リコリス・リコイル~3年D組の千束先生   作:トッシー00

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第13話です。


第13話:怖いものは怖いのです~前編~

 これはですね。以前あたしとチームを組んだ子から休息時間に聞いた話なんですがねぇ。

 中心街から外れた住宅街の一郭に、大きなお城みたいな建物がありまして。

 まあそこが何の建物かというのはとりあえずおいといて、そこは数年前に取り壊しになって今はもう廃墟になってるんですよ。

 廃墟になって数年、いつからかはわからないんですがね、街の人たちは、廃墟になってからやたら不気味な雰囲気で、時折"出る"なんて噂をするようになったんですよ。

 そんな噂が流れに流れて、本当にそれが"出る"のかを確かめようとする連中が現れ始めて。

 それである日数人の若者たちが、そのお城のような建物のところに行ったらしいんですよ。それも夜中に。

 確か4人くらいだったか。30分から1時間くらい建物内を探索して指定の時間に入口で落ち合う。そう予定を立てていたらしいんですね。

 そしたら時間になっても、3人しか集まらなくて。もう一人がどうやら取り残されちゃったらしいんですね。

 スマホで連絡を取ろうとしたら、電波が届かないところにありますって。いやいや、自分たちのスマホは使えるし。電波が届かないなんてことはないんですね。

 おかしいなー。怖いなー怖いなーなんてね。少しずつ嫌な予感がし始めたらしいんです。

 これはもう探しに行くしかない。残された3人は嫌だと思いながらももう一度建物の中に入ったんですね。

 するとですね、さきほどまでと明らかにこう、空気が……歪んでいたんですね。

 さっきまでと同じ場所か? なんてこう心の中で思いながら……。

 そして数分ほどして3人は建物の奥の方で、帰ってこなかったもう一人らしき人物を見つけたんですよ。

 おーいなにやってたんだよぉ。なんて軽く声を掛けたら、その一人の反応がないんですよ。

 まるで何かに操られているかのように表情が上の空なんですね。そして、その手元にはどこで拾ったか、刀のようなものを握っていたらしいんですよ。

 そしてそれが3人の方に顔を向けて、こう言い放ったんですよ……。

 

「今日の夜の献立塩ラーメンじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぎゃああああああああああああああああ!!」

 

 と、怪談を語っていたサクラがオチを口にしようとした瞬間、その後ろからフキがわけのわからないことを叫び、それにサクラが驚いて絶叫。

 そのサクラの絶叫に釣られるかのように他の集まって怪談を聞いていた生徒たちも皆絶叫。

 最終的にオチをかっさらってしまうことになったフキ。

 ちなみに冒頭の話は、サクラが他の女子から聞いたというとっておきの怪談話。

 そしてなぜ怪談を語っていたかと言うと、夏の始まりということでD組の生徒で集まって怪談を語ろうという企画をしていたからである。

 

「おおおおお驚かせないでくださいよフキさん! つか今夜飯食い終わったんすか!?」

「あぁついさっきまでバイトしてたからな。今日はやけに醤油ラーメンが人気だったから醤油ラーメン食いてぇなと思って寮に帰ってきたらまさかの塩ラーメンだったことに疲れも重なってイラっときたわ」

「いやいや別に醤油だろうが塩だろうがどうでもよくないすか?」

「てめぇラーメンがなぜ醤油味噌塩に分かれてるか今から3時間語り散らかしてやろうか……?」

「いやいや語るなら怪談話にしてくださいっすよ。夜集まって怪談言い合いっこするって話してたじゃないっすか」

 

 サクラの不躾な発言により皆で集まって怪談を言う企画が、フキだけラーメントークになろうとしていた。

 結局サクラの怪談話の最後はフキに改編されてしまいそのまま流れてしまうことに。

 そして次の怪談を話すのは、たきなの番なのだが。

 

「サクラ、たきな帰っちゃったよ」

 

 エリカがたきなは帰ってしまったことを伝えると、サクラは心底どうでもよさそうな表情をしてこう返す。

 

「あん? 別にいいだろどうせくだらないとか思ってたんだろ。あいつ怪談聞いてもなんも怖いとか思ってなさそうだもんよ」

「つかあいつの存在がホラーそのものだろ。にしても……。あのお祭り大好き教師が参加してないのもめずらしいな」

 

 フキが周りを見渡し、こういう集まりには前向きに参加するであろうあの人物がいないことに違和感を抱く。

 そう、千束である。お祭り大好き教師、楽しい怖いなんでも大好き人間が、生徒たちの誘いに乗らないというのは意外であった。

 

「あぁ千束先生も誘ったんすよ。『とうとう私が知り尽くす千の怪談を語りつくす時が来たか』とかノリノリだったんすけど、途端になって今日の金曜ロー〇ショー見たいからまた後日誘ってね、って断りやがったんすよ」

