篠ノ之束は不本意ながらも凡人達に合わせて動く 作:クローサー
次に彼女は、研究所を立ち上げる事にしました。
凡人共に分かりやすい指標の一つとして、「研究所」が早く準備出来るという事で決まったのです。
という事で、その為に早速準備をしました。
まず最初に、実家に近い山を丸々一個買い取ります。
値段?50兆円以上の資産を持っている彼女に買えないものなんてありません。山一個など端金に過ぎませんので、札束ビンタどころか札束のレンガの山でブン殴るかのような所業でした。
そしてチマチマと作っていた自家製ロボット達を使って山の一部を開拓します。レーザーブレードで邪魔な木をサクサクと切り倒し、ロボのパワーで根っこを次々と引っこ抜き、地面を整えてコンクリートを流し込み、一本の道を作っていきます。
道の製作と共に、地下施設を作っていきます。
科学者と言ったら秘密基地みたいにするのが常識!と言わんばかりに斜面を掘ります。掘って掘って掘りまくります。凄い勢いですが、ちゃんと設計図を引いてその通りにしているので大丈夫です。
取り敢えず最初は自己完結のインフラと生活基盤を整えます。電力は常温核融合を採用し、菜園プラントや有機物循環システムを搭載。そして核攻撃だって耐えられる装甲や侵入者に対するセキュリティも完備しました。
え?いくらなんでもやり過ぎ?テンションアゲアゲで色々と盛りまくっている彼女にストッパーなどありません。お陰で最初の想定を大幅に超える予算と資材が必要になっていますが、やはり札束で殴れば良いのです。マネーイズパワーなのです。
という訳で、ここまでやったんだし折角だから生産設備やら研究設備やらも全部思いっきり豪勢にしちゃおう!という事になりました。
自家製の超最新鋭の生産設備や研究設備をこれでもかと並べて、更に今後の拡張にも備えて空き部屋も段々作っていきます。それに比例してロボットの手も足りなくなってきましたが、彼女が作れば解決です。
彼女が苦労した事と言えば、どんどん資材の注文量が増えるので買い手を増やす事でした。それも結局お金で殴れば良いので大した苦労でもありませんでしたが。凡人共も札束ビンタの山でニコニコ、彼女も資材の山の入手でニコニコ、正にwin-winです。
建設が始まって3ヶ月後。遂に念願の研究所が完成しました。
山一個の地下を丸々地下施設化したので、それはもう広大な面積と様々な設備を満載し、それ以上の空き部屋が作られています。最早研究所というよりは秘密基地です。
やろうと思えば数千人をこの施設に移住させる事も出来ますが、今の彼女は自分と可愛い可愛い妹と親友以外の凡人共を入れる気はサラサラありませんので、どうでも良い事です。
兎にも角にも研究所が完成したので、次に起業を行う事にしました。
個人経営であっても、取り敢えず「一企業の社長」という凡人共にも分かりやすい地位は持っといて損は無いと判断したのです。
企業の名前は「篠ノ之未来研究所」。
社員は中学生1名、山一個分の土地、資本金は50兆円越えという意味の分からないレベルで色々とおかしい企業が此処に爆誕しましたが、違法性は何ら存在しない為に無事起業は成功しました。
後に「宇宙技術の母」と呼ばれる事になる彼女が創り上げたこの地は、その秘匿性から「篠ノ之博士の秘密基地」や「世界唯一の
「さーて、それじゃ凡人共に何を見せてあげよっかな?」
完成した研究所の椅子に座りながら、彼女は頭の中に収められていく幾多の設計図を思い浮かべつつ、次のステップに進める事にしました。
凡人共に何を見せてあげようかな?
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1.パワードスーツ
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2.完全自律AI搭載車
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3.核融合技術
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4.放射能除去技術
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5.難病治療薬
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6.次世代医療技術
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7.その他(活動報告にお願いします)
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8.複数選択(活動報告にお願いします)
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9.全部(凡人達の理解が追い付くかな?)