りーさんのコミュイベントかと思ったら初日に起こった若狭母関連のイベントの終着点だったゲームの実況の続き、もう始まってる!!
なんやかんやで若狭姉妹と親代わりの約束を改めて結んで屋上から生徒会室に帰ってきた場面から再開です。それにしても、まさかこのゲームで親子関係が結ばれる展開が出るとは私も初めて見たので驚いております。
これって今後どうなるんですかね? あれかな親友の上位互換とかそういう? まぁ間違いなく今後は琴音先生に何かあったりしたら、りーさんのメンタルが本気でヤバイことになるのは確かですけど。
あと考えられるとすれば特殊EDのフラグ回収が完了もあると思います。まぁ、どうであれ琴音先生の身の振り方さえ間違えなければ、悪い展開とかじゃないし、寧ろ特殊EDが行けるんだったらその方が美味しいのでOKです!
「なんだか、りーさんが楽しそうだね。るーちゃん」
「ニコニコしてる」
そうなんですよね。戻ってきてからというものの、りーさんは常にニコニコ笑顔を浮かべたまま、太郎丸をぶらっしんぐしてるんですよ、コレ大丈夫? めぐねえ達が帰ってきたら彼女の様子に変な反応しない?
でもほら、りーさんがニコニコで機嫌が良いことは損じゃないから、寧ろそんな彼女が見れてるーちゃんもゆきちゃんも安心やろ?
「もしかして、今日の夕御飯がもっと豪華に……!」
「ごうか?うーん、ハンバーグが食べたい!」
「あら、じゃあそれにしましょうか。ジャガイモもまだあったと思うから付け合せも大丈夫ね」
るーちゃんの可愛らしいリクエストに見てください、この聖母も霞むような微笑み! これはもう地雷ウーマンとか言われるりーさんじゃないですわ、これだけで世の男性を全員、堕とせるまでありますよコォレは。
まぁ、問題があるとすればその微笑みが世の男性に向けられるかがこのデータのりーさんだと不明な所ですかね? でも親代わりとして見ていくんだったら琴音先生的には今回のパンデミックが収まったら是非とも男性を見つけてきて欲しいとか思ってそう。
っと、外からバリケードを超える音が聞こえましたね。どうやら体育館出撃組が帰ってきたようです、あれからトランシーバーに通信は来てないので誰かが脱落したとかは無いはず、うん、足音もしっかり人数分ありますね。
「戻ったぞ~」
「おかえりなさい、皆さん。あ、お茶でも入れましょうか?」
あ、皆が戻ってきてもそのニコニコ笑顔は継続なので、くるみ姉貴達もその様子に面を喰らってるやん。だがここは気付いてないふりで声をかけるぜ、おう、お疲れやで!
「なぁ、ことねえ。りーさんはどうしたんだ?」
「なんだか、今までと比べ物にならないくらいに上機嫌ですね」
き、気の所為だから(目を逸らしつつ)因みに今回の彼女との会話と約束、また親戚も全滅とかの話はるーちゃんにはパンデミックが収まって落ち着いたら話すということらしいです。なのでこの場でくるみ姉貴達に話すことも厳禁、というよりもめぐねえと犬山お姉さん以外にはるーちゃんと同じくパンデミックが収まってから話すんじゃないっすか、知らんけど。
「まぁまぁ、いいじゃない?悠里ちゃんだって上機嫌になる時はあるもんだよ」
「その理由が皆目見当もつかないから困惑してるんじゃないかしらって、琴音、今からで大丈夫?」
ってそうやん、めぐねえと犬山お姉さんとは放送室で話があるって言ってたな。とりあえず、生徒組にはちょっと放送室でワンワンワン放送局の準備してくると伝えてから大人三人で向かいます。
して、話ってのはなんなん? 大人だけってなるとそれなりに重要度が高いことだとは理解できますが
「実は、体育館の災害用の物資が保管されてた倉庫の中で……生徒の首吊り自殺した死体が……」
え、なにそれは(恐怖)だから、めぐねえと犬山お姉さんの正気度が妙に減ってたのね。それにしても生徒が、間違いなく名無しのモブだとは思うんですが、それはつまり籠城してたってこと?
「恐らくはね、この日記を読む感じだと四日目で命を絶った感じ」
犬山お姉さんが机の上に置いたノートを受け取って読んでみましょう。ふむふむ……おぉん? コレってお前、三日目に風邪の症状、四日目はもう解読すら困難ですが上手く身体が動かないとかそんな感じで、その状態なのに【かれら】になりたくないからって首吊ったの? 根性ありすぎでしょ……
じゃなくて、このイベントの正体分かりました。本来なら空気感染のヒントを学園生活部が得るには犬山お姉さんが居るシェルターに向かって、そこで【かれら】になってる彼女を発見、そこから大学であの情報生化学部さんと会話からみーくんがって流れですが、今回はそのスタート地点である犬山お姉さんがここで生存してるので発生しません。
だからシステム側が空気感染のヒントを用意、それがこの生徒になります。だからってど近所で籠城するな、もっと遠くの建物にしろ(辛辣)いくら覚醒めぐねえと言えど、生徒の、しかも四日前まで生きてて自殺しましたっていうのは正気度がそこそこ減るんだよ! 平気なんですかね、めぐねえ、無理そうなら明日とかでも良いんやぞ?
