白石君にアピールを始めて、早2週間。
ここまで色々と試して、結構話せるようになった。
そろそろ、次のステップに行くころだ!と言うことで......。
「白石君をデートに誘おうと思うの。」
あこは明日香とロックにそう言った。
デート......それは、男女の距離を縮めるのに大事なイベント。
これが上手く行くか行かないかで付き合えるかどうかが変わってくる。
まぁ、まずは誘うとこからなんだけどね。
「いいんじゃない?白石君とはちゃんと話せるんでしょ?」
「う、うん!大丈夫だと思う!」
「じゃあ、頑張りなよ。」
「あこちゃんなら大丈夫だよ......!」
2人はそう言って励ましてくれる。
なんとなくだけど、行けそうな気がしてきた。
「じゃあ、今日、誘ってみるよ!」
「おー、頑張れー。(白石君、プライベートであこに付き合ってくれるのかな。」
もうすぐ白石君が来るし、すぐに誘おう!
なんて言おうかな?
あんまり、直球で言うのは恥ずかしいしかも......。
「__おはよう、宇田川。」
「あ、お、おはよう!///」
そんなことを考えてる間に白石君が来ちゃった!
ど、どうしよう.....まだなんていうか考えてない......!
ていうか、いつの間にそこにいたの?
「今日も盛り上がってるな。何の話をしてたんだ?」
「え、えーっとぉ.....///」
「あこがなんか話あるっぽいよ?」
(明日香ぁ!?///)
まだ心の準備できてないよ......。
白石君はこっち見てるし......。
もう、言うしかないよね。
「ええ、えっと、その、時間があれば、今週の日曜日にデ......一緒にお出かけ出来ないかなー、って///」
(うわ、顔真っ赤だ。)
(で、でも、ちゃんと言えた!)
「......」
ど、どうだろう?
白石君、オッケーしてくれるかな?
(な、長い......///)
(白石君の表情、読めないな。)
(ど、どうなっちゃうんだろう......?)
白石君はいつもと変わらない表情でこっちを見てる。
これ、どうなんだろう?
いいの?ダメ、なの......?
「し、白石く__」
「あぁ、いいよ。行こうか。」
「っ!///」
(おっ、オッケーだ。結構、意外かも。)
(よかったね、あこちゃん......!)
や、やった!オッケーもらえた!
正直、ちょっとダメだと思ってた。白石君って、プライベート謎だし。
でも、大丈夫だった。よかった。
「折角の宇田川からの誘いだ。楽しみにしてる。」
「う、うん!///(楽しみにしてる!?///あれ、白石君って意外と脈あり!?///結構一緒にいるし、もしかしたら.....///)
これはワンチャンあるんじゃないかな!?
もしかしたら、このデートでいけるかも!
今週日曜日のデート、気合い入れなきゃ......!
「行先とかは決まってるのか?」
「えっとね、色んなスポーツとかゲームが出来るところに行こうと思ってる!」
「それは楽しそうだ。」
白石君はそう言って、優しく微笑んだ。
それを見ると、胸がキュンとする。
やっぱり、かっこいいなぁ.....
「待ち合わせは駅前でいいか?」
「うん!時間はお昼前くらいでいい?」
「あぁ、いいぞ。」
「じゃあ、そういうことでよろしくね!」
「ちょ、あこ!?」
あこは白石君と約束をしてから、走って教室を出て行った。
このクラスになって一ヵ月、やっとここまで来た。
ここで、しっかりアピールしないと!
もしかしたら、付き合うまで行けるかも......!
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家に帰ってきて、あこは明日の服を選んでる。
やっぱり、折角のデートだから可愛いって思われたいし、気合い入れて選ばないと。
いや、でも、遊ぶんだから動ける服にしないと.....。
(うーん、どうしよう......)
可愛くて、動きやすくて、白石君が好きそうな服。
そんな都合の良い物、あるのかなぁ?
うーん......。
「ど、どうしよう。」
全く決まらない。
デートなんて生まれて初めてだし、どうすればいいのか分からない。
誰かに聞いてみようかな?
リサ姉.....はデートしたことないし。
こういうのは、りんりんだね!本たくさん読んでるし!
と言うわけで、あこはりんりんに電話をかけた。
『どうしたの?あこちゃん。』
電話をかけると、りんりんはすぐに電話に出た。
いっつも早いんだよねー。
流石りんりん!
「りんりんって、デートにどんな服着ていくの?」
『えぇ......!?』
「今週の日曜日、白石君とデートに行くんだけど、服が決まらないんだー。」
『デート......!?(初耳)』
りんりんはすごく驚いた声を出してる。
あ、そっか。デートのこと言ってないんだった。
「それでさ、どんな服着ていけばいいと思う?」
『あ、えっと.....どこに行くの......?』
「えっとねー、まずはボーリングしてね__」
あこはりんりんに予定の説明をした。
取り合えず、予定は考えるだけは考えてみた。
これくらい言えれば、りんりんもアイディア出しやすいかな?
『それなら、やっぱり動きやすい服だよね......だったら、スカートはダメだね。それに、白石君?に可愛いと思われたいなら......』
りんりんは少しだけ黙った。
多分、服のこと考えてくれてるのかな?
すごい真剣に考えてくれてるのを感じる。
『今から画像送るから、それを見て考えてみよう?』
「うん!」
それから、あことりんりんはデートに着ていく服の話をした。
その話があまりにも楽しくて、ついつい夜通し話し込んじゃって、終わる頃にはもう朝日が昇ってた。
次の日、眠たすぎて学校で寝ちゃって、白石君に寝顔を見られたのは......ちょっと恥ずかしかった。