シンオウに出動!ポケサンカンパニー!!   作:生牡蠣

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驚愕!レッド博士の発明品!

こうして彼は新たな群れの長となった。しかし、この広大なシンオウの大地にはまだ彼らにとって脅威となる存在が数多く存在する。正直、不安で押しつぶられそうだ。だが、もう一匹ではない。隣には守るべき者たちの姿がある。自分を救ってくれた彼女たちとならどこまでも一緒に行ける。さぁ、冒険を続けよう。彼らの物語はまだまだ続く…

 

                     TO BE CONTINUED…

 

 

「いやー今日のポケモンリバイバルも最高だったな!」

 

「そうですねーとくにコリンクがルクシオに進化する場面はもう涙なしに語れませんよね」

 

「はい!!…グスン僕もさっきから涙が止まりません」

 

突然始まったポケモンリバイバル。最初は「なんだこれ?」と思ってみていたが、僕はすぐにそれの虜になった。

 

内容は、群れで一番弱かったコリンク(♂)がリーダーのレントラーに群れを追放されるところから始まる。弱さゆえに群れから厄介者扱いされていたコリンクに味方はほとんどおらず、リンチされそのままごみのように捨てられる。しばらく路頭に迷うコリンクであったが途中でメインヒロインとなるパチリスと出会い、彼女と修行して自分の隠された才能を開花させる。その後も妹属性のミミロルやお姉さんピカチュウとイチャコラしていたら元の群れで唯一かばってくれた幼馴染コリンク(♀)がレントラーと無理やり結婚させられようとしていると知り、助けに向かう。修行して強くなったコリンクでもレントラーには苦戦したが、仲間の応援により覚醒したコリンクがルクシオに進化。ボスレントラーを倒し、幼馴染を救い出した。そしてパチリス、ミミロル、ピカチュウ、コリンク♀と新たな群れを作り新たな冒険に旅立つというもの。

 

努力、友情、勝利、ハーレム物・・・その他もろもろの男の子大好きセットを見せられ堕ちないほうがおかしい。あぁ・・こんなものが見られるなんて僕はなんて幸せ者なんだ!!

よし、次の話を見

 

「フッフッフッフ・・・待たせましたねみなさん・・・・」

 

ようとしたとき、ドゴームの扉からレッド博士が台車を押しながら現れた。台車の上には僕より少し大きいくらいの黒い長方形のもので、側面にモニターが付いて、その横にレバーがついているものが乗っている。あれが発明品という奴だろうか?

 

「おぉ博士! それはいったい何の発明なんだ?」

 

「えぇ、これこそは私が開発した発明ナンバーRED(アールイーディー)083『ポケモン色々言えるかな?』だ!」

 

博士が自信満々に発明品の説明を続ける

 

「これは、ポケモンのことをもっとよく知ってもらうために作ったものでモニターに映ったポケモンについて名前やタイプ、覚える技などの問題が出されるというものです!試しに少年!!実験台…いや意見を聞きたいから前に立ってくれ」

 

おい今実験台って言ったぞ。

なんか一気にやる気なくなったわ。

…でもゴルゴさんにやるって言った手前断るのも悪いし、まぁ、あの博士見ため目大した事なさそうだし、もし発明品に何かあってもそこまで大したことないだろうと失礼なことを考えながら発明品の前に立つ。

 

「それではいくぞ!! いえるかな!?」

 

奇妙な掛け声とともにレッドさんがモニターの横にあるレバーを引いた。すると、モニターに1匹のポケモンが映し出されその下に『ナマエ イエルカナ?』という文字が出てきた。なるほど、このポケモンの名前を言えばいいのかと思いモニターをよく見る。このポケモンは確か…

 

「パチリス」

 

『ピンポーーーン!』

 

クイズ番組の正解音に似た音が鳴り響く。どうやら正解したらしい。

ふっふっふ…さっきのポケモンリバイバルで予習済みだ。この程度の問題なら外れるわけがないと思っていると次の問題がモニターに映し出される。モニターにはまだパチリスが映っているが、今度はパチリスの横に『←がんせきふうじ(いわ)』と書かれており、下には『アイショウ イエルカナ?』と書いてある。今度はタイプ相性についてか…

あれ?でんきタイプにいわタイプの相性ってどうだったっけ?…

そういえばさっきのポケモンリバイバルで、でんきタイプのコリンクがいわタイプのイシツブテに苦戦している描写があったはず、つまりでんきタイプはいわに弱い!!