「大丈夫よ。まぁ、辛いけどね、それよりもノートの彼女がそうだったように、これは噛みつかれての感染だけじゃなくて、空気感染もあり得るって部分が怖いのよね」
「始まりは風邪っぽい症状だって言うのは分かるんだけど、たった一日でここまで進行するってなると怖いのは確かだ」
うーん、そこなんですけど、彼女は多分ですがもっと前から感染してた疑惑があるかと、自覚症状が出たのがパンデミックから三日目ってだけで、じゃないといくら何でも空気感染からの進行が異常ですし。
それか、この子が虚弱体質だったがゆえに進行が早まったもありえます。まぁどれも推測でしか無いんですけど。
「でもそうね、そう考えるのが自然かしら。でも、その場合だと私たちは既に感染してる……?」
「うーん、それだとしたらもう症状が出てるはずじゃない?」
ここ、メタ視点が許されるなら水に秘密があるんやでになるんですけど、そんな事をキャラ達が知ってるはずないので答えが出ないんですよね。琴音先生も例の沼の話を知ってるとは言え、そこから水が云々にはならないですし。
せや、折角なので図書室で見つけた沼の話と昔の事件の資料のことを話しておきましょうか。
「昔の事件のと照らし合わせると昔話が洒落にならないのよコレ、しかもこの爆風と大規模火災の事件ってつまり……」
「大規模な滅菌作戦、国が主導したってことになるの」
かもしれないんですけど、じゃあ今回もそれを国が出来るかって言ったらNOですね。この時は男土市だけだったと思いますが今回のは全国ですし、なんだったら世界規模になってるかもですし。
そもそも、やる余裕があったら既にやられてますと思いますよ?
「それもそうか、ふぅ、何だか一気に嫌なことだけが判明していくね」
「そうですね。とりあえず、この場での話は生徒たちには絶対に漏らさないように、以上で解散にしましょう。そろそろワンワンワン放送局の時間ですしね」
おっと、確かにそうだ、そして今回の出演に琴音先生も居るのを忘れてました。まぁその様子は次回の小イベントPartでお送りしますのでカットじゃい!
はい、場面はワンワンワン放送局の後、放課後の時間になってのりーさんとるーちゃんは放送後の強制休憩で待機してもらっての一階要塞化の様子です。
因みに犬山お姉さんは無理矢理出てもらってます、じゃないと手が足りないのでしゃーなし、まぁ幸いにも彼女はラジオ慣れしてるので疲れてないようですけどね。
「よいしょっと、木板と釘置いておくよ」
「頻度は思ったよりは少ないですけど、やはり奴らは来ますね」
それもしゃーなし、音を響かせての作業ですからね~、あ、怪我には気を付けてよみーくんや。にしてもネイルハンマーがちゃんと工具として使われてるのは感動モノですね、あ、今更な報告ですが予備のシャベルとネイルハンマーは前回の第二次リバーシティ・トロン遠征で回収済みです、右枠に載せるの忘れてました。
さて、一階の要塞化と言っても流れるのは二階と三階のバリケード設置とかと対して変わらない、更に言えばこの後の流れも夕食はるーちゃんリクエストのハンバーグを食べて、あとは琴音先生は寝るしか選択肢がないので代わり映えしない&小イベントPartに回しても問題ない場面なので、作業風景を流しつつ今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
あ、でもハンバーグを食べて満面の笑みの大天使るーちゃんの映像は流しておきますね~、ほら、見ろよ見ろよ、ほら。
__________________________________________
コンコンコンと小気味良い音を響かせて窓に木板が打ち込まれていくのを私【犬山 なぎさ】は【かれら】に警戒しながら琴音の作業風景を眺める。
放課後で【かれら】の数は非常に少なくなってるとは言え、これだけ音を響かせるとやはり
「っと、来たな」
「数は2、油断せずに」
美紀ちゃんの真面目な報告を聞きながらバットを構え、間合いに入ると同時に振り抜く、もはや見慣れたと言っても過言ではないのだがそれでもバット越しに伝わる頭を強打した感触には嫌悪感が生まれる。
隣で琴音が作った手製槍で【かれら】の頭を貫く美紀ちゃん、けれどその表情にはやはり嫌悪感があるのを見て
「当然だけど、慣れないよねこれ」
「慣れたくもないですけどね……それでもやらなきゃやられるのはこっちですから」
「キツイなら変わろうか? 木板に釘を打つだけだから美紀でも出来ると思うが」
「ここで来ヶ谷先生に変わるくらいならこのままやりますよ」
