一番似合いそうだぞ(原作並感)
「むむむ、その場合は私は先生にならなければ」
「あ、真似るってそこまで行くのか。でも国語だけどうにかできれば意外とやれそうだけどな、由紀なら」
実際なれるから、ゆきちゃんの地頭力はあるんですよね。おや、どうやら、るーちゃんに呼ばれたらしいのでゆきちゃんはそっちに向かってしまいました。
で、実際の所はどういった理由なのよ、チョーカーさん、今なら周りもこの会話を聞いてたりはしないだろうから語ってみ?
「気付かれてたか。って言っても大した理由じゃなくてさ、由紀って普段からあんな感じでフワフワしてるだろ?」
めぐねえからの評価も少し浮いてるとかだったでしたっけ? まぁ高校3年と考えると、あの性格だと周りからは浮いても不思議じゃないっすね。
「だからさ、その、なんだ。ちょっと面倒な奴に絡まれたりすることもあって、それでこんな格好な奴が由紀の周りに居たら寄ってこないだろ?」
なるほど、どこまでもゆきちゃんの為だったんすね。確かにパンクな感じのチョーカーさんが友人として居たら、ちょっかいを出したら何言われるか分からない、だから遠くからってだけになると。
遠くから程度だったら、ゆきちゃんもそこまで気にしないでしょうから、うぅむ、相当考えられてますね。
「あいつはさ、私にとって本当に大切な友人なんだ。どんな時も明るいから、見てて私も気持ちが楽になって、楽しくなる、そんな友人」
おや、どうやらここからコミュイベントに派生したのか、ポツリポツリと語り始めましたね、ここは黙って大人として聞いてあげましょう。
「あの日、死にたくないって心から思ってて、でもそれは由紀を一人にしたくないって気持ちが強かったんだ。あいつ、私が死んだって分かったら本気で悲しんで立ち直れるか分からないじゃん?」
最悪【ゆきちゃん化】ですかねぇ。ゲーム内だと一応、めぐねえが入れば【ゆきちゃん化】はギリギリ防げるのですがそれでも現実と空想がごっちゃになってしまうくらいには精神的にやられてしまいます。
こう見ると、ゆきちゃんも結構危うい娘なんですよね。それなのに周りを気遣うことが出来るのは優しいからでしょう。
「あぁ、由紀は優しいやつなんだ。誰かが悲しんでたら励まそうとするし、困ってたら力になろうともする。場が沈みそうなら自分が辛くても何とか盛り上げようともする、いい意味で空気を読まないし、とか思ったら空気を読み切って、必要な行動もする、不思議なやつでさ……」
笑みを浮かべながら友人の良い所を語っていくチョーカーさんが眩しすぎて辛い、コレ本当に琴音先生とチョーカーさんのコミュイベントか? 遠回しにゆきちゃんとチョーカーさんのコミュイベントではないか?
「だから、あの大襲撃の時に、来ヶ谷先生が辛そうなのを見て、自分だって【かれら】には抵抗があるってのにあんな感情的に戦ってる由紀を見たのは初めてで驚いた。その後、聞いたらさあいつなんて言ったと思うよ?『自分の辛さなんてことねえのと比べたら全然だよ』だってさ」
おっと、これは一気に琴音先生に飛び火しましたね。謝っておきましょう、うん、いや、マジであのタイミングで【かれら(小学生)】を一撃で葬るとは思わなかったから……
「あぁ、いや、責めてるつもりは一切ないから。ただ、それを見たら私も、っていうか、あれだ、来ヶ谷先生と同じだ。そっちだって子供に無理させたくないで頑張るだろ?私は、由紀に無理させたくないんだ」
そらまぁ、心優しいが故に【かれら】を頃すことにはどんなに戦闘を重ねても決して慣れないですからねぇ、あの一回の戦闘ですら正気度大丈夫かコレってなるくらいですし。
あ、もしかしてこのコミュイベントってあれか!
「今まで由紀に助けられたからさ、今度は私の番だって思った。あいつの分まで私が前に出る、もう、由紀に殺しはさせたくないし、それと」
やはりそうだったか。向こうが手を差し出してきたので琴音先生も答えて、握手を交わします。これはコミュイベント【私の決意】です。
これが発生するとゆきちゃんが生存してる限りチョーカーさんは全能力に大幅なバフが掛かり、正気度の減少も大幅に抑えてくれるようになるという有能スキルを会得します。
つまり、只でさえバランス型でそこそこ強かったチョーカーさんが犬山お姉さん並の器用万能にレベルアップしたってことですね!
「【琴音】先生の苦労も、少しは背負ってみるよ」
くるみ姉貴とはまた違う、頼りになるイケメンな笑顔のチョーカーさんを流したまま、今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
次回は昼食後のまたコミュイベントですかね?