「なんだそのクソみたいな理由」

 

 どうやら千束は金曜ロー〇ショーで洋画をやる時は可能な限りリアタイをするという習慣があり、それがちょうどこの日だったため惜しみながら不参加。

 本人曰くサブスクや録画とはまた違った感覚を味わえるテレビ放送のリアルタイムで見る洋画は格別なものがある。という伝わらない人には伝わらない拘りがあるらしい。

 ちなみに本日放送の金曜ロー〇ショーはエクソ〇ストらしい。

 

「まあせっかくなんで次フキさん語ってくださいよぉ~」

 

 ちょうどいいタイミング? でフキが合流したため、サクラに言われ次はフキが怪談を語ることに。

 

「しゃあねえな。これは数か月前に食いに行ったラーメン屋での話なんだが……」

(あ、この人絶対怖い話の怖い部分勘違いしてるパターンのやつだ……)

 

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 場所は変わって、千束のアパート。

 千束はいつも通り飲み物と菓子類をテレビ前に用意して金曜ロー〇ショーを楽しむプライベートのひと時を満喫していた。

 

「おほほー! ひっさしぶりに見たけどやっぱ怖くできてるなぁエク〇シスト~」

 

 千束は洋画ならばアクションSF、ヒューマンコメディホラーなんでもござれな人物であった。

 もちろん特に好きなものはアクションなのだが、テレビで放送するものはテレビ局の人物が決めるため、そのチョイスの良し悪しを楽しむのも、テレビ放送での映画を見る上での一興であると考えている。

 ちなみに邦画やアニメの時は、気分次第で見るらしい。だがコ〇ン映画の時とジ〇リの時は絶対見るようにしているらしい。

 こんな感じで映画が始まって1時間ほどしたあたりで、それは突然起こった。

 

 どがしゃーーーーーーん!!

 

「!?」

 

 突如として千束のアパートのドアが壊れる大きな音がした。

 あれ、これ以前も同じことがあったような。

 それにびっくりして口からポップコーンと出しながら驚く千束。

 そしてドアを蹴破り入ってきたのは、たきなであった。

 

「おいおいおいおい! 今度はチャイムも鳴らさないでか!? つかなぜ私のアパートのドア簡単に蹴破るの!? 修繕費どうするのって!?」

「……」

 

 ズカズカと一方的に入ってきたたきな。

 そして一言もしゃべらず、部屋の隅っこに座り始めた。

 これには千束も状況を整理できずに呆然としていた。

 

「???」

 

 千束が頭にはてなマークを大量に浮かべていると。

 テレビのエク〇シストから大きな音が鳴り部屋中に響き渡る。

 どうやら場面は怖いシーンが放送されているようである。

 

「……」

 

 その時、たきなは立ち上がり。

 そして千束の方へと歩いてきて、千束からリモコンを奪い取り。

 一方的にテレビを消した。

 

「なにをするのぉぉぉぉぉ!?」

 

 ここまでの流れを整理すると。

 たきなが千束のアパートのドアを蹴破り、勝手にアパート内に入ってきて座ったかと思えば、テレビのリモコンを奪い取り千束が映画鑑賞中だというのに一方的にテレビを消す。

 それを何一つ口を開かず無言で行うたきな。もうこれは千束から見ても異質であった。

 千束は怒るとか戸惑うとかよりも、まずはたきなの両肩を掴み迫真の表情でこう説く。

 

「たきなさん! 言葉って必要だよ! 何も言わずに人の家のドアを破壊して勝手に部屋の中入ってきて人の楽しみを邪魔するって。なんか理由があるならはっきり言ってちょうだい!?」

「……別に」

「別に!?」

 

 千束の言葉に対したきなは目線をそらして言い放った最初の一言がそれ。

 これには千束も驚くしかなかった。

 確かに日常的に勝負勝負と絡まれたり毛嫌いされたりといったことはあれど、こんな一方的にひどいことをされる覚えは千束にはない。

 たきなになにがあったかは知らないが、常識的な観点から見てもこれは注意しなければならないと千束は思う。

 

「あのね、君が私のことを心の底から憎かろうが嫌いだろうがそれはいいとしてね。何があったかは知らないけれどこんな非道なことを他人にしてはいけません」

「……すいません」

「すいませんって……。んでなんでこんなことをしに私のところに来たのさ? 言っとくけど映画見たいから勝負しませんからね」

「……」

「というか君乙女さんたちと一緒に怪談話してるんじゃなかったっけ? 私は誘い断っちゃったけど。つまんなくて抜け出した感じ?」

「……」

 

 千束は色々と質問をするが、たきなはいつも以上に口数が少ない。

 というかいつもと様子が違う感じがした。

 不愛想なのは普段通りだとしても、余計なことには一切答えようとしないようにしている気がした。

 千束は多少それに違和感を感じながらも言葉をつづける。

 

