やっぱ、交流イベは最高やな!なゲームの実況の続き、もう始まってる!!
屋上から【かれら】がノロノロと帰っていくのを確認してから再開です、これで『夜間に【かれら】が減るのを確認』の条件が解除、残りは一つになりました。
とは言ってもそれは夜間行動時に勝手に解除されるはずなので実質全解除! 『雨の日』は操作ガバをしたり、乱数にくっそ嫌われたりしなければ突破も確実、勝ったな、風呂入ってくる。
……しかし、先程の小イベントでめぐねえから琴音先生に不安の矢印が生まれてしまったのが懸念ですね、下手に残しておくと更なる負の連鎖を生みかねません、となると夜間行動の時のパートナーはめぐねえにしましょう、また何かイベント起きて解消されるかもしれないし、しかしまぁこの先生は隠し事常習犯なくせして簡単にバレてくれますね……まぁりーさんとかにはバレてないとは思うので親友故に気付かれているという感じでしょうけど。
おっと、小イベントを数個見たおかげで一つ上がりましたね、やはり交流メインでやると上がりはさほど悪くない、まぁそれも序盤だけで、後半になると交流イベント1つや2つじゃ足りないと来るからなぁ。
今回取得するのは【料理Lv1】これがあれば、りーさんとの交流イベントが起こしやすくなります、レベル2位までは上げたいので次回はそれにしましょう、2もあれば夕食係から発生するイベントも見れるようになれますし。
または【運転】をレベル2にしても良いかもしれません、メリットとしてバイクで仮面ライダーよろしくなバイクテクが出来るようになるので外を単独行動時に障害物を無視して移動できて楽になります、ただバイクの耐久の減りが早まるので一概に良いって訳じゃないですけど
折角、料理を取ったのでりーさんの手伝いでも入りますか、未だ進む様子が見られない若狭母関連イベがどんなのか分からないですが正気度と好感度は稼いでおいて損はしないはずですから、てことだから何か手伝うぞよ?
「あ、なら材料を切って貰えると助かります」
かしこま! 具材的に野菜炒めですね、今回の補充で無洗米とお肉も入りましたし、このタイミングで白米とお肉のコンボは良い回復量ですよ。
では早速、琴音先生の腕前見たけりゃ、見せてやるよ! ふふん、これは中々の評価が期待できそうな感じですね、どうでしょうか、なんだかどこか納得したような表情で見てるりーさんと見学してるくるみ姉貴。
「凄くイメージ通りな切り方で安心したと言うべきなんでしょうかね」
「本当にざっくりな切り方だ……」
野菜炒めなんてこれで良いんだよ、食感が楽しめるようにした方が良いんだって、とか書きましたがこのキャラの性格から考えるに普段の料理も大体が炒めればなんとかなるとか系の人間なんでしょうね。
所詮レベル1なんてこんなものですよ、だけど後はりーさんの腕前で夕食の野菜炒めが素晴らしい出来になるので問題ありません、では他には何も起こらなかったので少々時間を飛ばしまして夕食ですよみなさん。
本日のメニューは野菜炒め、白米、お味噌汁、サラダ、シンプルですがだからこそ、世界が崩壊してしまった今の状況には日常だった頃を思い出させてくれる献立。
「うめぇ、米が食えるってこんなに幸せなんだな」
「本当にそう思う、やばい、泣きそう」
見て下さい、くるみ姉貴とチョーカーさんの心の底から幸せだというのが分かる顔、それぞれの隣ではりーさんがくるみ姉貴の様子に微笑みながらるーちゃんの口元を拭いてあげて、ゆきちゃんはゆきちゃんでニコニコ満面笑顔で食べており、これを見れただけでも今日は頑張った甲斐があると思わせてくれますね。
このまま眺めつつ琴音先生も食事を進めていくのもありですが夜は夜でやることがあるので、隣りに座ってるめぐねえに話しかけましょう。
へい、めぐねえ、夜にちょっと二階に出向かいない?
