ネズミとタヌキ   作:タマチュウ

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水星の魔女にオルガ達を突っ込みました

PROLOGUE1話でまとめられませんでした


〜プロローグ〜
PROLOGUE 1/3


ヴァナディース機関フロント、フォールクヴァングにて

 

 

 

「今日も駄目か…」

 

 

 

 

「レイヤー33、あともう少しなのに……すみません、カルド先生…」

 

 

 

 

「博士!!大変です!!」

 

 

 

「どうした?」

 

 

 

 

 

 

「未確認のMSが漂流しています!」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

―オレなんかのために…!

 

 

 

(団員を守るのがオレの仕事だ……)

 

 

 

(それにミカ……やっとわかったんだ)

 

 

 

 

(オレ達にたどり着く場所なんて要らねぇ…)

 

 

 

 

(ただ進み続けるだけでいい……)

 

 

 

 

(止まらねぇ限り……道は……続く……)

 

 

 

(だからよ……止まるんじゃ――)

 

 

 

 

「ママ、このひとだぁれ?」

 

 

 

 

「―――ッンン、あ?」

 

 

 

 

 

「ママー!おっきしたよーー!」

 

 

 

 

(耳元でうるせぇ……)

 

 

 

 

 

「とりあえず、意識が戻ったみたいね」

 

 

 

 

(……親子……見た感じノーマルスーツを着てるってことは……宇宙か?)

 

 

 

 

「……あんたは?」

 

 

 

 

「私はエルノラ・サマヤ、あなたは?」

 

 

 

 

(……しまった……オレたちはギャラルホルンに指名手配されてたはず……ここでバレるのは不味いか……?)

 

 

 

「……あなたの持ち物はこっちで預かっているわ」

 

 

 

「財布……端末……」

 

 

 

「―――それに拳銃」

 

 

 

「……ッ!」

 

 

 

「何があったかはわからないけど、少なくともこのまま宇宙に放り出したりはしないわ」

 

 

 

「それにこちらとしても聞きたいことがあるのよ……背中のソレとか」

 

 

 

 

(阿頼耶識を知らない…?)

 

 

 

 

「……今はP.D.何年だ?」

 

 

 

「P.D.?……聞いたことないわ……今はA.S.よ」

 

 

 

「……は?」

 

 

 

「………じゃあ厄災戦…ギャラルホルン…ガンダムフレーム……この言葉に聞き覚えは?」

 

 

 

「ガンダムフレーム?GUND-ARMじゃなくて?他の2つも知らないわ…」

 

 

 

「……信じてもらえねぇかもしれないが……」

 

 

 

 

ここはオレらのいた世界ではないらしい

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「……なるほどね、それで今に至ると………にわかには信じがたい話だがね」

 

 

 

「………オレも何がなんだか…」

 

 

 

(確かにあの時死んじまったはず……あれは確実に致命傷だった……)

 

 

 

 

 

「………しばらくはここにいるといい……そんなみっともない顔したままの若者を放り出すほど、老いぼれちゃいない」

 

 

 

「すんません……恩に着ます」

 

 

 

(ビスケットのばあさんを思い出すな……)

 

 

 

 

「ただし、タダ飯食らいを置いとく余裕はウチにはないんだ……力仕事くらいは手伝ってもらうよ」

 

 

 

 

「……!」

 

 

 

「……そうすりゃ、少しは気が紛れるだろう…?」

 

 

 

「エルノラ、こいつにフロントの施設を案内してやってくれ……ルブリスの問題はその後でいい」

 

 

 

「先生、でも…!」

 

 

 

「……行き詰まっちまった頭で考えても道は見えない、ほらエリーも退屈してる」

 

 

 

「ぶー!むずかしいお話ばっかでつまんない!」

 

 

 

「ありがとうございます…先生」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

格納庫にて

 

 

「こっちにあなたの乗っていたMSを置いているわ」

 

 

 

「……オレの獅電……」

 

 

 

(結局……あっちじゃ一度も乗らなかったが……)

 

 

 

「初めて見るタイプのフレームね……装甲表面のこれは特殊な塗料…?」

 

 

 

「……ソイツはナノラミネートアーマーつって、MSの防御力を上げるもんです」

 

 

 

「どのくらい上がるものなの?」

 

 

 

「大口径の銃砲やレールガンじゃない限りは大丈夫だと思います」

 

 

 

「対実弾を想定しているの?……ビーム兵器は?」

 

 

 

「団員……ウチのパイロット曰く…ビームは長時間照射されない限り大丈夫らしいです」

 

 

 

「「!?」」

 

 

 

 

「おい、兄ちゃん!ソイツは本当か!」

 

「あんまり、見たことないMSだとは思ったが、何処製のフレームだい?」

 

「あのコックピットのインターフェースは何だい?」

 