「まあ君そういう集まり興味なさそうだもんねぇ。でも君がいくら孤高で最強の味方いらずな存在とはいえだ、一学生としてちゃんと他の生徒との付き合いを大事にしなさいよ。いつまでぼっち貫くつもりなんだか」

「……」

「怪談話だって君にとってはつまらないものだとは思うよ。だからって参加したからには最後までその場所にいなさいよ。それとも何か? "怪談話が怖くて"こっそり抜け出してきて、部屋で一人でいるのが怖いから私のところに来た。な~んてこと言うつもりじゃないでしょうよ君のキャラじゃないよそれ」

「………………」

 

 その千束が何気なく口にした言葉に、たきなの沈黙が今までに比べ千束は若干長く感じた。

 千束がたきなの顔を見ると、露骨にたきなは顔を逸らしたのであった。

 

「……」

 

 そのたきなの反応を確認し、千束はもう一度テレビをつけた。

 それがまたタイミングのいいことにテレビのエク〇シストから大音量の交換音が鳴りアパート内に響き渡る。

 その瞬間、たきなが身体をびくっとさせた。

 そしてたきなは立ち上がり千束からテレビのリモコンを再度奪い取ろうとする。当然千束はそれをうまくかわした。

 

「……え?」

 

 そのたきなの行動を見て、千束の口元が緩んだ。

 これは、千束的に面白いものを感じた瞬間であった。

 

「たきなさん? あらあらたきなさん? もしかしてもしかしなくても~」

「……」

「たきなさんこういうのが怖い人? こういうのダメな人だったり~?」

 

 こうなってはもう千束の入れてはいけないスイッチが入ってしまったものである。

 さきほどまでやられたことへの意趣返しとも言わんがごとく千束はたきなを煽り散らし始める。

 

「あ~ら~たきなさ~ん。もしかしてお化け怖いの~? 最強のリコリスの弱点がお化けって。あは、アッハッハー!!(林家〇ー子みたいな笑い方)」

 

 バキィ!!

 

「いったーい!!ノーモーションでグーすることないでしょ!?」

 

 さすがにこれにはたきなも怒り予備動作なしで思い切り千束の顔を殴る。

 うろたえる千束、だがそれで引かないのが千束の悪いところ。

 

「むきになって殴ってくるってことはマジか。なんだよいつも不愛想なくせにぃ。可愛いところあるじゃんアッハッハー!!(林家〇ー子みたいな笑い方)」

 

 ガシャ! バンバンバン!!

 

「ぎゃー!! 銃はやめましょ銃は!!」

「あんたこそその神経が苛立つ甲高い笑い方やめてください(怒)」

 

 たきなは怒りのままに銃弾を千束に打ち込むがそれはさすがに超至近距離で全部躱されてしまった。

 こうしてたきなの意外な弱点が判明してしまったこの状況。

 千束は終始おかしくて笑ってしまったが、これ以上笑い続けると本気で戦闘が始まってしまうため必死にこらえる。

 

「……んで、怪談話が怖くてつまらないことを装いその場を抜け出し、自室で一人で過ごすのが怖くて私のところに来たと?」

「……はい」

 

 千束にそう確信突かれて、たきなはもはや吹っ切れたようにそう言葉を返した。

 こんな彼女を、千束は初めて目の当たりにしたかもしれない。

 普段から辛いことを辛いとも言わない、困っていることを困っているとも言わない彼女が、ここまで認めたくないであろうことを素直に認めているのがやっぱり千束は面白かった。

 千束の口元の口角が上がりそうになったところ、たきなは銃を構えようとしたため必死に抑える千束。

 

「……だとして、なぜ私のところ?」

「……ほかに頼れる人が思いつかなくて、先生ならどれだけ理不尽働いてもいいかなと」

「ひっでぇ理由だなそれ。頼れるのは先生だけとかそんな理由ではないわけ?」

「なぜ私があなたに対して助けを求めたり縋ったりしなきゃいけないんですか?」

「てめぇ自分の今の立場わかってんのか?」

 

 怪談話を聞いて怖くなったから一方的に千束の家に押し寄せておきながら理不尽を働くたきなに千束はちょっとだけイラっとした。

 このまま無理矢理追い返してもいいが、だが一人で心細い思いをしている生徒を無下にしてもよいものか。

 相手が相手ではあるが、千束はギリギリ良心が勝る。

 

「……まあいいや、気が済むまでここにいなさい。だが次攻撃加えたりしたら出てってもらうからね」

「……すいません、怖いものは……怖いので」

(なんだろう、ちょっとだけかわいいと思ってしまった……)

 

 普段からいがみ合いじゃれあいではすまないほどの激しい争いをし合っている相手に対し、千束は少しばかり愛嬌のようなものを感じてしまっていた。

 とりあえず攻撃しない、これ以上迷惑をかけないと釘を刺し、千束はたきながここにいることを許す。

 