 

「こうかはばつぐん!!』

 

『ブー―――』

 

と今度はハズレっぽい音が鳴る。どうやら外れたようだ。ちょっとくやしいと思っていると発明品の中からピコピコハンマーを持ったロボットのアームのようなものが出てきて

 

“ピコッ♪”

 

と頭をたたかれた。

 

「フッフッフ…間違うとこうして罰ゲームがあるんだよぉ~まだまだ未熟だな少~年☆」

 

レッドさんがあおってきた。

ぶっちゃけピコハンは大したことはないが、この人に煽られるのはすごく腹が立つ。いいだろう。この世に生を受けて10年と8か月、コウキ様の実力を見せてやる!!!

 

 

 

 

 

『ブー―――』

 

僕の頭に8回目のピコハンが振り下ろされる。あれからタイプ相性クイズを何度かやってきたが正解率は五分五分、テレビなどでポケモンのことは知っていたつもりだったが意外とわからないことのほうが多かった。

 

「はっはっは!どうだ少年!!私の発明品はすごいだろう!!」

 

レッド博士は発明品がうまくいってうれしいのかとてもテンションが高い…僕にピコハンが振り下ろされるたび喜んでいる感じがするが気のせいであろう。

 

「特に自信があるのは罰ゲームの部分だ!こうすることでムキになって何度もやってくれるからね!!その度に覚えられるだろう!」

 

前言撤回、確信犯だわ。いたずら好きのヤミラミも「うわぁ…」って顔してるし。

正直すごく悔しい。自分の無知をここまで呪ったことはない。少年期特有の万能感が音を立てて崩れていくのがわかる。そうして心が折れかけた時

 

「コウキ君、代わってもらってもいいかな?」

 

と後ろにいたゴルゴさんが話しかけてきた。

 

「君はまだ若い。この世界にはまだ知らないことのほうが多いだろう。だからわからない、間違えたなんかは当たり前なんだ。恥じなくてもいい」

 

「ゴルゴさん…」

 

「君はがんばった。だから今度は後ろで見ておくといい。わかっている男のカッコよさを見せてあげよう」

 

「ご、ゴルゴさん…!」

 

ゴルゴさんと入れ替わるように場所を代わった。その後ろ姿は、まさに“漢”であった。…しょこたんとピチューが「なにこれ』的な視線を向けているのは多分気のせいだ。

 

「次は所長ですか…いいでしょう、ではいきますよ!!!」

 

「来い!!!!!」

 

博士がレバーを引きモニターにポケモンが映る

 

 

 

     『ヤミラミ←ジャクテン』

       『イエルカナ?』

 

「…ふっふっふ…わしにヤミラミの問題を出すとはな…答えは簡単だ!!

 

 

 

 

『ゴースト』『あく』タイプのヤミラミに弱点はない!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

『ブー―――』

 

普通にはずれだった。「えぇ…」とゴルゴ以外の全員が思った。

 

「なんでだ!!ミカルゲと同じで弱点タイプないはずだろ!?」

 

「…所長、最近カロス地方で『フェアリー』タイプが発見されまして、あくタイプの弱点だと判明しましたよね…」

 

「えっ、なにそれわし知らない」

 

しょこたんが補足するもゴルゴはまだ困惑している。まぁ確かにフェアリータイプが発見されたのって最近だから知らない人もいるけど、ヤミラミには重要な問題なんだから知っててほしかった。

“漢”の背中が“おっさん”の背中に退化した…

 

「いや、フェアリータイプとか知らな“スパンッ!!”

