この作品、もう1年以上経ってるのにまだロバートすら全員出せてないという……完結すんのかこれ…
「コウキ君、なんか具合悪そうだけど大丈夫かい?」
「あははっ……具合悪くないですよ。気のせいですよ、はい…」
ババ隊員の言葉に、僕は何とか反応する。
うっぷッ!……ふぅー…危なかった…
ババ隊員には大丈夫と言ったが、実は今にも吐きそうなくらいには気分が悪かった。
理由はもちろん、フライゴンの“そらをとぶ”だ。
ドラゴンポケモンによる命綱なしの超高速飛行。おまけにフライゴンのテンションが上がって空中三回転までやられてみろ。吐くぞ、マジで。
なんとか生きてハクタイシティに着いたのはいいが、安心したら今度は今までため込んだ分の吐き気が一気に来てしまった様なのだ。
乗せてもらった手前、まさか「そらをとぶで酔いました。今にも吐きそうです」なんてババ隊員に言えないよなぁ…多分悪気もないだろうし……
てか、なんでババ隊員“ケロッ!”としてるの?あれも慣れで何とかなるの?……ポケモントレーナーってハードル高ない…?
「さて……着いたよ」
そう言ってババ隊員が立ち止まった。
その声に釣られて僕も顔を上げる。
先程まで205番道路を歩いていたはずだが、いつの間にか周りは木々で囲まれおり、ハクタイの森に入ってしまっていたのが分かった。
そして、僕の目の前には黄色い屋根の大きなお屋敷が佇んでいた。
お屋敷はよく見るとひどく汚れており、壁や窓にもひび割れが見える。
庭には花壇などがあった形跡があったが、花は一本も生えておらず、雑草だらけになっている。
立派な屋敷なのに、人の手入れが全くなされていないのがすぐに理解できてしまう。
あぁ―――ここが「森の洋館」だ。
モミさんと前を通った時は何も感じなかったが、改めて見ると不気味な場所だ。
ただでさえハクタイの森は木々が太陽の光を遮っていて薄暗い場所なのに、そんな森の中に建っている古びた洋館なんて、もはやホラー映画の舞台かお化け屋敷だ。
地域住民も進んで近づく人間はいないって聞いてたけど、そりゃこんな場所に近づきたくないよなぁと納得してしまう。
今からここを探索するのか…なんか怖くなってきた……
「それじゃ行こっか!」
そんな僕のことなど「知らん!」と言わんばかりにババ隊員が一歩前に出る。
ちょ!?こ、こんな屋敷に入るのに躊躇とかしないのこの人!?
「ば、ババ隊員!?本当に入るんですか!?」
「えっ?うん、それがここに来た目的だし………もしかして、怖かったりする?」
ババ隊員の言葉に僕は声を詰まらせる。
怖くないと見栄を張りたかったが、それよりも図星を突かれてしまって恥ずかしいという思いが勝ってしまい、咄嗟にセリフが出てこなかった。
「大丈夫だよ~。確かにここはおばけが出るって噂あるけど、きっとゴーストポケモンの仕業だと思うし、仮に何か出たとしても俺のサーナイトの“テレポート”ですぐに脱出できるからさ~」
ババ隊員がのんびりした様子で言った。
えぇ……お化け出る噂が本当にあるのにそんなコンビニ行くノリで行くのぉ…?
……でも、そんなババ隊員の“のほほん”とした様子を見て、僕もなんだか安心感が沸いてきたような気がする。
ババ隊員も大丈夫だと言っているし、多分問題ないでしょ!
「それに、出るかどうかわからないおばけよりも、そろそろ成果上げないと給料減らされそうっていう現実の方が俺は怖いなかなぁ……」
ババ隊員は遠い目をしながら館を見ている。いや、これは館を見ているようで見ていない。どこか宙を見ている。
ババ隊員も引くに引けない事情があるんだなぁ…ポフィンハウスでサボってたりで自業自得な気もするけど……
「じゃ、早速中へ入ろう……ってあれ?」
ババ隊員が洋館へ入ろうとして、急に足を止める。
「なんだろう?」とババ隊員の視界の先を見ると、そこには小さ目だが少しの衝撃ではビクともしなさいであろう丈夫そうな木が数本立っていた。
あれは…“いあいぎり”で切れそうな木だ。
僕も何度か遭遇したことがある。邪魔なんだよなぁこれ…
間を通ろうとしても地味に隙間が小さくて通れない、モウカザルの炎で燃やそうとしても少し焦げるだけ、通り道に生えてしまうとそれはもう邪魔な木だ。
この木をどかす方法はただ一つ、ひでんわざである“いあいぎり”だけだ。
僕はいあいぎりのワザマシンを持っていないので、いあいぎりを使えるポケモンを持っていない。しかし、ポケッチの最新機能である『野生のポケモンにひでんわざを使ってもらう機能』を使っている。
この機能は、その名の通り野生のポケモンたちにひでんわざを使ってもらうことのできるアプリなのだ。
原理は確か、ポケモンレンジャーという人たちが使うキャプチャーという技術を応用したとかなんとか…よくわからないけど、なんかすごい技術を使っているらしい。科学の力ってすげー(小並感)
よし、ここはアプリを使おう!