 

 

 

「皆さんは……いったい?」

 

 

 

 

「おう!オレはこのルブリスの武装関連のメカニックだ!」

 

 

「あたしはフレーム設計士」

 

 

「システムユニット担当だよ」

 

 

 

「それで私はこのガンダム(GUND-ARM)ルブリスのテストパイロット」

 

 

 

 

 

「言ってなかったわね…私達は新しいカタチのMSを創っているの」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「………つきものが取れたような顔になったね」

 

 

 

「……オレもタダ飯食らいでいたくねぇからな……代表さんアンタと取引がしたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……取引?」

 

 

 

「……あぁ……アンタらヴァナディース機関とオックス・アース社だったか?……は新しいMSの開発を急いでいるって聞いてな……」

 

 

 

「……!」

 

 

 

「……GUNDフォーマットの安全性を立証しなくちゃならない………そこでだ、オレの背中の阿頼耶識と獅電の情報をアンタらに渡す」

 

「阿頼耶識ってのは、MSと人の脳神経をナノマシンで繋ぐシロモノだ……オレや……オレらみてぇな孤児達(オルフェンズ)でも兵器を扱えるようにできるするための…な……」

 

「システム面も含めて解析すればリミッターや安全性向上の仕組みもあるはずだ」

 

 

 

「オレのいた世界と違うってことは、オレの世界にしかないものがたくさんあるはずだ……その情報はアンタらにとって大きな力になると踏んだ……」

 

 

 

 

「その代わり……」

 

「……対価を望むと?……これはとんでもない拾い物をしたね……」

 

 

 

「あぁ…対価としてこの世界の情報と………オレのような別世界から来た仲間がいたら保護してほしい……」

 

 

 

 

 

 

「………フッフッフッ……欲がないね……」

 

 

 

 

 

 

「……は…?」

 

 

「……もっと大きなモノを要求するかと思えば……情報も普通に答えるつもりだよ………保護もこちらの判断で行ったこと………私からすれば当たり前のことさ」

 

 

「……そうだね…成果が上がればその分報酬を出す……こちらの世界の通貨も必要だろう……?」

 

 

 

「…!」

 

 

「私はカルド・ナボ……GUNDフォーマットの開発をしてる研究者だ」

 

 

 

「オレは……オルガ・イツカ……鉄華団の団長だ……!」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「阿頼耶識……このピアス痛くなったり痒くなったりしないものなの?」

 

 

「たまに疼くことはありますね……あと仰向けで寝れない……ですね」

 

 

「なるほどなぁ……」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「……なっ!GUNDって義手義足のことだったのか!」

 

 

 

「あれ?しらなかったの?エリーでもしってるよ!!」

 

 

 

「……だから阿頼耶識に驚かなかったのか……」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「この阿頼耶識……もう少し調整してからナノマシン投与すれば成功率95%越えると思うが…」

 

 

 

 

「……そうか……」

 

 

 

「他に影響は?」

 

 

 

「リミッター外した相棒が半身不随になりました……」

 

 

 

「もしこっちでそうなったらGUNDを使うといいよ……ウチで見繕うぞ!」

 

 

 

「……ありがとうございます……!」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「情報量が増えるとパーメット流入値があがる、同じようにナノマシンが増えると情報量が増える…」

 

 

「阿頼耶識のナノマシンの機能を模したこの外付け処理ユニットならパイロットの情報処理量を軽減してくれるはず…」

 

 

「……すげえ…!」

 

 

「君の情報あってこそだよ」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

それから一週間はあっという間に過ぎた

 

 

「あ!おるが!」

 

 

 

「お!エリーじゃねぇか、どうしたぁ?」

 

 

 

「あのね!あしたはエリーの4才のおたんじょう日なの!」

 

 

 

「そっか……ってことは飾り付けか?」

 

 

「そうなの!おたんじょう日ぼうしもつくるの!」

 

 

 

「ありがとう、オルガ君」

 

 

「ナディムさん……いえ気にしないでください……解析が終わった以上、手持ちぶさたなんです……開発とかはさっぱりなもんで……」

 

 

「君のおかげでGUNDフォーマットのデータストームをほぼ無くせたといっていい……これ以上ない功績だよ……あとは…」

 

 

「……レイヤー33……ですか……」

 

 

 

「……そう……あそこがまだクリアできなくてな…」

 

 

 

「……期日も近づいてきている……あと少しなんだが……」

 

 

「オルガ君!大変!」

 

 

「……?」

「どうした、エルノラ?」

 

 

 

「見たことのないトリコロールカラーのMSが漂流してるって!!」

 

 

「……!!」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

救助後、格納庫にて

 

 

 

「やっぱりバルバトスか…!何で初めて起動したときの状態に……!」

 

 

 

