霊媒師が金のたm……ゲフンゲフン、平和のために戦うのは間違ってるだろうか 作:幽霊です。
「じゃあ会議を始めよか」
【ロキ・ファミリア】の本拠地で、彼らの主神が団長と副団長を招集して会議を始めようとしている。
主神の名はロキ。天界きっての道化神で、神々に戦争を誘発していたヤベー神。そんな神でも現在は眷属大事の道化神。
「闇派閥だね。今まで通り、倒したり捕まえたりを繰り返している。それでも被害が増え続けるばかりだ」
彼の名前はフィン・ディムナ。Lv.5の第一級冒険者であり、神々から【
「よせフィン。概ねその通りだが、頭が痛くなる」
彼女の名前はリヴェリア・リヨス・アールヴ。同じくLv.5の第一級冒険者であり、同族であるエルフより地位が高い王族なのでよく崇拝されている。彼女はその事をよく思っていない。二つ名【
「事実だよ。まあ、【ガネーシャ・ファミリア】と【アストレア・ファミリア】の両派閥が頑張ってくれているから、被害者は最小限に収まっているよ」
「まったく、ロクでもない奴等やな。闇派閥は…」
「今に始まった事じゃないじゃろう。敵を根元から絶たない限り、我々に勝利など訪れんわ」
ガレス・ランドロック。ドワーフである彼は非常に好戦的で感情的になる場面もあるが、温厚な性格なため団員から慕われている。二つ名【
「ガレスの言うように、現在判明している闇派閥の主神と幹部以上を拘束、もしくは討伐が目標かな」
それからは話し合いが行われた。誰がどう動くか、暴れている厄介な敵にどう対処するか。そのためには他派閥との協力は必須だ、など。
「あ、そう言えば。二人の様子はどうだい?」
「
フィンは思いついた事をリヴェリアに問うた。二人とは最近入団して来た団員で、まだ幼い子どもであり揃いも揃って問題児。手を焼いている。
「アイズは休まずダンジョンに行くから沈めた。あの子は反対に、何やら部屋で作業をしていたから放っておいた」
簡潔で分かりやすい説明に納得した彼らは、子育てに疲れるリヴェリアを労う……それを笑った主神は禁酒を言い渡された。
「アイズは良いとして……いや良くはないけど、この際置いておこうか。問題はあの子だね」
「ああ。今回は何をするつもりだ?」
「案外、普通に作業をしているだけかもしれんぞ?」
「「「無い。それは絶対無い」」」
「同感じゃ」
マイペースなあの子は、おとなしくしているタマじゃない。それが【ロキ・ファミリア】の総意である。
そんな時、勢いよく扉が開かれた。
「大変ッス!!」
「なんやなんや!?って、ラウルか!ノックせんかい!!」
肩で息するラウルと呼ばれた少年は、主神の叱咤を無視して報告を始める。
「あの子の部屋に、こんな置き手紙が……」
「置き手紙?見せてくれ」
フィンはラウルから手紙を受け取った。覗き込むように他の面々も手紙を見る。
『外出して来ます。夕飯前には帰るので心配しないでください』
要約するとこんな感じ。ただの外出かと安堵する面々。
「問題は裏面ッス」
ヒラリと捲ると、
『追伸。闇派閥の拠点を特定したので、小遣い稼ぎ平和のために潰してきます』
「「「「………………………………は?」」」」
仲良く目を見開いて固まった。
駄文ですがご容赦を。
アイズと同年代にします。
タイトルにあるように、オリ主は霊媒師。魔法は呪詛ではありません。一人で壊滅できた理由及び、名前と容姿は次話で。