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我ながら、語りすぎたと今更思う。でもまぁ、今日まで共に過ごしてきて琴音先生の事は分かってきたつもりで、だからこそ今のタイミングで語るのも悪くないかなって私【柚村 貴依】は思ったりした。
「やれやれ、子供だと思ってた子たちが皆して私の苦労を背負うって言ってくると困ってくるな」
「困らせてるのはどっちだか」
そもそも、由紀があそこまで感情的に動くくらいには来ヶ谷先生はボロボロなのを感じ取ったんだ。それなのにこの先生は大丈夫だとか、無理してないとか言うから皆が頭を悩ませてるのは分かってる。
特に悠里と佐倉先生なんかは筆頭だろう、犬山さんは言って無理なら実力行使しかないでしょとか最近は言ってて、あれはもう諦めてると言う分類だ。
「私達だって言うほど子供じゃないんだ、何でもかんでも大人だからでやられるとそれはそれでちょっと嫌になってくるぞ」
「む、そうだよな。悪い、非常時だからって考えなしが過ぎたな」
「分かってくれるなら良いけど、来ヶ谷先生のことだからなぁ」
悪いけど美紀みたいに刺々しく責めさせてもらうからな? だからそんな顔されても止めるつもりはない、昨日の夕食の時に佐倉先生に説教されてたけど、私達生徒組からもこういった抗議は上げていくべきだと思う。
「つかさ、ちょっとは思わないわけ?自分が不調だとか、そういうの」
「思わないわけではないが、なんて言うべきか、動けるなら問題ないだろうが昔からの癖になっててな」
「うわ、そう言えば骨折まで行かないと怪我って認識しないとか言ってたなそういえば」
確か助けられた初日のことだよな。そんな事を真顔で言ってたもんだから曖昧な表情をしてたなぁ、動けるなら怪我じゃないとか普通は言い切らないぞ。
「じゃあなに、今の薬に頼らないと寝れないって状態でも動けてるから問題ないってこと?」
「……まぁ、私はそのつもりで動いてるんだが」
「ごめん、ちょっと溜息ついていいか?」
筋金入りと言うかなんというか、動ける=問題ないはあまりに酷い考えが過ぎないかそれ? 私だって動けてもこれは駄目なやつだなとか判断できるぞ、佐倉先生の昔話でも頭から血を流そうが気にしないってのもあったが、もしかして琴音先生って
「なぁ、痛みを感じないとか、そう言うの持ってるの?」
「無痛無汗症って事か?いや、痛みとかは普通に感じれるぞ、ただ無視するのが慣れてるってだけだ。複数人と喧嘩が当たり前だったから一々痛みに怯んでる暇もなかったし」
とりあえず良かったと安堵するべきか? いや、安堵するべきじゃないな、痛みを感じながら無視するのに慣れてるとか凄まじい学生時代だったんだな本当に。
これは佐倉先生が放っておけない人物だわ。誰かのサポートがなかったら生きていけないんじゃないのこの人って思わざるを得ないと言うか。
「聞いてはいたけど、来ヶ谷先生って本当に学生時代は喧嘩ばっかりだったのか?」
「ばっかりって訳じゃ、ないと思うんだが。まぁなんだ、一週間に数度は自分よりも弱い子供に手を出したり威張り散らした三下どもを伸してたのは事実だが」
「一週間に数度は、十分多いんだわ」
聞けば聞くほど出来た大人とは思えない発言に私も段々と頭痛がしてきた。いや、大襲撃の時とか、普段は頼れる大人なんだが、こうして雑談をしてたりすると私達よりも子供っぽいと言うべきか、妙な意地を張ったりするんだよな。
「子供っぽいとか言われたことない?いや、絶対に佐倉先生とかには言われてると思うけど」
「それはなんだ、痛みを無視したりとかそういう部分でか?」
「いや、妙な意地を張ったりする所が」
そう返したのだが、向こうは意地を張ったり? と首を傾げた。首を傾げられるとこっちも反応に困るんだが……えっと、そこまで意識して言ってるわけじゃないってことでいいのかコレ?
「琴音さん、今日のお昼はなにかリクエストはありますかって、あ、もしかして取り込み中だった?」
この微妙な空気の中に入ってきたのはエプロン姿の悠里、時計を見ればそろそろお昼を作り出すという時間だった。とりあえずこのまま会話してても疑問が増えていくだろうと判断して大丈夫だと返せば
「そう、なら良かった。それで、何かありますか?」
「リクエストなら、他の子に聞いたら?」
「多分だけど、私たちは一回ずつリクエストは済んでるから、済んでないのは琴音先生だけだと思うぞ」
だろ?という感じに悠里を見れば向こうも頷き、それから琴音先生がリクエストをするのだが、昼から炒飯か、まぁうん、良いんじゃないかな。でも卵は使わないやつだろうなぁ、それでも美味しいチャーハンはあるらしいけど。
「ふふ、昼から炒飯が食べれるのは嬉しい限りだ」
「琴音先生って3食、炒飯でも生きていけそうだな」
「行けるな」
あ、行けるんだ……思わず苦笑いをしてしまったのは許してほしいと思う。
なお、文字数は減っていく模様(白目)