「二階、ですか?何かありましたっけ?」
ここは食堂の【かれら】に居ないことを確認したいと言うよりも、購買部にある常温だとよろしくない食糧の数々を食堂の冷蔵庫に入れに行きたいから人手が欲しいという事で伝えてみましょう、これなら向こうも簡単に納得してくれるはずなので。
「確かに、今なら二階でも【かれら】の数は少ないでしょうからね、分かりました、協力します」
ヨシ!(るーちゃん猫)これを話すとくるみ姉貴も自分も行こうか? と聞いてきますが彼女には寝室にしている放送室前での見張りを帰ってくるまでお願いしておきましょう、こういう仕事は大人組に任せてくれてええんやで。
「そうか?まぁ、それなら良いんだけど」
それにどうせ日数が経てば嫌でもくるみ姉貴やチョーカーさん、そしてまだ見ぬ戦闘できる組には見張りやら見回りやらで忙しくなるので今はまだ休んでてくだしあ、という事でとても和む夕食風景をのんびりと眺めてましょうか、RTAじゃ割りと容赦なくスキップされる場面ですが、こうして見るとそれぞれが性格が出てる食べ方とかしてて楽しいんですよね~
幸せな夕食の時間でしたね……(霧)はい、じゃあ大人組は残業しますよ~、と放送室に就寝しに行った彼女たちを見送ってから琴音先生とめぐねえは装備を整えます、とは言っても昼間に行った探索とほぼ変わらないですけどね、NPC筋力2位のめぐねえも大容量リュック装備できるので彼女が覚醒してくれて本当に助かります。
「こうして二人で行動は始めてね、よろしくお願いするわ」
おう、任せんしゃい、覚醒したとは言えまだまだ戦闘慣れはしてないでしょうからね、【かれら】の処理は出来る限り自分で行いましょう、とは言っても夜間で【かれら】の数は極端に少ないし、もし居ても単独がほとんど、灯り無しならネイルハンマー暗殺が普通に決まるので楽に購買部到着、今回は日持ちしにくい食糧を中心に詰めて、ついでに歯ブラシなどの生活用品がどの程度まだあるかをざっくり確認しましょう、どんな感じですかね、めぐねえ。
「まだ余裕はあるけど、もしここに来る生存者が増えたらその限りじゃないわね……学園の外に、まだ生きてる人が居れば、だけど」
あ、そうか、ラジオをまだ使ってないから外の生存者が居るかもって知らないんだったわ、明日の朝くらいに付けて、ラジオ局から音楽などが来てるということでこの世界にまだ人が生きていることを周知してもらいましょう。
すっかり忘れてたけど、こうしてめぐねえと夜間に行動して良かった良かった(ガバ記憶)とりあえず若干気落ちしてるめぐねえに希望を捨てるには早すぎると励ましつつ食堂に向かいましょう、まずはそっと中を覗きますが、まぁ昼間と比べるまでもなくガランとしておりますのでこれにて最後の条件である『非混雑時の食堂の確認』が完了、無事に『雨の日』のギミック解除が終わりました。
「全く、と言えるほどに居ない、確か昼間は凄い居たのよね」
正直に言えばどこに居たんだオメェらと言えるくらいには、それが今はガラガラ、チラホラと居るのも合わせて三体ですかね、これなら暗殺して回ればバレることなく片付けられます、ってシャベルを握り締めためぐねえが前に出てきて?
「私も、やります」
その意気や良し、なら一体を頼みましょう、先ずは一番近いやつを琴音先生が倒してから、めぐねえにはそこから近いやつを倒すように指示、自分は奥のに近付いてから、せーのっ!
ヨシ!(るーちゃん猫)意外とめぐねえがシャベルでパワフルな攻撃しててびっくりした以外は問題なく処理できましたので大容量リュックに詰めてきた食糧を冷蔵庫に入れていきましょう。
「これで暫くは大丈夫ですね、この後は戻りますか?」
他にやることはないのでそうなりますね、正確には出来なくはないけど流石に琴音先生も一度は休みを入れないと余計なデバフが付くかもしれませんのでそれの回避です、なので帰りますよ~
「琴音、少し時間を貰えますか?2つほどお話が、片方は帰りながらでも良いですが」
ふむ? 何やら夜会話が出てきましたね、帰りながらでいいならと言うか三階に着いてからでいいなら聞きますがもしかして不安の矢印を解消させるイベントかな?
それなら非常にありがたいので聞きましょう、何ジャらホイ?
