シンオウに出動!ポケサンカンパニー!!   作:生牡蠣

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久々のポケモーニング!


ほのぼの!?ポフィンハウス!

「ん~♪おいしい~♡ババ君また腕を上げたね~!ズミさんやハイダイさんみたいにシェフ兼トレーナーでも目指してるの?」

 

「あははっ、ただの趣味だよ。流石にそのお二方と肩を並べる自信はないかなぁ…目標にはしてるけどね……」

 

頬に手を当てながら蕩けそうな表情でケーキ舌鼓を打つナタネさん

その対面に座ってナタネさんの反応を嬉しそうに聞いているババ隊員

ほのぼのとした空間がポフィンハウスの食堂に広がっていた。

僕は、ナタネさんの隣に座っている。目の前にはババ隊員が作っていたケーキが置かれていた。

どうやらババ隊員とナタネさんはここで待ち合わせしていたらしいのだが「ケーキを作りすぎたのでせっかくだから」と僕もご一緒させてもらっているのだ。

フォークを持ち、ケーキを一口食べてみる。…あっおいしい。

見た目が派手だからだいぶ甘いのだろうと想像していたが、程よい甘さと心地の良い触感が口の中に広がる。

結構いい店で買ったものと言っても疑われないと思う。

 

「コウキ君、どうかな?」

 

「はい!美味しいです!」

 

「ふっふ~ん♪期待のルーキー君のハートも掴んでしまうとはね。アタシも同志として鼻が高いよ~♪」

 

僕の称賛に、ババ隊員以上に胸を張るナタネさん。

何でこの人が自慢げなんですかね……

………というか、さっきも気になったけど“同志”とは何のことだろう?

 

「あの…同志とは一体……?」

 

「うん!ババ君もアタシもくさタイプ好きの同志なんだ!」

 

「あはは、僕はただ緑色のポケモンが好きなだけであってくさタイプが特別好きってわけじゃないんだけどね」

 

「えー?でもくさタイプって基本的に緑色のポケモン多いじゃん。実質くさタイプ好きだよ!それに、くさタイプ好きじゃなきゃ私が聞き間違えるレベルで高クオリティのドダイトスの声マネはできないって!!」

 

「い、いやーあれはそういう機会があったっていうかなんというか……」

 

ナタネさんの押しの強さにタジタジになるババ隊員。

同志認定ガバガバすぎませんかねぇ…というかドダイトスの物真似する機会ってなんだよ……

 

「ほらほらっ!コウキ君にも見せてあげなよ~!『ドダイトス!タネマシンガン!』」ビシィ!

 

「ッダアァ!!………ってなにやらせるの!?実は結構恥ずかしいんだよ!?」

 

おぉ!?ドダイトスはテレビでしか見たことないけど、確かに似てる!

目を瞑れば目の前にドダイトスが居るものと錯覚してしまうだろう。確かに、これはくさタイプ好きの同志認定されるかもしれない。

 

「っぱ似てるって~もう認めちゃいなよぉ~。なんなら、髪の色も前みたいに緑に染めて……」

 

「わぁー!?その話やめてくださいよぉ!?もうケーキ作ってあげないよ!!」

 

「あははっ!ごめんごめんw…ババ君と会うの久々だからつい……そういえば、用事ってなんだったの?」

 

「露骨に話し逸らした……まぁ、その前に洗い物してきますね。次キッチン使う人の迷惑になるといけないから……」

 

そう言って席を立ち、調理スペースに向かうババ隊員。

昔は髪染めてたんだ…意外だな………でも、なんで緑?

 

「あ~……やっぱババ君イジるの楽しいわ~♪」

 

ババ隊員の後ろ姿を見て、楽しそうに呟くナタネさん。

…なんだろう、めっちゃ楽しそうだ。

ナタネさんはいつも明るい系の人ってジムトレーナーの人たちも言ってたし、僕自身もジム戦の時そんな印象を受けた。

しかし、今のナタネさんはその時以上にイキイキしているというか、日照りの時のチェリムというか……

 

「……んー?どったの、コウキ君?」

 

「あっ…いやその……楽しそうだな~って……」

 

…しまった。ナタネさんに僕が視線を向けていることを気づかれてしまった。

咄嗟だったため、僕は正直に思ったことを言ってしまう。

その言葉に、ナタネさんは少し苦笑いを浮かべる。

 

「あ~……やっぱそう見える?いや~久々に対等に話せてテンション上がっちゃってさぁー」

 

「………対等?」

 

「うん。ほら、あたしハクタイシティでジムリーダーやってるじゃん?みんなより少しポケモンについて詳しかったり、バトルが強かったりするだけで恐縮される事って多いんだよね~……小さい子からお年寄りにまで尊敬の念?みたいなもの向けられてばっかりだと、誰とコミュニケーション取っても、目の前に透明な壁があるみたいで少し寂しいんだよ。だから、こうして対等に話せる関係って結構嬉しいんだ~」

 