「あぶない!あぶないから!もっと下がって!オルガ君!」

 

 

 

「ハッチ開けます…!」

 

 

 

 

 

「ミカ!おい!大丈夫か!」

 

 

 

 

「脈も呼吸も正常……一旦医務室に運ぼう!」

 

 

 

 

「待ってください!マネージャー!オルガ君の時と違って阿頼耶識が繋がってます!」

 

 

「……!……オルガ君、解除できないのか?」

 

 

 

「阿頼耶識は意識が戻るまで……解除できません」

 

 

「……とりあえず医療スタッフを呼んできてくれ!」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「とりあえず簡易検査の結果、異常は無かったわ」

 

 

 

「そうですか……!……良かった……」

 

 

 

「やっぱり心配?」

 

 

 

「……はい」

 

 

 

「そうそう!コレ返しておくわね」

 

 

 

「……拳銃……!」

 

 

 

「カルド先生がもう返して大丈夫だろうって……もうウチの一員だもの」

 

 

 

「……エルノラさん……ありがとう……ございます……!」

 

 

 

「大切なものなんでしょ?」

 

 

 

「…!」

 

 

 

「医務室に運ぶ時もずっと握っててなかなか離さなかったもの」

 

 

 

「オレの……オレらの始まりの証なんです……今度はちゃんと返してやらねぇと……!」

 

 

 

「ケーキの用意も手伝って貰って疲れてるでしょ、今日はもう休みなさい」

 

 

 

「……いや…まだ…」

 

 

 

「……マネージャー権限久々に使うぞ、休むんだオルガ君」

 

 

 

「……ナディムさんまで……わかりました……お先に上がります…!」

 

 

 

(この人たち……あったけぇな……)

 

 

 

 

(家族……か……)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

翌日

 

 

「ケーキ!ケーキ!」

 

 

「蝋燭ライト差すよ……!」

 

 

 

「ママ?」

 

 

「エルノラさん?」

 

 

「ごめん、ちょっと待っててね」

 

 

「またGUNDが……?」

 

 

「そうね……でもこの技術が無かったらママは生きてないのよ?」

 

 

「………」

 

 

 

「だからカルド博士はママの先生で……ママの命の恩人なの」

 

 

 

「ばぁばえらい!」

 

 

 

「エリー……!」

 

 

 

「先生は気にしないわよ」

 

 

 

「恐れ多いよ……」

 

 

----♪----♪

 

 

「……!」

 

 

 

「本社から?」

 

 

 

「うん……」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

格納庫にて

 

 

(嫌な予感がするな……評議会からの期日はまだのはず……)

 

 

 

「……!」

 

 

 

「カルドさん…?」

 

 

 

「不味いことになった……オルガも来てくれ……」

 

 

 

 

会議室にて

 

 

 

「そんな…!」

 

 

 

「ウチを切り捨てるつもりか…!」

 

 

 

「……入港予定の船は?」

 

 

 

「輸送船が一隻」

 

 

 

「止めろ……入港させるな!」

 

 

 

「皆さんは脱出艇の準備を!オレは港の方に行ってきます!」

 

 

 

「オルガ!」

 

「オルガ君!」

 

 

(なんだって……こんな!)

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

格納庫、コックピットに

 

カチッ

 

プシュゥ

 

「……オルガ?」

 

ーーーーーーーーーー

 

通路にて

 

 

「ぐェ」

 

 

「ガぁ」

 

 

(隠密部隊か…!数が多い!)

 

 

「クソッ!」

 

 

パンッパンッパンッ

 

 

「オルガ君!君も下がa」

 

 

「……クソッ!うおおおお!」

 

 

パンッパンッカチカチカチ

 

 

(弾切れ……!)

 

 

「しまっ」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

(銃声が2発鳴り響く)

 

 

 

 

 

(沸き上がる恐怖と左腕の痛みを押し殺して)

 

 

 

 

 

(音の発生源、眼前に広がる光景を睨み付ける)

 

 

 

 

 

 

 

―――ねえ

 

 

 

 

 

 

 

―――つぎはどうすればいい

 

 

 

 

 

 

 

―――オルガ

 

 

 

 

 

 

 

(それは忌むべきモノでありながらも)

 

 

 

 

 

(どこか高揚を覚えるモノで…)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

「がフ」

 

「なにぃガ」

 

「後ろだゲ」

 

「うわぁゴ」

「ひぃいぃっグげ」

 

 

敵の銃の発砲音と共に目の前の敵部隊が崩れ落ちる

 

 

いずれも頭に2発叩き込まれて即死

 

 

その背後に彼は立っていた

 

 

「……!」

 

 

 

 

 

 

「久しぶり、オルガ」

 

 

 

 

 

 

to be continue

 

 




本編ってPROLOGUEから何年後の話なんでしょうね

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