ウマ娘の親愛度が最初からマックスな話 作:トプロ実装はよ
本当に申し訳ない。
ファル子と別れた後…少し寄り道をして、商店街で惣菜なんかを買っていくことにした。
何買おうかな…コロッケもカツもいいし、生姜焼きもうまいよなあ…でもやはり海鮮も捨てがたい…あっ、肉じゃがもうまそうじゃん。
あかん!まじで決まらんぞ!夜考えて作るのが面倒くさいから買いに来たのに、これじゃあ費やした時間も普通に作るのと大して変わらなくなってしまう。
しかしここで妥協して下手なやつを選べば後で必ず後悔することになる…お店の人におすすめを聞くか?うーむ…
「ちょいちょいそこの人、なにかお悩みですかね?」
!?オイオイオイオイなんか聞いたことある声だが?まっさか!本物なわけ無いじゃないか!こんな短期間で会い続けることある?あるわけないよなあ!?
流石にwww幻聴ですぞwww他人の空似ってやつですなwww
ほら…さっさと振り返ればそこにはもふもふのツインテールなんかないんだなこれが………めっちゃついてますやん…おもっきしモノホンですやん…
ア゛ッ゛ネ゛イ゛チ゛ャ゛
「あの〜大丈夫ですか?…ってうわっ!鼻血出てんじゃん!えーっとティッシュティッシュ…あった!」
あぁ〜^慌ててる姿も可愛いんじゃ〜^やっぱりネイチャが一番のウマ娘や!世界で一番かわいい…ハッ!
俺は一体何を…あまりの可愛さに正気を失う所だった…俺が長男じゃなかったら正気を保てなかった…。
というかこんな事考えられるなら十分正気だな俺。抑えられなくて限界オタクを目の前で晒す一歩手前だったが、本当に間一髪だった…。
ていうか心配してるよな…何か返事しないと…。
「すみません…少しぼーっとしてて…体調は大丈夫なので、お構いなく…」
「いやいや、大丈夫じゃないでしょ。ていうかそう言うので話しかけたんじゃなくて…」
「なんですか?」
「何か困ってそうだったから、役に立てるかなぁ…って。それで、さっきは何を悩んでたんです?ネイチャさんに出来ることなら何でも手伝いますよ。」
「名前…ネイチャって言うのか?(すっとぼけ)」
「あぁ、正確にはナイスネイチャですけどね〜素晴らしい素質って意味らしいんですけど…あんまり似合わないよね〜。」
「いや、そんなことはないさ。見たところちゃんと鍛えてるみたいだし、G1優勝も狙えると思うぞ。」
「またまた〜そんなお世辞言っちゃって、私だけの力じゃ出来っこないのは自分でも分かってますから。」
実際お世辞じゃないんだけどな。多分まだデビューしてないと思うんだが、この時点でこれだけ仕上がってるのは一握り程だろう。俺が今まであったウマ娘達と比べても見劣りしないだけの彼女は持ってる…たぶん!
ただ見ただけでめっちゃ細かいところまではわからん!まあまだデビューしてないこと考えればトップクラスだよな…多分G2でも勝ちを拾えるレベルだ。
「嘘じゃないさ、本当のことだよ。」
「え〜本当ですかね〜、というかそれはそれとして質問に答えてもらって無いんですケド。」
確かに、質問に質問で返す形になっちゃってたな。
「あぁすまん。夜を作るのが面倒だったから、惣菜でも買っていこうと思ってな。」
「それならお役に立てると思いますよりこっちこっち~ちょっとついてきて下さいな。」
「そうか、じゃあお言葉に甘えて。」
まさかただ悩んでただけなのに話しかけられるとは。ネイチャは本当に優しくて可愛くて最高だな!皆も推そうね!