「さっきの屋上で悠里さんから菜園の話を聞いてから考え込んでた様子だったから、なにか気になることでもあったのかと」
(ログ確認中)あ、これかぁ! コレはなんてことありませんね、琴音先生はゆきちゃんにはアイテム探索などでレアアイテムを引いてこれないとかで負けてますが、それ以外、例えば違和感を感じるなとかの直感は知力も合わさり非常に高いです。
なのでこの学園の豪華過ぎる設備を見て、違和感を感じたのでしょう、まぁ普通に考えれば過剰とも言えますからねこの学園の設備、ですがコレに救われてるのも事実なのも困るどころです。
「確かに、今思うと豪華、と言うか異質な感じはするわね」
でしょう? なのでそれを疑問に思ってたんやで、ついでに言えばあの時めぐねえに何でもないって言ったのは近くにりーさんが居たからだぞ、流石にこの学園普通じゃなくね? なんて聞かせることは出来ませんし。
そう話してみれば向こうも納得してくれたようで安心した感じの表情を浮かべてくれます、ですが不安の矢印が消えませんね、これじゃないのか……とすればもう一つの方が本命、とりあえずは生徒会室まで戻りましょう、まぁ道中に危険はないのでカットですけど、くるみ姉貴にはもうちょっとだけ見張り頼むと言えば
「ん、まぁまだ眠くないから大丈夫だ」
すまんな、ではめぐねえ、話とはなにか聞かせてもらおうじゃないですか、わざわざ部屋の中でってことは重大な話だとは思いますがね。
「若狭さんのご両親、その安否を知ってたりしませんか?」
おっと?あ、いや、これは逆にチャンスかも知れません、コレをいつまでも抱え込んで何かある度に正気度を削ることになるよりはめぐねえに話して、彼女から案を貰うのはありだと思います。
と言うか選択肢出てるし! 親友に甘すぎるぞこの先生と思いますがまぁ動けて戦えるめぐねえみたいな精神力疑惑ある人ですから吐き出したいんやなって……話しつつ若狭母の鞄から抜き出した遺書と若狭姉妹に宛てた手紙も出しておきます。
コレを読めば大体は理解してくれると思いますし、実際その通りだったようでめぐねえの表情が慈母のそれで琴音先生を見てます、コイツ本当にめぐねえか?(失礼)
「話は分かりました、琴音、この事は悠里さんには?」
隠し通せる確信がないのでどこかで話すつもりではあると言いますか、それに二人に宛てた手紙をいつまでも持ってる方が精神衛生上よろしくないッス、ふとした拍子にりーさんにバレたら絶対にやばい流れになるのは考えなくても分かりますし。
ただ問題は何時打ち明けるか、出来ることなら『雨の日』よりは前にしておきたい、後だとモールへの『えんそく』が控えてるのでイベントは残したくないですし、とプレイヤーは考えていました、えぇ、でもまさかですね。
「では明日、話してみましょう。私も一緒に行きますから」
おい、行動力ありすぎんだろこの教師、日程は三日目の夜か、いや、うーん、まぁ良いか、うん、遅いよりも早いほうが良いもんね……では残りはくるみ姉貴と見張りを交代して、めぐねえと交代勤務で夜を越すだけなので今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
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「はぁ、はぁ……」
今目の前には生徒『だった』存在が血塗れで倒れている、その首にはシャベルの先端が刺さっている、当然だ、これは自分が行ったことなのだから。
離れたところでは琴音が慣れた手付きでネイルハンマーで【かれら】を殺していた、向こうと合わせるようにやったので当然だがほぼ同時に2つの命だったものが散った。
「大丈夫、慈?」
「えぇ、大丈夫、ふぅ。それよりも食糧を入れちゃいましょう」
幾分かは慣れてきた、だが何も感じないようになるのは無理だろう、確かに【かれら】はもう死んでいるし、こうして殺さなければ自分たちが殺される、必要な行動だと頭は理解している。
だがそう簡単に割り切れるものでもない、それなのに親友はこれを表情変えずに行えている、精神と表情を切り離しているのだろうかと思えるくらいに。
屋上で見た琴音は今この場には居ない、だがそれは仮面を上手く被っているだけにすぎないと私は確信している、だからだろう、帰り道に琴音があの時、誤魔化したことを聞いてみた
「琴音、少し時間を貰えますか?2つほどお話が、片方は帰りながらでも良いですが」
「ん?話せることだったら、別に構わないけど」
この様子だと上手く隠せて私が気付いてないと思われている感じだと内心で変わらない親友の自己評価の微妙な高さにため息を吐き出しつつ
「さっきの屋上で悠里さんから菜園の話を聞いてから考え込んでた様子だったから、なにか気になることでもあったのかと」