「……こんな面白い事実を、私だけの秘密にしていい物か」

「じぃ~(とんでもないくらいの形相で睨みつけている)」

「わかりました誰にも言いませんヨー。千束先生口固いヨー」

 

 攻撃こそ加えないが多分誰かに言いふらしたら、きっとたきなは千束をどんな手を使ってでも仕留めにくることになる。

 そんな心の奥底からの恐怖を感じとり千束はこの事実を墓まで持っていくことに決めた。

 そんな会話をしてから数分後、たきなのスマホの着信が鳴った。

 

「電話鳴ってるよ~」

「わかってますよ」

 

 千束に言われたきなはその場で電話に出ると。

 相手は楠木教頭であった。

 

『もしもし私だ。急なんだが頼みがあってな』

「なんでしょうか?」

『市街のはずれに今は使われていない廃墟があってな、なんでもいわくつきのスポットだと街の若者が夜な夜な集まっているらしく近くの住民から苦情が寄せられている。調査してそういう連中が来ないよう取り払ってもらいたい』

「……え?」

『本来こんな大したことないことをファーストのお前に頼むのはお門違いだと思うが。他の連中はなんでも怪談話大会とかで盛り上がっているらしいからな。聞いたらお前は途中でつまらなくなって抜け出したというから、動けるなら頼みたい』

「……あの」

『では頼んだぞ』

 

 ガチャ、プープー。

 

 そう言って楠木教頭は一方的に通話を切った。

 なんとこんな夜中に、しかもこの現状で、たきなにいわくつきの廃墟の調査を命じたのであった。

 つい先ほどたきなはこの手の話題が苦手であるという話をしたばかりだ。当然このミッションは、そういう意味でたきなにとっては苦労を要するミッションである。

 このなんとも間の悪い指令を近くで聞こえた千束は、こらえきれずにクスクスと笑い始めた。

 

「……ぐふっ! ぐふっぐふ……。よ、よりにもよって、たきなさんにそんな指令を言い渡すなんて……。あのババアやりよる。あは、あっはっhああああああわかったわかった! 銃をこっちに向けるな!!」

 

 さすがに攻撃禁止令が出ていたたきなもこの千束の反応には怒りを抑えきれず再び銃をぶっ放そうとする。

 これは千束自身も自業自得である。

 

「いわくつきの廃墟の……探索」

「別にやりたくないならファーストの権限を使って拒否すればいいんじゃ……。あっ」

 

 そう、千束の言う通りたきなはファーストリコリスのため独自判断で指令を拒否できる。

 だが千束は気づいてしまった。この指令をたきなが断るということがどういうことか。

 当然断れば他の生徒にこの話が行く。そう、"たきなが廃墟の調査を断った"という事実込みで、である。

 怪談話大会から抜け出し、その後に曰くつきの廃墟の調査の話がたきなに行き、それをたきなが断る。

 その流れでは、誰がどう捉えても、たきながこういう類のものが怖くて断った。ということになるのである。

 つまりたきなは、自分の判断でこの指令を断ることができないのである。

 

「……」

「あー、ご愁傷さまです」

「ギロッ(めっちゃ千束を睨む)」

「うっ……」

 

 またしてもとんでもない形相でたきなに睨まれ怯む千束。

 だがこんなことをしていても話は進まず。

 たきなはしぶしぶ、噂の廃墟の調査へ行くことに。

 

「まああれだ。そういうのって対外作り話だから。大丈夫君は私でさえ手を焼くほどに最強。お化けなんかいないさ、お化けなんて嘘さ☆」

「じぃ~(めっちゃ千束を睨む)」

「……なにさその"お前も来るんだよ"みたいな目で私を見て。行きませんよ私、だってエク〇シスト見たいもん」

 

 たきなは言葉にこそしないが、千束も同行するように目で訴えかける。

 千束自身はそういう類のものは得意ではあるが、仕事疲れで今から廃墟まで行ってとなると怠いため正直勘弁したいと思っている。

 どうにかやんわり断ろうとする千束。そんな千束の態度を見て、たきなは痺れを切らしたかのように。

 

「わかりましたよ私一人で行ってきますよ。本当にあなたは肝心な時に力を貸してくれないんですね。いいですよ後日町内のボランティアに行ったときに街の人たちに言いふらしてあげますよ。錦木千束は非情で、薄情な(特にここを強調)人間ですってね!」

「ああもうわかりましたよついて行きゃいいんでしょ私も!!」

 

 運命共同体か、死なばもろどもの精神か、たきなは無理やり千束を同行させることに。

 こうして千束とたきな、DA屈指の凸凹コンビによる、いわくつき心霊スポットの調査に乗り出すことに。

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