いや、誰に話しかけているんだ俺は。
「この辺は初めてです?」
「そうだな、ちょっと前に来たばかりだ。そのせいで土地勘が全く無くてな、本当助かったよ。」
「いやいや〜困ってる人がいたら助けるのは当たり前じゃないですか〜。」
「そうか、君は優しいんだな。」
「優しいなんてとんでもない。本当はずる賢いウマ娘ですよ、ワタシ。」
ぐっ…これはどう対応するのが正解なんだ…?俺には前世恋愛経験なんかゼロに等しいし、女心がわからん…それどころか女と話したこともほとんど無いし…。
ってか今思ったけどよく今まで冷静に話せてたな?思い返すと不思議でならない。心構えの違いってやつかな?というか返事しないと。
「その部分が見えてないから、俺にとって君は優しい娘だ。そういうことにしといてくれ。」
「そ…じゃあそういうことでいいかな。」
ぐっ!上手く行ったかわからん…某アイドルゲームならgoodとかbadが出てるのに…、やっぱり現実は難しい…。
……………
「ここはどんな店なんだ?」
「ん〜メインは揚げ物かな?ハムカツとか…メンチカツとか…おすすめはコロッケかな。」
「おや?ネイチャちゃん遂にトレーナーがついたのか。」
「違うって〜ご飯悩んでるみたいだから、少し助けてんの。」
「そうか!そういうことならコロッケがおすすめだぜ!兄ちゃん!」
どうしよ…コロッケは2つで…メンチは…
よし!決まった。
「コロッケを3つとメンチカツ、あとハムカツを。」
「あいよ!」
「合計で…1000円丁度だな。」
鞄から財布を取り出して、1000円札をほいと置く。
「あいよ、ほいレシート。」
「ありがとうございます。」
一つは今食べるとして…もう一つを…
「はい、ネイチャ」
「うぇっ!?アタシに?」
「あぁ、要らなかったか?案内のお礼にと思ったんだが。」
「そういうことなら…ありがたく」
………
「「いただきます。」」
サクッ
!?うっっっま!普段コロッケは醤油を掛けて食べるんだが、それをやるのがはばかられる、いや掛けるのがコロッケへの冒涜のようにも思える。
ほくほくのじゃがいも、サクサクの衣、肉の旨味、全てが完璧に調和している!これだけのものが100円ってどうなってんだ?そもそも利益出てるのかこれ?
「……うまいな。」
「あぁ〜やっぱこの味だねぇ〜」
「よく食べるのか?」
「うーん…週1くらいかなぁ、毎日とかは流石にお金が…」
その後、他愛もない話をしながらコロッケを食べ、その後いろんな店に連れて行ってもらい、順調に惣菜を買っていった。
…………
どれも美味しそうでついつい沢山買ってしまった。こんなに食べれるかな?まあ食べきれなかった分は冷蔵庫に入れといて、また後日食べることにしよう。
「これだけあれば十分だ。ありがとう。」
「お役に立てたようなら何よりで。」
「流石に結構暗くなってきたな…寮まで送ってくよ。」
「大丈夫。あたしウマ娘なんでご心配なく。」
ここで引かなかったらストーカー男になりかねんからな。ここで引いておこう。
「そうか。けど、一応気をつけろよ。いくらウマ娘だとは言え、君も女の子だからな。」
「肝に銘じておきますよ。」
「気をつけてな。じゃあまたな」
「ちょっと待って」
ん?何かこの展開見たことがあるぞ?
「アタシさ、まだトレーナーついてないんだよね。トレーナーさんもまだ担当付いてないって言ってたよね?」
「まぁ…そうだな。」
オイオイオイオイ、まさか‘’また‘’か?
ハハッ(乾いた笑い)三女神は俺をどうしたいんだ?
「だから、どっちにも担当が付かなかったら、私のトレーナーになってくれない?駄目だったら別にいいけど。」
そういうパターンか。ぐぅ〜…この世界がゲームとは違うことが分かったから、ネイチャのトレーナーがいるかも分からないってことだ。
………受けるか。彼女にトレーナーが付かなかった時、俺という原作を知っている存在が干渉すれば、少しは幸せにできるはずだ。
「わかった。受けよう」
「マジで?結構無茶な提案だったと思うんだけど。走りを見たことも無いのに言ったから。」
「俺には夢があるんだ。」
「夢?」
「できるだけ多くのウマ娘を幸せにしたい。笑顔になれない娘を一人でも減らしたい。それには君も含まれているんだよ、ナイスネイチャ。」
「はぁ〜すごい夢だね。」
「あと、最初に言った事は嘘じゃない。君はきっと勝てる。」
「そっか、それなら期待して待っておきますよ。」
「あぁ、じゃあまたな。」
「はい、またね。」
ナイスネイチャと別れ、家に帰った。
一度書いたキャラの台詞見て、違う!このキャラはこんなこと言わないッ!って現象に誰か名前をつけて欲しい。