 

ゴルゴさんはすべて言い切れなかった。頭の上に罰ゲームが振り下ろされたからだ。しかし、僕の時のようなピコハンではなく――――はりせんだった。

 

けっこう大きな音を立てて振り下ろされたことから威力は相当なものであろう。ゴルゴさんも頭を抱えて痛みに悶えている。その隣ではヤミラミが大爆笑している。いや心配してあげて。

 

「っ~~~~~博士!!わしの時はハリセンってどうゆうことだ!?」

 

「あれ~~ハリセンなんてプログラム入れたっけな~~?」

 

「…博士が知らないっていうと、また失敗じゃないですか?」

 

「なんですとぉ~~!よしいいでしょう、次は私がやりますから少年!レバーを引いてくれ!!」

 

しょこたんに失敗作と言われ怒った博士が発明品の前に立つ。危ないんじゃないかなぁと思いながらもレバーを引く。

 

       『ムックル』

     『タイプ イエルカナ?』

 

「えっ、ひこうでしょ?」

 

『ブー―――』

 

「え~~~!!なんでなんで!?」

 

「…博士、ムックルは『ひこう』『ノーマル』です」

 

…博士、素で間違ってたんすか!?

 

「いやノーマル忘れてもおまけでせいか“ガンッ”

 

博士にも罰ゲームが頭に振り下ろされた。いや、振り下ろされたというか……上から金ダライが落ちてきた。

 

…ピコハンやハリセンは発明品から出てきているからまだわかる。だけどタライはわからない!?

上から落ちてきたけどどういう仕組みなの!?

 

タライのあまりにも強い衝撃に頭にアチャモが回っているこんらんしたレッド

博士が心配で駆け寄るゴルゴ

笑いすぎて過呼吸になりかけているヤミラミ

「どっから落ちてきたんだろう…?」と上を見上げるしょこたん

タライの中に入り回し車の要領で走り回り、暴走族と化したピチュ

 

…カオス、という言葉は黒歴史っぽくて恥ずかしいからあまり使いたくないが…目の前の混沌としているという表現が似合う現状に、僕は引きつった笑みを浮かべるしかなかった。

 




・ポケモンリバイバル
 毎週、一押しのアニポケの話を1話ずつ放送する、ポケモン☆サンデーの名物コーナーの1つ。
 作品のストーリー上、アニポケの内容をやるわけにもいかないのでこの作品ではポケモンの生態映像をナレーション付きで放送している「ダー〇ィンが来た!」のようなものという設定。
 内容は思いつかなかったため私が昔書いて破り捨てたなろう系小説の配役をポケモンに置き換えたものにした。タイトル?『閃光の追放者~わけあって群れから追放されたが可愛い♀ポケモンと一緒に修行したら隠された才能が!?今更戻って来いと言われてももう遅い!!!~』とかじゃね?

・レッド博士の発明品
 『ポケモンリサーチ』から『ポケモンスマッシュ!』までに82品が作られた(発明品はRED+番号がそれぞれ振り分けられている)。
今回登場したものはオリジナルのもの。

・タライが上から落ちてくる芸
 昔のお笑いの鉄板ネタ。
 ド〇フやバ〇殿様でよく見られたが、普通に危険な行為なのでよいこわるいこ関係なしでマネしてはいけない。

せっかくの日曜だし笑って笑って元気にスタートしてほしいので朝に投稿しました

4話目なのにコトブキシティから進んでおらず、我ながら動きないなぁと思います

お気に入りしてくれている人が多く、ポケサンを愛してくれている人がまだいると思うととてもうれしいです。まだまだ未熟な文ですがお付き合いいただけると幸いです。

ここまでご拝読くださりありがとうございました。
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