「……あぁ、気付いてたの?」
「寧ろバレないと思ってる貴女に驚くわよ、それでこれは話せることなの?」
聞けば特に悩む様子もなく、私の質問に答えてくれた、そして言われれば確かにと思う内容でもあった。
「明らかに設備が過剰過ぎる、言っちゃえばなんか胡散臭い感じが強い、あぁ因みにあそこで誤魔化したのは悠里に聞かせる内容じゃないなって思っただけ」
「胡散臭いとかはさておき、設備に関しては私も疑問には思ったことはあるわ、でもここらへんでは一番新しい学園だから、力を入れたのかなって」
「確かにそれもあるかもしれないけどね、まぁこの設備のお陰で私達が助かってるのも事実だから、何とも言えなくなるんだけどさ」
そう、いくら怪しかろうとそれのお陰で助かっている、だから琴音もあそこではそれ以上は考えなかったのだろう、そう言えば緊急時にのみ読むようにと念を押されたマニュアルが職員室にあったような。
今がそれに当てはめることが出来る事態かは微妙なところではある、災害を対象にしてあるだろうし、今回のは災害とかを卓越してしまっている。
「それで、もう一つってのは?」
「こっちは生徒会室に戻ってからにしましょう、ちょっと生徒たちに聴かれるのも良くないから」
それにあまり出歩くのも【かれら】をおびき寄せてしまうかもしれない、灯りもない夜間の学校はそれだけで人の精神を削ってくるものに変わってしまったのだから。
三階に無事に戻り、放送室前まで行けば胡桃さんが椅子に座り見張りをしていた、見た感じでは眠そうな様子もなく、暇だというのが感じ取れた。
「あ、おかえり二人とも」
「ただいま、のところ悪いんだがもう少し頼めるか?ちょっと慈から話があるみたいだから」
「ん、まだ眠くないから大丈夫だ」
「ごめんなさい、そこまで長く話すつもりはないですから」
眠くないとは言っているが彼女は昨日から頑張っているのだから早く眠らせてあげたい、そんな思いで謝罪をしつつ琴音とともに生徒会室に、そして私は本命を彼女に切り出した。
「それで、ここで話そうってのは何?」
「若狭さんのご両親、その安否を知ってたりしませんか?」
瞬間、琴音の仮面が全て砕けた音が聞こえた幻聴に襲われた、何故バレた?と言葉にしなくても分かる顔を晒した親友の姿に心が痛めつけられた。
もし私が聞かなったら彼女はどうするつもりだったのだろうか、いや、もしかしたら彼女は私に気付いて欲しかったのかもしれないなんて思っていると
「流石、私の親友ね」
「知ってるのね」
「あぁ、全て……これを」
彼女のリュックサックから出されたのは2通の手紙、片方には【若狭 悠里】【若狭 瑠璃】へと書かれており、もう片方には何も書かれていなかった、なので書かれてない方を手に取って中身を読む。
それは遺書だった、片方の手紙に若狭姉妹の名前が書かれていることから察していたが彼女たちの母親の、悲痛な想いとそれでも子を想う親としての内容、琴音がコレを持ってる理由は考えなくても分かったがそれよりも先に彼女から語られた。
「私は二人の母親を殺した」
「それは、違うわ」
「違わないさ、【かれら】になってた、あぁ、その時点で死んでるだろう、だけど私は守るためとは言え何の躊躇いもなくあの子の親に手を掛けた」
不気味なほどに琴音の声に抑揚が無かった、コレが彼女の今の精神なのだろうと思える声、普段のあれは今までの彼女を演じてるだけの仮面を付けて、声に抑揚を演じてるだけにすぎない。
もう、素で感情を自由に出せるほどの余裕が無いのだ、だからこそ彼女は【かれら】を殺すことに何の感情を持たないとも言える、この人は……
「無理しないでくれと言ったじゃないですか」
「この状況になってから、無理してない日なんてないっての」
そうだろう、私だって人のことは言えない、でも彼女よりは余裕がある、だから寄り添うことにしよう、琴音が手遅れになる前に、本当に感情を無くしきらない内に。
先ずはこの目の前の事から片付けるべきだ、彼女はどうするつもりなのだろう。
「話は分かりました、琴音、悠里さんには?」
「話すわ、全てを、それで糾弾されても受け入れて、その上で私はあの子達を守り続ける」
贖罪のつもりだろう、それとも彼女はあの二人の母親代わりにでもなるつもりなのだろうかと思わず聞いてしまうが
「それは、無いわよ。強いて言うならあしながおじさんみたいなものよ」
「なら良いけど、分かったわ。だったら明日、話してみましょう、私も一緒に行きますから」
「……わ、分かった、悪いわね」
多分だけど、悠里さんも理解してくれるはず、そうすれば琴音も少しは余裕が出てきてくれるだろう、そう思いながら話を終えて先に琴音に仮眠を進めてから私は胡桃さんと交代して見張りを始めた。
夜の学校は、少し肌寒いのだなと思いながら。
いや、二日目終えるまでに7話って長すぎるだろお前