ナタネさんが頬を掻きながら恥ずかしそうに言った。

うーん……僕にはよくわからないけど、ジムリーダーの人達って大変なんだなぁ……

確かに、今までジムがあった町の人達はジムリーダーに対して尊敬の念を持っていた。だから、ジムリーダーと会うと、どうしても一歩引いちゃうのかな…

町の人達も、絶対に悪気なんてないから、難しい話だなぁ……

 

「だからさ、ババ君……というかポケサンカンパニーの人達って、みんなゆる~い感じで接してくれるから、付き合ってて気持ちいいんだぁ」

 

ナタネさんが、何かを思い出すように語る。

きっと思い出している光景は、ポケサンカンパニーの面々なんだろう。確かに、僕もあの人たちと一緒に居た時間は楽しかったし、機会があればもう一度話してみたいとも思える人物たちだった。

 

「それに、皆ポケモンバトルも強いし、他のジムリーダー達からの評判もいいんだよ~」

 

「えっ、あの人たちそんなに強いんですか?」

 

「うん!あたしたちジムリーダーの本気の手持ちでも負けちゃうこと多いし、四天王レベルの人もいるんじゃないかな?」

 

……ナタネさん、さらっと言ったけど結構すごいことでは!?

ジムリーダーって、その地方の実力者たちで誰にでもなれるもんじゃないはずでしょ!?その人たちと本気で勝負して勝てるって相当だと思うんだけど!?

しかも、ジムリーダーよりも強いと噂の四天王レベルの実力者もいるってコト!?

確かに、ヤマモト隊員のフーディンは強そうだと思ったけど、まさかそこまでの強さの持ち主であったとは驚きだ。

僕は今まで会ったポケサンカンパニーの面々の顔を思い出す。

 

ヤミラミを溺愛するゴルゴ所長

ポケモン愛の深さに言動がおかしくなるしょこたん部長

発明に失敗して煙で真っ黒になるレッド博士

オクタンの墨を食べで発狂するヤマモト隊員

マイペースにケーキを作るババ隊員

 

………本当にこの人たちジムリーダーレベルで強いのか?何かの間違いな気がしてきた…

 

「……何かの間違いでは?」

 

「…あはは、言いたいことはなんとなくわかるよ。でも、実力は本物だから、機会があったら一戦申し込んでみたら?きっと学ぶことは多いと思うよ」

 

僕は結構失礼なことを言ったが、ナタネさんも思うところがあるのか意外と「わかるわー」みたいな反応をした。

うーん…まだ半信半疑だなぁ……ナタネさんの言う通り、今度ポケサンカンパニーの誰かに勝負を挑んでみようかなぁ。

 

「お待たせー。ついでにケーキに合いそうな紅茶淹れて来たよー」

 

そんな声と共に、ババ隊員が戻ってきた。

ババ隊員が言った通り、手に持ったトレーには人数分の紅茶が乗せられていた。

 

「おー!ありがとー!……うん、美味しい!!」

 

ナタネさんはババ隊員から紅茶を受け取り、美味しそうに飲み始めた。

僕も紅茶を飲んでみる………おっ!確かに美味しい。程よい渋みと苦みがケーキの甘みを引き立ててくれている。まさにベストマッチ!!

 

「どうかな?ケーキに合うアールグレイティーにしてみたんだけど……」

 

「はい!美味しいですよ!」

 

「流石ババ君!料理に関しては抜け目ないね!」

 

「あははっ、趣味の延長線みたいなものだよ」

 

ババ隊員が恥ずかしそうな、しかし少し自慢げな様子になる。

本当にこの人なんで調査員やってんだろ?カフェとかレストランで働けばいいのに…

 

「さて、紅茶も飲んだし、そろそろ本題に入ろっか!」

 

「あっ、そうだった!実は、ナタネさんに頼みたいことがあって……」

 

あっ、そういえばババ隊員はナタネさんに用事があってヨスガシティに来てもらったんだっけ。

用事ってなんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実は、『もりのようかん』での調査を手伝って欲しいんだ」

 

 




・ババ隊員の緑ネタ
番組内企画にて緑をテーマにしたタレントとどちらが緑色が似合うかを争ったりするなど緑色に強いこだわりがあった様子が見られた(現在はそこまでこだわってない印象)
使用ポケモンはフライゴンやサーナイトといった緑基調のポケモンも使用するが、草タイプはほとんど使用していない印象

・ドダイトスのものまね
『ディアルガVSパルキアVSダークライ』のゲスト声優ネタ
ちなみにドダイトスのトレーナーの声優は山本さんだったりする

・ポケサンメンバーの実力
世界観的にシロナさんより強くても困るので、本作では本気のジムリーダーや四天王レベルと仮定
しょこたん部長やヤマモト隊員ならチャンピオン相手でも勝てそうな気がする……

また前回の更新からだいぶ時間が空いてしまった……
定期的にタヒんだり生き返ったりするなぁこれ…オクタンはいつになったら出せるのやら……

ここまでご拝読ありがとうございました
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