「ババ隊員、ここは僕がアプリで…」
「あっ、ちょっと待って!せっかくだから試してみたい事があるんだよ」
そう言ってババ隊員が自分の荷物を漁る。
しばらくすると、ババ隊員は荷物の中から四角くてオレンジっぽい物体を取り出した。
「ババ隊員、それって…」
「レッド博士の発明品だよ。機会があったら試してほしいって言われて預かったんだよね~」
ババ隊員が物体についている説明書を見ながら言った。
博士の発明品……なんだろう、すっごい嫌な予感がする…
「えっと…ここをこうして…これを押して……“ジャキン!”うおぉ!?」
ババ隊員が物体を色々弄くっていると、急に物体は音をたてて変形し、あっという間にオレンジ色の草刈り機のような物になった。
うおぉ!タウリナーΩみたいに一瞬で変形した!
サイズもババ隊員の片手に収まっていたものから、両腕で抱えるくらいに大きくなっている。物理法則どうなってんの!?
「おぉ!これならこの木も切れそうだよ!これは久々に当たりの発明品か!?」
ババ隊員のテンションが上がったような声が響く。
無理もない、変形は男のロマンだもんね!
「それじゃ早速、行ってみよう!」
“ガーーッ!!”という音をたてて起動する草刈り機。
その草刈り機をババ隊員は押していき、例の木へと激突した。
“ギュイイィィィィィ!!!!”という轟音を立てて、草刈り機は木を飲み込んでいく。中で木が粉々になっているのだろう、木くずが宙を舞っているのが分かる。
すごい!やっぱり博士はすごい人かもしれない!
「あばばばばばばばばばばばば!!!」
「ババ隊員っ!?」
僕はババ隊員を見て驚愕の声を上げた。
何故なら、草刈り機の振動でババ隊員の身体が揺られ、影分身をしているかのように何重にもダブって見えたからだ。
うわぁ!?ギャグマンガのワンシーンみたいになってるぅ!?
“スポーン!”
やがてババ隊員が草刈り機の振動に耐えることが出来なくなったのか、機械に振り払われてしまった。
“ビターン!”と地面に倒れ込むババ隊員。ババ隊員が手を離したからか、草刈り機も止まってしまった。
僕はババ隊員に急いで駈け寄った。
「ババ隊員!大丈夫ですか!?」
「痛てて、大丈夫だよ……もぉ~なんなんだよこれ~!」
ババ隊員が怒りながら機械の説明書をもう一度読んだ。
「なにぃ……発明品ナンバーRED085『ハイテク家電5』…1つの機械に草刈り機、冷蔵庫、レンジ、洗濯機、扇風機の5つの機能を搭載したハイテクマシーン。ただ、それらを全て正常に稼働させるためにエンジン部分にLv50位のブロロローム10体分のエンジンを使った…ってそりゃ振り回されるでしょ!?そこまでして5つの家電をまとめなくていいでしょ!?おまけにこの5つの家電を展開、合体させて完成する家電ロボ『カデンガー
ババ隊員の怒りは続く。
早口すぎて言っていることのほとんどの意味は分からなかったが、一つだけわかることがある。
今回も、博士の発明品は失敗だったようだ…
・ババ隊員のサーナイト
DP環境ではさいみんじゅつの命中率が70だった為、ゆめくいとのコンボが強力だった一体
カビゴンのゴタンダと共に第一回ポケサンメンバー最強決定戦でババ隊員を王者へと導いたであろう強ポケモン
・いあいぎりのわざマシン
シロナさんとの遭遇イベントがカットされた為、主人公君はわざマシンを持っていない状態である
まぁ、ポケッチの機能がある+バトルで基本使わない事を考えれば多分いらない…
・ポケモンレンジャー
マナフィのタマゴを守ったり、デオキシスをクライシスしたりと忙しい人たち
新作、今でも待ってます……
・タウリナーΩ
ポケスペにて登場した子ども向け番組の合体ロボ
漫才コンビのボケ担当の方や某悪の組織の息子さん等、ファンが多い
・DXなおもちゃ
財団Bから毎年発売されるデラックスなおもちゃ
仮面のヒーローやカラフルな戦闘集団、鬼を切る刀まで販売されている
やっとSVのDLCクリアしました…ブルべリ四天王とスグリ君強すぎでしょ……何回負けた事か………
今もポケサンやってたら、皆このくらい強かったのかなぁ…と妄想する今日この頃です…
ここまでご拝読ありがとうございました