バッサリな物言いに琴音がえぇと困惑する。けど今の彼女に戦わせたくないというのは私も理解できる、大丈夫だとは言ってても出来ることなら暫くは【かれら】との交戦は避けさせるべきだ。
じゃないと、またいつか壊れる。今は壊れた上で何とか直してるだけに過ぎないし、今ここで壊れたとなると悠里ちゃんが怖い。
彼女は琴音に依存してる。たださっき放送室で聞いた話だと随分と踏み込んだ話をしたらしく、彼女は若狭姉妹の親代わりになったとも言ってた。
(だったら尚の事、琴音には無理させるわけには行かないんだよね)
と言うか、親代わりになったのならばもう少し行動を自覚して抑えてもらいたいものだ。まぁ流石の彼女もそこは理解しているのか、今回も君は作業に集中して、【かれら】の対処はこっちに任せなと伝えたらあっさりと納得してくれたんだけど。
それにしても釘打つ作業が随分と板に付いてると言うべきか、慣れてるんだよなぁ。
「なんだ、そんなに見られると少々恥ずかしいぞ」
「いや、慣れてる手付きだなと」
「あ~、まぁ世話になってた施設で日曜大工してたからその所為だろ、色々と作ってたんだぞ? ちびっこたちの衣服を入れるタンスとか」
「結構本格的なのを作ってますね」
さらっと言ったけどタンスとかの家具を作れるって器用なことするな。私はこうして見学に回ってるので言わずもがなだとは思うけど苦手なんだよね。
美紀ちゃんはどうなのよと聞いてみるけど
「あまり経験がないので得意とか不得意とかは断言できないですけど、まぁ板に釘を打つくらいなら出来るかと」
「見た目よりは難しいけどなこれも。ほら、遠くできっと涙目になってる慈とか見たら分かるだろ?」
少し前、静かにしなくちゃいけないこの空間に悲鳴が響いたのを思い出したのか含み笑いをする。多分あれは思いっ切り打ち付けたんだろうな、痛いよね、あれって。
今は交代して圭ちゃんがやってるらしい、手際は慈より良いとかなんとか。
《こちら慈、聴こえてますからね》
「……地獄耳ってやつか、あれが」
「帰ったら謝ったほうが良いと思うぞ?」
「このやり取り、前のワンワンワン放送局の収録の時に見た気がする……」
あぁ、あの時は悠里ちゃんが胡桃ちゃんをだったっけ? こうしてみるとあれだよね、胡桃ちゃんと琴音って結構似てる所多い気がする。
まぁ向こうは琴音みたく喧嘩上等とか言う性格じゃないとは思うけど。
「胡桃と私がか?それは、胡桃が微妙な顔しそうだから止めてやれ」
「私は犬山さんと同意見ですね。なんかこう、波長みたいなのが似てる気がします」
そうそう、二人でシャベル持って【かれら】を蹴散らしてる所とか息ぴったりだし、あぁでも親子とかの似方じゃなくて姉妹って感じしない、美紀ちゃん。
「姉がこの人とか、それはちょっと……」
「くく、言われてるぞ、琴音」
「と言うか、胡桃本人に聞こえてないの良いことに言いたい放題過ぎるだろ」
苦笑いをしながらも釘を打つ手は止まらない琴音、けれど今の彼女は少し前の気負いすぎた感じはしない、楽な感じがするのはいいことだ。
作業は夕食前まで続く予定で、しかも今日だけでは終わらない、木板を窓に打ち付け、次は体育館倉庫から持ってきたハードルを昇降口や、一階の廊下に等間隔で固定したり、トラップの設置、とやることは山積みだ。
「これ、完璧に終わるのどのくらい掛かりそうかねぇ」
「分かりませんが、やらないとやるでは差は大きいのは確かなので、やらないといけません」
「可能なら、また雨が降る前には終わらせておきたいが……こういう時に天気予報がないってのはキツイな」
全くだと琴音の言葉に賛同する。まさか雨が降ると大襲撃が起きるなんて誰も予想できるわけがないからね。
何気なくまだ封鎖してない窓から空を眺めてみる。放課後の時間帯ということで夕暮れ掛かった空模様、雲は見当たらず今日は降らないと伝えられてるようで安堵の息が漏れる。
けれど、明日は? 明後日は? 未来の天気がわからないのがこんなにも不安になるとは思いもよらなかった。
「てるてる坊主でも作る?」
「ありかもしれませんね、こうなったら願掛けでも何でもすがりたいです」
「瑠璃と由紀に頼んで見るか?喜んで作ると思うぞ」
いやいや、その時は皆で作ろうって。こうして何だかんだで盛り上がりつつ、ふとまた気配を感じてバットを握れば【かれら】がノロノロと迫ってきていたのを同じ様に殴り倒す。
動かなくなったのを確認してから手を合わせる、また一人、私は眠らせてあげた。
因みに、このモブ生徒はDJお姉さんをレアイベントを起こして救出した場合のみに現れるある意味でのレアキャラらしいぞ。