霊媒師が金のたm……ゲフンゲフン、平和のために戦うのは間違ってるだろうか 作:幽霊です。
あれから、闇派閥である派閥を崩壊させてから月日が流れた。
ようやく謹慎が終わり、外出が許可されたのだが、みんなの母親であるリヴェリアが目を光らせている。
具体的には、今日どこで何をしたのかをロキの目の前で話さなければならない。
結構苦痛。仕方ないんだけどね。
「どうだい、宗徒?」
「ん〜、外れかな。自我が無い」
俺の能力は有能であると目を付けたフィンは、時々闇派閥捜索に協力して欲しいと頼むようになってきた。
最初は金にならない用事があると断ったのだが、フィンが報酬を支払うどうしてもと懇願するので、OKした。
結果は芳しくない。悪意や怨恨が強すぎて、自我を無くした悪霊に成り果てている。もう話が聞けそうにないので、
「封印」
手製の御札に悪霊を封印している。相手に向かって封印を解除すれば、そのまま呪われる仕組みだ。俺は呪われない。耐性あるからね。
そう言えば、ランクアップして得た発展アビリティは、何とレア中のレアである【神秘】だ。日頃から呪い関係の御札を作成していたからだと推測している。
相性が良かったのかもね。
月日が流れた事で二つ名も決定した。
闇派閥の壊滅が、呪いを使ったこと、お金が動機であったことが何故か外部に漏れていた事で、ロキを含む神々は満場一致で決まった。
【
これには納得せざるを得ない。神のセンスに感服したほどだ。
「んー。ここで手掛かりが手に入れば、幾分か楽になるんだけどね…。でもどうやって君は探しだしたんだい?」
「運良く自我のある霊に出会って、犯人の落とし物を見つけたんだ。例えば抵抗されて流した血とかね。その落とし物から特定出来る術があるんだ」
「なるほど………ん?それって何でもいいのかい?具体的には、かなり時間が経過した物でも」
「出来ない事はないけど、精度が落ちるよ?場所なんかが曖昧になる」
「いや充分だよ。近いうちに手伝ってもらうから、また頼むよ」
「え〜」
スッ(お金を見せる)
「了解!」
今日の捜査は終了した。また頑張るぞ!!
「ねえ」
「?」
【黄昏の館】の廊下を歩いていると、後ろから声を掛けられた。
年齢的にはだいぶ近い。リヴェリアが手を焼いている【剣姫】ちゃんだ。
「どうやって、強くなったの?」
「よく遊び、よく食べて、よく休む。これがアラヤ流じゃ」
「アラヤ、流…?修行は…?」
「天才に修行は不要。じゃーね」
構ってられるか。
「待って」
呼び止められた。え?何で剣を抜いたんだ??この馬鹿女。
「戦お?」
「………は?」
「いくよ」
「来るな!」
俺は走った。あの馬鹿は剣を抜いたまま走ってくる。おかしいな、霊を視ているから耐性があるはずなのに、あの無表情な顔がトラウマになるレベルで怖かった。
だが、
「そらよ!」
3枚の御札を投げる。剣で斬ろうとしたが、斬れずに剣に巻かれるように1枚だけ貼り付いた。残りの2枚は体に貼り付いた。
それでもお構いなしに斬り掛かろうとする馬鹿に、変化が訪れる。
「!?」
剣が重くなって、体の動きが悪くなった。
【神秘】で出来るようになったこと。誰にも教えてないが、呪いを鈍化させるなどのデバフに変換出来るようになった。俗に言う呪詛だ。
いつもの動きが出来なくなった馬鹿女は、バランス崩してコケた。
それを見て笑いながら逃走した俺は、絶対性格が悪い。
余談だが、あの後リヴェリアに叱られて涙目になっていた。ざまぁ。
オリ主は子供ながらにして性格が悪い。将来有望のクズ。